今回、主人公の名前が明らかになります。
「あーもう!いつまで続くんだよこの階段!」
あれから結構上ったはずだ。だが、いくら俺の体力が持つといっても、終わりが見えないのでは意味がない。
「そもそもこの階段に終わりはあるのか・・・?」
俺はこの階段をどれくらい上り続けているんだろうか。そもそも進んでいるのだろうか。いくら歩いても変わり映えしない景色にうんざりしていると、何かの影が見えた。
「あれは・・・何だ?」
やっと終わりが見えた。長かった。いやマジで。まぁ、まだ影が見えた程度だからまだまだ歩かなければならないだろう。
「ここからあと1時間位かな・・・」
---------------------------------------------------------------------------
「あぁ・・・やっと着いた・・・」
案外近かった。20分位で着いたんじゃないか?
何はともあれ、ようやく目的地まで来ることが出来た。さすがにもう体力も無かった。
「神社、か」
あの時見えた影はどうやら鳥居だったらしい。鳥居だと分かった時に引き返そうかとも思ったが、ここまで来てまた降りるのも癪なので、御利益を貰うことにした。まあ食料は貰えないだろうが。
「早速御利益を貰いにいきますか」
そう言って鳥居を潜ろうとすると、人がいるのが目に入った。竹箒で、境内を掃除しているのだろう。
「あれって、巫女っていうんだっけ?」
心の中で、お勤めご苦労様です、と呟いておく。
「じゃ気を取り直して、御利益御利益~♪」
歩を進めようとすると、あの巫女さんが気付いたのか、こちらに顔を向けた。そして、こちらに歩いてきた。
え!?ちょ、まさか挨拶とかそういうの!?いやいいよ!そういうのは!そんなにお勤め頑張らなくていいから!
こちとら蚤以下の心臓を装備しているというのに!かと言って、走って逃げるのも変だろう。というか、もう走る体力なんざ残っていない。
観念して今気付いたフリをする。改めて巫女さんの方を見ると、
「!?」
明らかにおかしいところがあった。
緑髪なのだ。何かの罰ゲームにでもあったのだろうか?俺が唖然としている間に、いつの間にか巫女さんは近くにいた。
「いつも信仰ありがとうございます!これからも【守矢神社】をよろしくお願いします!」
「・・・よ、よろしくお願い致します」
緑髪か・・・すごいな・・・。
「えぇと・・・私の顔に、何か付いてますか?」
「え!?あ、いや・・・何も付いていらっしゃいません、すみません」
動揺して何を言っているのか自分でも訳が分からなくなっている。とりあえず落ち着こう。
「あの、その、名前は何ていうんですか?」
「え?」
・・・。
俺は何で唐突に名前を聞いたんだろう。
「名前・・・ですか?」
「あ、いや。今のはじょうだn「東風谷早苗っていいます」・・・」
あ、どうも。
おっと、ここでまた唖然とするわけにもいかない。それに名乗ってくれたのだ、こちらも名乗らなければ。
「あ、えっと、【
「影斗さん、ですか。今日は、ここまで何をしに来たんですか?」
「御利益を貰いに・・・」
「こんな山の上まで来たんですか!?」
早苗が驚いた顔をした。何かまずいことを言っただろうか?
「え・・・何か、まずいことでも?」
「いえ、そんなことは無いんですけど・・・。普通ここまで来る人はあまりいないものですから・・・」
「あー・・・」
こんな山の上だ。確かに普通の人はここまで来ないだろう。ここに来る前の俺なら例の芋の少女のところにも行けなかっただろう。
「早苗~何やってるの?ご飯冷めちゃうよ?」
別の新たな声が聞こえた。そちらを見ると、紫髪のBB…もといお姉さんと、大きな目玉が付いた帽子を被っている金髪の少女の姿があった。
「あんた今、すごい失礼なこと考えなかったかい?」
「い、いえ。滅相もございません・・・」
紫髪のお姉さんがすごい殺気を放っていた――ような気がした。
「早苗、そちらの人は?」
帽子の少女が早苗に聞く。
「この人は、月宮影斗さんです。わざわざここまで来てくれたんですよ」
「へえ。私は【
「はい、人間ですよ」
「私もいいかい?「ダメ」私泣くよ?諏訪子?「冗談よ、続けなさい」なんでそんな上からなのよ・・・。えーと、話を戻して、私は【
待て待て。なんで自己紹介タイムになってんだ?というか神って。何言ってんだこの人たち。
「では、私も改めまして、【
「あのーすみまs」
ドンッ!!
「・・・は?何?」
突如爆音が聞こえた。何事かと思い音がした方を見ると
「・・・!!」
下の方――人里だろうか――が燃えている。訳が分からない。
「早苗!」
「了解です!」
神奈子が早苗を呼んだかと思うと、早苗はすごい速さで飛んで行った。俺も訳も分からず走り出そうとすると、
「ちょっとあんた!どこ行くつもりだい!?」
神奈子に襟首を掴まれた。ちょ、神奈子さん・・・首が、首が・・・。
「けほっ、けほっ、下に・・・里に行くんです・・・」
「あんたが行って何が出来るんだい!見たところ、武器なんて何も持ってないじゃないか!行ったところで、死ぬのがオチだよ!」
「じゃあ、聞かせてください・・・。一体、何が起きたんですか?」
「・・・」
神奈子は暗い顔をして、何も言わなくなった。代わりに、諏訪子が口を開いた。
「・・・多分だけど、あの里、鬼に襲われてる・・・」
守矢一家出現です!
にしても、そこまでが長い・・・。
次回、人里はどうなるのか。
本当にgdgdですみません。
次回はおそらく、バトルになると思います。書けるかなぁ・・・。
それでは、また次回。