普通ですがなんですか? 作:だっちゃん
この世には沢山の色々な性格をした人間がいる。運動ができる人や、勉強ができる人もいる。勉強ができると言ってもどのぐらいできるかは人それぞれである。このように色々な人がこの世の中にいる。その中の1部の話である。
「はぁーよく寝たー」
僕は高校一年生の野丸普(のまるふつ)である成績も普通で運動も普通色々なものが普通である、名前まで普通である、周りから見たらつまんない人間だ!だが、僕の友達にはすごい人がいる。成績優秀、スポーツ万能しかもイケメンの神島優(じんしまゆう)って子がいる。※後に出てきます!
「僕は心の中で誰に話しかけてるんだ?そんなことより.....」
近くに置いてあった目覚まし時計を見た....
「えええええええーーー遅刻だあああああ」
急いで支度をした。階段を駆け下りて玄関で靴を履き変えようとした時お母さんが来た。僕は無視して外へ走った。
「ちょっと、普~今日日曜日なのに...」
それに気づかず走っていた!それが運命の出会いをすることになるなんて僕はまだ知らなかった.......
少し休憩しようとスマートフォンを開くそこでようやく日曜日だということに気がついた。
「えっ、日曜日やん」
その一言を呟きスマートフォンをしまって来た道を戻っていった。
「このまま帰るのもあれだし本屋に行くか~」
商店街の本屋に静かに向かっていった。この辺に行くところがあると言ったら商店街しかない。この街は都会でもない田舎でもないごく普通の街だ。本屋に着いて色々見回っていた。そこでひとつの本が見つかった。
「普通な人間へ」
なんだそれと心の中で思った。僕にぴったりかもと思い手に取ろうとした時....横から手は出てこなかった。やっぱラブコメ的な物はこの世にはないんだなと思った。そんなことを思いながらも本を買った。そのまま家に帰り先ほど買った本を読んでみた。
普通な人間へ
(これを手にしたあなたは普通な人間です)
「なんだこの本ちょっとむかつく」
と思いつつ読んでみる
(あなたはどう頑張っても普通なんです。問題はその普通をいかにどう生きるかです。その答えを見つけるのはあなた自身です。今あなたには?が浮かんでいるでしょうこの時点で普通です。)
バタン!!強めに本を閉じた。
ゴミ箱に投げたくなったが本棚にしまっといた。
「とことん馬鹿にしやがるな、言ってることが意味わかんなー、そのうちわかるようになるかな?」
と思っていた。まだ時間は12時を回ったとこである。なので、出かけることにした。家を出て散歩をしていた。近くに何も無いので商店街に向かっていた。角から美少女でも出てこないかなーと少し期待していたが、やはりラブコメ的な展開はない。
「一回でもいいからラブコメ的な展開ないかなー」
と呟いたら遠くから声が聞こえてきた。
「普〜」
誰だと思い振り返るとそこには、成績優秀でスポーツ万能の神島優がいた。
「こんな所で何してんだー」
とバカにしてんじゃないかって態度で聞いてくる
「いやー暇だったからいつの間にか商店街来てたー」
と適当に答えた。
「そうなんだ〜笑」
うわーすごいムカつくと心の中で思っていた。
「じゃあ、僕は行くね」
と言って去ろうとしたが止められてしまった。
「ちょっと待てよ〜さっきさぁ〜本屋で普通がどうとかいう本買ってなかった?」
めっちゃ恥ずかしかった。驚きを隠しきれずすんなりバレてしまった。
「あはははー」
笑って誤魔化した。優は軽く笑みをこぼした。僕は早く帰りたい帰りたい帰りたいと思っていた。
「じゃあ僕はこの辺で」
と言うと驚くほどにあっさり帰してくれた。そのまま帰ろうと家に向かっていると、すごい勢いで走ってくる女の子が来た。心の中でこれはラブコメ的な展開か?と思っていると僕の前を一瞬で駆け抜けていく......
「はぁ.....やっぱりな、まあこれが現実って言うものだ」
と苦笑いしながら思った。家に帰宅すると、隣の家にトラックが止まっていた引越しかと思いそのまま家へ入っていった。僕は普通の人間だった。