SAO 覇王と絶剣 リメイク版   作:高島 秋

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第1話です!!

コメまってるよー!!

では!どうぞ!


SAO編
第1話 SAO始動


       第1章 SAO

 

 

 

    ソードアート・オンライン

 

         

 

 

         始動

 

 

 

 (これはゲームであっても、遊びではない。)

 

 

 

 たしかに彼…茅場晶彦は俺に向かってそう答えた。この時俺は分かってはいた。でも軽く受け流していたというのも事実、というより認識したくなかったのだ。ところが実際にデスゲームと化した。俺は恐怖を感じ、その時思い出した。彼は本気だったのだと…この時の俺は自分は死んでしまうのではないかと…毎日そんなことを考えてた。恐怖のデスゲームと化したSAOにて、毎日レベリングをしている俺は傍から見たら自殺願望者と言うように見えてしまっているのは当然だろう。でも俺は本当に死んでもいいと思っていた。実際、現実世界に残してきたものはもう無い。あちらの世界ではやりたいことは全てやったように思える。今の俺はいつ死んでもおかしくないような精神状態にあるのは確かだ。だが…折角ゲームの世界にいるんだ。これを楽しまなくてどうする。だが、この世界において楽しむ為にはレベルを挙げなきゃいけない。どうせ死ぬなら最後は楽しんで死のう。そう心に決めた。今しなければいけないのは、自分の状況を正しく理解し、行動することだ。

 

俺が…いま…すべきこと…それは…

 

強くなること。そして1秒でも速く。このデスゲームをクリアすること。

 

こうして俺、キヒロは強くなることを決めた。

 

 そうして1ヶ月がたった頃にはLvは20になっていた。筋力要求値は大幅に余っていたのでアニールブレードをもう一本取りに行くことにした。

 

1時間ほど狩りをしていると、近くにプレイヤーの反応があった。MAPを見た訳では無いが、長年培ってきた経験に基づき数は1人と断定。そしてそれは男性プレイヤーだと推測。足音・歩く幅・呼吸。これらに基づいた推測なので間違えるということはほぼ無いだろう。だが気になっていたことがある。この時間になってくるのは誰なのか。今は午前2時。普通のプレイヤーはまず間違いなく寝ている。となると残るは攻略組。だが、そんな奴がこの時期に。この時間にここに来る必要が無い…これは戦闘用意していた方がいいかもしれない。そのように判断したのだが、現れたのは中世的な顔立ちをした美少年と呼ぶにふさわしい男がいた。だが、あまりにも顔が女顔なの一瞬女ただと思ってしまったのは否めない…よく見るとそいつが背に背負ってる武器は…アニールブレードだ。なら尚更おかしい。俺が疑問に思ってるのが悟られたのか先に口を開いたのは女顔の方だった。

 

 

「あんたがキヒロか?」

 

 いきなり名前を当てられて正直驚いた。なんせ俺はこいつと1度もあったことがない。声は…聞いたことあるかもしれない…でもそんなレベルだ。向こうが俺のこと知る手立てがない。何故だ…

 

「鼠から聞いたんだよ。とてつもないハイプレイヤーがいるってな。」

 

 鼠…なに人の個人情報まで喋ってんだよ。しかも俺がハイプレイヤー?冗談にも程がある。ただ黙々とレベリングをしてたら勝手になってた。ただそれだけだ。

 

「名乗るのが遅くなってすまない。俺の名前はキリト。よろしく。」

 

「鼠に何を聞いたか知ら無いが、強くないぞ。」

 

「俺のレベルは14。キヒロは?」

 

 こいつのレベルは14。たとえ襲われても負けることは無いなと安堵しつつ同時に多少だが動揺した。まさか自分の方が上だとは思わなかったからだ。多少の高揚感を抱きつつレベルを打ち明ける。

 

「俺は20だが?」

 

 どうにも引かれているように見える。そんなにおかしい数字だとは思わないが…?でも某RPGだと1層+10が最低ラインだというのは知ってる。ってことはやはり少々レベルが高いのか…それにキリトと言ったか?こいつもなかなかレベルが高いのを見ると攻略組か。

 

「そのレベルがあるあんたなら攻略組として十分通用するはずだ。会いに来てよかったよ。明日俺達攻略組で会議がある。それに参加してくれないか?」

 

 やはり攻略組か。会議に出席すれば出れるということか?色々疑問は残るがそれも明日の攻略会議?に出れば分かるだろうな。

 

「分かった。場所と時間を教えてくれ。」

 

「場所はホルンカにある闘技場だ。時間は今から半日後の14時。これるか?」

 

「問題ない、参加するよ。」

 

「了解だ。じゃあ待ってるよ。」

 

 ふぅ。久しぶりに人とまともに話た気がする。鼠除いて…にしてもなんであいつおれの居場所がわかったんだ?いくら鼠でもそこまで知ってるわけ…知ってそうだな。あいつ俺に関してはほぼ知ってると言っていいしな。

 

キリト、か。なかなか面白い男が出てきたものだ。恐らく彼が鼠の言っていたベータテスターなんだろうな。そして多分今の攻略組を引っ張っているのもベータテスターなんだろう。

 

 さてさて、久しぶりに面白くなってきたな。

 

 

 

 そして次の日。俺はキリトに言われた待ち合わせ場所に来たわけだが、なかなか人がいることに驚いた。リーダーはあの青髪みたいだな。なんだあのサボテンみたいな奴…SAOは現実世界のを忠実に再現してるはずだから…リアルでもあぁなのか…街中を一緒に歩きたくはないな…

 

にしてもキリトの奴、誘っておいてどこにいるんだ?あっいた。そして俺は軽くキリトの肩を叩く。

 

 

「よっ」

 

ぽん

 

「うわぁぁぁあああ!!!」

 

なんていう反応だ。前の子も驚いていたぞ…それになんか女みたいだな、やっぱ。

 

「驚き過ぎだキリト。」

 

「お前気配無さすぎだろ!全然わかんなかったぞ!」

 

 つい昔の癖が出てしまったみたいだ。もう少し気配出さないともしかして周りの人に気づいてもらえないのか?

 

「以後気をつけるよ。さてと、無駄話してる間に会議が始まるそうだな。」

 

「無駄話って…」

 

 

 会議の内容的にどうやら、ディアベルという奴がこの攻略組のリーダーみたいだな。そして彼が率いるパーティーが昨日ボス部屋を見つけ、招集するに至った。経験値、アイテムは均等割、LAボーナスは取ったモン勝ち。

 

会議の最中に口を挟むやつはどの世界にもいるがまさかここでも見るとは思いもしなかった。しかもめちゃくちゃな意見で、ビギナーが死んだ責任を取れだとなんだと口うるさく言っていたが、色黒でスキンヘッドのめっちゃガタイのいい男が一喝して何とか場を収めた感じだ。それに不満を持っているのは何もあのサボテンだけでなく、恐らく俺と同じビギナーと言われる者達は大半が彼と同じ意見のようだな…

 

「では、パーティーを組んでくれ。」

 

当然今までソロで生きていた俺に仲間と呼べるものはおらず、1人彷徨っていたのだが唯一の知人である、キリトと謎の少女との3人パーティーを組むことになった。正直な話俺にはパーティーは邪魔な気がするんだが…まぁ何事も経験だし割り切りますが。こうして俺達のSAO攻略は始まった。ここから長い、長い戦いが始まる…

 

 




結構変えた(つもり)

これからもよろしくお願いします!!

(*´∇`)ノ ではでは~

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