グール・ア・ライブ   作:亀太

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十香の話を書きましたが、後編は原作とは全く関係ないです
原作無視で書いています



~精霊~

それからおよそ3時間

 

 

殿町「五河-、どうせ暇なんだろ、飯行かねー?」

 

 

士道「悪い、今日は先約があるんだ」

 

 

殿町「なぬ、まさか女か」

 

 

士道「あー、まあ・・・一応な」

 

 

殿町「なんと!?」

 

 

殿町が何か変なポーズをした

 

 

殿町「いったい夏休みに何にがあった!」

 

 

士道「女と言っても琴里だぞ」

 

 

殿町「んだよ、脅かすなよ」

 

 

士道「お前が勝手に勘違いしたんだろ」

 

 

殿町「琴里ちゃんなら俺も行っていいか?」

 

 

士道「ダメだ」

 

 

殿町「何故だ!?」

 

 

士道「なんか、お前と琴里を合わせると何か俺に不吉なことが起こる気がしたからな」

 

 

殿町「そ、そんなお兄様!」

 

 

士道「お兄様とか呼ぶな気持ち悪い」

 

 

殿町「ははは、ま、俺も兄妹団欒をつっつくほど野暮じゃないからな、都条例に引っかかんない程度に仲良くしなよ」

 

 

士道「余計なお世話だ」

 

 

ううううううううううううううううううううううううう

 

 

アナウンス『----これは訓練ではありません、前震が観測されました、空間震の発生が予測されます、近隣の住民の方々は速やかに最寄りのシェルターに避難してください』

 

 

殿町「まじかよ」

 

 

士道「落ち着いて避難すれば大丈夫だろ」

 

 

殿町「そ、そうだな」

 

 

士道の言葉に殿町が落ち着いたようだった

 

 

走らない程度に急いで教室を出ようとした

 

 

士道「ん?鳶一、そっちはシェルターじゃないぞ」

 

 

鳶一「大丈夫」

 

 

そう言って鳶一はシェルターとは逆の方向に向かって行ってしまった

 

 

士道「大丈夫ねえ」

 

 

珠恵「お、落ち着いてくださーい!、おかしですよ、おーかーしー!押さない、かけない、しゃれこうべー!」

 

 

士道「落ち着かなきゃいけない人が落ち着いてないって」

 

 

殿町「だな」

 

 

士道が苦笑すると、殿町も似たような表情をしていた

 

 

士道「・・あ」

 

 

殿町「ん、どうしたんだ?」

 

 

士道「いや、ちょっとな」

 

 

着信履歴から『五河琴里』の名前を選んで電話をかける

 

 

士道「ダメだな、繋がらない、ちゃんと避難してんのかな」

 

 

普段ならもうファミレスに向かっている時間だ、、警報がこんなになっているんだから大丈夫だと自分に言い聞かせたが士道の中にある不安は消えることがなかった、士道は携帯のGPS機能を使い琴里の携帯の位置を調べた

 

 

士道「な!?」

 

 

琴里の携帯の位置は約束のファミレスの前にあった、しかもそこから動かずに

 

 

士道「ちっ、琴里のやろう」

 

 

殿町「お、おい。五河どこに行くんだよ」

 

 

士道「忘れものだ」

 

 

 

 

 

そのあと士道は急いで靴を履き替えz全速力で走りだした、喰種は人間の身体能力の4~5倍あるので思ったよりすぐについた

 

 

士道「ん?あれは何だ」

 

 

士道は走りながら目の端に止まった物が気になった、数にして4、5人、何やら人型の物が動いていた

 

 

士道「な!?」

 

 

士道の進行方向の街並みが、まばゆい光に包まれたのだ、次いで、耳をつんざく爆音と、すさまじい衝撃波が士道を襲った、士道は反射的に腕で顔を覆い、押しに力を入れた・・・が無駄だった、それならと、士道は赫子を出し地面に突き刺した

 

 

士道「んー、俺の目の錯覚じゃないよな」

 

 

士道の目の前は跡形もなく消えていた、まるで巨大な隕石でも落ちてきたかのように

 

 

士道「ん?あれは」

 

 

どこぞのロールプレイングゲームに出てきそうな玉座がそこにはあった、まあ、そこはどうでもいい、その玉座のひじ掛けの所に足をかけるようにして、奇妙なドレスを纏った少女が1人、立っていた

 

 

士道「誰だ、あの子?」

 

 

見えにくいが不思議なスカートに真っ黒な髪が見えたので女の子であることは間違いはないだろう、と、少女が気怠そうに首を回し、ふと士道の方に顔を向けた

 

 

士道「ん・・・?」

 

 

士道が首をひねると少女はさらに動きを続けた、ゆらりとした動作で、玉座の背もたれから生えた柄のようなものを握ったかと思うと、それをゆっくり引きゆく、それはーー剣だった少女が剣を振りかぶると、その軌跡をぼんやりとした輝きが描いていった、そしてーー

 

 

士道「は?」

 

 

少女が、士道に向かって剣を横なぎに振った、それを赫子で防ぐ

 

 

士道「何するんだよ?」

 

 

???「お前も・・・か」

 

 

士道「おおー」

 

 

頭の上から疲れ切ったような声が聞こえた、目の前には先ほどまでクレーターの中心にいた少女が士道前に来ていた、髪は膝に届きそうなくらいまで長く、顔は愛らしさと凛々しさを兼ね備えたかのよう、装いが一番奇妙だった、布なのか金属なのかわからない素材が、お姫様のドレスのようなフィルムを形作っている、そのつなぎ目やインナー部分などは物質なのかわからない光の膜で覆われている、そしてその手には、身の丈ほどはあろうかという巨大な剣が握られていた、その少女は暴力的なまでに美しかった

 

 

士道「君は?」

 

 

???「名、か」

 

 

心地のいい調べの如き声音が、空気を震わせた

 

 

???「--そんなものは、ない」

 

 

どこか悲しげに少女は言った

 

 

士道「・・・」

 

その時、士道とその少女の目が初めてあった、それと同時に少女が今にも泣きだしてしまいそうな表情を作りながら、カチャリという音を鳴らして剣を握りなおす

 

 

士道「待て待て、何をする気だ」

 

 

???「もちろんーー早めに殺しておこうと」

 

 

士道「いや、何故そうなる」

 

 

???「何故・・・?当然ではないか」

 

 

少女は続ける

 

 

???「--だってお前も、私を殺しに来たんだろう?」

 

 

士道「----は?」

 

 

予想外の答えに、士道はポカンとした

 

 

士道「そんなわけないだろ」

 

 

???「--何?」

 

 

そういった士道に、少女は驚きと猜疑と困惑の入り交じったような目を向ける、だが、少女は眉をひそめると、士道から視線を外し、空に顔を向けた、士道も顔を上げると

 

 

士道「は?」

 

 

空には奇妙な恰好をした人間が数名飛んでいてーー手に持った武器からミサイルをいくつも発射してきた

 

 

士道「はあ、めんどくさい」

 

 

???「な!?」

 

 

少女が驚いた理由は単純だ、士道が赫子でミサイルを全部破壊したからだ

 

 

士道「このままじゃ俺がこの子を殺したいわけじゃないって証明できないだろ」

 

 

空を飛んでいる人間は狼狽したようだがすぐに攻撃してきた

 

 

士道「いくらやっても無駄なんだよなあ」

 

 

士道はいくつものミサイルを赫子で撃ち落としていった

 

 

???「何故、私を助ける?」

 

 

士道「ん?ただ俺がお前を殺す気はないって伝えたいだけだよ」

 

 

???「しかし、それではお前が殺されてしますぞ」

 

 

士道「俺は死なないよ、それよりも早く逃げろ」

 

 

???「す、すまぬ」

 

 

少女はどこかに逃げて行ったようだ

 

 

士道「さて、それじゃあ、俺も行きますか」

 

 

士道はミサイルをあえて破壊せずに通したーーーー士道がいたところにはもう誰もいなかった

 

 

 




次回はフラクシナスの話です
そこも原作無視が多いと思います
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