柱島泊地は、提督の更迭、艦隊の解散と基地としての
運営そのものを失いかけていた。
そんな中で、新しい提督の赴任、基地の再建が始まろうとしてた…
五月晴れのある日のことであった。
ここは、柱島泊地、呉鎮守府の直属前線基地。
大淀 「南雲提督だけ責任を取らせるなんて、大本営もどうかしてない?」
隣にいる元秘書艦の電に詰め寄る。
電 「そんな事いってもこれは、大本営の決定事項なので仕方ないと思うのです。」
だが、大淀の物凄い形相にたじろぐ電である。
大淀は、ふと、ため息をつくと…
大淀 「電ちゃん、赤城さんの容態は?」
電は、深刻な表情となり…言葉を選んでるかの様に…
電 「赤城さんは、帰還後から、気が抜けた様な、感じで誰とも会話もせず、ただ、ぼーっと病室の窓を見てるだけの状態が続いています。ほんとに可哀想なのです。」
大淀 「そうよねーあの戦場を無事に帰還できたのも奇跡かもしれないわね!」
大淀は、病室のある方向へと目をやる。
大淀 「提督の更迭、艦隊の事実上の解散が、今の柱島泊地を物語ってるわ」
電 「大淀さん!そう言えば、大本営から新人提督が着任するって!聞いたのですが…」
大淀は、提督机にある書類を手に取り
大淀 「4月1日、0900にて、柱島泊地に着任って書いてあるね!」
電 「という事は、明後日にくるのです。」
電の目はキラキラしているが、大淀は、必死に書類に目を通す。十数ページある書類をふむふむと読む。
大淀 「名前は、雨宮 渉 。年齢は、今年29歳で…階級は、大佐に昇進したばかりみたい。」
電は、うんうんと頷く。
電 「新任司令官が着任するまでに、ここの片付けを終わらせないといけないのです。」
~ここで柱島泊地の状態~
現在、基地所属の艦娘は…
大本営連絡兼秘書艦 大淀。
基地秘書艦 電
食堂及び居酒屋「鳳翔」 鳳翔
工廠担当 明石
甘味屋「まみや」 間宮
の計5名。
先任提督在任中は、3つの艦隊が存在していたが
先の海戦の敗北と提督の更迭により部隊は、解散
それぞれの艦娘は、呉鎮守府へと配属となり
上記5名と空母赤城のみであった。
それから2日後…
柱島泊地の門前にひとりの男性が立つ
男 「ここが柱島泊地…」
男は、白い軍服(第2種士官軍服)で身にまとい、帽子を被り直しながら、敷地内へと足を踏み出した。
? 「あっ!司令官!ちょっと!まってくださぁーい!」
見た目は、10代前半、白い線がひとつのセーラー服を着てポニーテールが似合う、女の子が提督らしき人物へ走って向かうがぁ…その手前で転んでしまう。
? 「あっーーー!(>_<)」 ドテッ!!
男 「大丈夫かぁ?吹雪」
男は、吹雪に手を差し伸べる。吹雪は、顔上げると恥ずかしそうに…
吹雪 「すみません…司令官 (;´Д`)」
吹雪は、顔を赤くしてゆっくりと立ち上がる…
基地の敷地内に入ると二人の女性がまっていた。
「お待ちしてました、提督、わたしは、ここの元秘書艦
の大淀と駆逐艦 電です!よろしくお願いします。」
電 「司令官!よろしくなのです!」
雨宮 「呉鎮守府より今日付でこちらに配属となりました…雨宮 渉です、そして、こちらは、駆逐艦 吹雪です、共に、こちらにお世話になります。」
吹雪 「特型駆逐艦 吹雪です!よろしくお願いします。」
2人はともに敬礼をおこない!大淀と電も敬礼にて!応える。
大淀 「では!基地内を案内します、こちらへとうぞ」
四人は、基地の設備および、敷地内にある主要箇所をみてまわり、大淀と電がそれについて、詳しく説明をおこない、それから、今の柱島泊地の現状を報告した。
雨宮 「つまり、ここは、前線基地でありながら、初期の状態で運営しなければいけないってことで認識してもいいいのかな?大淀?」
大淀は、申し訳なさそうに…
大淀 「はい、先の海戦での敗北の結果、ここの評価は
かなり低下し、呉鎮守府もこれについては、致し方ない状況として、処分をしています。」
雨宮 「私も元は呉鎮守府からの転属の身、情報も把握しているが、ここまで切り捨てるとは、随分だと思っている、だが、私がここに来た以上は、立て直し、信頼を回復することに全力を尽くすつもりだ。」
大淀 「では、ここの作戦室である、司令室へとうぞ」
大淀は、敷地内の真ん中にある大きな建物へ案内した。
大淀 「ここが、司令室で提督の部屋になります。ここで作戦指揮などを計画立案する、ここの中核なる部屋となります。」
雨宮達が司令室に入ると中に3人が待っていた。
3人は、敬礼をすると…
鳳翔 「航空母艦、鳳翔です。主に基地内の食事及び食材の管理、衛生士を主に任務をおこなっています。」
明石 「工作艦 明石です。柱島泊地の工廠を担当してます。また、資材管理を兼務も行なっています。」
間宮 「給糧艦 間宮です。基地内の甘味屋、(まみや)を経営してます。提督、甘いものが欲しい時は、うちへ、とうぞ♥」
雨宮もこれに、応え敬礼をする。
雨宮 「鳳翔、明石、間宮、今日付でここに厄介になる、間宮 渉です、これから、また一からのスタートになるが…よろしく頼む。」
大淀 「では、提督、柱島泊地のこれからの方針をお願いします。」
雨宮 「まずは、艦隊を編成しなければ、敵に太刀打ちは、できない…そこで、基地近海を掃海しながら、兵力の増強をはかり、戦力を拡大するのが急務となる。」
雨宮は、向きを明石に向け…
雨宮 「明石、現状の資材を確認し今現在、建造可能な艦娘を報告してほしい。」
明石 「現資材の保有数を考えると、現時点では、軽空母及び、軽巡、駆逐艦クラスが妥当だと思います。」
雨宮 「了解した、では…まずは!軽巡を建造と駆逐艦クラスの増産をたのむ。」
明石 「了解しました。」
明石は、工廠へと、移動する。
雨宮は再び大淀に視線を向けると…
雨宮 「大淀、赤城の件だか、容態は、どのようなものなのか?教えてほしい」
大淀 「はい、赤城さんは、体こそ従来の状態に戻ってはいますが、精神的なダメージがあり、戦力としては、まず使えない可能性は、あります。」
雨宮 「そっかぁ…では、いまは、回復するための手段を考える必要があるで…解釈するべきと考えたほうがいいかな?」
大淀は、申し訳なさそうに…
大淀 「はい!おっしゃる通りです。」
雨宮 「あい!わかった!」
雨宮は、一時の…沈黙のあと
雨宮 「では、まずは、基地周辺、つまり、鎮守府近海の掃海作戦を開始しそれから、戦力の増強を計り次の作戦の橋渡しを考える、皆…心してかかるよーに!」
艦娘一同 「はい!了解しました!」
新しく運営が始まった、柱島泊地ですが、
一から始まるこの基地を新人提督は、どの様に
導くのか、上手くまとめて面白く書ければ
作者としもいいのですが!
とにかく、がんばって、提督と共に頑張ります。
よろしくお願いします。 柊。