ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~   作:吉良/飛鳥

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ダージリンさん、色々とやってくれたみたいだね?Byみほ        やってくれたわね紅茶格言Byエリカ      さて、此処からどうなるのか楽しみです♪By小梅


Panzer151『水面下でも動いている様です』

Side:みほ

 

 

小山先輩の放送を聞いた戦車道履修者は全員が講堂に集まってた訳なんだけど……麻子さんは何をしてたの?なんか、来るのが少し遅かったけど、何かあった?

 

 

 

「そど子達を説得するのに思いのほか時間がかかった……まぁ、説得はし切れなかったから、半ば強引に引き摺って来たがな。」

 

「ウワォ、麻子さんグレイトォ。」

 

そど子さんだけじゃなくて、カモさんチームの3人を引き摺ってきたとは言え3人纏めて連れてくるって言うのは並大抵の事じゃない――麻子さんって、若しかしたら可成りの細マッチョなのかもね。

そうじゃなきゃこんな事が出来るとは思わないもん。……まさか、改造人間?

 

 

 

「生憎と、私は天然ものだぞ西住さん。」

 

「だよね。」

 

其れで、何があったんですか会長さん――戦車道履修者を講堂に集めたと言うのは、確実に何かありましたよね?

 

 

 

「相変わらず勘が鋭いね西住ちゃんは。

 コホン……諸君、試合が決まった!!」

 

「試合ですって?」

 

「相手は何処ですか?」

 

「相手は大学選抜チーム……此の試合に勝つ事が出来たら大洗の廃校は無くなる――念書もバッチリ取って来た!!」

 

 

 

試合!それも此の試合に勝ては、大荒の廃校は今度こそなくなる――会長さんは、その約束を取り付ける為に、ここ数日間留守にしてたんだ!

しかもあの念書には、お母さんと島田の小母様のサインと印鑑まである……お母さんと島田の小母様まで引っ張り出すとは、流石は会長さんと言うか何と言うか。

 

 

 

「会長、もう隠し事は無いな?」

 

「ない!此の試合に勝てば、大洗は本当に廃校ではなくなる!

 厳しい戦いなのは重々承知しているけど、此の試合が我々に残された最後のチャンスだ――だから、試合に勝って、皆で大洗に戻ろう!」

 

「会長さん……その通りですね。」

 

大学選抜チームが相手だって言うのは、黒森峰を相手のハードモードを超えたナイトメアモードかもだけど、負ける気は毛頭ないよ――相手が誰であろうとも、勝って大洗女子学園を取り戻すんだから。

会長さんが、お母さん達の力を借りてまで手に入れてくれた最後のチャンス、絶対に物にしないとだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~ Panzer151

『水面下でも動いている様です』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:ダージリン

 

 

GI6の隊長、グリーンからの報告によれば、大洗女子学園は廃校撤廃を懸けて大学選抜チームと試合をする事が決まったようね?

しかも、戦車道連盟理事長、高校戦車道連盟理事長、大学戦車道連盟理事長、文部科学大臣、文部科学省学園艦局長、文部科学省特別顧問に、何故か大洗観光大使のサインと印鑑のある書類まであったとの事だから、此の試合に勝てば大洗の廃校は今度こそ撤廃になるでしょう。

立場のある人間の記名と捺印が此れだけある書類を作っておいて、『知らぬ存ぜぬ』はまかり通りませんモノ。

 

此れで大洗が勝利すれば何の問題も無いのだけれど、試合形式がどうなるかが問題ね?

大洗の保有車両は10輌なのに対して、大学選抜チームの保有戦車は試合に出すだけで30輌――フラッグ戦であるのならば、みほさんにとって3倍程度の戦力差は大した問題ではないのだけど、大洗の廃校を強行したい文科省特別顧問が3倍の戦力差での殲滅戦をねじ込む可能性は否定出来ないわ。

其れでも、みほさんならば極論を言うと『10対1を30回繰り返して』勝つくらいはしてしまうのかも知れないけれど、大洗が敗北する確率は可能な限り下げておきたい所ね?

 

「アッサム、黒森峰、サンダース、プラウダ、アンツィオ、マジノ、知波単、継続高校に暗号文を。大洗の助っ人に行きますわよ。」

 

「其れは構いませんが、大洗の生徒でなければ試合には参加できないと思いますよダージリン?」

 

「ふふ、其処は裏技よ。

 短期転校手続きをして、試合の間だけ大洗の生徒になってしまえば問題ないわ。戦車は、私物と言う事で持ち込んでしまえば問題はないし。」

 

「裏技どころか、反則ギリギリの超技ですねダージリン様。」

 

 

 

フフフ、こんな言葉を知っているペコ?

イギリス人は、恋と戦争では手段を選ばない。あらゆる事が、正当化されるのよ。

 

 

 

「あの、騎士道精神は?」

 

「何か問題でも?」

 

「いえ、ございません。」

 

「……何時もの漫才は其れ位に。

 其れで、各校への暗号は如何様に?」

 

 

 

そうね……『秋の日の ヴィオロンの ため息の ひたぶるに 身にしみて うら悲し 北の地にて飲み交わすべし』と送って頂戴。

最後の一文は、試合会場が北海道だと言う情報から考えた私の創作だけれど、それ以外はノルマンディーの上陸作戦でも暗号で使われた有名な詩の一文だから、只事ではないのは分かる筈だわ。

さて、今をもって黒森峰、サンダース、プラウダ、アンツィオ、マジノ、知波単、継続とのやり取りは、全て私の携帯でのメールか、各校の諜報部隊を使っての文書及び暗号通信のみとするわ――何処で私達の事が文科省特別顧問の耳に入るか分かりませんモノ。

 

あぁ、其れとアッサム、試合の助っ人とは別に、戦車道を行っている全ての学校に、『大洗女子学園が廃校撤廃を懸けて、大学選抜チームとの試合を行う』と言う情報をリークしてくれるかしら?

 

 

 

「はぁ、其れは構いませんが、其れに一体何の意味があるのですか?」

 

「試合会場の雰囲気と言うのは、思った以上に試合に影響する物よ。

 貴女だって、アウェーの会場で試合をするよりも、ホームゲームの方がやり易いでしょうアッサム?」

 

北海道の会場は大洗にとっても大学選抜にとってもホームゲームではないけれど、会場の雰囲気を大洗のホームに作り替える事は出来るわ。

大洗の学園艦で生活していた人達と、大洗女子学園の生徒全員が応援に来るのは略間違いないけれど、其処に高校の戦車乙女が応援に加わったら、会場は大洗を応援する人達で満員になって、大学選抜チームはやり辛くなるとは思わない?

 

 

 

「其れはまた何とも……分かりました、仰る通りに致します。

 ――時にダージリン、リークするのは大会に参加している学校だけで良いのですか?」

 

「その心算だったけれど、何かあるのアッサム?」

 

「いえ、大会には出場してないのですが、ベルウォール学園と言う所も戦車道を行っていまして、そこの戦車隊のマネージャーが、西住みほの幼馴染だったらしいのですのでどうしようかと。

 名前は『中須賀エミ』。ドイツ人とのハーフで、戦車道の腕前は可成りなそうですが……」

 

「みほさんの幼馴染……!」

 

其れは貴重な情報ね……ベルウォールにも情報をリークしてアッサム。

みほさんが奮闘している事を知った中須賀エミさんが何もしないとは思えないもの。

 

 

 

「使える物は徹底的にですね?

 其れでダージリン様、聖グロリアーナは誰が大洗に短期転校を?……ローズヒップさんのクルセイダーのメンバーは確定でしょうけれど。」

 

「ローズヒップは鉄板ね。

 後は私のチャーチルチームと、ルクリリのマチルダチームの計3輌のメンバーを短期転校のメンバーにするわ。其れが、バランス的にも良いし。」

 

「了解しました。」

 

 

 

ふふ、この事を知ったらローズヒップは間違い無く奮起するでしょうから、何時も以上の活躍が期待できるしね。

其れは其れとして、私達も助力しますから、大学選抜戦は必ず勝って下さいみほさん――貴女のような人が戦車道の表舞台から居なくなると言うのは、戦車道全体の損失でしかありませんから。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:ケイ

 

 

Wao!聖グロからの暗号文がノルマンディーの上陸作戦でも使われたモノだったから重要だってのは分かったけど、其れが何なのかまでは分からなかったからダージリンにメールで聞いてみたら、大洗が廃校を懸けて大学選抜チームと試合をする事になったとはね。

フラッグ戦なら兎も角、殲滅戦になったら大洗が圧倒的に不利過ぎるから力を貸せって言うのなら文句はないわ――圧倒的な戦力差がある上での殲滅戦なんて、アンフェアにも程があるからね。

 

「そう言う訳で、私とナオミとアリサは夫々のチームメンバーと共に大洗への短期転校手続きをするから。――異論はないわよね?」

 

「ある訳がないだろうケイ?

 みほは私のダチ公だ……そのダチ公の助太刀をするのに何の理由が必要だ?ダチがピンチなら力を貸す、其れが本物のダチってもんだろ?」

 

「ナオミ、アンタ男前すぎ。

 そんなだから、女子のくせに男子を圧倒して女子からのラブレターをぶっちぎるのよ――だけど、私もナオミの意見には賛成です隊長。

 私と西住みほは友達でもなんでもありませんが、大洗女子学園が廃校になったらリベンジを果たす事が出来ません――なので、私も大洗に短期転校します!」

 

 

 

ま~ったく、素直じゃないんだからアリサは。

 

 

 

――まぁ、中の人がツンデレ元祖の『涼宮団長』と同じだから素直じゃないのは仕方ない。

 

 

 

……何か聞こえた気がするけど、きっと気のせいよねうん。

でも、大洗とのExcitingな試合が出来なくなるのは寂しいから、全力で助っ人に参加させて貰うわ――何よりも、大洗のExcellentな戦車道が消えてしまうのは寂しいからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:カチューシャ

 

 

大洗が廃校撤廃を懸けて大学選抜チームと試合をするですって?……ノンナ、助太刀に行くわよ!!

ミホーシャは、2年連続でプラウダを破った誇り高い戦車乗りであり、同時にカチューシャの同志でもあるわ!その同志が、戦うと言うのなら助っ人に行かない理由はないもの!!

 

 

 

「大洗を助太刀しても、我等プラウダに利があるとは思えませんが?」

 

「利害の問題じゃないのよノンナ!

 私達は行かなきゃいけないの!ミホーシャはカチューシャの同志よ?其の同志のピンチを無視したら、地吹雪のカチューシャの名が廃るわ!」

 

「利害を超えたモノですか……其れを聞いて安心しましたカチューシャ。

 貴女が利害のみを考えて行動していたら、非常に不本意ではありますが、ベアークローを装備してスクリュードライバーを側頭部にブチかましている所でした。」

 

 

 

ノンナ、貴女カチューシャをモンゴルマンにする心算!?

まぁ、ウォーズマンはロシア超人だし、カッコいいから好きだけど――じゃなくて、大洗の助っ人に行くのは決定事項だから異論は認めないわ!!

一番乗りで助っ人の名乗りを上げてやるんだから!!

T-34を2輌、IS-2を1輌、KV-2が1輌の編成で乗り込むわ――ミホーシャの戦車道がお先真っ暗なんて、笑い話にもならないモノね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:アンチョビ

 

 

聖グロからの暗号文によると、如何やら大洗女子学園が廃校を懸けて大学選抜チームと試合をする事になったらしいが、角谷の奴相当に無茶したな?

大学選抜チームとの試合を取り付けるなど、一介の高校生が出来る事じゃないぞマッタク……アンツィオが廃校になると聞いて、果たして私に同じ事が出来るかと聞かれたら、多分無理だろうなぁ――簡単に諦める心算は無いが、西住流と島田流を動かす事など出来そうにないからな。

しかし、その試合に大洗に短期転校した上で助っ人ととして参戦するとは、考えたなダージリンの奴――しかも、我がアンツィオに協力を要請するとは中々よく分かっている!

アンツィオは弱くない!否、強いのだからな!!

 

 

 

「いやあ、此れで堂々と文科省にカチコミかけられるっすね姐さん!」

 

「ペパロニ、大洗の助っ人に行くのであって、文科省に突撃かます訳じゃないからな?」

 

「其れ位の気合が入ってるって事っすよ!……後、此れ位の気合を入れないと、カルパッチョが怖くて……

 この前、『たかちゃんの居場所を奪った文科省には死あるのみ』とか言いながら、古い倉庫の床に魔法陣書いて、何かやってたんすよ!?

 今だってほら!!」

 

「たかちゃん、たかちゃん、たかちゃん、たかちゃん………」

 

 

 

うん、確かにアレは怖い。

おい、戻ってこいカルパッチョ。お前の言うたかちゃんが何者かは知らんが、そのたかちゃんとやらを助けに行くぞ。

 

 

 

「本当ですかドゥーチェ!!」

 

「一瞬で正気を取り戻したなぁ?

 まぁ、良い。本当だカルパッチョ――聖グロから暗号文が届き、大洗が廃校撤廃を懸けて大学選抜チームと試合をする事になり、我々は大洗に短期転校手続きをした上で、大洗の助っ人として参戦する事になった。

 割り当てられた車輌は1輌だから、私とお前とペパロニしか参戦出来ないが、愛しのたかちゃんを助ける事が出来るのならば本望だろう?」

 

「はい、勿論です!!」

 

「あの状態のカルパッチョを一発で元に戻すとか流石っすねぇ姐さん。

 でも、アタシ等3人が参戦するとなると、どの戦車使うんすか?」

 

 

 

其れはだな、CV-33を持って行こうと思ってる。

戦車戦能力は皆無だが、CV-33には他の戦車にはない機動力があるし、CV-33みたいな戦車が1輌位いた方が、みほの奴は其の力を発揮するってもんだ――お前は其れをよく分かってるだろうペパロニ?

 

 

 

「そうっすね。

 みほの真髄は『不利な手札でも、格上の相手と互角以上に渡り合う』っていう戦術の多彩さにあるっすからね……戦車戦能力皆無のCV-33でも、みほなら誰もが思いつかないような運用をする筈っすよ!」

 

「だよな。」

 

あぁ、今更ながらにみほが黒森峰から転校すると聞いた時に、熱烈なラブコールをしなかったことが悔やまれる――もしも、みほを含めたあの3人をアンツィオに引き込めていたら、アンツィオは更に強くなっていただろうに。

 

まぁ、過ぎた事を言っても仕方ないから、今は大学選抜戦に向けて意識を集中だ……正直な事を言うのなら、みほの指揮の下で戦うと言う事に、私はとてもワクワクしているからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:エクレール

 

 

大洗に短期転校した上で、大学選抜チームとの試合に助っ人して参戦する……ダージリン様も、随分と大胆な『お茶会』を計画したモノですわ。

ですが、そのお茶会に参加しないと言う選択肢はありませんわね――フォンデュ、今すぐ同志を集って下さいますか?

 

 

 

「了解しましたエクレール様。

 して、どの戦車での参戦を?マジノの参戦枠は1輌ですが……」

 

「此処は一切の出し惜しみをしないで、我が校最強のARL‐44を出しますわ。」

 

ルールで許可されているフランス製の戦車の中では最高性能のARL‐44を参戦させない理由はありませんし、みほさんならばこの戦車に最高のパフォーマンスをさせてくれる筈ですもの。

何よりも、みほさんは私にマジノ変革のきっかけを与えてくれた恩人……その恩人の窮地に駆けつけないなどマジノの名折れですわ。

不肖エクレール、助太刀させて頂きますわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:ミカ

 

 

聖グロからの暗号文より先に、お母様から『大洗女子学園が大学選抜チームと試合をする事になった』とは聞いていたけど、まさか聖グロから助っ人の要請があるとは思わなかった……マッタク持って風は気紛れだね。

まぁ、助っ人自体は問題ない――薄汚い大人の事情で、みほさんの戦車道が潰されてしまうのは、戦車道の未来にとって大きな損失だからね。

 

でも、それ以上に……

 

 

 

「お茶会、楽しそうだねミカ?」

 

「あぁ、そうだねアキ。」

 

「あり?珍しくミカが素直に同意してら……こりゃ、明日は槍が降るかもな。」

 

「ミッコ、其れはちょっと酷くないかな?」

 

いや、確かに普段から素直ではない物言いをしている事は認めるけれど。

でも楽しみなのは確かだよ……大学選抜チームの隊長を務めているのは愛里寿だからね――あの子の才能は私を遥かに凌駕しているから、私は島田の未来を愛里寿に託して家を出た訳だからね。

だからこそ、みほさんの下で愛里寿と戦うと言うのも悪くないと思ってしまうんだ……愛里寿とは、一度思い切り戦いたいと思ってたしね。

 

西住と島田、日本の戦車道の二大流派の『姉よりも優秀な妹』の戦いはどうなるのか、楽しみだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:絹代

 

 

むむ、聖グロのダージリン殿からの暗号文によれば、大洗女子学園が廃校撤廃を懸けて大学選抜チームと試合をする事になったので助っ人として参戦せよとの事……言われるまでもないでありますなぁ!

隻腕の軍神・西住みほ殿の戦車道が潰される等と言う事があって良い筈がありません!!

知波単学園戦車隊隊長・西絹代、不肖ながら助太刀させて頂きます!!

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:まほ

 

 

ダージリンの奴、中々に味な事をしてくれるじゃないか――大洗に短期転校手続きをした上で大学選抜チームの試合に助っ人して参戦する等と考えるとはな。

黒森峰の助っ人枠は4輌……私と凛のティーガーⅠは確定だが、後は有志を募る。その為に、この場に1軍全員を集めたのだからな。

 

「諸君、この度大洗女子学園が廃校撤廃を懸けて、大学選抜チームと試合をする事が決まった。

 そして、聖グロのダージリンより、その試合に大洗に短期転校手続きをした上で助っ人として参戦して欲しいとの打診があった――我等黒森峰に割り当てられた助っ人枠は4輌。

 うち2輌は、私と凛のティーガーⅠが確定しているので、残るは2輌――参加したい者は遠慮せずに申し出てくれ。」

 

「はい、私は行きます!妹様のピンチを黙って見てられないです!!」

 

 

 

先ずは狭山か……となると、パンターだな。

出来るだけ回転砲塔のある機体を揃えたい所だから、そう言う意味では最強中戦車のパンターの参戦は有り難い。

 

 

 

「はい、私も行きます!!」

 

「お前もか小島。」

 

「ちょ、小島って誰ですか!?私は直下です!!」

 

「おや?」

 

そう言えばお前は『直下理子』だったな……うん、名簿でもそうなっているが、なんで『小島エミ』何て名前が浮かんで来たのか――気にしたら負けと言う奴だろうな。

だが、直下が参戦してくれるのは有り難い――直下は、みほがエリカと小梅の次に信頼していた隊員……言うなれば隻腕の軍神が選んだトップ3の1人だからね。

 

 

 

「でも直下、アンタってヤークトパンターだから回転砲塔ないっしょ?」

 

「あ、そう言えばそうだった!!」

 

「仕方ないわね……アタシのパンター貸してあげるわ。」

 

「おぉ、恩にきる!!今度、学食のシュニッツェル奢ってやるよ!」

 

 

 

唯一の問題は、直下はヤークトパンターに乗っていた事だが、その問題もパンターの車長が機体を貸す事で解決出来た様だな。

そう言えば、お前は良いのかツェスカ?てっきり、澤の助っ人に名乗りを上げると思っていたが……

 

 

 

「そうしたいのは勿論ですけれど、人数に制限があるのなら、今回は妹隊長の助っ人に向かいたい先輩達を尊重しますよ。

 其れに、試合に出るだけが助っ人じゃありません……裏方でも出来る事は沢山あるので、今回は裏方に回らせて貰います。」

 

「試合に出るだけが助っ人ではない、か……確かに其の通りだな。」

 

それでは、此れより黒森峰は、試合会場に向かって進路をとる。

試合に参戦するメンバーは、確りと英気を養っておくように!!

 

 

 

「「「「「「「「「「Jawohl.(了解。)」」」」」」」」」」

 

 

 

今の黒森峰の学園艦の位置からならば、試合にはギリギリ間に合う筈だから、待っていろみほ――試合には、最高にして最強の助っ人が参戦するからな。

お前が見つけたお前の戦車道、其れを護るのもまた姉の務めだから、その務めを果たさせて貰うだけだ。――みほが見つけた、みほだけの戦車道、必ず護って見せる……私の、西住まほの名に懸けて絶対にな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued… 

 

 

 

 

 

 

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