…マズイ
「君たち、これはどういう事かね?」
…ひじょーにマズイ
「何って、高校生活を振り替えって見た結果ですよ先生」
「よくもそんなことが言えるな?桜木悠哉君?」
「何か不都合が有りましたか?」
「はぁ、いいか? この作文は他の先生方も見るんだ」
「そうですか」
「そうですか じゃない!」
「先生、そんなに怒ると小じわが…」
パシッ
「ほう、私の粉骨パンチを受け止めるとは…やるな」
「少年マンガじゃないんだからいきなり殴らないで下さい」
「フン、まあ良い。そんなことより作文だ作文」
「俺と比企谷の作文が何か?」
「君たちはテロリストにでもなる気なのか?」
そうなのだ、俺こと比企谷八幡は宿題だった作文について呼び出されていた
何でって?そりゃ色んなとこから漏れてるでしょうよ奥さん
まあ、俺の作文は要約すると[リア充ウザいから消えろ]って事だ。悠哉に見せたら笑いながら
「じゃ、お前はいつまでも結婚しないつもりか? 専業主夫志望なのに?」
って言われ、反論出来なかった。
「テロリストになる気は無いですが、もう成ってるかもしれません」
「ん?どういう意味だ?」
おい悠、まさか言っちまうのか?
「あまり深く考えないで下さい先生」
良かったよ言うつもりは無いのね。それ言われると大体一緒にいるあの目が腐ってる奴もそういう奴なのって成るかもしれないから止めて
ちなみに、悠哉は、本人が言うには、[市ヶ谷] に所属していて、市ヶ谷が直接手を出せない仕事をやってるらしい。
それと、フリーランスの傭兵でもあり、月に2日か3日は学校じゃなくて銃持ってドンパチしてるって言っていた。
そんなにスゴいなら身体能力は抜群だろうと思いきや、アイツ、学校だと本気で手を抜いていっつも怒られている。
まあ、俺も人のこと言えないけど…体育何て滅べば良いのに…! 材木座君?知らない人ですね
「分かった、君の言い分は良い」
いや、良くないだろ
「で? 比企谷、お前はどうなんだ?」
「何がです?」
「君は話を聞いてたか? 作文だ」
「どうもこうも、思ったことを書いただけっすよ」
「では、君は青春を[悪]と見なすと。そう言うのかね」
「まあ、そうですね。それを先生が見ると犯行声明に見えると」
「見えるもなにも、爆発しろって…私は分かるが、他の先生は分からんぞ?私は若いから分かる ほら、若いから」
「いや、先生もう少しでさんじゅ…」
ブン
「…次は当てるぞ」
「ワカリヤシタ」
え?待って、見えなかったんだけど?何でアイツは涼しい顔してパンチ受け止められてんの?バカなの?死ぬの?
「まあ良い、君たちの性根が腐っている事がよく分かった。そんな君たちに良い更正施設がある 着いてきたまえ」
テクテクテク…
「ここだ」
「特別棟ですか。ここに何が有るんです?」
「見てもらったほうが早い 邪魔するぞー」
ドアが開く
中に居たのは俺でも知ってる美少女だった
その時、俺は一目惚れをしていたのかも知れない。あるいは、俺のなかで何かが動き始めたのかも知れない。
あの時はまだ分からなかったけど今なら分かる。
あれが、[青春] って奴だったのかってな。