またgdgdな戦闘が始まります。
「悪いけど、ここから先は通行止めなので、お帰りいただけます?」
紅白の巫女服を着た少女――博麗の巫女――と、いかにも魔法使い、といった風の黒白の服を着た少女――全然知らない人――に言う。
「あんたは、昨日の…」
博麗の巫女が表情を変えずに言う。
「悪いけど、あんたに用は無いのよ。どいてくれる?」
無関心、か。俺は眼中にないと。
「でも、ここは通行止めなんですよ。だからどく訳にはいかないね」
俺がそう言うと、博麗の巫女が面倒くさそうに舌打ちした。
「通してくれないのね…じゃあ、潰していいわよね?」
「…!!」
博麗の巫女から殺気が溢れ出る。やばい、鬼より怖いかも。
「霊夢、手伝ってやろうか?」
「いらないわ、私がすぐに潰す」
博麗の巫女がそう言った途端、魔法使いっぽい少女は「なんだ、つまんないぜ」とぼやきつつ下がった。
「私の名前は
これは名乗りってやつか?なら俺も名乗らないと。
「俺は月宮影斗。能力は【剣術をそこそこ微妙に扱う程度の能力】?」
実際俺は能力なんて持っていない。この世界に来てスピードが速くなったくらいだ。
「そう。影斗、とかいったかしら。異変を起こすとどうなるか、身を以て教えてあげる」
そう言って弾幕を出してきた。俺とは比にならないほどの量だった。
そしてその弾幕を一斉に発射してきた。俺どころか、――もう俺と比べるのもおこがましい――早苗よりもスピードは速い。
「いきなりか…」
目の前に来た弾幕を躱す。昨日の特訓の成果もあってか、その弾幕は全て避けることが出来た。
「よし…!」
そして霊夢がいた方向を見る。だがそこに霊夢の姿は無かった。直後、背中に衝撃が走る。
「は…?」
背中を殴られた、ということを理解するのに数秒かかった。いつの間に?というか痛い。めちゃくちゃ痛い。
もう見失うまいと、後ろに振り向く。そこには、また弾幕が降り注いでいた。
「はぁ!?冗談だろ!?」
愚痴りながら必死で弾幕を防ぐ。防ぎ切った後に同じ手は喰らわんと、後ろを向く。そこには今にも殴りかかってきそうな霊夢の姿があった。
「もう喰らうかッ!」
霊夢の方へ飛翔する。だが、俺の攻撃は外れに終わった。折角のチャンスを無駄にしてしまった。またさっきのような防戦が続くのだろう。心底うんざりしながら、俺は次の攻撃に備えた。
――――――――――
「何なの?今のスピードは…」
霊夢は、この目の前の人間に対して少し驚いていた。まさか、あんなスピードで近付かれるとは思ってもいなかったからだ。
弾幕を避けるので精一杯で、弾幕を始めて見るかのようなぎこちない避け方だったので、何のためにいるのかしら、どこかの芋女以下じゃない、なんて思っていたので、いきなり斬りかかれる時、反応が一瞬遅れてしまった。おかげで、少し掠ってしまった。
「ったく、あんな速さで飛翔できるなんてね…」
ぼやきつつ、弾幕を繰り出す。自分と対峙している人間―影斗とかいったか―は何かを叫びながら弾幕を必死に防いでいた。
「さっきの戦法はもう無理かしらね…」
まああれは小手調べ程度だから見切られたところであまり関係ない。見切られたところで結局潰すのがオチね。
「早速1枚、使ってみようかしら…」
そう言って、1枚のカードを取り出した。
――――――――――
霊夢が何かを取り出した。あれってもしかして…
「【夢符「封魔陣」】」
霊夢がそうつぶやいた途端、そのカードを投げた。カードはひらひらと落ち、俺の下にある木の上に落ちた。…よく分からないが、俺の本能が「早く逃げろ」と警告をする。俺は本能に従うままそのカードから離れた。
途端、そこから青白い光が溢れ出た。あまりの眩しさに目が眩む。やばい、このままではまた見失ってしまう。痛む目を無理矢理開ける。
「な…」
先ほどカードが落ちた木が倒れていた。周りの何本かも倒れていた。もしこれを喰らっていたら――全身に悪寒が走った。
って震えてる場合じゃない!急いで周りを見渡す。右から弾幕が迫ってきていた。もうすぐ目の前にまで。避けきれずに当たってしまう。込める霊力の量が半端じゃないのか、結構痛かった。これ以上喰らう訳にもいかないので必死に防ぐ。弾幕をあらかた避けたところで斬りかかろうと飛翔する。だが霊夢はそれが分かっていたのか、すいっ、と避けられた。
そしてまた距離を離され弾幕を撃たれる。このままでは埒が明かない。使えるかどうかは分からないが、試しに撃ってみることにする。
「これ外したら大損だよな…」
俺は一枚のカードを取り出した。
…封魔陣ってこんなんでしたっけ?違う気がする。
今日この小説を見(やがっ)たらしい友達から、「中二病ww」って笑われました…。
だがそんなことはどうでもいいのです。俺がマジでへこんでるのは自分のネーミングセンスの無さですよ…。
次回、【影斗、死す】お楽しみに!(大嘘)