オリ兄の死は弟の運命を正すか? 作:ドラゴン・タトゥーのオカマ
兄転のifですが、露骨な淫語等がないのでこちらに投稿します。
√分岐の条件:オリ主が記憶を失わずに転生する。
時系列:三大勢力が和平をなすあたり。
これまでのあらすじ。
オリ主「イッセェェェェ!!ニゲルォォォォォ!!」
イッセー「あ、兄貴ー!」
オリ主「ところがぎっちょん死神としてREBORN!!」
コカビ「悪魔と天使なんぞと和平を組むくらいならば俺は事を起こして討死してやる!!」
オリ主「ファッ!?俺の故郷がピンチやんけ!!家族を助けなきゃ(使命感)」
イッセー「巫山戯んな鴉殺す!!」(覇龍)
コカビ「ヤメルォォ!!そんな事したら(お前が)死ぬ!!」
イッセー(死ーん)
コカビ「言わんこっちゃない!!」
オリ主「イッセー!親父!お袋!待ってろ今すぐ行く!!」
白龍皇「ドーモ、死神=サン。白龍皇です。激しく交錯しましょう。」
オリ主「邪魔だどけぇぇぇぇ!!」
オリ主「なんとか着いた!!親父ー!お袋ー………」
傷だらけで血を吐きながらやってきた青年が見たのは、瓦礫になった我が家と、押し潰されて流れ出てくる赤黒い血でした。
【白龍皇が死神フィーネに喧嘩を売り、本来の任務であったコカビエルの捕縛を放棄し交戦。一方その頃、今代の赤龍帝が覇龍と化してコカビエルに挑むも敗死。しかし赤龍帝が必死に食らいついた為に現魔王セラフォルー・レヴィアタン、サーゼクス・ルシファーが到着。
これにより事態は収束するも町民約10000人が命を落とした。
これを受け今夜駒王学園にて三大勢力が会談する模様。】
この報告を受けたハーデスの心中は筆舌に尽くし難いものであった。
骨しかない顔ではその表情を伺う事は出来ないが、報告書を破かんばかりに握り締めて震える手がハーデスの怒りを表している。
«カラスにコウモリ……貴様ら命をなんだと思っている……!!»
無辜の民が大勢死んだ。これが最善を尽くした結果ならば諦めがついたであろう、これが災害ならばまだ許せたであろう。
しかし、この事態は無能と怠慢により引き起こされた必要のない犠牲である。
この町を治めているはずのリアス・グレモリーが何をしたかの記述はなく、今代の赤龍帝が命を懸けて止めようとした書かれている。
聞くと今代の赤龍帝は二十歳にも満たない少年であったと聞く。
その若い命を大切な者を守る為に燃やし尽くしたとなると……やるせない。
それに比べてリアス・グレモリーの有様は無様としか言いようがない。
駒王町に住む一住民が命を捨ててまで守ろうとしたのに、統治者のリアス・グレモリーが何をしていたか?コカビエルが連れてきた魔獣に手こずっていただけである。その後の魔王二人もそうだ。町に被害を出さないように立ち回った赤龍帝と違い、何も考えず暴れ回り10000人も殺した。
コカビエルの仕掛けた魔法陣は駒王学園を吹き飛ばすものであったが民間人への被害を出していない点を加味するとどれだけ悪魔がふざけているのかがよく分かる。
それに比例する天界もだ。聖剣奪還の為に送り込んだ者が二人とかふざけているのか、現地にお誂え向きの戦力があるだろうが。せめてそっちにも指令を出せ、状況を把握するのが遅くとも迅速に動いていただろうが。
まあ良い、ハトとコウモリの無能具合を叩いていてもしょうがない。
«一番ふざけているのはカラス共であるがな……!!»
神の子を見張る者に属する白龍皇ヴァーリー・ルシファーは与えられた任務を放棄し、フィーネこと兵藤正自に攻撃を仕掛け執拗に戦闘を迫ったと書いてある。この時点でハーデスは報告書を真二つに引き裂いていた。
«自分の故郷が心配で急いでいる者に!!戦闘をふっかけて邪魔をするだと!?しかも自分の本来の任務を放棄して!!»
今代の白龍皇は血の気が多いと聞いてはいたが、これはあまりにも酷い。
白龍皇の攻撃を必死にかわしながら向かった先では、魔王によって己の家族は死んでいた……当の白龍皇は反省の色を見せず、堕天使総督からもお咎めなし。コカビエルが反旗を翻して滅びるべきだと動くのも理解は出来る、
«申し訳ありません!!ハーデス様!!»
慌てた様子で腹心のプルートが駆け込んでくる。その様子がただならぬ為に内容は何となく察しがついたのだが、予想が外れる一抹の希望に縋り尋ねた。
«何があった、プルート»
«先程フィーネが冥府から飛び出していきました!!行き先は……
―駒王学園です!!»
―――――――――――…
活動報告に兄転ifの選択肢アンケートがあるので、よければご覧ください。