新任提督がいよいよ、動き出す。
さて、新米提督は、どんな采配するのか
楽しみです。
外は梅雨空の季節…雨が降り
青紫色や赤紫色の紫陽花が梅雨のメインを醸し出す
そんな風景の中、柱島泊地は…
電 「吹雪さん、その荷物はそこに置いてほしいのです。」
吹雪は、大きめのダンボールを置くと…
吹雪 「ふぅーあとどこくらいあるのかな?」
電は、指を数えながら…玄関にある荷物を数える。
先日に呉鎮守府より、補給物資が届きその確認作業と倉庫への搬入をやっていたのだった。
電 「まだ沢山あるけど、これが鎮守府よりの補給最後みたいです、あとは、自力で頑張れと意味かもしれません。」
吹雪と数名の艦娘で手分けして搬入作業を進める。
そこへ雨宮がやってきた。
雨宮 「みんな、ご苦労。」
艦娘らは、提督を、みると作業を止め敬礼を行う。
雨宮は、荷物を見ながら…ある伝票を読む
雨宮 (柏木司令感謝します。)
雨宮と呉鎮守府の柏木 寿少将との関係は、直属の上司であり部下であった…柏木少将の計らいで定期的に物資補給を提供していたが…それも今回で最後となる。
これ以上の融通は、ほかの鎮守府に示しがつかないってこと感じた事もあり、それに大本営に報告があると厄介になる。これ以上呉鎮守府に迷惑をかけるわけもいかないのである…
雨宮は、今回の補給で中止を呉鎮守府に連絡してたのであった。
雨宮 「あとは、自分らでやらねければ…」
グッと拳を、握りしめる。
雨宮は、司令室に戻り大淀に現状の艦娘艦隊の状態を確認を指示しはじめての海戦の準備を始めるつもりである。
現段階では、補給があったとはいえ限られた資源の中での艦隊運営となるので出来るだけ早く、資源海域を奪取するのが急務となる。その前哨戦となる、南西諸島海域での情報も随時収集中である。
大淀 「現時点での稼働可能艦隊は、軽巡、川内を旗艦とする…第一艦隊のみです。」
第一艦隊…軽巡川内、軽空母瑞鳳、駆逐艦 曙、電、 吹雪、夕立。
雨宮 「了解だ。では、まずは偵察を兼ね第一艦隊の出撃を発令する。大淀、第一艦隊を司令室へ招集してくれ!」
大淀は、敬礼をすると、第一艦隊を呼び出す。
♪ピンポンパンポーン♪。.:*・゜
大淀 「旗艦 川内及び第一艦隊のメンバー至急司令室へ来てください。」
川内、瑞鳳ら第一艦隊メンバーが司令室に招集された。
川内 「お呼びですか?提督」
雨宮 「うむ、来てもらったのは、他でもないこれから南西諸島へ出向いてもらう。」
川内 「というと…いよいよ出撃ですか?」
雨宮は、頷くと…
雨宮 「そうだ…練度もそこそこ向上した君たち第一艦隊に南西諸島への偵察及び攻略をお願いしたい。もちろん、状況によっては南西諸島の占領も視野に入れいく。」
※ 南西諸島…複数の島で構成される海域。MI海戦後、勢にのる深海棲艦に占領され、現在は、敵前線基地があり(小規模ながら)他の鎮守府からの反撃を試みているが決定打がなく、まだ攻略できていない。
川内 「ですが…他の鎮守府でも手をやいているあの海域を私達で攻略できるのでしょうか?」
雨宮は、手を挙げて…
雨宮 「正面攻撃では、まず歯が立たないだろう。だから偵察を兼ねてと言っている。まずは、海域の情報がほしいのだ!それから攻略をと考えている。それに、他の鎮守府もそこだけを攻略しているわけでもないのだ。」
※現在…小規模ながら他の海域でも戦闘が発生しており味方鎮守府は、戦力を分断させられる事態となっている。
川内 「なるほど…了解しました!」
川内以下メンバーが敬礼をする。
雨宮 「作戦行動中は、旗艦川内の判断で行動する事。川内は、定期的連絡機を飛ばし、敵作戦圏外で我が方に報告する事。作戦指示は、暗号にて行い状況によって判断、作戦を進める手筈となる。では!出撃準備を!」
川内 「はっ!では出撃します!」
こうして、川内旗艦とする第一艦隊が出撃した。
雨宮提督としてはじめての作戦行動である。
~南西諸島付近海域~
川内 「では、作戦行動に移る瑞鳳…偵察機を発艦させてくれ。」
瑞鳳は、頷くと空に矢を向け偵察機を発艦させる。
矢は、瞬時に零式艦戦になると、南の空へ飛び立つ
川内 「では、対防空警戒態勢に移行する、各位注意を怠らない様に。」
数時間後、敵に発見される事はなく、味方偵察機の情報が艦隊にもたらされる。
川内 「敵は、軍港に巡洋艦2、駆逐艦4、そして飛行棲姫の確認、その他周りの海域には敵艦隊は、なし。やはり飛行棲姫は厄介だなぁ、迂闊には、手を出せない。」
瑞鳳 「川内さん、私達はあくまでも偵察を任務にしてます。情報をまずは、提督に報告がよろしいかと?」
川内 「わかっている、だか少しは、出鼻を挫きたい。」
吹雪 「川内さんの気持ちはわかりますがここは、司令官に報告しそこからでも遅くないかと?」
川内は、頭をかきながら…
川内 「うーん!わかったまずは、提督へ報告それから次の作戦行動判断をしてもらう!」
艦隊は、一旦南西諸島海域を離脱し柱島泊地へ連絡機を飛ばし指示をあおぐ。
数分後、提督からの暗号電文が艦隊へ届く。
瑞鳳 「川内さん、提督はなんと?」
第一艦隊艦娘メンバーが川内の発言を待つ。
川内 「奇襲をかけよって!命令だ。」
暗号電文の内容は、敵基地への奇襲を敢行し混乱乗じて敵艦隊及び飛行棲姫を殲滅する。
敵基地に接近後、瑞鳳による空爆を開始し瑞鳳は、曙を伴い離脱。残りメンバーは、島を迂回し夜まで待機、夜戦を行う。
川内 「おお!夜戦だぁ!」
川内の目が炎と化する。興奮する旗艦を宥めいよいよ
作戦実行である。
1530作戦開始。
敵を警戒しつつ基地付近まで、静かに接近を試みる
幸い敵に発見されず作戦行動圏内まで接近する事が
できた。
川内 「瑞鳳、攻撃隊の発艦をお願い!」
瑞鳳は、頷くと空に矢を向け攻撃隊を発艦させていく
攻撃隊構成は、零戦5 艦攻 10 艦爆 10 の計15機
攻撃目標は、飛行棲姫。小規模でどのくらいの成果
見込めるのは、未知数だが敵を混乱させ、有利に
夜戦へ移行する事がこの作戦の本来の目的である。
川内 「瑞鳳 曙は、攻撃隊発艦終了後速やかに戦線を離脱しなさい。あとの事はまかせて!」
瑞鳳 曙 「了解ですっ!川内さん、みんな!がんばって!」
こうして、曙と瑞鳳が北へ戦場を離脱。川内と吹雪ら残りの第一艦隊は、基地島を迂回し南の方へ移動、夜が来るのを待つ。その間川内は、零式水偵を発艦させ基地内の成果を確認する。
敵基地の被害状況は…飛行棲姫 滑走路の破壊、及び指揮系統の中破。軽巡ツ級、軽微。駆逐艦イ級2隻、中破であった。
こちらの損害は、未帰還機 5機とまあまあの戦果である。
川内 「さぁって!ここからだね!いよいよ夜戦よー!」
川内とは、裏腹に他の3名は、緊張を隠せず…
電 「いよいよなのです (;´Д`)」
夕立 「あ~ドキドキっぽい 」
吹雪 「ううっ!とにかくやるしかない (´;ω;`)」
川内 「20:00 全艦突撃します。準備は、いい?」
3名は、コクリと頷くと全員、時計を確認する。
そして…
川内 「よし!全艦突撃開始!」
川内は、艦砲射撃、雷撃を開始。電 夕立 吹雪がそれに続く。敵は、まさか夜戦がくるとは、思っていなかったらしく混乱していた。飛行棲姫の指揮系統が分断されたのが一番の原因であった。
第一艦隊は、ここぞとばかり一斉射撃を行う。
戦いは、およそ2時間くらい経っていった…
敵の被害は、甚大であったが、まだ決定打には、もう少し打撃が必要であり吹雪は、飛行棲姫に接近艦砲射撃を加える。だが…
あまりの夢中で敵艦の接近に気が付かなかった。
イ級 「キキっ!(もらった!)」
吹雪が気がつく時は、既に敵艦の魚雷が間近まで迫っていた。
吹雪 「えっ!」
夕立 「危ないっぽい!」
夕立は、吹雪の前に出張ると魚雷を脆に食らってしまった。
夕立の左足が真っ赤に染まり膝まで浸水するが沈没までは、なんとか持ち堪えた。
吹雪 「夕立ちゃん!!」
吹雪は、イ級に向け艦砲射撃を行う。夕立が自分を庇って雷撃を食らい大破してしまった事に我を失ってしまう。それは、相手が水しぶきで見えなくなるくらいに
激しい砲撃であった。
吹雪が気がついた時は、弾切れになっていた…
こうして、はじめての海戦は、我が柱島泊地の勝利となるがこちらの被害も増えた。結果的に南西諸島は我が柱島泊地の勢力圏内となり南方資源への足掛かりとなる。
※南西諸島海戦結果
柱島泊地側 夕立 大破 川内 吹雪 中破 電 軽微。
深海棲艦側 飛行棲姫 壊滅 軽巡ツ級2隻 轟沈 駆逐艦イ級 3隻 轟沈 1隻 大破。
朝日が昇る頃…
川内 「これより帰投する。電…夕立の護衛を頼みます。」
~柱島泊地~
雨宮 「川内、よくやってくれた。皆もご苦労であった。礼を言う…ありがとう。これで南方作戦も開始できるがまずは、ゆっくり休んでくれ!」
川内以下4名(夕立は、即入渠している)は、一礼すると司令室から退室する。
雨宮 「さてこれからだなぁ!だが戦力が足りない状況、南西諸島周辺海域も奪取しながら戦力増強を行う事が急務だなぁ!」
雨宮は、司令室の窓から空を見て、まるで独り言のように語るのであった。
つづく。
第2話、なんとか書きましたが難しいのが率直な感想ですねw
特に戦闘シーンは、ムズい。
さて!次回は、いよいよ赤城さんの登場です。
提督は…どの様にするのか楽しみでもあります。
よかったら、またお付き合いよろしくお願いします。
柊 。