Infinite Breakers   作:吉良/飛鳥

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さて、煩い蠅を退治しに行くとするかBy夏姫      アースジェット買ったから、此れからは此れがお薦めよ!By刀奈 


Break88『レギオンIBの初任務なのです!』

Side:夏姫

 

 

レギオンIBがIS学園公認の非正規部隊になったその日に、まさか行き成り厄介事が起きるなどと言うのは、幾ら何でも予想外過ぎるんだが……一体何が起きたんですか束さん?

 

 

 

『ぶっちゃけ言うと、何処の馬の骨とも分からない連中がIS学園に向かって驀進中。

 しかもIS部隊だけじゃなくて白兵戦部隊も送り込んで、更にはサイバー方面からも色々やってるみたいで……IS学園のサイバーセキュリティは突破されてメインホストコンピューターが乗っ取られてるね此れは。』

 

「ちょっと待ってタバ姐さん!其れヤバい所の騒ぎじゃないわ!!ヤバい通り越して、ヤッベー案件じゃない此れ!!」

 

「学園のホストコンピューターが乗っ取られたと言うのは、流石に笑えませんよ姉さん……!!」

 

 

 

……事態は思っていたよりも緊迫しているみたいだな……しかも学園のホストコンピューターを乗っ取られたとなれば、教師陣が出撃するのは略不可能だと見て間違いないか。ホストコンピューターが乗っ取られたら、学園管理のISは動かせないしな……山田先生専用のウィンダムは学園管理じゃなくて山田先生の個人所有にしておいたのは正解だったか。

だが束さん、乗っ取られたホストコンピューターを取り返す方法がない訳じゃないですよね?

 

 

 

『……あるよ。電脳ダイブって言う方法がね……だけど、其れはとても危険な事だから束さんはお勧めしたくは無いんだけど、こんな状況になってるんじゃそんな事を言ってる場合でもないから私も出来る限りのサポートをするよ。ちーちゃんにも連絡入れるし!

 だから、不埒な輩は速攻でやってしまえなっちゃん!!本社からオーちゃんとナーちゃん助っ人に向かわせるから!!』

 

「了解しました束さん。」

 

何処の馬の骨かは知らんが、アタシ達に牙を剥いたと言うのであればそれ相応の覚悟はあるのだと判断して、それ相応の対応をしてやるから楽しみにしているが良い。

まずは我等レギオンIBの力が如何程であるのか、其れを知ってもらうとしようか。――加えて、オータムさんとナターシャさんの実力もね。

 

 

 

「夏姫姉、秋姉が来るって時点で、なんかもう相手が蹂躙される未来しか見えねぇ……普段ISRIの営業とか慣れない事やってるから、溜まった彼是をマジで本気で発散させる気がする。」

 

「一夏、其れは言うな。アタシも思ったから。巻紙礼子として溜めたストレスをオータムとして発散させるに決まってるだろう。」

 

あの人は最初期の対IS用ISを使ってるのにアタシ達に負けない位の強さを誇るからな……機体性能は大事だが、其れだけでは決まらないと言う良い例だな。

もしもオータムさんのデュエルが二次移行したりしたら……なんかとても怖い事になる気がするので今は考えるのを止めておくか。今はな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Infinite Breakers Break88

『レギオンIBの初任務なのです!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、出撃前に先ずはチームを決めないとだ――束さんの話では敵は3つの部隊で構成されているみたいだから此方も戦力も整えなければ一瞬で窮地に立たされるかも知れないからね。

具体的には対IS戦、其れとは別の白兵戦、そして電脳世界での戦いになる訳だからメンバーを夫々割り振らねばならないだろうな。

 

「対IS部隊は、アタシと楯無、メアリーと箒が務めさせて貰う。オータムさんとナターシャさんが来てくれるならこれで充分だしね。

 IS以外の白兵戦は、一夏、マリア、マドカ、ダリル、フォルテ、ラウラにお願いしたい……てか任せる。取り敢えず、相手の事殺さなければ何しても構わないから。」

 

「任されたぜ夏姫姉。……だけど、相手の事殺さなきゃ何しても良いんだなマジで?」

 

「仕掛けて来たのは相手の方なんだ、その時点でアタシ達は被害者であり、自衛の為ならば何をしたところで此方に非は無い――と言うか、恐らく相手は武装してる筈だからね?……そんな奴等を相手にするなら形振り構ってなど居られんだろう?

 どんな攻撃をしても問題なしだ、殺しさえしなければ雪崩式トゥームストーンパイルドラバーだろうが瞬獄殺だろうがゴッドハンドクラッシャーだろうがその他諸々何を喰らわしても構わん。」

 

「ちょっと待って夏姫、技のチョイスに殺意しか感じないんだけど!雪崩式トゥームストーンはマジでヤバい!マット敷いてなかったら即死!!」

 

「成程な……ならタワーブリッジネイキッド行ってみるか。」

 

「一夏、物理的に実現不可能な技をどうやってやる心算だ!?」

 

 

 

ホントにどうやってやる心算だ、人体の構造上絶対に不可能なあの技を……もしも実現する事が出来たら最高級の神戸牛霜降りステーキ500gを奢ってやっても良い気分だ。

兎に角白兵戦部隊も此れで決定。

残った面子が電脳ダイブになるんだが――

 

「電脳ダイブは鈴と乱、静寐、清香、癒子が行ってくれ。虚さんとのほほんさんは現実世界でのオペレーターを、簪は電脳ダイブとは別角度からホストコンピュータの解放を試みてくれ。」

 

「任されたわ夏姫……電脳ダイブは危険ってタバ姐さんは言ってたけど、今更危険がナンボのもんよ!危険が怖くてIS乗りやってられるかっての!」

 

「鈴お姉ちゃん言い切った!だけど正にその通り!」

 

「夏姫、電脳世界は私達に任せて。必ず学園のホストコンピュータを取り戻して見せるから。……夏姫達の方こそ気をつけてね?」

 

「「お任せあれ!って、私等静寐に比べてセリフすくな!!」」

 

「其れは~~、作者の中でのキャラランクの違いの影響かな~~~?……キヨキヨとゆこゆこと比べたらしずしずは作者の中では頭一個以上ブッチギってるからね~~♪」

 

「本音、メタいですよ。」

 

「任せて夏姫、そっち方面なら私の得意分野だから。」

 

 

 

……少々突っ込み所があるセリフがあったみたいだが、電脳サイドも此れでOKだな。

其れじゃあ行くとしようか?執行者の責務として、学園に要らん襲撃をかけて来た馬鹿共に、キッチリと然るべき制裁を執行してやろうじゃないか。

あ、そう言えば一般生徒の避難は如何するか……ISでの襲撃だけなら未だしも、白兵戦の部隊が居るなら一般生徒は避難させないと、襲撃とかイカレタ事してくれる連中に何されるか分らないからな。

 

 

 

――PiPiPiPiPi!

 

 

 

っと、スマホに着信が……はい、もしもし。蓮杖ですが。

 

 

 

『夏姫、私だ。聞こえるか。』

 

 

 

千冬さんですか。どうかしましたか千冬さん?あ、織斑先生か?

 

 

 

『今は教師としてではなくお前の友人として話しているから千冬さんで良い。

 束から連絡を受けたのだが、何やら大変な事になっているようだ……ホストコンピューターが乗っ取られたと言う事で、山田君とスコール以外の教員部隊は出撃する事が出来ない上に、その2人に関しても出撃命令はまだ出ていない……なので、お前達に任せてしまうのだが構わないか?』

 

「何だ、そんな事ですか……構わないに決まっているでしょう?

 其れに、アタシ達はIS学園公認の非正規部隊ですから、こんな事が起った時には私達の判断で好きにやらせて貰いますからね……既に出撃準備は完了しています。

 IS戦、白兵戦、電脳戦に部隊を分けてね。」

 

『そうか、仕事が早いな。

 出撃出来ない教員部隊には生徒の避難誘導に向かわせている……私も直ぐに地下のメインコンピュータールームに向かうから、電脳戦部隊も其処に向かわせてくれ。』

 

「了解しました、千冬さん。」

 

束さんは相変わらず仕事が早い、そして千冬さんも即時の判断が見事だ……世界最強の頭脳と、世界最強の武力が手を組めば向かう所敵無しと言うが、束さんと千冬さんのコンビは正にその通りだと思うわ。

ともあれ、千冬さんのナイス判断のおかげで一般生徒の避難も大丈夫みたいだ――此れならば、アタシ達は心置きなく戦う事が出来るな。

 

 

 

「そうね……取り敢えず、身の程知らずに凸ってきたお馬鹿さんに、誰に喧嘩売ったのかをその身にたっぷりと教えてあげないといけないわねぇ?」

 

――【砂にしたろかゴルアァァァ!( ゚Д゚)】

 

 

 

楯無、扇子の文字が物騒だから。って言うか、顔文字にまで対応してるのかその扇子は……どんな仕掛けになってるのか知りたい所だが、楯無の扇子に関しては、束さんでも解析できなかったみたいだから、あの扇子がどうなってるのかは誰にも解明出来ないだろうな。――その扇子、実はオーパーツでしたなんて事は無いだろうな?

 

 

 

「さて、如何かしらね?」

 

「頼むから、其処はハッキリと『違う』と言ってくれ。」

 

だがまぁ、お前の言う事には諸手を挙げて賛同するよ楯無――身の程も弁えずに学園に襲撃をかけて来た馬鹿共には、格の違いと言うモノをタップリと知って貰うべきだからな。

と言う事で……

 

 

――ピピ

 

・Generation

・Unsubdued

・Nuclear

・Drive

・Assault

・Module

 

――G・U・N・D・A・M

 

 

 

「CPC設定完了。

 ニューラルリンケージ、イオン濃度正常。メタ運動野パラメータ更新。

 原子炉臨界、パワーフロー正常、全システムオールグリーン。エターナルフリーダム、システム起動。」

 

「夏姫、其れって今言う必要あったかしら?って言うか、超絶早口で何言ってるのか分からないセリフ乙!」

 

「これはアレだ、その場のノリと言う奴だ楯無。と言うか、こんな長ゼリフ起動の度に言ってられるか。毎回やってたら起動の度に早口全開でアタシが普通に死ぬわ。

 そんな事よりも、行くぞ?……白兵戦部隊が学園に乗り込むのは海中から来るらしいから阻止できないが、IS部隊は絶対に学園には到達させん。」

 

「そうね……一機残らず滅殺してやるわ。殺さないけど。」

 

 

 

まぁ、殺しはなしの方向でな。

其れじゃあ行ってくる……白兵戦と電脳戦は任せるぞ一夏、鈴!

 

 

 

「おうよ、任せとけ夏姫姉……白兵戦部隊がドレだけの奴等かは知らないけど、纏めてキッチリ返り討ちにしてやんぜ!そして、最低でも1人はタワーブリッジネイキッドでKOしてやるぜ!!」

 

「そうか、頑張れよ一夏。アレを実現したら、マジ超人だわお前。」

 

「そうでなくても一夏は超人でしょ?それはアンタもだけどね夏姫――兎に角、こっちの事は心配しないで、アンタはアンタのやる事をやって来なさい。

 でもって、アホ共を楯姐さんと一緒にぶっ倒してキッチリ決めて来てよ……『アタシの敵じゃない』って!」

 

 

 

了解だ鈴、そのリクエストには応えさせて貰うよ。

さてと……蓮杖夏姫、フリーダム、行きます!!

 

 

 

「更識楯無、ジャスティス、発進する!」

 

「篠ノ之箒、アカツキ、出るぞ!」

 

「セシリア・オルコット、ブルー・ティアーズD、行きますわ!」

 

 

 

いざ出撃だ。

ミーティアは……まだ展開しなくて良いな。相手の戦力を見てからでも展開は間に合うしね――まぁ、相手の規模がドレだけであろうとも、問答無用で一機残らず撃滅してやるだけだけれどな。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・

 

 

 

さてと、出撃して5分後、IS学園から1kmほど離れた海上で、学園に襲撃をかけて来たと思われるIS部隊と見事にエンカウント……因みに、此処に来るまでの道中でオータムさんとナターシャさんとは合流済みだ。

しかしまぁ、IS部隊は50以上か……可成り気合が入ってる事だけは間違いなさそうだな。

取り敢えず、先ずは警告して追い返してみるとするか……出来るのであればそれに越した事は無いしな。

 

「正体不明のIS部隊に告げる、この先はIS学園の領海及び領空となる。学園の許可のない船舶及び航空機並びにISの接近は厳禁故、早急にこの場から退去せよ。」

 

「此方の要求を呑んでくれるのであれば今すぐ退去しても良いが?」

 

「……一応、条件とやらを聞いておこうか?」

 

「何、実に簡単な事だ。お前達の使って居る機体を此方に渡してくれればいい……そうすれば此のまま大人しく退くと約束しよう。」

 

 

 

……狙いはアタシ達の専用機と言う訳か?話にならんな、そんな事が出来る筈がないだろう。

そもそも、ISRI製の機体が欲しいのならば、本社に直接掛け合ってみれば良いだけの話だろう?態々こんな強奪染みた事をするメリットがまるで見当たらないしな。

そもそもにして、返り討ちにされて素性がバレたら相当に不味い事になると言う事を、お前達にこんな事を命令した連中は考えなかったのか?

 

 

 

「我々が誰であるかバレた所で何の問題もないのだ……我等は『存在していない人間』だからね。」

 

「存在していない人間、だと?」

 

「其れはつまり……こう言う後ろ暗い仕事を専門に行う超極秘部隊と言う事ね?そこに所属している隊員は、一切の個人情報を抹消されていると言った所かしら?」

 

「んな、そんなモノが実在しているのですか楯無さん!?」

 

「あくまでも私の予想ではあるけれど、あながち間違っていないと思うわよ箒ちゃん。」

 

「間違ってない所か、多分大正解よミス・タテナシ。」

 

 

 

ナターシャさん?楯無の言う事が正解だとは、どういう事なんだ?

 

 

 

「まさか、嘗ての同僚が都市伝説的部隊に所属しているとは思わなかったけれどね?……久しぶりねアメリア。亡霊になってたとは驚きだわ。」

 

「……貴様、何故私の名を知っている?」

 

「あぁ、此れじゃ分からないか……此れならば分かるかしら?」

 

「お前は……ナタル!行き成り軍を止めたと思ったら、こんな所で何をしている!」

 

 

 

と、ナターシャさんがヘッドパーツを解除して顔を見せたら、相手のリーダー格と思しき女性が驚愕の声を上げた?……しかもナターシャさんの嘗ての同僚と言う事は、まさかコイツ等はアメリカ軍の一部隊なのか?

 

 

 

「正解よ、夏姫。

 彼女達は、軍内部でも都市伝説的な存在として語られていた超秘密部隊『ゴースト』……其処に所属する隊員は、出生記録を始めとしたありとあらゆる個人情報を抹消され『存在しない存在』になるらしいの。

 そして、表に出せないような後ろ暗い超極秘任務を行うの……そう、例えば対立国家の要人の暗殺や、極秘兵器の強奪なんかをね。

 尤も、あくまでも都市伝説レベルの噂に過ぎなかったのだけれど、彼女が自らを存在しない人間と称してこんな事をしていると言う事は、噂は真実だったと言う事ね。」

 

「マジかナタル?随分とイカレテやがんなアメリカさんもよぉ?世界のリーダー気取ってる国は何をやっても許されるってか?

 あぁ、そもそもお前等がどうなった所で、存在がない訳だから追及されても知らぬ存ぜぬを貫き通すって訳か……テロリストより質が悪いぜオイ!」

 

「マッタク持ってオータムさんの言う通りだな……まぁ、お前達が何者であるにしても、其方の要求に対する答えはノーだ。

 だから、さっさと大人しく帰れ。此方とて、大人しく帰ると言うのならば捕縛しようとはしないからね。」

 

「此方の要求を呑んで貰えないのならば退く事は出来ん……何よりも私達の事を知っているナタルだけは確実に始末する必要があるからね。」

 

 

 

まぁ、予想はしていたが、矢張り言葉でお帰り頂くのは無理だったみたいだな……となればもう戦うしかあるまい――口で言っても分からない奴と言うのは、殴って分からせるしかないからな。

精々、戦う選択をした己の愚行を後悔すると良いさ。

 

「楯無……遠慮は要らん、死なない程度にぶっ潰せ。箒もメアリーも、オータムさんもナターシャさんもね。」

 

「勿論その心算よ♪」

 

「こ奴らに武士の情けは必要ない……我が八十枉津日太刀の錆にしてくれる。」

 

「蒼き雫の糧にして差し上げますわ!!」

 

「だ~~れに上等かましたのか、其の身に味合わせてやるぜクソッタレどもがよぉ……テメェ等みたいなクソビッチは、自宅に引きこもって『禁則事項』なアレで『放送禁止』で『検閲により削除』してろってんだ!!」

 

「オータム、ぶっちゃけ過ぎよ其れは。

 でもまぁ、思い切りやらせて貰うわ……私だって、むざむざ殺される趣味は無いからねアメリア!」

 

 

「全軍突撃!ナタルだけは確実に仕留めるんだ!」

 

「「「「「「「「「「Yes Manm!!」」」」」」」」」」(鍵カッコ省略)

 

 

 

真正面から突っ込んでくるとは、数に物を言わせて強行突破する心算か?……確かに此方は6人しか居ないから強行突破は容易い様に見えるのだ

ろうが、だとしたらアタシ達の事を知らな過ぎだな。

 

「行かせるか……メアリー!!」

 

「了解ですわ夏姫!」

 

 

 

――バババァァァァン!!

 

 

 

アタシのフリーダムと、メアリーのブルーティアーズDのドラグーンを展開してゴースト達の行く手を阻む――アタシとメアリーのドラグーンをフル展開した際の合計数は22で、ドラグーンが発射するビームの総数は42本だから50機以上の敵が相手でも数の差は関係ないからね。

まぁ、正確に言うとメアリーの機体に搭載されているのはBT兵器だが、二次移行後の性能はドラグーンと遜色ないレベルだから、呼び分けるのも面倒なのでドラグーンと呼んでいるだけだがな。

 

 

 

「此れがISRIが独自に開発したと言う無線誘導兵器、ドラグーンか!何と言う滑らかな動きだ……イギリスのBT兵器など比べ物に成らないぞ!!」

 

「其れは当然だ。

 ドラグーンは、ISRIの開発主任が己の持てる力を注ぎ込んで完成させた兵装だからな……BT兵器が第3世代兵装だとするなら、ドラグーンは第7世代兵装だ!!」

 

「第7世代だと!?そんな馬鹿な!!」

 

 

 

まぁ、驚くのは当然だな……ISは漸く先進国が第3世代の試作機を完成させたレベルなのだから、其処で第7世代等と言われたらな――尤も、ドイツとイギリスと台湾に関しては第3世代機以上の機体情報を有している訳だけれどね。

二次移行したラウラと乱とメアリーの機体性能は第3世代を突破して第8世代相当になっているからな……因みに二次移行したフリーダムとジャスティスは第20世代、それ以外の機体も第19世代相当らしい。

 

「驚いている所悪いが、ドラグーンにばかり気を取られていると危険だぞ?」

 

「そうね……油断大敵、注意一秒、怪我一生よ♪」

 

「なに?な、のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

で、驚いていたゴーストの兵士は背後から刀奈の奇襲(ビームエッジ展開した足でのミドルキック)を叩き込まれ、一撃でシールドエネルギーが0になってISが強制解除……普通ならそのまま海に転落だが、其処は流石プロと言うか何と言うか、救命用のパラシュートは携帯していたらしく其れを展開して上空から海への紐なしバンジーは回避したみたいだ。

まぁ、あぁなっては最早何も出来ないだろうから回収は後で良いだろう。

 

「見事な一撃だったぞ楯無?」

 

「ふふ、暗部の長としてあれ位は簡単よ夏姫……完全に気配を消してターゲットを仕留める位、朝飯前だわ。」

 

「あぁ、其れは納得だ。因みに、悲しいかな朝飯前じゃなくて今は昼飯後なんだよな。」

 

「そう言えばそうねぇ……なら、ランチ後の適度な運動って言う事で一気に制圧しちゃいましょう夏姫!!」

 

「食後の運動か、確かに其れは言い提案だ、乗らせて貰おうか。」

 

何よりも永遠の自由と無限の正義の前に敵は無いからな……アタシ達の前に敵として現れると言うのであれば、其れが例え神や仏であろうとも駆逐するだけの事だからね。

 

 

 

――キィィィィン……パリィィィィィン!!

 

 

 

意識を集中して、あの力を発動させる……刀奈もあの力を発動したみたいだな。

さてと、こうなってしまった以上、お前達の負けは絶対だ……超人であるアタシと、その超人とタメ張る刀奈がリミッターを解除した状態になったのだからね?

海へのスカイダイビングをしてみたい奴から掛かって来るが良い。――尤も、アタシから逃げた所で他の面子がお前達を逃がしはしないがな。

 

 

 

――キュピーン!!

 

 

 

「!!?」

 

「夏姫、如何かした?」

 

「いや……」

 

今の感覚は……間違いない、近くにイルジオンが居る――まさか、この戦闘に乱入してくる心算か?……もしもそうなったら流石に笑えないぞ?

ゴースト達は制圧出来る相手だが、イルジオンはアタシが本気を出さねばならない相手だから、イルジオンがゴーストに加勢したら戦況は一気に覆されてしまうかも知れん。

まぁ、イルジオンの性格的に其れは無いだろうが、だからこそ気になる……一体こんな場所に何をしに来たんだ姉さん……?

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:一夏

 

 

夏姫姉達が出撃したのを確認した俺達は、束さんが遠隔展開したステルス迷彩を纏って学園の浜辺で白兵戦部隊が到着するまで待機中な訳なんだが……俺を含めて気合入ってんなぁオイ!

万が一ISが展開できなかった場合を考えて、全員が武器を持って来たんだが、その武器のチョイスが手加減なし!!

俺は練習用の模造刀(鉄製)を持って来たんだが、マリアはライフルタイプのガス銃、ラウラはエアガンと鉄製の訓練用ナイフ、ダリル先輩は二丁改造エアガンでフォルテは木刀でマドカは釘バット!!

ってか、マドカの武器が凶悪過ぎだ!マドカ、何で其れをチョイスしたし!お兄ちゃん怒らないから言ってみなさい!

 

 

 

「ナツ兄さん……釘バットは乙女のロマンなんだ。」

 

「OK、そんな物騒なロマンはレアステーキにした後に犬に食わせちゃおうか。喰らった犬が食あたり起こすかもだけどな。」

 

「ナツ兄さん、動物虐待は犯罪だぞ?」

 

「そうです、動物虐待は犯罪です!なので、飼い主の皆様は最後まで責任をもってペットを飼って下さいね~~!!ペットの虐待、遺棄ダメ絶対!」

 

「ACジャパ~~ン。」

 

 

 

って、違うから、そうじゃないから!!つーか、ガチの戦闘を前にアホなやり取りだなぁオイ!――まぁ、こんなアホなやり取りが出来る位に精神がリラックスしてるってのは良い事なんだろうけどな。

 

 

 

「上陸成功……此れより、作戦を開始する。」

 

 

 

なんて事をやってたら、海から人が出て来やがった……コイツ等が束さんが言ってた白兵戦部隊なんだろうな――束さん、遠隔光学迷彩を解除して下さい!

討って出ますから!!

 

 

 

『了解、了解!取り敢えず、馬鹿共に誰に喧嘩売ったのかってのを骨の髄まで叩き込んでやっちゃって!!』

 

「ウッス、言われるまでもないっすよ束さん!!」

 

そして、次の瞬間に遠隔光学迷彩は解除されて、俺達の姿が白兵戦部隊の前に突如として現れる事になった訳だ……あ~らら、予想外の事態が起きた事で海からやって来た白兵戦部隊がフリーズしちまったみたいだな?

オイ、オッサン達、IS学園に何か用か?随分と物騒な格好だけどよ?

 

 

 

「はっ!!き、貴様等何時の間に現れた!さっきまでは居なかった筈だ!!」

 

「其処は企業秘密って事にしとこうぜオッサン……其れよりも、IS学園に何か用か?その物々しい雰囲気は只事じゃあねぇよな……テメェ等、何しに来やがった!!」

 

「答える義理は無い。」

 

 

 

ま、そうだろうな――つっても、実際俺だってテメェ等が何しに来たなんて事には一切興味がねぇからな。

だが、興味がなくとも俺の大切なモノを傷付けるってんなら話は別だ――鈴と箒に怪我させた奴が居たら速攻で滅殺確定だが、俺にとってはIS学園の仲間達も俺の大切なモノだからな。

其れを傷付けるって言うのなら、人生のピリオド打つ準備は出来てんだろうな?

夏姫姉から殺しはNGだって言われてるから命は奪わないが、テメェ等みたいなクソッタレに手加減なんざ必要なさそうだからな……容赦なくぶっ潰してやるぜ。

そんな訳で、一発お願いしますダリル先輩!!

 

 

 

「Goddamn for Fuckin Guy's!!(地獄に落ちやがれクソ野郎!!)」

 

「はい、良い感じのメッセージ頂きました!」

 

「此れは、ネットにアップしたら結構バズるかも知れないわね。」

 

「だな。」

 

だが、其れはこの戦闘が終わってからの事だ……先ずは、この突撃親父達をぶっ倒さないとだからな……悪いが、手加減にしようがないから、最悪の場合は腕の1本は覚悟して貰うぜ?

尤も、情けはかけないけどな!!!

 

だけどまぁ、精々後悔しろよオッサン――IS学園にケンカを売った時点でアンタ等は終わってるんだよ――其れすらも理解しないで来た以上其れは絶対だからな。

悪いが、狩らせて貰うぜオッサン達よ!!

 

 

 

そして次の瞬間には白兵戦部隊が襲い掛かって来たが、ハッキリ言ってこの程度の攻撃は温すぎんだよ!!ぶっちゃけ、この程度の攻撃ならガチンコで目をつむっても対処出来るっての。

何処の馬の骨かは知らねぇが、喧嘩売る相手間違えたなオイ。

俺達が此処に居る以上、テメェ等は此処から先には進ませねぇ!――そう言う訳で、ぶっ倒してやるぜゴースト!!覚悟するんだな!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued… 

 

 

 

 

 

 

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