落書き怪獣 ゴンゴロス
凶悪宇宙人 ザラブ星人
ニセウルトラマン
宇宙恐竜 ゼットン?
???
登場
ZAT基地
「・・・・・・それで明日、そのザラブ星人が明日、その雄二少年の描いたゴンゴロスと戦って勝ったら地球侵略をすると・・・・・」
「はい。」
雄二君から事情を聴いた後、一夏と箒は基地に戻って千冬にこのことを報告していた。
「しかし・・・・・絵が怪獣になるなんて、ちょっと信じられませんね。」
北島は一夏の報告を聞いてどうもいまいちよくわからなかった。
「確かに普通の常識ならありえない事だ。だが、今の時代においても科学では解明できない現象というものはいくらでもある。そのザラブ星人がやったこともその一つだろう。」
「隊長、篠ノ之博士から過去に似たような事例の情報を受け取ってきました。」
「ご苦労。更識、早速モニターに切り替えてくれ。」
「はい。」
荒垣から端末を受け取ると簪は挿入してモニターに映す。
「数十年前、この日本でも落書きが宇宙線を浴びて実体化したという事例がある。今回は、ザラブ星人の干渉によって引き起こされたとされるがおそらくこの宇宙線とは別の方法で実体化させたのだろう。」
「では・・・・・・本当かどうかもわからない子供の言い分を信じるというんですか?」
南原は首を傾げて言う。
「うん・・・・・子供は時に大人には見えないものが見えるという逸話もある。現に現れた怪獣はその雄二君という少年が書いたものだ。あながち嘘だとは言い難い。」
「はぁ・・・・・」
「よし、では、明日6時前に織斑、篠ノ之、西田は地上、私と荒垣は、スカイホエールで待機、南原と北島はコンドルで周囲を警戒だ。更識は反応を見落とさないように。」
「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」
翌日
「・・・・・・いよいよだよ、ゴンゴロス。」
雄二君は、ザラブ星人との約束通りに町の近くの山に来ていた。時間は5時50分、ザラブ星人との約束の時間まであと10分と迫っていた。
「・・・・・一夏さんたち、本当に来てくれるのかな?」
坂を上りながら雄二君は周囲を見回して言う。ちなみに一夏たちは雄二君から見えない距離で追跡していた。
「雄二君の話が本当ならあと10分もすればザラブ星人が現れるはずだ。」
「さて、嘘なのか、本当なのか・・・・・」
周囲に警戒しながら雄二君を見守るようにZATは指定されたポイントで待機し、ザラブ星人が現れるのを待つ。
「・・・・・あっ、六時だ。」
ついに約束の6時になった。すると一同の目の前に円盤が現れ、そこからザラブ星人が降りて来た。
「あれは宇宙船・・・・・・そうか。地球に降りてきたのは奴の宇宙船だったのか。」
陰から覗いている一夏たちを他所にザラブ星人は腕を組みながら雄二君の目の前に来る。
『約束通り来てくれたね、雄二君。』
「さあ、僕が勝ったら大人しく自分の星に帰れよ!」
『ハッハハハハ・・・・・・・戦う前から勝利宣言かい?まあ、いいだろう。では、ゴンゴロスの絵を出してくれたまえ。』
雄二君はゴンゴロスの絵を出す。ザラブ星人は絵に怪光線を浴びせるとゴンゴロスはたちまち実体化した。
「うわぁ・・・・・本当に怪獣になった。」
西田は唖然としながらゴンゴロスを見る。
『フッフフフフ・・・・昨日も言ったが私が連れてきた怪獣は強いぞ。なんせ、あのウルトラマンを倒した怪獣なんだからな。』
「ウルトラマンを倒した怪獣!?」
『ハッハハハ!今頃怖気づいてしまったかい?残念ながらもう手遅れだ!いでよ!ゼットン!!』
ザラブ星人が指示を出すと宇宙船は一定以上の上空へと上がり、下から風船のようなものを膨らませ始める。
「ゼットンだと!?」
スカイホエールで荒垣と共に待機していた千冬は思わず驚く。
「隊長、ゼットンとは・・・・・・」
「以前、篠ノ之博士から聞いたことがある。その遥か昔、地球に最初に来たウルトラマンが全く歯が立たず、敗北へと追い込んだ恐るべき宇宙怪獣だとな。」
「ウルトラマンを倒した!?」
「北島、南原!宇宙船から怪獣が出てくる前に仕留める!全員、攻撃開始!!」
「「了解!」」
「「「了解!!」」」
千冬の指示で一夏たちは一斉に姿を現し、ザラブ星人の宇宙船を攻撃し始める。
『なっ!?貴様らはZAT!くそ・・・・・雄二君、私を嵌めたな!』
「ザラブ星人、子供を利用して地球侵略を企もうとは卑怯だぞ!」
一夏はZATガンを構えてザラブ星人を威嚇する。
『フン、私の連れてきたゼットンを相手にすれば貴様らなどあっという間に殲滅できるのだ!』
「何よ!?」
『さあ、見るがいい!ゼットンの恐るべき姿を!!』
ザラブ星人が叫ぶと同時にスカイホエールのレーザーが宇宙船に命中し、爆散してしまった。
『・・・・・・・・』
「「「・・・・・・・」」」
ザラブ星人は一夏たちを二度見すると思わず爆散した自分の宇宙船のあった場所を見る。煙が晴れると確かにそこには巨大な影と共に不気味な電子音らしきものが聞こえて来た。
グモオォー!!
ピポポポポポ・・・・・・
そこにはゼットン?が立っていた。しかし、一夏たちが想像していたゼットンと比べるとなんというべきか・・・・・あまり恐怖感がない。
『どうだ?すごいだろ?なんせバット星から一番生きのいい個体を連れてきたんだからな。』
グモォー!!
「・・・・・・・・」
悠々に語るザラブ星人に対して流石の雄二君さえも言葉を失った。
しかし、これはある意味で自分のゴンゴロスに勝てる可能性があると感じられた。
「よし、勝負だ!行け、ゴンゴロス!お前の力を見せてやるんだ!!」
グロロロロロォ!!
ゴンゴロスは勇敢にゼットンに向かって走って行く。
グモォー!
ゼットンは両腕からゼットンナパームを発射する。威力にゴンゴロスは一瞬ビビるが元々絵である上に身軽な体を活かして、勢いよくジャンプをし、ゼットンに飛び蹴りを喰らわせる。
グロロロロ!
グモォー!
二体は殴り合いを始め、ゼットンは力任せにゴンゴロスを殴りつける。
『いいぞ!その調子だ!そのままそいつをバラバラに引き裂いてやれ!』
グモォー!!
ゼットンは、ゴンゴロスを手あたり次第殴り続ける。
グロロロ・・・・
「負けるなゴンゴロス!お前は僕が考えた怪獣なんだ!がんばれ!」
グロロロロォ!!
ゴンゴロスは、ゼットンを突き飛ばしてやり返す。ゼットンは思わず頭を押さえてゴンゴロスと追いかけっこを始める。
『おい、何をしている!?そんな奴、さっさとテレポートして捕まえろ!!』
グモォー!!
しかし、ザラブ星人の指示を無視しているのかそれともできないのかゼットンがゴンゴロスを追いかけ続ける。
「今だ!そいつの頭に齧りつけ!」
グロロロロ!!
ゴンゴロスは一瞬で動きを止めて口を開く。そして、勢いのまま突っ込んできたゼットンの頭に齧りついた。
グモォオオオオオ!?
ゼットンは思わず飛び上がり、ゴンゴロスを放そうとするがどんなに揺さぶっても離れない。痛みを感じているのかゼットンはゴンゴロスに齧られたまま辺りを走り回る。
『ええい!なにをしているんだ!この役立たず!』
ザラブ星人は思わず怒りながらゼットンに向かって叫ぶ。その様子に一夏たちは呆れる。
「ザラブ星人、大人しく帰った方がいいんじゃないのか?」
『黙れ!くそ・・・・・・覚えてろよ!』
ザラブ星人は咄嗟に何かを思いついたのはその場から逃げ去って行った。
「あっ、逃げた。」
「よし、このまま怪獣を援護してゼットンを倒す!各隊員、ゼットンに向かって集中攻撃を始める。」
ゼットンはやっとゴンゴロスの顎から解放されてほっとした束の間に攻撃されたため飛び上がる。
グモォオオオ~!?
「いいぞ。このまま一気に・・・・・」
南原が言いかけたとき、彼の乗っていたコンドルが上空から飛んできた丸鋸状の円盤で被弾する。
「「うわあぁぁ~!?」」
「南原!北島!」
二人はパラシュートで脱出する。
「一体何が・・・・」
「隊長、あれは・・・・・」
荒垣の言葉に千冬は前を見る。上空から何かこちらに向かって飛んできているのだ。あちこちが尖っているのと目つきの悪さを覗けば、誰もが見たことがあるヒーロー・・・・・・
「う、ウルトラマン!?」
「「「「「「えっ!?」」」」」」
・・・・・・・
ウルトラマン?は、スカイホエールに向かってスペシウム光線を発射する。スカイホエールは、何とか回避したものの目の前にウルトラマン?が待ち構え、手刀で叩き落してしまった。
「くうぅ!脱出!!」
千冬と荒垣はどうにか脱出する。邪魔者がいなくなるとウルトラマン?は、二体の所へと駆けて行き、なんとゼットンに加勢する。
・・・・・・・
ウルトラマン?は、ゴンゴロスの尻尾を掴むとジャイアントスイングで投げ飛ばす。
ゴロロロロ!?
ゴンゴロスは、ウルトラマン?とゼットンを相手に袋叩きになる。
「やめてよウルトラマン!ゴンゴロスは悪い怪獣じゃないよ!悪いのはゼットンなのにどうして味方するんだよ!?」
・・・・・・・
痛めつけられるゴンゴロスを目の前に雄二君は必死にウルトラマン?に呼びかけるがウルトラマン?は応じる様子はなくゴンゴロスを殴りつける。
「・・・・・どうしたんだ、兄さん?どうして、ゴンゴロスを攻撃するんだ?」
一夏は、ウルトラ兄弟の次兄であるはずのウルトラマンがどうしてゼットンに加勢しているのかわからなかった。その直後に極秘回線から通信が入る。
『いっくん、そいつは偽物だよ!』
「何だって!?」
『過去のデータファイルをあさって見たんだけど、そいつはザラブ星人が化けた偽物だよ!』
「偽物?」
『うん。ただ、過去の個体は光線までは真似できなかったんだけど今回のは随分と使いこなせているみたいだね。』
「じゃあ、さっき逃げたザラブ星人が・・・・・」
『おそらく逃げたふりをしてウルトラマンに変身してゼットンを勝たせようとしているんだよ。』
「なんて汚い奴なんだ!自分で仕掛けておきながら負けそうになると妨害するなんて!」
一夏は、ウルトラマン?に攻撃しながら近くの岩陰に隠れようとする。それを察したのか箒も遠くから援護をしてくれた。一夏は岩陰に隠れるとウルトラバッジを取り翳した。
「タロウー!!」
ゴロロロ・・・・・・・
二体に袋叩きにされ、ゴンゴロスはボロボロになっていた。
「どうして・・・・・どうして・・・悪い怪獣の味方をするの。ウルトラマンは僕たちの味方じゃないの・・・・・」
ボロボロにされたゴンゴロスを見て雄二君は思わず泣きだしてしまう。ウルトラマン?はとどめを刺すべくゼットンと共にスペシウム光線と火球で攻撃する。
『ディアッ!!』
!?
グモォ!?
その直後、上空から飛来したウルトラマンタロウの攻撃で二体は軽く吹き飛ばされる。
「あっ!ウルトラマンタロウだぁ!」
タロウは、一瞬雄二君を見るとすぐにウルトラマンの目の前に来る。突然現れたタロウにウルトラマン?は驚いた様子だった。ウルトラマン?は、ゼットンにタロウを攻撃するよう指示し、攻撃を行わせるがパンチをした瞬間カウンターを受けてしまい、ゼットンは地面に叩きつけられてしまう。
グモォー!?
『ディアッ!』
タロウはゼットンに跨り、容赦なく顔面にパンチを喰らわせる。ウルトラマン?は、後ろから止めようとするが生気が戻ったゴンゴロスに足を押さえられ、勢いよく転ぶ。
「今日の一夏は容赦ないな・・・・・」
箒は冷や汗を流し、タロウの戦いぶりを見ながらも雄二君の元へと行く。
「あっ、箒さん!」
「雄二君、ここはウルトラマンタロウに任せて私たちは安全な場所に移動しよう。」
箒は雄二君の手を取ると移動を始める。
「タロウは・・・・タロウはゴンゴロスを倒しに来たんじゃないよね?」
「ん?当り前じゃないか。タロウは、悪い怪獣にしか手を出さない。」
2人が移動していると脱出してきた千冬たちと合流する。
「篠ノ之、無事か?」
「はい。」
「しかし、ウルトラマン同士が戦うことになるなんて・・・・・・・」
「いえ、あれは偽物です。」
「「「「「偽物!?」」」」」
「ウルトラマンは正義の味方です。間違っても子供が書いた怪獣を倒したりはしません。」
箒はタロウを見ながら言う。タロウはゼットンを投げ飛ばすとゴンゴロスと交代でウルトラマン?を攻撃する。ウルトラマン?はスペシウム光線を撃とうとするがその前にタロウが顔面にアトミックパンチを繰り出す。ウルトラマン?は顔を押さえながらもがき苦しむ。すると元のザラブ星人の姿に戻った。
『お、おのれ・・・・・・まさか、本物が来るとは・・・・・・・』
『ザラブ星人、子供を弄んだ上にイカサマをしようとは許さないぞ!』
タロウはザラブ星人を持ち上げると地面に投げつける。同時にゴンゴロスもヘトヘトになったゼットンを放り投げた。
グモォオ・・・・・・・・
ゼットンはザラブ星人の背中にぶつかる。
『いてて!?わ、私の上に落ちてくるな!?』
タロウは、開いた右手を高く上げると同時に左手を腰にあて、そこから左手を上げて右手に重ねスパークを起こし、両手を腰に添える。そして、身体が虹色に光る。
『ま、まずい!?』
ザラブ星人は、ゼットンをどかしてその場から離れる。
『ストリウム光線!!』
タロウは、両腕をT字型にしてストリウム光線を発射する。
グ、グモオォオオオオオ~!!
ゼットンは虚しそうに爆散する。残されたザラブ星人の目の前にタロウとゴンゴロスが迫り来る。
『ひ、ヒイィ~!!』
鬼の形相で迫り来るタロウに怯えてザラブ星人はその場でジャンピング土下座をする。
『私が悪うございました!もう、大人しく帰りますので許してください!』
頭を下げながらザラブ星人は命乞いをする。その様子を見てタロウは腕を腰に置きながらザラブ星人を見る。
『本当にもう帰りますので・・・・・それじゃ、さよならさよなら!』
ザラブ星人はすぐに縮小し、ゴキブリの如く素早く逃げて行った。同時に、ゴンゴロスの体が光り、元の絵の状態に戻って雄二君の元へと戻って行った。
「タロウ~!ありがとう~!」
『・・・・・トォワアァア!』
お礼を言う雄二君に頷くとタロウは空へと飛び去って行った。
「また、ウルトラマンタロウに助けられてしまったな・・・・・・ん?そう言えば篠ノ之、西田。一夏はどうした?」
「えっ?・・・・・あっ!そう言えば!」
「お~い~!」
全員が一夏を思い出した時、一夏は手を振りながら一同の元へと走ってきた。
「織斑!無事だったか!」
「はい、危ないところをタロウに助けられました。」
「運がいい奴だな。」
「全く・・・・・・心配かけさせておいて。」
「すみません。それにしても雄二君、よかったな。ゴンゴロスが負けないで。」
「ウルトラマンタロウのおかげだよ!僕、家に帰ったらゴンゴロスとタロウがザラブ星人をやっつけたところを絵にするんだ!」
「そうか、じゃあ今度完成したら見せてもらおうかな?」
「うん。」
「・・・・さて、朝から早々こんなことがあったが一日は始まったばかりだ。早く基地に戻るぞ。」
「「「「「「了解!」」」」」」
「織斑と篠ノ之は雄二君を家に送ってから戻って来い。」
「「はい、わかりました。」」
これにて地球侵略を企んでいたザラブ星人の企みはウルトラマンタロウと雄二君の描いたゴンゴロスによって阻止された。
しかし、油断はしてはいけない。
もしかしたら、別の侵略者が貴方の願いと引き換えに勝負を仕掛けてくるのかもしれませんよ?
???
『くそ・・・・・ウルトラマンタロウめ・・・・グス。』
ある町の裏路地にひっそりと建っているスナック。ザラブ星人は酒を浴びるように飲みながら泣いていた。
『うぅ・・・・・宇宙船も壊れちゃったし、私はこれから一体どうやって生きて行けばいいのやら・・・・・・』
帰ると言いながらも肝心の宇宙船が壊れてしまったため、ザラブ星人はこれから先のことで頭を痛める。そんなザラブ星人を相手に店のマスターと思われる長身で豊かで美しい金髪とバストを併せ持った、セレブ然とした抜群の美貌を誇る女性が彼の目の前にできたばかりのカクテルを差し出す。
『う、うぅ・・・・・』
「そう泣かないで。帰れないのは、悲しい事だけど地球もいいところよ。この星でしか楽しめないものもあるしね。」
『ま、マスター・・・・』
「これは、私からのおごり。気が済むまで泣きなさい。」
『う、うわわああああぁぁぁぁ~!!』
女性の優しさに対してザラブ星人は号泣する。そんなところへ更に来客が来る。
『よっ、スコールちゃん。相変わらず綺麗だな。』
『・・・・・・・』
『フォッ、フォッ、フォッフォッ・・・・・・マスターは?』
「あぁ・・・・彼ね。ちょっと用事で何時戻ってくるのかわからないのよ。」
目の前にいる明らかに人間ではない来客たちに対して女性は平然と答える。
『こんな綺麗な嫁一人に店を任せるとはけしからん奴だな。』
『全くだ。・・・・・所でこの者は?』
「彼ね、最近帰れなくなった人の一人なのよ。」
『なんとっ!?我々の同胞であるか!』
宇宙人たち一同はザラブ星人を取り囲むようにして座る。
『うぅ・・・・・えっ?』
『ようこそ地球へ!これから仲良くしようぜ!』
『さあさあ、もっと飲め。今夜は懐かしの母星の話でもして明かそうではないか。』
『え、えっ・・・・・・あの・・・・・・あなた方は・・・・・』
『フォッ、フォッ、フォッフォッ・・・・・・気にするな。俺もバルタン一族のはみ出し者だ!楽しみながら飲もうではないか!』
『い、いや!?私はもう・・・・・・』
ザラブ星人は、困りながら店を出ようとするが周りに掴まって出るに出られなくなってしまった。
「フッフフフ・・・・・・今夜も賑やかになりそうね。」
女性 スコールが微笑ましく笑っているとまた店のドアが開いた。
『今戻りました。』
「あら、お帰りなさい。」
『おぉ!マスター、帰ってきたか!』
『全く・・・・・私の店には本当に騒がしい客しか訪れませんね。』
黒いずんぐりとした体型、耳の尖った悪魔のような顔をしたマスターは、客に呆れながらも店の中に入って支度を始める。
ここは『スナック ファウスト』。
人間の間では何故か知られていない宇宙人の憩いの酒場だそうだ。
次回は・・・・・・・仮脚本の中から選ぶかそれともタロウの原作から選ぶか。