[未完]名探偵コナンX相棒 首都クライシス 探偵たちの最期の決断 作:npd writer
「おい!おい!計画の変更を行う!各班のリーダー及び班員は至急、集まってきてくれ!」
捜査本部に戻ってきた中園は刑事部の刑事達を呼び、新たに作成した計画書を読み上げる。この計画は右京の提案をほぼ飲む形で再構成されており、更に甲斐が承認しているためこの計画書の効力が絶大だった。
公安部からも多少であるが人員が回されており、彼らも同じように新たに計画された作戦を聞く。
「Bブロック。佐々木班、モノレール駅。伊丹班、沿道。出雲班、建物!」
中園に呼ばれた班員は応じると書類を持ち捜査本部を出て、エッジオブオーシャンへ向かった。
「Cブロック。横田班、沿道。菊池班、建物。Dブロック。戸田班、沿道。……」
伊丹らと同じように名簿分けされた刑事達は中園から発表された担当通りの場所に向かうべく、次々に警察車両に乗り込んでいくため警視庁地下駐車場へ向かった。その為地下駐車場の出入り口は地上に出る車の為、大混雑していたが交通規制されているため霞ヶ関周辺は空いていたため、すぐに向かうことができた。
一方、捜査本部に残った右京と冠城は出て行く捜査員を見送ったあと、残った目暮や高木、佐藤らと目が合い密かに会釈を互いに交わす。
「パレード沿道の防犯カメラの映像、来ます!」
岩槻の言葉通りに、エッジオブオーシャンで開かれているパレードのライブ映像が入る。壁に設置されたモニターには数多くの防寒カメラの映像が映し出され、それを衣笠、山崎ら幹部は怪訝そうに見つめた。
捜査員が到着する前にパレードは開始時刻を迎え、日本人選手団約200名が車やバスに乗せられゆっくりと運ばれる。その両脇の沿道には日の丸を持ち詰め掛けた人々が歓声をあげたり、スマホで写真や動画を撮ったらしながら日本人選手団を熱狂的に迎えていた。
熱狂に包まれているエッジオブオーシャン。そのいくつかの建物に、細長い銀のケースを担いだ、黒い服に同じく黒い帽子を被った男性2名〜3名が登って行く。彼らは警視庁警備部
『Aブロック、配置完了しました』
屋上に到着した彼らは1人か双眼鏡で周りを偵察し、もう1人が銀のケースからレミントンのモデル700Pを取り出していつでも撃てる体制を維持して待機する。
『Bブロック、配置完了』
『Cブロック、到着しました!』
同じように配置についた班員からも同じように無線連絡が入る。その情報は無線で本部にも伝わり、まだ少ないが沿道に着々と狙撃班の配置が整っていることを証明する赤い丸が次々に表示され、山崎の表情に安堵が生まれ始めた。
そんな事も沿道にいる観衆は知る由もなく、只々歓声をあげて日本人選手団を迎えていた。
一方、特命係に保護された瑛里華はそのまま警視庁に保護されていた。冷房の効いた室内で男性警官と一対一で向き合って、犯人の特徴を証言していた。この機会に刑事部や公安部は証言を利用して似顔絵を作成して逮捕に近づこうとしていた。
「こんな感じですか?」
眉毛を書いた時点で一旦止め、似顔絵を瑛里華に見せる男性警官。しかし、瑛里華に対して確認を求めた際の彼女の返事はおぼつかない。
「大丈夫ですか?」
「あぁ…。あの、お水もらえますか?」
心配そうに見つめる男性警官に対して瑛里華は水が欲しいと言った。笑顔で了承して水を取りに男性は室外へ出た。
その瞬間に瑛里華は立ち上がると、誰にもバレないように室外へ出るとそのままどこかに逃走してしまった。
皆様にとって平成とはどんな時代だったでしょうか?
なんとかこの平成の時代に投稿できるように執筆したため、今回は短めになっております。
そしてまもなく令和が始まります。新たな日本の幕開けとなるこの時に巡り会えたことを噛み締めて残りの平成を満喫しようと思います。