[未完]名探偵コナンX相棒 首都クライシス 探偵たちの最期の決断 作:npd writer
色々あって、書く時間がないためです。
「お父さん…」
小五郎の起訴が決まったことを知った蘭は、力なくうなだれた。
「大丈夫。必ず助けるから」
と励ました英理は「あちらへ」と境子に目配せをして、応接セットに向かう。境子は英理の正面に、右京と冠城は2人がけのソファに座った。
境子は全員が着席したことを確認すると、封筒から資料を出してテーブルに広げた。
「供述調書、現場鑑定書、それと現場鑑識写真ですね」
「すごい量…」
テーブルいっぱいに広げられた資料に蘭が驚いていると、英理が現場鑑定書に手を伸ばした。右京の隣に座っていたコナンも身を乗り出し、テーブルに並べられた現場鑑識写真を、右京は供述調書を見つめた。
(何か手がかりを見つけねぇと…クソ、何かないか!?杉下警部は何か見つけたのかな?)
ナンバリングされた写真には証拠名と説明が記されていた。
『爆発現場』『国際会議場ガラス片』『毛利小五郎の炭化指紋』『高圧ケーブル爆破片』ーーその中に『不詳』と書かれたガラス片の写真があり、コナンはかぶりつくように見た。
「どうかしましたか?コナン君」
隣に座っている右京に訊かれて、コナンは「え?」と顔を上げた。
「いや…どこかで見た気がして…」
それは特に目立つことのない黒っぽいガラスだった。けれど、コナンはどこかで見たような気がしたのだ。
現場鑑定書を手にとって見ていた英理は、フゥ…とため息をついた。
「これ見ると、爆破の手口がよくわかるわね…」
「我々警察は捜査資料を製作する際、詳しく書きますので、こういった内容になるのは必然なものですから」
右京が説明すると境子が続けて言った。
「警察の捜査資料って犯罪の詳しい手引書みたいなもんですよね」
(手引書…)
コナンがなんとなく引っかかっていると、どこからかスマホの着信メロディが聞こえてきた。
境子がジャケットのポケットからスマホを取り出し、耳に当てた。
「はい、橘です。…裁判所?」
一同はハッとして境子に目を向けた。
「…はい。公判前整理手続きですか…」
東京地検・統括検事室。
夕方になり、紗世子がコーヒーメーカーでコーヒーを淹れていると、
「岩井統括!」
険しい顔つきをした日下部が入ってきた。
「なぜ私に黙って、起訴するなんて連絡を弁護側にしたんですか!」
「何度も言わせないで。これは公安警察の判断よ」
紗世子はコーヒーを片手に日下部の前を横切り、応接セットのソファに腰を下ろした。
「起訴の判断だけでなく、タイミングまで公安警察の言いなりですか」
「それでさっそく明日、検察側、弁護側と公判前整理手続きをしたいと、裁判所から連絡がありました」
「その連絡がなぜ岩井統括に入るんですか!担当検事は私ですよ!」
憤る日下部を前に、紗世子は淡々とした表情でコーヒーを口にした。そして、
「手続きが終わったら、連絡よろしく」
念を押すように言って、日下部を睨みつけた。
先週は涼しかったのに、今週はまた暑くなってきましたね…。
暑い…!