「あー、今日も学校疲れたなー」
そう呟く。
「そういえば、今日バイトじゃん」
時間を確認する。
「もうこんな時間だ、急がないと」
バイト先に向かって走り出す。
僕は親の友達がやっているコーヒー専門店
で働いている。
バイトを探していると、親から友達の所で
働かないか?と提案されて即座に頷いた。
というのも、僕はごちうさが好きで
ごちうさを観ていると、コーヒー関係の
バイトをしてみたいと思ったからだ。
この曲がり角を曲がるとバイト先に着く。
時計をみると、
(ギリギリだなー)
全速力で曲がり角を曲がる。
いつもだったら、ギリギリに店に着き
バイトする。
だが、今日は違った。
曲がり角を曲がると目の前には
走行中の車が。
(やばい)
車が少年に突っ込む。
その出来事で少年は命を引き取った。
まぶたに光が差し込んできた。
(眩しいな)
目を開けると、ベットの上に寝転がっていた
(死んだんじゃなかったっけ?)
そう思い、ほっぺをつねってみる。
(痛い、夢じゃないんだ)
周囲を見渡してみると、違和感を覚えた。
(あれ?病院じゃない)
そう確信した理由というのは、誰かが
過ごしていそうな部屋にいたのだった。
ベットから起き上がると、疑問に思った事が
あった。
(じゃあ、ここはどこ?
その前に、介護してくれた人にお礼を
言わないと)
ベットから立ち上がる。
(あれ?身長が小さい)
いつもに比べて目線が低かった。
(そんな事より、まずはお礼を言わないと)
ドアに向かい、ドアノブに手をかける。
廊下に出ると、そこはとても見覚えのある
場所だった。
(あれ?RABBIT HOUSEの廊下? )
少し歩き、
(それじゃあ、ここを開けるとRABBIT HOUSEの喫茶店だよな)
ドアノブに手をかけ、開く。
そこにはチノがいた。
「樂やっと起きたんですか、遅いですよ」
「ごめん」
(あれ?声が高い
というか、樂って?
でも、こっちを見て話してきたよな)
「顔を洗ってきたらどうですか?」
疑問点を沢山抱え込んでいたが、
「そうするよ」
と言い、洗面台に向かう。
鏡を見るなり、
「ぎゃぁぁぁぁ」
叫んでいた。
そこには白に近い水色のボブの少女が
映っていた。
急いだ様子でチノが、
「どうしたのですか?」
「虫がいたんだよ」
咄嗟に思いついた嘘をつく。
「昔から樂は虫が嫌いですよね」
微笑みながら言ってきた。
(咄嗟の嘘で騙せてよかった)
「それじゃあ、私はお店の準備をしてきます
顔を洗い、服を着替え終わったら
手伝って下さいね」
「分かった」
チノが行くと、
(僕、本当にごちうさの世界に転生したんだ)
その事は、僕にとってとても嬉しい出来事に
なった。
顔を洗い終わり、
(疑問点は沢山あるけど、着替えにいくか)
ドアノブに手をかけようとするが、
(そういえば、僕ってチノとどういう関係?
樂ってさん付けじゃなかったし、
まさかの妹?
まぁ、その点はおいおい調べていこうかな)
着替え室に行く。
(どの扉に僕の制服が入っているのかな?)
左から開いていく。
2番目に僕のものだと思われる制服があった
(これかな?)
確信はなかったがこれのような気がして
着替える。
着替えていると、
(チノの事なんて呼べばいいんだ?
呼び捨て?それともチノお姉ちゃんとか?
一か八かでチノお姉ちゃんって呼ぶか)
その結論に至った時に丁度着替え
終わっていた。
喫茶店に向かうドアの前に立ち、
(よし、やるか)
そう思い、ドアを開く。
「チノお姉ちゃん、遅くなってごめん
何をやればいい?」
「もう終わったので大丈夫ですよ」
(チノお姉ちゃんであってたのかな)
「そろそろ、開店の時間ですね
手書き看板を裏返してきて下さい」
「分かった」
RABBIT HOUSEの外に出て裏返す。
「よし」
中に入る。
少ししてから、お客さんが来た。
「いらっしゃいませ」
幸運な事に、今日からRABBIT HOUSEでの
生活が始まります。