はい。4話でち。
速度的にはファーンvsスーパーシルフ。武装的には超強化したモルガンvs普通の戦闘機。
さてさてさてさて。どうなることやら。
では、どうぞ。
初陣
「B-1より各機へ。シークエンスB4。敵機迎撃可能距離に侵入。HAM準備。マスターアームオン。ガンセーフティ解放。ブーメラン各機、エンゲージ。」
「ラジャー。マスターアーム、オン。ガンセーフティ解放。エンゲージ。」
「了解。マスターアーム、オン。ガンセーフティ解放。エンゲージ。」
「ウィルコ。マスターアーム、オン。ガンセーフティ解放。エンゲージ。」
それぞれの視界に緑色の枠と緑色の文字が表示される。
HAM READY.
「シーカーオープン。」
「シーカーオープン。」
「シーカー、オープン。」
「シーカーオープン。ロックオン!」
「ロックオン。レディ。FOX2!」
「FOX2。」
「「FOX2!」」
各機のストライカーの主翼(というよりは尾翼)から対空ミサイルが発射される。
同時に4機がそれぞれ散開し、ドッグファイトを始める。
「よし、そのまま......ビンゴ!」
B-3のミサイルが敵の1機に命中。弾性限界を超えたミサイルの速度と爆圧がネウロイの黒い装甲を吹き飛ばす。
「って、ありゃ?コアがないな。背面タイプだったか。」
B-3、増速。ノズルから吐き出される色が、橙色から水色に変わる。戦闘上昇。と、ネウロイからの反撃。赤いビームが多数、いや無数にB-3へ襲いかかる。
「うわっち、っとと、危ない危ない。」
さながら障害物競走。B-3はビームの林をすり抜け、ネウロイの直上で同航戦。
「よし、そこがコアね。」
B-3が20mm汎用航空機関砲を構える。砲身が回転を始め、発射炎の少し後に、射撃音。
唸るような銃声が1秒半。これでざっと150発撃った計算だ。
「見つけた。」
再び砲身が回転。すぐに銃声が響く。今度は0.5秒。およそ50発。
半数がコアに着弾し、爆散。本体も輝く破片と化した。
「B-3、1機撃墜。支援が欲しいところはありますか?」
通常無線ではない、スーパーリンクによる通信。
「B-1、雪風よりB-3。援護要請。挟まれちゃいました。」
「B-3了解。すぐに向かいます。」
さて困った。
意気揚々と迎撃しに行ったはいいものの、挟まれた。ミサイルは当たったが、再生速度が速い。
中型1機、速度はこちらより少し遅い。
大型の方は、火力は高いが中型よりは遅い。
レースなら勝てるだろう。だがこれはドッグファイトだ。しかも相手は言うなればレーザー砲のハリネズミ。
一方向から、しかも小型ならまだしも相手は大型。さらに2機同時と来た。私だって、2つのことを同時に予知出来るわけではない。
勿論、未来予知を持ってるからには当たらないという自信があるが、「もしも」を考えなければいけない。こういう時、展開したこともないへっぽこシールドが頼りない。こんな事になるなら扶桑にいる頃からシールドの練習をしておくんだった。
「雪風」が聞いて呆れるな。とんだ貧乏くじだ。
正面に大型。後方には中型。まだ距離に余裕はある。丁度HAMに余りがあるので、王中尉の負担でも減らそうか。
目標正面。
「ロックオン。」
コアまでは届かないだろう。だが。
「FOX2。」
発射されたミサイルは、迎撃のレーザーが来る前に弾着するはずだ。その為の超高速対空ミサイル。
そして宮井大尉は発射と同時に上昇。中型が喰いついた。
上手く分断出来たはずだ。
「B-3へ。大型を引き剥がしました。装甲は吹っ飛ばしたので、あとよろしくです。」
「了解!」
これで共同撃墜、1。やったね。
さて、集中。後方800m。機数は、1。こちらが優速で、しかし武装は圧倒的劣勢。コアの位置、不明。弾薬は余りある。
つまりは、だ。
撃って撃って撃ちまくれ!
バンク角マイナス45度。機首(この場合は上体)を下げて、スライスバック。縦に180度回転しつつ増速して、ヘッドオン。
双方が音速を超えているので、800mという距離はあっという間だ。
READY GUN.
中型ネウロイ、強いていえばSR-71高高度偵察機に似ている。の鼻先に照準を合わせ、トリガーを引く。さらにそこから地面に対して垂直になり、上昇しながら、素早く後方宙返り。そのまま銃口を下に向け、鼻先から縦に切るように薙ぎ払う。これでは流石に足りないので、反転して追撃。
「もらった!」
最大速で突っ込み、レーザー、あるいはビームを躱すため不規則な機動を繰り返しながら、断続的な射撃。唸る銃声が短く、連続して響く。後部中央に着弾した初発から、どんどんネウロイの黒い装甲を削っていく。計10秒は撃ったかという時に目標ネウロイが爆散。お決まりの破片になって太陽光を反射していった。
「B-1、1機撃墜。各機状況報告。」
「B-2、交戦中。うわっ、とにかく!おっと、私1人でなんとかなる。」
「B-3、交戦中。子機がいっぱい出てきて厳しいでーす!」
「B-4、丁度撃墜しました。B-2の援護に向かいます。」
「了解B-4。B-3の援護は私が。」
_________________________
時間は少し巻き戻り
「中型1機.....いや、2機ですか。」
レーダーには1機しか映らない。だが近づいて見れば分かる。同じ型のネウロイが重なって、と言うよりはくっついて飛んでいる。
すると、突然上下に分離。左右に同時ブレイク。そのまま交差を繰り返し接近してくる。
「速い。」
となればこちらも増速。ノズルから出る色が変わる。1度すれ違ってから追撃すればいい。目の前を埋め尽くすレーザーの海を越えながら。
瞬間、交差。どうせ左右に別かれて挟み込むつもりだろう。と考えて、偏向ノズルを活かした空中を滑るような急速ターン。すぐさまスロットルをMAX。予想は的中。番は別れて、左右から鳴き声を上げつつ向かってくる。
HAM READY.
ヘッドアップディスプレイの視界の左右両端ギリギリに緑の四角い枠が2つ。そして同時に赤色に変わる。
ロックオン。
「FOX2。」
2発のミサイルが大腿部ハードポイントから分離、白い尾を引きながら敵機、2機のネウロイに迫る。
炸裂。
敵機は2機とも胴体の1/3を吹き飛ばされ、飛行が安定していない。チャンスだ。
どうやらコアは尾部にあり、覆っている装甲も厚くはない。2機の速度が落ちている今のうち、だ。
2機の間をもう1度すり抜け、後ろに着く。まずは右から。
GUN READY.
「どこにコアがあろうと私にはお見通しです。」
ルビーのような両目が輝く。
FIRE.
分間3000発の20mm口径機関砲弾がB-4の右舷前方のネウロイを襲う。あっという間に胴体と尾部が別れを告げ、ただ落下するだけになったコア付き尾部を機関砲弾が引き裂いていく。
1機撃墜。残り、1機。
光り輝く破片が散る中、左舷にいる筈のもう1機に首を巡らす。どうやらまだフラフラと飛んでいる。このチャンスを逃して何がエースか。鳥のように翻り、増速。あっという間に取り付き、機関砲弾の雨を降らす。
コアが割れ、一瞬後に黒色が爆散。HUD越しの景色に、更なる彩が加わる。
すると丁度良く1番機、雪風より入電。
「B-1、1機撃墜。各機状況報告。」
「B-2、交戦中。うわっ、とにかく!おっと、私1人でなんとかなる。」
「B-3、交戦中。子機がいっぱい出てきて厳しいでーす!」
B-2が少し危なっかしい。ならば。
「B-4、丁度撃墜しました。B-2の援護に向かいます。」
そう告げる。
「了解B-4。B-3の援護は私が。」
__________________________________________________
短めですが、今回ここまで。許して。
ご拝読ありがとうございます。
すでにお気に入り2件頂いており、嬉しい限りです。評価までつけて頂いちゃって。ありがとうございます(必死のダブルクルビット土下座)。
え?ところでミサイル小さくないかって?
魔法をこめれば威力も大きいってリトヴャク中尉が教えてくれたんダナ。少なくとも、フリーガーハマーの1発でキノコ雲が出来るくらいには。ジャムの高速ミサイルも真っ青の威力。いや、あっちは大気摩擦で弾頭が真っ赤だけど。やめてリトヴャク中尉!402ndとTAB-14が吹き飛んじゃう!
「こんな銃火器、近接武器出して!」
や
「こんな展開、こんなキャラとかあったらいいよね!」
等々、色々なご意見ご感想お待ちしております。
尚中の人が冷戦期の早期警戒機並に大忙しなので次回投稿は地球にジャムが攻めて来るまで無いかも知れません。
首をバンシーⅣの全幅並に長くしてお待ちください。