戦姫絶唱シンフォギア 守護獣の神器   作:歌舞伎

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シンフォギアを書きたくて書いてみました



第一話 覚醒

真っ白な部屋。

何もない部屋。

いるのは俺一人。

でも見られてる。

いや、看守観察されてる。

ここで死ぬのかな?

何もなさないままに

そんなとき、歌が聞こえた。

 

 

 

 

?「・・・またか。」

 

どこかの街の路地裏。一人の少年がボロボロのマントを羽織って座っていた。ゆっくりと立ち上がり、歩きだした。

 

 

?「腹へった。」

 

 

 

場面は変わり、夕暮れの街を二人の少女が歩いていた。制服を着ているから、学校帰りなのか、仲良く歩いていた。

 

 

響「入学してから未来と初めてのお出かけだね♪」

 

未来「お出かけって、夕飯のお買い物だけどね。」

 

二人の少女。見たとおり元気一杯な少女、立花響。落ち着いた対応をする、小日向未来。

二人は幼なじみで、今年から私立リディアン音楽院に入学した高校生。

今は二人で寮に住んでいるため、二人で買い物に来たのだ。

 

響「私は未来とならどこでも嬉しいんだよ。」

 

未来「もう、仕方ないな。」

 

響「あれ?」

 

未来「どうしたの響?」

 

響が指差す方には川辺があり、そこに先ほどのボロマントの少年がいた。焚き火をしていた。

 

響「あの人どうしたんだろう?」

 

未来「体格から見て私達と同い年くらいかな?響もしかして?」

 

響「もちろん助ける!きっと何か困ってるに違いないよ!」

 

未来「もう、人助けもほどほどにね。」

 

響「ありがとう未来。」

 

二人は少年に近づいていった。

 

響「ねぇ?どうかしたの?」

 

響が問いかけるも、振り向こうとしない。

 

響「ねぇってば、何焼いてるの?」

 

焚き火を見ると、そこには木の枝で串刺しにされ焼かれていたイモリだった。

 

未来「きゃあ!?」

 

響「ちょっ!?何焼いてるの!?」

 

?「触るな!俺の飯だ!」

 

響「ご飯って、お腹壊しちゃうよ!」

 

響が少年の肩を掴むと、少年は怒りを露にし。

 

?「俺に触るな!」

 

響の手を振りほどくように腕を振った。その際に響の顔をビンタする形になった。

 

未来「響!?」

 

?「俺に構うな!」

 

未来「あなた!」

 

未来が言い寄ろうとしたが、響が未来を止めた。

 

未来「響?」

 

響「大丈夫だよ未来。それよりも手伝って!」

 

未来「! もう、仕方ないな。」

 

響は腕捲りし、未来は何かを察した。そして二人で少年の両サイドをホールドし立ち上がらせた。

 

?「言ったはずだぞ!俺に・・・」

 

響「困ってる人がいれば助ける!当然のこと!」

 

?「俺は困ってなど!」

 

響「どこか悲しそうだから、ほっとけないよ!」

 

?「!?」

 

図星だったのか、力が抜けてしまい。引きずられながら連れていかれた。

 

 

 

 

少年は二人の住まいに連れてこられた。

 

響「いやー、女子寮に男の人を連れてくるのは苦労したよ。でも君、ワクワクもんですな~。」

 

?「帰る。」

 

響「ちょーと!待てってばもうすぐできるから。」

 

?「知るか!」

 

未来「はいはい、準備できたから二人とも座った座った。」

 

そこに未来が料理を運んできた。

 

響「待ってました。さすが未来、美味しそうだよ♪」

 

?「何だこれは?」

 

響「ご飯だよご飯。お腹いっぱいになったら幸せになれるよ。」

 

?「だから何故俺にそこまでする?俺は他人だぞ?」

 

響「関係ないよ!私は絶対手を伸ばす!」

 

?「馬鹿なのか?」

 

未来「こうなった響は絶対に退かないよ。さぁ温かいうちに食べて。」 

 

響「いただきます 」

 

響はご飯を食べ始めた。少年は呆然としたが、ゆっくりと食事を口に運んだ。

 

?「美味しい・・・」

 

響「でっしょ♪未来の料理は絶品だからね。」

 

未来「もう響たら。いっぱい食べてね。えーと。」

 

響「あぁ、そういえば自己紹介してなかったね。私は立花響。」

 

未来「私は小日向未来。あなたは?」

 

レイジ「レイジだ。」

 

響「レイジっていうんだ。じゃあレイって呼ぶね♪ささ、食べよ食べよ。」

 

その後、警戒を解いたのかもくもくと食べ進めるレイジ。

 

 

レイジ「旨かった。」

 

未来「はい、お粗末様。」

 

響「レイジはこれからどうするの?」

 

レイジ「俺は・・・」

 

レイジが答えようとした時に、インターホンが鳴った。

 

未来「誰だろう?」

 

響「私でるよ。」

 

響が玄関を開けると

 

響「あ、寮長さん。」

 

寮長「すまないのだけど部屋を見してもらうわね。」

 

響「えぇ!?どうしてです!?」

 

未来「どうしたの響?」

 

響の驚きに未来もやって来た。

 

寮長「実はこの部屋に男子が入ったのを見たと聞いてね。不本意だけど調べさせてもらうわよ。」

 

寮長は部屋に入っていった。

 

響「どうしよう未来!?」

 

未来「素直に謝るしかないよ。」

 

二人もリビングに戻ると、

 

寮長「うん、誰もいないわね。どうやら勘違いみたいね。ごめんなさいね二人とも。」

 

響・未来「え?」

 

リビングを見るとレイジが消えていた。ただ窓が開いていることを除いて。

 

 

 

その夜。付近の山奥で戦闘が行われていた。人同士の戦いではない。

ノイズ。人類共通の脅威とされる認定特異災害。人が触れれば炭となってしまう。ただ人を襲う存在。従来の兵器ではノイズに打ち勝てない。

現在も自衛隊が応戦するも、まるで効果がない。

 

「駄目です!まるで効果がありません!」

 

「だが退くわけにはいかん!これ以上進めば、街に着いてしまう!」

 

絶望の中、歌が聞こえてきた。

 

「歌?」

 

次の瞬間。ノイズの群れに雨が降ってきた。否、無数の剣が雨のように降っているのだ。

そして自衛隊とノイズの間に一人の少女が降り立った。

 

弦十郎『翼、炎矢もまもなく到着する。』

 

翼「無用です。私一人で。」

 

弦十郎『翼!?』

 

翼という少女は一人で戦い始めた。剣を使い無数のノイズを蹴散らしていく。周りにいたノイズを片付けた。

更にノイズが向かってきた。構える翼だが、矢が空から降ってきてノイズを全滅させた。

 

翼「!!」

 

炎矢「全く、無茶が過ぎるといつか躓きますよ。」

 

そこに赤い鳥の鎧のようなものを纏った少年が近づいてきた。

 

翼「援護は感謝する。しかし、無用な心配だ。」

 

翼は一応の礼を述べ、その場を後にする。

 

炎矢「やはりまだ気にしてるですね、無理もないですが。だからこそ僕は・・・」

 

 

 

次の日。夕方ごろ立花響は走っていた。

 

響「CD♪特典♪」

 

彼女は今、トップアーティスト、風鳴翼の新曲CDを買いに向かっていた。

昨晩戦っていた少女、風鳴翼は歌姫と言われるほど人気のアーティスト。元はツヴァイウィングというユニットだったが、今から二年前。ツヴァイウィングのコンサートが行われた会場にノイズが襲来した。その際に多くの人々と、翼のパートナーの天羽奏が命を落とした。

そして響も関わっている。二年前、彼女もその場にいたのだ。重症を負うものの、運よく助かった響。その時薄れいく意識の中で、ノイズと戦うツヴァイウィングと、歌が聞こえた。

その事を確めたく、響は風鳴翼が在籍している私立リディアン音楽院に入学した理由のひとつである。

 

そんな響は、風鳴翼の大ファン。CDの発売日ははずせないのだ。

走って角を曲がり、一度止まり一息ついた。その際に周りの景色がおかしかった。周りには炭が多くあった。

 

響「! ノイズ!?」

 

周りを見渡すと建物の影からノイズが現れた。すぐに逃げようとした響だが

 

「きゃあああ!!」

 

叫び声が聞こえた。見てみると小さな女の子がいた。響は迷うことなく女の子の元に走った。

 

響「こっち!」

 

響は女の子を連れて走った。ノイズから逃げるため。たがノイズは二人を標的にし、しつこく追ってくる。響も必死に逃げようとするが、女の子が倒れてしまった。響はすぐに駆け寄ったが、ノイズが二人に向かって突撃してきた。響は女の子を庇うように抱きしめ、目を閉じた。

だが、何かに動かされた。目を開けると。

 

響「レイ!?」

 

ノイズと衝突する寸前にレイジが二人を抱き抱え、攻撃を避けたのだ。

 

響「あの後どうしたのさ!?」

 

レイジ「今は逃げるぞ。」

 

響「この子も!」

 

レイジ「・・・勝手にしろ。」

 

レイジは響と女の子を立たせて、再び走り出した。勝手にしろと言ったが、女の子を抱えて走るレイジ。

 

 

 

必死に逃げて、工場のタンクの上に逃げてきた三人。

 

響「こ、ここまでくれば。」

 

レイジ「いや、だめだな。」

 

響「え?」

 

響が後ろを振り向くと、ノイズの群れが待ち構えていた。

 

響「こんなところにまで!?」

 

レイジ「(力を使うか?だが・・・あれが覚醒すれば)」

 

「ねぇ、死んじゃうの?」

 

女の子は泣きながら響に問いかけた。響は優しく抱きしめ、

 

響「大丈夫、お姉ちゃん達が守るから。だから、生きるのを諦めないで!」

 

レイジ「!! その言葉は?」

 

響「(あれ?何だろう、知らないはずなのに、歌が、歌える?)」

 

響は突然歌を口ずさんだ。すると響の体は光だし、苦しみ出した。次に響の体から機械のようなものが飛び出しては戻って、響の姿を変えた。

 

レイジ「何だ?立花から力を感じる。これは、聖遺物? ん?」

 

響の変貌に驚くレイジは、懐から黄色の勾玉を取り出した。こちらも強く光だしていた。

 

レイジ「やっとお目覚めか。」

 

 

 

 

同時刻。どこかの基地の指令室のような場所で、何かを感知していた。

 

藤尭「ノイズとは違うエネルギーを感知。」

 

了子「このフォニックゲインは?」

 

画面にはガングニールと表示された

 

弦十郎「ガングニールだと!?」

 

翼「!!?」

 

弦十郎「すぐに状況を確認しろ!」

 

炎矢「司令。」

 

弦十郎「どうした炎矢?」

 

炎矢「これを。」

 

炎矢は先ほどレイジが持っていた勾玉の色ちがいの赤い勾玉を取り出した。何か呼応するように光っている。

 

弦十郎「これは、まさか!?」

 

炎矢「あそこに、ガングニールだけじゃなく、守護獣もいるかもしれません。それも、恐らくは。」

 

 

 

 

 

レイジは勾玉を握り叫んだ。

 

レイジ「聖なる大地の守護獣よ、今我がもとに現れいでよ、黄龍!!」

 

その叫びと共に、天から龍の叫びがこだました。

 




特撮ネタはバンバン使いたいです。
今回は仮面ライダー龍騎を使いました。

主人公イメージはガンダムOOの刹那で、声のイメージも宮野真守で。
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