9・イレブン~突然野球部がなくなったんでサッカー部に入って頑張りたいと思います~   作:七竹真

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どうも、ハーメルンの皆さん初めまして。natakuと申します。『小説家になろう』にて、『俺、小田家に仕官します。』という小説を書かせていただいてるしがない作家です。このたびは、超次元サッカー版の9・イレブンが書きたいな、と思いこちらに来ました。これからも執筆活動を精進していきますのでよろしくお願いいたします。


野球からサッカーへ

ザッ、ザッザ…

 

「ついに来たな、伊庭(いば)

 

「ああ、まさか、俺たち野球部員がサッカ-部に来ることになるとはな」

 

「元だけどな」

 

 時は数十分前に遡る。

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「え、えぇーーーーーー!!」」」」」」」」」

 

 校長室に、俺たちの大きな声が響き渡った。

 

「静かにしたまえ」

 

 教頭がそう言う。

 

「で、でも・・・」

 

 そしていまだに信じられないことを言う。

 

「野球部、廃部になるんですか…?」

 

「そうだよ。君たちが一番よくわかっているのじゃないかね?」

 

 校長がやさしく、しかし怒気を含んだ声音で聞いてくる。

 

「なぁ、心当たりあるか?」

 

 隣にいる伊庭、に聞く。

 

「いや、まったく。うちは、問題を起こしてはいないはずだ。勉強も平均点程度ならみんな取れてるし、部室も汚くしていない。ましてや暴力沙汰なんて一つもな」

 

「そうっすよ。絶対に理由なんてないっす!」

 

 1年の寅忍(いんにん)もそう言う。

 

「という理由わけで、心当たりはありません」

 

そういうと、校長は一枚の紙を見せてきた。

 

「これを見ても?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いえ、ありました・・・・・」

 

「だよね」

 

 校長が見せてきたのは、ここ3年の俺たちの戦績だった。113試合中0勝12引き分け101敗・・・。最後に、ホームランを打ったのはいつだろうか?引き分けたのはいつだろうか?先輩の責任もある気がするけど…。

 

「ごめんなさい…」

 

「うん、だからこのまま野球部に部費を回して、勝てない試合をするよりも、サッカー同好会(部員数5名)を部に昇格させて、君たちに入ってもらったほうがいいと思うんだ」

 

「なぜサッカー部なんかに入らなければいけないんですかっ!」

 

 エースの真堂正(しんどうただし)が校長に食ってかかる。

 

「そうだべ、なんで俺たちが!」

 

「そうだ、そうだ!」

 

 ほかのメンバーも真堂に続く。

 

「水卜君、みんなをおさえつけたまえ!」

 

 教頭が言ってくるが無視をする。キャプテンの俺だって同じ気持ちだからだ。

 

「まあまあ、これは決定事項だから。ああ、サッカー部には、別に入らなくてもいいよ。そこは強制しないさ」

 

「じゃあ、俺は行きません」

 

 真堂が断言した。

 

「お前はどうだ、水卜?」

 

「俺は、俺は一度行ってみる。そこで決めるよ」

 

「なら、俺も行こう」

 

「俺もです、キャプテン!」

 

「!!伊庭、氏家…。ありがとな!」

 

「そうかい。じゃあな、水卜」

 

 

 

 

 

 

 

 そうして現在に戻る。

 

「失礼します」

 

 サッカー部の扉を開ける。

 

「はい何の用でしょう?」

 

 眼鏡をかけたやつがそう答えてきた。

 

「体験入部に来たんですけど…」

 

「!!九花さん、九花さん!」

 

 そうリフティングしている女子に声をかける。

 

「なに、メタル?」

 

「体験入部希望者が3人も来たんですよ、3人も!」

 

「ホント?」

 

 そういって近寄ってくる。

 

「私、九花咲弥(このはなさくや)。よろしくね!」

 

手を差し出してきたので、その手を握り返す。野球部とは違う柔らかい手だった。

 

「俺は、水卜保守(みうらやすもり)。元野球部キャプテンだ。よろしくな、九花!」

 

「同じく元野球部の伊庭綾一(いばりょういち)だ」

 

「同じく元野球部1年の氏家一二三(うじいえひふみ)です。よろしくお願いいたします!」

 

「ああ、ぼくは海布樽葉鉦(めたるはがね)です。メタルと呼んでください」

 

 

 

 

 

「しかし野球部?何でここに?しかも元って?」

 

 メタルが言う。

 

「実は、○×▽☆彡□☆△◇●◆◎で」

 

 さっき起きたことを話す。

 

「ええ~!!野球部が廃部に?!それで君たち三人が来てくれたんだね。ありがと~!」

 

 そういって九花が抱き着いて来ようとする。

 

「九花さん、せっかく部に昇格したのに不順異性交遊の疑いで廃部なんてことにしないでくださいね」

 

 メタルがくぎを刺した。

 

「そ、そうだね」

 

 いや、この程度では何ないだろ…。

 

「あ、ほかのみんなは、今日は用事があるから来れないってさ」

 

「そうですか。では、水卜くんたちには、サッカーの基礎を教えていきましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・手は、キーパーとスローイン、コーナーキックにPKなどの限られた場面で、限られた使い方でしか使ってはいけません」

 

「へー」

 

「ちゃんと聞いていますか?」

 

 俺たちは、メタルからサッカーについての講習を受けているんだ。

 

「あ、ああ」

 

「では、次に移ります・・・」

 

 

 

 30分後

 

「・・・ドリブルというものはただボールを前に蹴るのではななく、いつ仲間にパスするべきか、どう相手を抜くかという言った、戦術やテクニックが必要に・・・・・・」

 

「ぅう…眠い・・・」

 

「大丈夫か、氏家」

 

「はい~。何とか」

 

 

 

45分後

 

「sぴー」

 

 氏家がついに睡魔に負けた。

 

「・・・シュートというものは、距離、コース、コンディション、その他色々なものが

関わって、1点になるのです。そして、コースを・・・」

 

 

 

1時間半後

 

「…以上のことから必殺技は、出せるものは少ないということです。という感じですか

ね。何か質問はありますか?」

 

「ねぇよ」

 

 俺は、げっそりとした顔だったのだろう。自分の声を聴いてそう思った。それに、後

半は全然頭に入ってこなかった。話が長すぎる!

 

「むにゃ、むにゃ」

 

 夢の中にいる氏家は幸せそうだ。

 

「あー、一ついいか」

 

「なんですか?」

 

 伊庭が質問をした。

 

「サッカーってさ、大会とかどうなんだ?よくさ、漫画とかだと大きな大会とかあるけどさ」

 

「ありますよ。Junior high school football tournamentを略して、JFT。中学サッカー大会を英語で言ったものですね」

 

「へぇー」

 

「JFTは、全国の強豪校が集まります。東京の竜王学園(りゅうおうがくえん)、長野の河代諏訪(こうだいすわ)、鳥取の尼子円月(あまこえんげつ)、北海道の北江白嶺(きたこうはくれい)、京都の丈都学園(じょうとがくえん)、三重の真常美珠(しんじょうみたま)、石川の百万大石(ひゃくまんたいこく)・・・。他にもたくさんありますが、僕たちには出場権がありません」

 

「なんでだよ」

 

「人数が足りないんですよ、人数が!さっき教えたばかりですよ、サッカーは11人でやるスポーツだって」

 

「うん。それはもとから知ってた。で、話を戻すけどさ、」

 

 俺はそこで一拍置く。

 

「ほかの5人と俺たち3人合わせてあと3人だろ。そんなの元野球部とか、ほかの運動部とかに声をかけてみればいいじゃないか!」

 

 

 

 

「ハァ…」

 

 メタルはそこで眼鏡の位置を直してため息をつく。

 

「マネージャーが5人中2人、つまりあと5人です。それに、あなたたちは初心者ですか

らどうでしょうか」

 

 えー、マネージャー野球部にはいなかったのにー。

 

「何とかなるっすよ。伊庭さんは中1の6月まで剣道一筋でしたが、1か月程度で実践に出れるレベルになったそうですし」

 

「しかし…」

 

メタルは、氏家の意見に否定的だ。

 

「いいんじゃない?」

 

「!!九花さん!だめですよそんな!JFT参加にはお金がかかるんですよ。優勝校に

は賞金が出ますが、それ以外は、20万の参加料がかかるんです。校長やPTA会長が許してくれるわけありません!溝に捨てるようなものですよ!」

 

「いいじゃない。強豪校を破れば、それぐらい出してくれるでしょ?」

 

「そうだよな!」

 

 俺は、九花の意見に賛同する。

 

「部員を集めに行こう。まずはそっからだろ」

 

 

 

to be continued

 

 

 

 




この作品に、円堂、天馬、稲森ら正規メンバー、化身、ミキシトランス、エイリア石等のドーピングは出てきません。また、雷門中他の中学、チームは出てきません。出てくるのは必殺技(ほとんどがオリジナル)のみです。
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