甘兎庵アルバイト最終日。
千夜「とうとう今日でたまちゃんともお別れね」
千夜婆「騒がしい娘だったがいなけりゃいないで寂しくなるわい。まあ達者で暮らしとくれ」
たまて「短い間でしたが、本当にお世話になりました」
千夜「たまちゃん、駅まで送るわ。行きましょ」
たまて「えっ、そこまでして頂かなくても」
千夜「いいのよ。ただ、お得意様のところに配達を頼まれてるから寄らせてもらうわね」
チノ「いらっしゃいませ」
千夜「配達先はラビットハウスの一番奥のテーブルですって。たまちゃん、お願いね」
たまて「(他にお客さんは青山さんしかいないからすぐわかりますね……しかしなんでしょうか、あの黒いフードをかぶった怪しい集団は)……ああっ!」
栄依子「たま、迎えに来たわよ」
花名「来ちゃった」
冠「ん」
たまて「みなさん……どうしてここに?」
花名「たまちゃんが帰ってきたら、みんなで何かしようって話になったの」
栄依子「そうしたら、みんなこの街に来てみたかったってことがわかって」
冠「どうせならたまを驚かせようとこっそり甘兎庵に電話してみたら」
千夜「ココアちゃん!たまちゃんのお友達がこの街に遊びに来るらしいわ」
ココア「これはサプライズパーティーをしようってことだね!ラビットハウスも全面協力するよ」
チノ「と、ココアさんが勝手に話を進めて」
冠「栄依子がノリノリで」
栄依子「冠もでしょ。それから花名も」
花名「楽しそうだったからつい」
チノ「ココアさんに振り回される身にもなってください」
栄依子(楽しそう……)
たま「みなさん……」
ココア「さあ、パーティの時間だよ!」
チノ「ごゆっくりお楽しみください」
青山「今日はたまてさんの送別会ですか。楽しそうですねー」
タカヒロ「では、青山さんはホールを頼むよ」
青山「今日はコーヒーを飲みに来ただけなのに……」
たまて「この夏休みのこと一生忘れません!最高の思い出です!」
ココア「また遊びに来てね」
千夜「今度はココアちゃんと新作漫才を披露するわ」
ココア「えっ?」
帰りの列車でたまてが配達した千夜月を頬張る御一行。
たまて「いやあ楽しい夏休みでした」
栄依子「楽しいのは今日までかもね……」
花名「私もそんな気がするよ」
たまて「な、何ですかこの不穏な空気は」
冠「大丈夫」
たまて「ですよね~」
冠「あとは夏休みの宿題を片付けるだけ」
たまて「」カチーン
冠「たま、固まってる」ユサユサ
花名「たまちゃんの宿題はこれ?……予想はしてたけど、半分も進んでない」
栄依子「毎日少しずつでも進めるようにってあれだけ言ったのに……」
たまて「すっかりバイトに熱中してしまいまして……どなたか宿題を見せていただけないでしょうか」
花名「だめだよ、宿題は自分でやらなきゃ意味がないよ」
冠「花名の言う通り」
たまて「ご無体な~~~!」
栄依子「自業自得でーす」
- END -
ご愛読ありがとうございました。
読み返してみるとシャロちゃん全然動かせてませんね。反省です。