前話から一ヶ月と少しというとんでもない間を開けてしまい申し訳ないです。
第53話 魔法の材料集めと宵闇の妖怪
「それでは明日そちらに伺います……と」
鉛筆を置き、書いた手紙を人形に渡す。人形は器用にその手紙を持ち、ふわふわと飛んでいこうとしたが、
「あ」
襖を閉めていたので頭をぶつけて地面に落ちた。
襖を開けると、今度こそ外へ飛んでいった。途中で鳥とかに襲われないことを望む。
さっきの人形はアリスの人形だ。晩飯を済ませて部屋に戻ったら人形が手紙を持ってぽつんと立ってた。少しびっくりした。手紙の内容は、人形劇がしたいからどんな感じか見てほしい、ということと、そのついでに魔法の材料を集めてほしい、ということが書かれてあった。
ついでに手伝わされるらしいが、その魔法も人形劇に使う魔法のようなので、手伝うと書いておいた。
アリスが人形劇をしていると知ったのはつい最近のことだ。それまでは人形を作っていたのは弾幕ごっこをするためだと思ってた。でも人形劇ずっと一人でやってたってことなのかな……考えるのはよしておこう。
とりあえず、明日に備えて早めに寝ますか。
翌日、俺はいつも通りに起きた。昨日早めに寝たんだけどな。
朝飯を済ませ、いざ行こうとすると、早苗に声をかけられた。
「影斗さん、お出かけですか?」
「うん、アリスに材料集め手伝えって言われてさ」
「そうなんですか。ってことは、お昼過ぎたりとか?」
「あー、過ぎるかも」
「影斗さん、まだ時間ありますか?」
「普通にあるけど……どしたの?」
「少し待っててくださいね!」
そう言うと、早苗は台所へ入っていった。アリスに渡すものでもあるのかな?
数分後、早苗が風呂敷を持ってきた。
「お待たせしました! これ、持ってってください!」
「何これ?」
「開ければ分かりますよ」
風呂敷を開けてみると、長方形の竹の箱らしきものが出てきた。
これも開けていいのか聞こうと思い早苗を見ると、早苗はこくりと頷いた。
その仕草を開けていいと判断し、竹の箱も開ける。
「……おぉ」
その中には、三つのおにぎりが入っていた。
「……いいのこれ?」
「昼ご飯です。お腹が空いたら食べてください。気を付けて行ってきてくださいね!」
「ありがとう! 行ってきます!」
―――――――――
アリスの家に着いた。相変わらずひっそりと建っている。
ドアを二回ノックし、中に入る。
「邪魔するよ」
「だからどうして私が出る前に開けるのよ……」
ドアを開けると目の前に不機嫌そうなアリスがいた。
「ドアにぶつかりそうになったじゃない」
「くそっ、もう少し時間を置いて開ければよかった……!」
「鳩尾突くわよ」
「ごめんなさい」
後悔はしている。反省はしていない。
「まあ、影斗はノックするだけまだマシね……」
「でしょ?」
「マシだけど褒めてはないわ」
「そんな……」
「そこまで残念そうにしなくてもいいでしょ……。じゃあ、行きましょ」
「魔法の材料集めるんだよね」
「ええそうよ」
「どんなもの集めりゃいいの?」
魔法のことなんか一つも知らないからな……。
「そうねぇ……あっ」
アリスは辺りを見渡し、何かに気付くとその場にしゃがんだ。
「こういうのよ」
アリスは立ち上がって、こちらに手を差し出した。その手には、茎が白く、花弁が赤い花が握られていた。
「これは?」
「『ブランスターク』っていう花よ。茎は
「へぇ」
「魔法以外の使用用途は特にないわね。強いて言うなら、観賞用かしら」
「ほぉ」
「まあ、大体目立つものばかりだからすぐ分かると思うわ」
「そっか、それはよかった」
目立つものを集めればいいと。
「それじゃ、この辺で始めましょうか」
「うい」
「はい、これ」
アリスがいきなり篭を前に差し出した。なんです?
「篭あった方がいいでしょ? これ、使う?」
「あぁ、ありがとう。使わせてもらうよ」
お言葉に甘えて篭を受け取る。手で掴んで集めるのはさすがに限界がある。
「また何か分からないことがあったら聞いて」
「あいよー」
とりあえず、辺りを見渡してみる。お、なんか白いキノコがあるぞ。採っとこ。おぉ、こっちにもあるじゃないか。さらにこっちにも。
「なぁアリス」
「なに?」
「これは魔法の材料?」
篭の中にある適当なものを一つ取り出す。
「……それは白かさキノコ。残念だけど、ただの食用キノコよ」
「じゃあこれは?」
「それは木椅子キノコ。それも食用キノコね」
「これは?」
「それはナミラキノコ。それも食用……キノコだらけじゃない!」
え、全部ハズレですか。俺は篭を探り当たってそうなものを探す。だが篭には今までに出したキノコたちと同じ種類しかなかった。
「あ、じゃあこれは!?」
「ん? ベニテングダケよ! 毒キノコよそれ!」
「嘘だろ!?」
「ちょ、何こっちに投げてるのよ!?」
「あ、ごめん!」
毒キノコだと聞いて投げ捨てようとしたら、よりにもよってアリスの方へ投げてしまった。ごめん。
「別に食べない限り毒にはかからないわよ……」
「その割には全力で避けたよねアリス」
「うっかり口に入ったりとかしたら困るでしょ」
「あー、あるあ……ねーよ」
どうなったらそうなるんだ。一瞬「あるある」と思ってしまったじゃないか。
「もう……あと全部同じの?」
「ああそうだ」
「……それは今日の晩ご飯にでもしなさい。でも、この辺にはもうなさそうだし、場所を移しましょ」
場所を変えて、キノコは集めないと誓って辺りを探す。
いやぁ、あるもんだね。これらもハズレかもしれないけど。
「……ん?」
突然、周囲が薄暗くなった。と思った直後、真っ暗になった。え、もう夜?
左を見ても、右を見ても、後ろを見ても真っ暗。
「おーい、アリスー?」
大声でアリスを呼んでみたが、アリスの返事はなかった。どうしよう。
「あー、見つけたー」
近くで声が聞こえた。アリスの声ではない。
「人間の声が聞こえたと思ったんだよー」
誰だ? というかどこにいるんだ? 何も見えない。
「――ねぇ」
目の前に突然人が出てきた。黄色の髪に、暗闇で光る赤い目。
「あなたは食べてもいい人類なのかー?」
「ダメです」
もちろん断る。食べられてたまるか。
「えー? じゃあ弾幕ごっこして、私が勝ったら食べさせてー?」
どうして食われなきゃならんのだ。
「それじゃー、スタートー」
謎の声がそう言うと、暗闇が晴れる。と同時に、弾幕を放ってきた。
「いきなりにも程があるでしょうよ!?」
すんでのところで横に跳び、弾幕を躱す。その後少し距離を取り、木の後ろに身を隠す。
「かくれんぼかー?」
……ここに置いてても大丈夫かな?
「かくれんぼもいいかもね、しないけど」
「お兄さん、見ーつけたー」
そう言ってまた弾幕を放ってきた。
先程と同じように横へ跳び、弾幕を躱す。そして着地すると同時に地面を蹴り、相手に突っ込む。
再度相手が弾幕を出す前に肉薄し、鞘で肩を打つ。相手が怯んだところに、
「影符【影昇牙】!!」
俺の唯一の必殺技と言えるものを繰り出す。相手は黒い斬撃に当たり、少し後ろに飛びながら地面に落ちた。
「俺の勝ち……でいい?」
いいよね。俺割と頑張ったぞ。
「うわー。負けちゃったー」
久々の勝利。嬉しい。
「むぅ……久しぶりに人間を食べられると思ったのにー……」
ぐぅ~、と金髪赤目の少女の腹から可愛らしい音が鳴った。言っていることはとてつもなく怖いが。
「もしかして、腹減ってるの?」
「うん、もう半年もまともなご飯食べてない……」
半年も!?
「は、半年も飯食ってないのか?」
「うん、最後に人間を食べたのは半年前くらい。最近は、木の実やキノコを食べてぶらぶらしてるー」
だから怖いからやめてくれませんかね。まあ、飯は食ってるのね。
「……でも、木の実やキノコじゃ、やっぱりお腹が空いちゃうんだー」
また少女の腹からぐぅ~、と音が鳴る。
「ちょっと待ってて」
俺は少女にそう言って、ある一本の木に近付く。……あぁ、あったあった。そこに置いてあった荷物を拾い、少女の元へ戻る。
「なにそれー?」
「ご飯ですよ」
荷物を置き、腰を下ろす。
「わー! キノコだー!」
「待て、そっちじゃない」
そっちは色々とあるほうだ。
「じゃあこのお花かー? 私、これは食べたことないなー」
「食べなくてよろしい」
そう言ってる間に包みを開ける。
「ほら、こっちだよ、こっち」
「んー? あー! おにぎりだー!」
少女が嬉しそうに手を上げ、ぴょんぴょんと飛び跳ねる。
俺が取ってきたのは、おにぎりが入った風呂敷と、キノコや花が入った篭だ。戦闘が起きてから、被害を受けないように木の裏に置いておいた。弾幕を避けるときに、いくつかキノコが篭から落ちて弾幕の犠牲となってしまったが。
「これ、食べていいのー?」
「いいよ」
お腹を空かせてる少女の目の前で堂々とおにぎりを食べるなんて酷いことはしません。
「ありがとー! いただきまーす!」
少女が目にも止まらぬ速さでおにぎりに手を伸ばし、いつの間にか口へと運んでいた。何故か脳裏に幽々子の顔が浮かんだ。
「おいしー! これ、お兄さんが作ったのー?」
「俺が作ったおにぎりはこんな綺麗な三角形にはならないよ」
「そーなのかー。もう一つ食べてもいい?」
「ああ、いいよ」
この少女を見てたら俺も腹減ってきた。……一個食べよ。
おにぎりを口に運ぶ。塩がよく効いていて美味い。あっという間に食べきってしまった。
「ありがとうお兄さん! おにぎり、美味しかったー」
「それはよかった」
「またねー」
「それじゃー」
お互い手を振る。さて、アリスはどこに行ったんだろうか、と思いながら歩き出そうとすると、薄暗くなった。ただでさえ薄暗い森なので、余計にだ。なんだ、雨か? そう思い空を見上げると、
「――――!?」
木々の隙間から見えたのは、赤。先程までは、青だったはずなのに。
「なんだ、これ……」
異変……なんだよなこれ? なんだか周りまで赤いし。あれ、これ雲じゃなくて霧なの? 呆然としていると、右腕に痛みが。
「うぐっ!?」
思わず手に持っていた篭を落とす。咄嗟に右を見ると、誰かに右腕を握られていた。
そしてその誰かは、つい先程まで一緒にいた人物。
「ルーミア……!?」
俺の右腕を握っているのは、金髪赤目の少女――もといルーミアだった。名前は別れる前に教えてもらっていた。
「あの……何……してんの……?」
「お腹が空いたー」
「さっきおにぎりあげたでしょうが……!」
ヤバい、右腕が変な音出してる。引き剥がそうとするが、ルーミアがものすごい力で握っているため、うまくいかない。見た目と力が比例してないぞ。実は筋肉モリモリマッチョマンなのか。そうなんだろお前。
「ちょ、待ってホントシャレにならない音がするから待って!?」
ホントに危険な香りがしてきたので、ルーミアを蹴っ飛ばす。体重は見た目通りらしく、すんなり飛んでいってくれた。右腕がものすごく痛い。
「もー。大人しく食べられてよー」
「ダメだって言ったじゃん!?」
「まぁいいかー。少し抵抗してくれた方が食べがいがあるかなー」
「人の話を聞け」
なんか人変わってない? もしかしてこの霧のせい?
考えを巡らせる暇もなく、ルーミアが勢いよくこちらに向かって低空飛行してくる。弾幕では攻めてこないらしい。とりあえず、刀を抜いておく。
ルーミアが右腕を振りかぶる。そして、指先から黒い妖力らしきものが出て、爪の形になった。
とりあえず横へ避ける。ルーミアは俺の後ろにあった木にぶつかりそうになる。
「えいっ」
ルーミアが右腕を振るう。すると、木が根元から折れた。その木の巻き添えを食らった近くの何本かの木も折れ、轟音を立てる。
「……え?」
「次は当てるよー」
ブンブンと肩回しをしているが、今だけは可愛くない。怖い。
「夜符【ナイトバード】」
あ、弾幕だった。よかった。
黒い鳥のような弾幕がこちらへ飛んでくる。今まで出会ってきた弾幕の中では、多分避けやすい部類に入る、と思う。どのスペルが避けやすいだの避けにくいだのは知らないからな……。現に今も必死ですし。避けやすいとは言っても避けられるとは言ってない。
弾幕が止まる。今がチャンス!
ルーミアに向かって走る。ルーミアとの距離が一気に縮まる。
「月符【ムーンライトレイ】」
ルーミアがスペルを発動し、俺の視界が光で埋め尽くされる。
「ぐっ……」
うつ伏せで倒れているのが分かり、顔を上げる。すると、追い討ちと言わんばかりにレーザーが飛んできた。
「ちょ!?」
刀を体の前にだし、両手で支える。眼前にレーザーが迫る。眩しさに目を瞑る。
「うっ……」
あれ、さっきより衝撃が軽い? 外れたのか? とりあえずこれ以上の追撃を避けるため、素早く起き上がる。
起き上がったところで、またレーザーが飛んでくる。待てよ、さっきの……。
刀を横にし、攻撃に備える。そして刀に霊力を流す。レーザーが刀に当たる。すると、レーザーの威力が弱まり、吹っ飛ばされずに済んだ。でも多少なりとも傷は負うので、避けられる時は避けたほうがいいな。
新たな発見が出来て嬉しいという気持ちが出てくると同時に、『なんで今まで知らなかったの』と非難する気持ちも出てきた。なんで俺気付かなかったの……。
新たな戦術も覚えたところで、ルーミアに近付く。避けられるものは避け、無理そうだったら刀で受ける。そうして徐々に距離を縮めていく。
「当たれー」
ルーミアの手からまたレーザーが。それを避けて、一気にルーミアの背後へと移動する。
「あれー?」
ルーミアが俺を見失ったのを確認して、
「影符【影昇牙】!」
黒い斬撃を飛ばす。それは見事ルーミアの背中へと命中した。
「後ろかー。気が付かなかったー」
やったぜ。
「じゃあねー……」
ルーミアの背後に真っ黒な球体が現れる。
「闇符【ディマーケイション】」
球体から交差するような弾幕が放たれる。弾速も遅く、ばら撒いているのでレーザーより避けるのは簡単だ。と思っていたら、急に弾速の速い弾幕が俺目掛けて放たれた。と同時に、ルーミアも低空飛行でこちらに迫ってきた。
「……わぁお」
ルーミアより速かった弾幕を避け、ルーミアに向かって走り出す。俺とルーミアの間にあるばら撒き交差弾を跳び越え、ルーミアに向かって刀を振り下ろす。それに対し、ルーミアは最初に見せた闇の爪を作り、腕を振る。
金属と金属がぶつかったような音がし、互いに距離を取る。どうして刀が素手に負けるんだ。それより音おかしいだろ。
お互い弾幕を躱し合う。俺が弾幕を撃っている訳ではなく、ルーミアは自分自身の弾幕を避けている。変なところで抜けてるな、ルーミア。
再び距離を詰める。ここでまた距離を離したら次はいつチャンスか分からない。
ルーミアは両手に闇の爪を出し、俺は刀に霊力を込める。ここで決めなきゃ霊力切れで俺が負ける。
横に刀を振る。ルーミアは左手でそれを防御する。ルーミアが引っ掻こうと腕を伸ばしてくる。
軽く後ろに跳んで避けると、ルーミアが距離を詰め、もう一方の手で引っ掻いてきたのでもう一回後ろに跳んで避ける。
俺は跳んで近付き、刀を振り下ろす。ルーミアは腕を交差させ受け止める。しばらく鍔迫り合いが続き、俺は地面に足が着いた、と同時に、ルーミアの腹部を蹴り飛ばす。
「影符【影昇牙】!」
霊力を刃に溜め、刀を思い切り振るう。黒い斬撃は数々の弾幕を打ち消し、黒い球体に命中した。黒い球体と斬撃は、相殺し消えた。
「……どうして私を狙わなかったんだー?」
「いや、弾幕がさっきから痛くて……」
ほぼ捨て身で距離を詰めてたもんだから、横からの弾幕が痛くて痛くて。
「そーなのかー。もう、私の負けだー」
…………え?
「え?」
「もう打つ手がないからなー。それに、もうなんだか面倒くさーい」
「お、おう……」
それでいいのか。理由がいつもの俺みたいだぞ。
「ばいばーい」
「それじゃー」
あれ、なんかデジャブ。にしても、この霧何かありそうだよな……。ルーミアの様子何かおかしかったような気がするし。おにぎり食べたあとに右腕もごうとするなんてありえないよね。
あてはないけど、行ってみるか。
……にしても、すごく疲れた。大丈夫かこれ。
―――――――――
時は少し遡り。
魔法の材料を集めているアリス。アリスの持っている篭は、もういっぱいになりそうだ。
そろそろ切り上げてご飯にしようかしら、と考え、今日手伝いに来てもらった友達の名前を呼ぶ。
「影斗ー、そっちはどう?」
だが、影斗の答えはない。
「影斗、聞いてるの?」
後ろに振り向く。
「……影斗?」
そこに影斗の姿はなかった。
「もう……いつの間にかはぐれたのね……。この森は迷うから私から離れないで、って言ったのに……」
実際アリスはそんなこと言っていない。
面倒くさいなぁ、とぼやきつつアリスは影斗を探すことにした。
「……ん?」
影斗を探し始めてからしばらくが経った頃、アリスは異変に気が付いた。
「赤い雲……? それに、これって……」
自分の魔力が強まる。だがアリスはそれをすぐに抑え込んだ。
「妖力の霧……それにかなり強い……」
下級妖怪、もしかしたら下手な中級妖怪でもこの妖力の赤い霧に当てられて、激昂してしまうのではないか、とアリスは冷静に分析する。
――と、その時。
木が何本も折れたんじゃないか、と思うほどの轟音がアリスの耳へ響いた。
「な、何今の!?」
一体どこから――、辺りを見渡すが、どうやらそこまで近くではないようだ。
「まさか、影斗……!?」
妖怪に襲われているのかもしれない。急がなきゃ、そう思い、アリスは歩を早めた。
「はぁ……はぁ……」
アリスは、木がたくさん倒れているところを見つけた。そこをアリスは極力早く目指す。
「影斗!」
そこに着き、影斗の姿を探す。だがここにも、影斗の姿はなかった。
「――――!」
アリスは、遠くの木のそばに篭と風呂敷が落ちているのを見つけた。
「これって……影斗の……」
篭の中身にあったキノコや花は、落ちてバラバラに散らばってしまっている。
影斗は、どこに行ったのかしら? まさかとは思うけど、異変を解決しに行ったなんてことないわよね……?
この話長すぎぃ! どうしてこうなった。
早くもボロボロな影斗。これまだ一回戦目なんだぜ? 大丈夫かこいつ。
途中まで日常編だったはずなのに、いつの間にか異変の話になってました。どうしてこうなった(二回目)
それでは、また次回。
-追記-
結構内容が変わるけど文字数的にはあまり変わらない修正をしました。