やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。Delusion story   作:神納 一哉

9 / 9
会話文のみ。

ゆきのんが積極的で、雪ノ下家が八幡を認めている感じの世界です。

比企谷八幡・戸塚彩加・雪ノ下雪乃


もしも俺ガイルの世界にコロナウイルスが蔓延したらあるかもしれない会話(八雪)

『八幡、久しぶり。元気?』

 

「おお、元気元気。戸塚の声を聞いて更に元気になった」

 

『もう。すぐからかうんだから。ところで僕の大学はリモート授業だけど、八幡の大学も同じ?』

 

「ああ。もっと言うと入学式もリモートだった。しかも6月」

 

『あはは。僕のところも6月だったよ。キャンパスには行ったけど、教室でリモート入学式だった』

 

「あー、俺らのところも講堂でリモート入学式だった。帰りに教材とかリモート授業の時間割とか受け取った感じ」

 

『同じだ。八幡のところも僕のところも公立だからかな』

 

「あー、そうかもしれないな」

 

『テニスもできないし、めったに外出もできないから、体が鈍っちゃって大変だよ。まあ室内トレーニングはできるけど、やっぱり物足りないかな』

 

「俺はもともとインドア派だからそうでもない」

 

『八幡って独り暮らしだったよね?ちゃんと暮らせてる?』

 

「あー、今は家にいるから大丈夫だぞ」

 

『え?自宅に戻ってるの?』

 

「自宅っちゃあ自宅だな。まあいろいろあったんだけど」

 

『気になるなあ。聞いてもいい?』

 

「あー、長くなるけどいいか?」

 

『うん。大丈夫』

 

「2回目の緊急事態宣言が出たのが5月だったか。そのときにお義母さんから電話があって、緊急事態宣言で外出制限が出たから、娘を守ってやってくれって言われてな、雪乃のマンションに居候することになったんだよ。それで俺が借りていたアパートは解約して、雪ノ下家に認められて婚約者として雪乃と同棲をすることになったんだが、二人でなるべく外出をせずに同じ空間で過ごすわけだ。しかも親公認。まあ節度を持ったお付き合いをしていたわけなんだが、四六時中一緒に居るとさ、その、スキンシップも多くなるし、雰囲気も良くなっちゃうわけで、まあ結構仲良く過ごしてたんだわ。それでも授業が始まって、俺も雪乃も同じ大学なわけだが、リモート授業はそれぞれ自分の部屋で受けていたんだが、雪乃にちょっかいをかけてくる奴がいて、そいつが俺と雪乃のIPが同じことに気付いて騒ぎやがったから、婚約者であることを暴露して、それからは開き直ってリビングで並んでリモート授業を受けるようになった。つまり大学でも公認カップルの地位を確立したわけだ。それから順調に暮らしていたけど、8月に3回目の緊急事態宣言が出たときに、雪乃の体調が優れなかったときがあって検査をしたらだな、まずいことが判明して話し合いの結果、実家に戻ることになったので、今は実家暮らしってわけだ」

 

『え?雪ノ下さん大丈夫なの?というか、いつの間に名前呼びになったの?』

 

「ああ。今は落ち着いている。まあ、同棲始めたあたりから名前呼びになったぞ」

 

『そうなんだ。それで、八幡の家に雪ノ下さんも居るの?』

 

「そうなるかな?今は5.5人で暮らしてるよ」

 

『5.5人って…、お父さん、お母さん、八幡、雪ノ下さん、小町ちゃん、あと猫ちゃんだっけ?』

 

「いや、お義父さん、お義母さん、義姉さん、雪乃、俺だな」

 

『それじゃあ5人だし、小町ちゃんって妹だったよね?』

 

「あー、俺の苗字、今、雪ノ下なんだわ」

 

『え?どういうこと?』

 

「わかりやすく言えば、雪乃と結婚したってことなんだが」

 

『そうなんだ。おめでとう八幡。でも結婚式に呼んでくれなかったのは寂しいな』

 

「あー、結婚式は挙げてない。籍を入れただけだ。こんなご時世だし、結婚式は落ち着いてからやろうと思ってる」

 

『そうなんだ。そろそろ落ち着いてきたから今年中には式を挙げるのかな?』

 

「いや、順調にいけば来年の俺の誕生日に式を挙げる予定」

 

『ずいぶん先なんだね』

 

「まあな。来年の6月出産予定だから」

 

『あ、ああ。そういうこと。だから5.5人なんだ。今、雪ノ下さんの実家に住んでいるんだね』

 

「まあ、そういうこと」

 

『八幡、改めておめでとう。雪ノ下さんにもおめでとうって伝えてくれる?』

 

「いや、戸塚さえ良かったら、代わるから直に言ってもらってもいいか?」

 

『うん。いいよ』

 

「悪いな。じゃ、ちょっと待ってくれ………。もしもし、代わりました。雪ノ下雪乃です」

 

『あっ、その、戸塚彩加です。ええと、このたびはご結婚、ご懐妊、おめでとうございます』

 

「ありがとう。戸塚くん」

 

『あの、落ち着いたらお祝いに行ってもいいかな?』

 

「ええ。八幡も喜ぶわ。それじゃあ、八幡と代わるわね………。もしもし、戸塚」

 

『あっ、雪ノ下さんも名前呼びなんだね。それと雪ノ下さんにも伝えたけど、落ち着いたらお祝いに行ってもいい?』

 

「ああ。まあこういう関係になっちゃうと、お互い自然と名前呼びになるぞ。それに雪乃が雪ノ下くんって呼ぶことはないだろう。お祝いの方はもうすぐ安定期に入るから大丈夫だと思うぞ」

 

『いや、世の中が落ち着いたらってこと』

 

「世知辛い世の中だよなあ」

 

『あはは。そうだね』

 

「まあでも、このままいけば年末くらいには会えそうな気がするけどな」

 

『そうだといいね』

 

「そうであることを願おう」

 

『うん。じゃあまた、近いうちに連絡するよ』

 

「わかった。ありがとう」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。