今この小説の中も冬ですが、現実でも本格的に寒くなってきたような気がします。
皆さん体調管理はしっかりとした方がいいと思います。
現に作者は今鼻がヤバい状態です。
前書きが長くなってしまいました。それでは本編をどうぞ。
「うへぇ……」
俺たちは今、長い長い階段を上っている。守矢神社への階段も長いけど、これも相当に長い。
俺たちはプリズムリバー三姉妹と別れた後、例の結界に入った。そこに入ると、まあすてき。長い長い階段があるではありませんか。
というわけで、俺たちは今この階段を上っているというわけだ。飛んだ方が楽じゃね?と提案したのだが、それだといざという時に霊力切れになってしまうかもしれない、と言われて納得した。俺が一番霊力少ないくせに何言ってるんだ、とか思われたもしれない。
「いい加減何かあってもいい頃だぜ……」
「そうですね……」
魔理沙と早苗も疲れたようにぼやいている。
なんか懐かしいなこの感じ。確か最初守矢神社に行く時も「何かあってもいいんじゃないか」とか思いながら長い階段を上っていたっけ。
「まあまあ。気長に行こうぜ?意外と周りの景色とか見てると心が癒されてくるぞ?」
「そんな暇なことで心が癒されるのは世界で五本の指――いや、一本の指に入るくらいしかいないぜ……」
「それはつまり俺しかいないと言いたいんですね?」
「そう受け取ってもらって構わないぜ」
異変解決に行く時の会話じゃないよねこれ。まあ下手にピリピリするよりはいいけど。
――――――――――
「あ……やっと見えたぜ!」
魔理沙が少し大きな声で言った。
つられたように斜め上を見ると、階段の終わりが見えた。
「長かったですね……」
この階段造った人、絶対何らかの悪意があると思うんだ。
少し歩き、ようやく階段の終わりの三歩前を踏みしめる――前に、人影が目に入った。
「人間がこんなところに、何の用ですか?」
髪は白色。服装は、白いシャツの上に青緑色のベストとスカート。頭には、黒いリボンらしきものがついている。俺から見て左側に結び目が付いている。あと、その少女の周りで半透明のよく分からない物体がふわふわと浮いている。
「そりゃもちろん、異変解決をしにだぜ!」
魔理沙が一歩前に出てそう言った。さっきまでの元気の無さはどこに消えたんだ。
例の少女は俺たちと誰かを見比べるように、俺たちと空を交互に見渡し、
「異変解決には、博霊の巫女が来ると聞いていたのですが……」
と不思議そうな顔をして言った。
「霊夢の代わりに私たちが来たんだぜ!」
魔理沙は一瞬嫌そうな顔をしたが、すぐにそれを振り払うかのように言う。
「……まあいいです。誰が来ようと斬るだけです」
何それ怖い。何も知らない善良な一般人が来たらどうするんだ。例えば俺とか。……例えが悪すぎるな。
「では、どなたからお相手しましょうか?……あっ」
例の少女が見定めるかのように俺たちを見回している途中で、その眼を止めた。
「あなた……刀をお持ちのようですね。よければ私と手合わせをしていただけませんか?」
刀を持っている?誰だ?魔理沙と早苗を見てみるが、刀なんて持っていない。魔理沙は
「あなたです、あなた」
再び少女の声が聞こえたのでそっちを見てみると、さっきと同じ方向――俺の方を見ている。
……はい。現実逃避タイムしゅーりょー。この少女、俺と闘いたいそうだ。
「影斗。どうやらお前みたいだぜ?」
「うーん……参ったな」
これは困ったぞ。俺ぶっちゃけ闘う気無かったんだよね……。というか闘えません。
「影斗さん……」
早苗が呼んできたのでそちらを見る。心配しているような顔をしていたので、
「んー……まあ、なんとかなるだろ」
と言っておいた。多分あまり心配をかけない言い方になったんじゃないかな。
「そろそろいいですか?」
今度は白髪の少女が話しかけてきた。
「ああ、構わないよ」
「危なくなったら助けてやるぜ~」
魔理沙がそう言ってくれた。それは助かる。今すぐ助けてくれ。あと30秒後には俺は敗北のピンチに
「手合わせ感謝します。私の名は
「手合わせ勘弁。俺は月宮影斗。能力は【加速する程度の能力】。頑張りますんでよろしく」
「魂魄妖夢……参ります!」
白髪の少女――妖夢は、背中にある長い刀を抜きながら突進してきた。
俺も腰に吊るしてある刀を抜き、負けじと突進した。
――二つの刃が交差した。
今回はおそらく、いつもより短かったと思います。申し訳ございません(前書きは長かったくせに……)。
そういえば、妖夢の髪の色を白髪と書いたんですが、合ってますかね?銀髪ですかね?
それでは、また次回。