私と似た声をしている女の人になった夢を。
その人は宇宙へ行きたいと願っていました、ですが、理解される事がなく独りになっていき、心を閉ざしてしまったのです。
私はこの人に何かしてあげたい、そう思うのです。
季節は冬の春先、受験のシーズンである。彼、織斑一夏は受験会場の高校へと向かっていた。
「就職に強いって聞いてるからな、せめて高校を卒業したら千冬姉を少しでも助けないと」
ごく普通の家庭を大切にする考えだろう。自分を助け支えてくれた人間に対する恩義、それを返したいという想いだ。
「えっと、確かこっちだったな」
廊下を歩いていると、導かれるかのように一つの部屋にたどり着く。そこには何かの機械が置いてあった。
「これって?」
好奇心から触れてしまい、それを起動させてしまった。これが恵まれた彼と野生の中で生きる一人の青年の出会いのきっかけとなった。
◇
その大地は数百年以上前に隆起し、今も住んでいる人間が数百人規模でいるという。ロストグラウンドと呼ばれるこの大地で二人の男が己の意地と信念をぶつけ合い、互いに協力し生きていった。
その志はと特殊警察に受け継がれ、警察に属さずに生きる人達には意地を見せ、壁を突き破る姿勢を語り継いでいった。
そのロストグラウンドにおける特殊な事例がアルター能力である。ロストグラウンドに生まれた新生児だけが発現出来る能力である。しかし、近年において本土から長年ロストグラウンドで生活する事で僅かながらにアルター能力を開花させる人間も出てきているという。
しかし、その人間は数パーセントにも満たない。やはり外界から来た人間では難しいのだ。
ロストグラウンドにもISの噂は耳にされる。だが、大抵は作業の機械としてみることはない。そんな中で起動させてしまった青年がいた。
彼の名は川神一弘(かわかみかずひろ)勉学は桐生水守が設立した学校で中等教育を受け、後はアルター能力を使って生活している青年である。
「ISを起動させた事で本土に行かなきゃならなくなったか、仕方ねえ」
ロストグラウンドで最後の仕事になるだろうと一弘は全身を虹色に輝かせた。瞬間、大地の一部が次々と抉られ、建物の一部すら何かに変換されていく。
彼の右腕が再構成されていき、それは完全に拳で殴ることを前提に形成されたもの。
「俺のアルター、トリーズナーショット!俺は反逆者だ・・・!例え相手がなんであろうとNOとしか言わない男!」
右腕の一部にある羽飾りのような物が砕け散り、そこから噴出される物が莫大な推力を生み出した。それはかつて、この大地において己が突き進むと決めた曲げない意思を見せつけた男のように。
「怒涛のハイブリット!!×100!!」
その威力によって百人の相手は吹き飛び、報酬を受け取る。それを手に本土へと向かう覚悟をする。
「アルター能力を隠すわけにもいかねえ、ISは量産機があればいいだろ。それまで勉強を教わらなくちゃな」
学校へ戻り、入学までの準備をする。だが、彼は知らなかった。ISの開発者であり、アルターを開花させた彼女が、いずれ自分にとって大切な存在になる事を。
◇
私は夢を見ていた。荒々しくも突き進む夢と、自分に降りかかる事を知らずにいた夢を・・・。
彼らは出会う事になる。でも、決して相容れない・・・。
全てを守りたいから、背負ってでもたった一つのものを守りたいから。
二人の想いは違う、力があるから守れると考える人。力があるから生きてこれた人。
ああ・・・全く違う。だからこそ戦う事から逃げられない。
またまた、思いつきです。
最近、熱いアニメを観てないなーと思ってたらあったのを思い出しました。
基本的に漫画版のをベースにアニメ版を練りこむ方向です。