[未完]名探偵コナンX相棒 首都クライシス 探偵たちの最期の決断 作:npd writer
今年は色々と忙しくなりそうなので更にペースが落ちるかもしれません。それでも投稿はなるべく続けていこうと思います。
NAZU・HAKUCHO管制センターのコントロールルームでは、アラート音が鳴り響いていた。
〈はくちょう〉の軌道と現在位置が示されているメインモニターには、さまざまなシステムが表示されて、どれも赤く明滅している。
ずらりと並んだコンソールに向き合ったフライトディレクターや担当管制官たちはせわしなく動き、中には絶望するあまり頭を抱えている者もいた。
『日下部さん』
コナンが持っているスマホから羽場の声がして、涙を浮かべた日下部は顔を上げた。
『それが私の信じた、あなたの正義なんですか?』
「……!!」
その言葉は、日下部の胸に深く突き刺さった。
日下部も心のどこかで気づいていた。しかし気づかぬふりをしていた。犠牲者を出してでも己の信念を貫くのが、本当の正義ではないということをーー。
日下部は泣きながら重い口を開いた。
「……NAZUに不正アクセスして、変更したコードはーー」
〈HABA_231〉
警視庁の廊下にいた風見は、安室から電話を受けて、コードを叫んだ。
変更されたコードは即座に日本からNAZU・HAKUCHO管制センターに伝えられ、コントロールルームの担当管制官がキーボードで打ち込んだ。そしてすばやくエンターキーを押すを
すると、コンソール画面の中央に出ていた『ERROR』の文字が「SUCCESS』に変わった。
メインモニターに表示されていたシステムが赤から緑に変わっていき、職員たちから歓声が湧き上がった。
大気圏に突入する直前。
〈はくちょう〉は逆噴射して速度を落とすと、カプセルを切り離した。
「コードの認証に成功、探査機の軌道を修正したそうだ」
安室は風見からの電話を受けながら、コナンたちに伝える。
4人がホッと安堵するも束の間、
「何!?ブラックアウト!?」
耳に差し込んだイヤホンを押さえた安室が叫んだ。
『ブラックアウト』は大気圏突入直後の5分ほどの短い時間のことだった。
「その間はプラズマが発生するため通信状態が保てず、確実に軌道が修正できているかどうか分からないそうだ。しかも、パラシュートが開かない可能性がある……」
電話を切った安室は、風見からの報告をそのまま4人に伝えた。
「そんな……」愕然とするコナンのそばで、日下部が突然立ち上がった。
「羽場を……羽場を早くあそこから避難させてくれ!」
「ち、ちょっと!?日下部検事!?」
ダッシュした日下部は押さえようとする冠城を交わすと安室を突き飛ばし、警視庁へと向かう。
コナンと安室、右京、冠城もすぐに追いかけた。
避難者を乗せた大型人員輸送車は〈エッジ・オブ・オーシャン〉に到着し、カジノタワー前に続々と停まった。
「新一君から連絡来た?」
輸送車から降りた園子がたずねると、蘭は手に持った携帯電話を見て顔をしかめた。
「ううん、まだ。留守電は入れたんだけど……」
「もぉ〜。何やってんのよ、アイツは!」
「コナン君も電源切れてるみたいで……」
蘭が心配そうに言うと、園子は手を上下に振った。
「あのガキんちょのことだから大丈夫よ、きっと」
2人に続いて英理と小五郎が輸送車から降りてきて、目の前にそびえ建つカジノタワーを見上げだ。
「それにしてもすごい高さね」
「さ、早く行くぞ!こっちだ!」
小五郎は他の避難者に続いてカジノタワーへ向かった。
大勢の人が警察に守られ、続々と避難してくる〈エッジ・オブ・オーシャン〉。小五郎たちがいるカジノタワー前の通りから奥に入った裏道にシルバーのワンボックスカーとテレビの中継車が停まっていた。
「計画通り、続々と市民がこっちに避難してきています」
テレビ中継車の中ではハッカーである滝口が〈エッジ・オブ・オーシャン〉のカメラをハッキングし、その様子をリーダーに見せていた。本来ならば岩槻らサイバー犯罪対策課やサイバーセキュリティ対策本部が察知しているはずだが、一連の混乱や本部の移転に伴い肝心の警戒対象であるここの警備が疎かになっていた。『レイブン』はそうなることを見越したうえで指示をしており、滝口もいとも簡単に侵入できていた。
「予定通りだな。"例の物"の準備はどうなってる?」
「準備は万端。あとは、計画に従うのみ」
「よし。〈はくちょう〉の方はどうなってる?」
リーダーの男に言われ、滝口は別モニターに表示されているNAZUの地上局のデータがライブで流れていた。滝口はキーボードを何回か操作したのち、リーダーの方を振り返った。
「NAZUはパスワードの入力に成功、軌道修正に入ったようですが、『ブラックアウト』と呼ばれる電波障害によりカプセルのコントロールまでは至っていないようです」
「……Kは、喋ったか。まぁいい。カプセルの切り離しは予定通りだ。計画は続行する。各自、次の作戦行動を展開しろ」
リーダーは頭を数回掻くと、次の作戦行動に移るよう促した。
(作戦は順調に推移……。あとは、あなたの到着を待つだけです)
「羽場!どこだ!?」
警視庁の屋上ヘリポートに駆け上がった日下部は、周囲を見回した。しかし、羽場の姿はどこにも見当たらない。
「……どういうことだ!?」
肩で息をしながら立ち止まると、背後から足音が聞こえた。4人が追いかけてきたのだ。
「彼はここにはいない」
安室の言葉に、日下部は耳を疑った。
「だ…だが、携帯では確かにーー」
「あなたが見ていたのは、合成映像です」
右京の言葉に日下部は目を丸くした。
「ドローンで撮影した映像を使って、あたかも警視庁のヘリポートにいるように合成した映像をあなたは見ていたんです。彼は今、安全な場所にて保護されています」
羽場は阿笠博士の家にいた。子供たちがドローンを警視庁の上空に飛ばし、阿笠博士はリビングに設置したブルーバックの上に羽場を立たせて撮影した。その2つの映像を灰原がパソコンで合成したのだ。
「……そうか」
日下部はホッと息をついた。羽場がここにいないと知って安心したようだが、問題はまだ解決していない。
コナンは「安室さん」と声をかけた。
「軌道修正できていないとしたら、落下位置はやっぱり……」
「ああ。4メートルを超えるカプセルが、秒速10キロ以上のスピードで、ここに落ちてくる」
安室は巨大なカプセルが警視庁に直撃するのを想像して、眉根を寄せた。周辺の人員の避難が完了しているとはいえ、その被害は計り知れない。
「安室さんなら、今すぐ爆薬を手に入れられる?」
「耐熱カプセルを破壊するつもりか……」
コナンは「いや」と首を横に振った。
「太平洋まで軌道を変えられる爆薬だよ」
「!!」
安室は驚いてコナンを見た。「なんて事を考えるんだ」
「他に方法ある?。杉下警部も協力してくれる?」
「ええ。僕には無理でも僕の知り合いにはIT関連に詳しい友人が奇しくもいますからねぇ」
コナンに返された安室は、すぐにズボンのポケットからスマホを取り出して電話をかけ、右京もスマホを取り出した。
「風見。至急動いてくれ。……ああ、公安お得意の違法作業だ」
「神戸君。大至急、〈はくちょう〉から切り離されたカプセルの軌道を太平洋上に変更できる最適高度を計算してもらえますか?」
『分かりました。それで軌道変更には大きなエネルギーが必要になりますが、その点は大丈夫なんですか?』
「公安部が処理直前の爆発物を使用するとのことです。違法作業と宣言されてしまいましたが……一刻の猶予もありませんので今は仕方がありません」
超高速で大気圏に突入した〈はくちょう〉本体と分離したカプセルは、猛烈な高温にさらされて光り輝いていた。
『天気の子』友人と2回見に行きました。2回ともラスト20分、2人で号泣してました。映画終わった後も色々感想が絶えなかったです(笑)。須賀さんのイケメンっぷりが最高!母も私がオススメしたので興味を持ったらしく見に行って須賀さんに心動かされたと言っていました。
帆高の陽菜さんへの純粋な愛に泣かされましたが、右京さんがもし『天気の子』にいたらだとどうなるんでしょうかねぇ
(ネタバレ注意です!)
東京が晴れた日の会話
帆高「陽菜さんは……陽菜さんと引き換えに、この空は晴れたんだ!それなのに皆なにも知らないで、馬鹿みたいに喜んで……!」
右京「えぇ、僕には分かりませんねぇ。例え天野陽菜さんが消えたのだとしてもそれは彼女が逃げ出したという事実に違いありません。君の言う、人柱になって消えたと言う説は僕個人の意見ですが、面白いとは思います。が、そんな証拠は何処にもない。それに彼女は未成年です。しかも義務教育を受けなければならない年齢であり国の保護が受けられる権利を持っています。そんな彼女を保護するどころか連れ回し都内中を逃げ回った事、単刀直入に言いますが君の方がよほど馬鹿だと思いますよ」
ラストのシーン
帆高「なんで邪魔するんだよ!皆なにも知らないで、知らないふりして!俺はただ、もう一度あの人にーー会いたいんだっ!」
右京「思い上がりも甚だしい!君は何をしているのか分かっているのですかっ!森嶋帆高くん、君は今自分自身の望みによって多くの人を危険に晒しています。こんな馬鹿な真似は今すぐやめるべきです!こんな事で君は君自身の人生を狂わしてはいけません。彼女は我々が責任を持って見つけます。ですから落ち着いて、銃を降ろしてーー」
ここで帆高くんが銃を投げてリーゼントと須賀さんが乱闘、更に右京さんがそこに割って入って大乱闘(?)的な感じになるんでしょうか。すばしっこい凪に翻弄される冠城くんも面白そう笑
2人とも自身が持つ心の信念は強いですから、お互いに譲らない面白い展開になると思います(あくまで個人的感想です)。