ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~   作:吉良/飛鳥

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先ずは序盤戦……如何しようかなByみほ        初っ端から仕掛けるのも良いんじゃない?Byエリカ      大洗連合の底力見せてあげましょう!By小梅


Panzer155『vs大学選抜!究極の対決です!』

Side:みほ

 

 

予想外のアールグレイさんからの情報のおかげで、大学選抜チームが戦車とは言えない様な、戦車道では違法としか言えない兵器を持ち出して来た――と言うか、略間違い無く文科省の白髪モノクルから押し付けられたものを使用してるから、其れが何かを明らかにする為の作戦を考えたんだけど、改めて見ると此れだとひまわりの負担が大きいかな?

 

 

 

「この程度の負担はマッタク持って問題ないから任せてくれみほ。

 相手は格上の大学選抜チーム、此れ位の負担は想定の範囲内だ……恐らく、私だけでなく此処に集まった皆が、多少の負担や無茶は想定の範囲だと思っているだろうさ。

 と言うか、そもそもにしてお前と一緒のチームで戦うのならば、一般的な戦車道の常識など宇宙の彼方のブラックホールに蹴り飛ばしてしまえだからね。

 みほの戦車道に、戦車道の常識は通用しないからな。」

 

「It's so!常識をぶち抜いた、エキサイティングが戦車道がみほの戦車道だからね!」

 

「みほさんの戦車道には、戦った相手を魅了する不思議な力があります――今や聖グロリアーナの9割が貴女のファンになってるわ、みほさん。」

 

「ファンになってるようじゃ甘いわダージリン!

 ミホーシャは、我等プラウダの同志なのよ!!」

 

「同志か……でも、ファンと同志の境は一体何処にあるんだろうね?」

 

「言うだけ無駄かもしれないけど、その斜に構えた姿勢は如何にかならないのかミカ?」

 

「私達は大洗の助っ人として駆けつけました――であるのならば、多少は無茶な命令でも遂行いたしますわみほさん。」

 

「皇国荒廃在日一戦!各員一層奮励努力!でありますな西住隊長!!」

 

「ちょっと違う気もするけど、大間違いではないね西さん。」

 

確かに今の大洗には後が無い――戦艦だったら後がない事を示す『ツェット旗』を上げてる所だけど、戦車ではそれが出来ないんだけど、態々伝えなくても、後が無いのは誰もが分かってる。

だから、後はドレだけ気合をもって戦えるかだよ……だから、改めてお願いします、皆さんの力を大洗に貸して下さい!!

 

 

 

「「「「「「「「異論無し!」」」」」」」」

 

「其れじゃあ行きますよ?大洗――」

 

「「「「「「「「ファイ、オー!!」」」」」」」」

 

 

 

円陣を組んで、気合入れ!そのお陰でコンディションはバッチリ!……高校戦車道の絆で生まれた大洗連合チーム、Panzer Vor!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~ Panzer155

『vs大学選抜!究極の対決です!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No Side

 

 

土壇場での予想外の援軍と言うハプニングはあったモノの、大学選抜チームの隊長である島田愛里寿が、大洗の援軍を是とした事で事態はスムーズに進み、試合前のミーティングを経ていざ試合開始。

 

 

「此方タンポポ、其方はどのような状況ですか?」

 

『こちらひまわり。

 目標地点に敵影無し。これより予定通りに稜線を取りにかかる。』

 

「了解しました。

 ですが、相手は社会人のプロチームですら倒した実力者の集団ですので、くれぐれも気をつけて――兎に角『        』する事だけに集中して下さい。」

 

『了解した。』

 

 

此の試合で先に動いたのは大洗連合だった。

大隊長であるみほの作戦の下、まほ率いるひまわり中隊は試合開始時の初期フィールドである草原と林のフィールドを進み、小高い丘の麓に到着していた――この様な丘があるフィールドでは、稜線を取った方が絶対有利の定石に則り、先ずはこの稜線を抑えに来たのだ。

定石通りに行くと言うのはみほらしくないかも知れないが、ひまわり中隊を率いてるのがまほだと言うのを考えればある意味で最高の作戦であると言えるだろう。

みほが定石無視、常識不要の、悪い言い方をすれば滅茶苦茶な戦車道をするのに対して、まほは生粋の西住流であり、今年の大会では『悪役』に徹した事も有って褒められた戦い方ではなかったが、本来の戦い方は『生きる戦車道の教科書』とまで言われる程の見事な正当ドクトリンの集大成とも言えるモノだ。

つまり、ひまわり中隊には敢えて定石通りに動いて貰った方が、まほの力を最大限に発揮できるとみほは判断したのだろう。――尤も、みほが其れだけを考えている筈がない。

 

 

「アサガオの方はどうですか?」

 

『No problemよみほ。

 予定通り林の中に到着したけど……Wao、此れは予想外。こっちからは敵さんが丸見えだけど、この林の中に紛れてたら敵さんからは分からないわよ多分。』

 

 

ひまわり中隊とは別に、ケイ率いるアサガオ中隊を林の中に進軍させ、大学選抜の一つの中隊の横っ腹に配置する――大学選抜中隊長であるメグミ率いる中隊の横っ腹にだ。

メグミはサンダースの出身であり、1年生として入学して来たケイの才能に一早く気付き、サンダースの戦車道をケイに叩き込んだ人物であるが、其れだけにケイはメグミの戦い方を熟知している――ケイのアサガオ中隊が、メグミの中隊の横っ腹に付けたのは完全に偶然であるが、ケイにとっても期せずしての師弟対決となった構図は、或いはみほが隊長を務めていたから起こった事なのか。

何れにしても、この展開に燃えないケイではない。

 

 

『ねぇみほ、まほを援護する為に足止めをしろって事だったけど……別に倒しちゃっても構わないのよね?』

 

「アーチャー乙。ですが、倒してしまっても構いません。」

 

『なら、やらせて貰うわ!!』

 

 

キューポラから上半身を出すどころか、回転砲塔に腰かけると言う大胆なスタイルのケイだが、みほから『可能なら倒しても問題ない』と言われて俄然やる気に火が点いたらしく、普段はフレンドリーなその瞳に闘気の炎が宿る。

その性格から、フレンドリーで親しみやすいイメージのケイだが、その本質は勝敗よりもドレだけ心躍る戦車道が出来るかを重視する戦車乗りであると同時に、戦車道を楽しむ為ならば多少の無茶は辞さない豪傑でもあるのだ。――今年の大会で、アリサの無線傍受の代償に、大洗と同数の戦車で戦う事を決めたのがいい例だろう。

そんなケイにとって、師であるメグミとの対決は心躍る事この上ない……瞳に闘気の炎が宿るのは、必然だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で、大学選抜チームの隊長である島田愛里寿は、大洗の部隊展開に疑問を抱いていた。

大学戦車道では普通に使用されているタブレット端末によって、大洗の部隊展開は丸分かりだったのだが、その部隊展開が林と草原に丘が存在するフィールドでの定石通りに稜線を取りに来た事が気になったのだ。

みほの試合を直接会場で見た事は無いが、愛里寿は母である千代から『後学の為に』と、みほの試合のVTRを幾つか見せられて居る。

それ等は中学時代、黒森峰時代、そして現在の大洗と様々ではあるが、試合のVTRを見た愛里寿のみほに対する印象は『定型が存在しない、型破りな戦車道を行う人』であった。

ルール違反は一切ないものの、落とし穴を作って相手戦車を其処に落としたり、相手の戦車をバンカーに誘導して動きを封じると言った、ある種の罠に嵌めるだけでなく、発煙筒や閃光弾を使っての目暗ましを使ったり、信号や歩道橋を砲撃して敵戦車の上に落とすのは得意技、相手の作戦を逆利用するのは上等で、戦車の偽装&隠れ兵の裏技も豊富で、挙げ句の果てには自身の車輌で相手の戦車を押し潰す反則ギリギリの技まで使うと言う、型破りな戦車乗りであるみほが、定石通りに稜線を取りに来たのだから気になるのは仕方ないだろう。

 

無論、みほは裏技上等の型破りな戦車道だけでなく、正統的な西住流戦車道も行えるので定石通りに来る可能性が無くは無いのだが、土壇場で駆け付けた援軍を加えたチームで、定石通りの戦術と言うのに愛里寿は違和感を感じるしかなかったのだ。

 

 

「此れが本当の狙いなのか、其れとも見せ技なのか……」

 

 

更に愛里寿を迷わせたのは、必要に応じて、正攻法だろうと裏技だろうと、何方も『見せ技』として使う場合があると言う事だった。

正攻法で行けば裏技で対処され、裏技を警戒すれば正攻法で来るのがみほなのだが、時には更に裏をかいて正攻法に正攻法で対処したり、裏技を警戒している相手に敢えて予想を超えた裏技を仕掛けたりと、みほの戦術は本当に読めないモノなのだ……だからこそ、愛里寿はみほの思惑を読み切る事が出来ないでいた。

 

 

『隊長、大洗は稜線を撮ろうとしている様ですが……』

 

「……構わない、取らせておけ。」

 

 

だからと言って、隊長として指示を出さない訳にはいかず、この定石通りの戦術は『見せ技』だと判断し、愛里寿は稜線を大洗に渡す事にした。

其れに稜線を取らせれば、白神から押し付けられた兵器を使う機会となる――本来ならば、戦車とも呼べない兵器を押し付けられたのはありがた迷惑であり、愛里寿としては使用したくないが、使わなかったら使わなかったで彼是煩いので、最低限の使用だけはしようと思っていたから、大洗が稜線を取りに来てくれたのは、ある意味では渡りに船と言えるのかも知れない。

 

 

「……あんなもの、動作不良起こして壊れればいいのに。」

 

 

……其れは其れとして、戦車とも呼べない物を押し付けられた愛里寿は、心底迷惑そうであった。

心の底から戦車道が好きであるからこそ、白神が押し付けて来たモノは到底受け入れられるものではなかったのだろう――マッタク持って、白神が何を大学選抜に渡したのかである。

 

 

「いっその事、誤爆を装って破壊するか?」

 

「隊長、其れ拙い。」

 

「……天城と逸見が其れをやりそうな件について。」

 

「あ、否定できない。」

 

 

取り敢えず、白神が押し付けた兵器は、碌な末路を迎えないであろう。

其れは其れとして、愛里寿の懸念はみほ以外にもある――言うまでもなく、みほの副官としてその名を馳せている梓だ。

戦車道を始めたのは中学からであるにも拘らず、1年目から明光大付属中の副隊長を務め、みほが黒森峰に在籍していた1年を除き、常にみほを支えて来た副官の存在は決して無視できるものではない――搭乗戦車こそⅢ号だが、全国大会の決勝戦では格上の重戦車を、相討ちを含めて4輌も撃破したと言うその実力は侮れない。

何よりも、みほの一番弟子であるのならば、みほの常識が通用しない戦車道を、そのまま継承している可能性がある……其れはつまり、殲滅戦であっても、みほの戦車を撃破すれば其れでお終いと言う訳では無いと言う事でもある。

仮にみほを撃破したとしても、梓がその指揮を完全に引き継ぐ事が出来るのだから。

其れとは別に、もう1つの懸念事項が――

 

 

「姉様……」

 

 

継続の隊長であるミカだ。

ミカは今は素性を隠して継続高校に所属しているが、実は島田千代の長女であり、愛里寿の姉である――家を出た事で後継者の資格は無くなっているモノの、その実力は幼い頃の愛里寿が憧れを抱いたほどであるのだ。

其のミカが敵として、しかもみほの傘下に居ると言うのは、愛里寿としては恐ろしい事この上なかった。

ミカは島田流を見事に体現してはいたが、それ以上に島田流の型を超えた自由な戦車道が得意だった――それ故に、西住流の次女でありながら、西住流を超えた戦車道を得意とするみほと組んだ場合に起こる化学反応がどれ程であるのか、それを予測する事が出来ないのだ。

普通ならば、土壇場での援軍など『急ごしらえのチーム』と言う所だが、みほの実力、梓の実力、ミカの実力とみほとミカが組んだ事で起きる科学反応を考えれば、土壇場の援軍によって、大洗の戦力は確実にスーパーサイヤ人もビックリのインフレを起こしたと言えるだろう。

 

 

「其れでも、私は勝つ。」

 

 

戦車の性能では圧倒的に勝ってはいるが、それ以外の要素では互角か負けている上に、自分を遥かに凌駕する戦車乗りであるみほが、大洗の隊長で、その副官はみほの一番弟子である梓で、挙げ句の果てには各校の隊長と精鋭が勢ぞろいし、その中には敬愛する姉のミカまで居ると言うのは愛里寿からしたら可成りの無理ゲーなのだが、其れでも愛里寿の瞳から闘志は消えない。

千代からVTRを見せられたその時から『何時かは戦ってみたい』と思っていたみほとの試合――其処にどんな思惑があろうとも、愛里寿にとっては待ちに待っていた相手なのだから、怯む事など有り得ない。

 

 

「私は私の戦いをするだけ……私の戦車道、受け取ってくれるよねみほさん。」

 

 

手にしたボコ人形を握り、愛里寿は誰にも聞こえない程度の声でつぶやく。

その呟きには、強者故に相手がいない渇きを満たして欲しいと言う願いも含まれていた様に感じる――何れにしても、此れより展開される戦車戦は、此れまで類を見ない物となるのは確実だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

Side:みほ

 

 

よし、アサガオもひまわりも予定通りの位置に付いたね――其れじゃあ、ひまわりチーム稜線下の敵車輌に向かって攻撃しちゃってください!!

西住まほ大尉、砲撃を許可します。

 

 

 

『了解した。』

 

『こっちも了解したわみほ!』

 

『ターゲットロックオン……何時でも行けます!』

 

『はっ、雁首揃えてご苦労なこった――全部撃破してやるって!!』

 

『頼りになりますね小島さん♪』

 

『アタシは直下だ小梅ーーー!!誰が小島か誰が!!』

 

 

 

あはは……其れは言ったらダメですよ理子さん。

でも、小島って言うのは悪い名前じゃないんですよ?日本屈指のパワーファイターのプロレスラーの名前も『小島』ですから――本物のラリアートを極めるべく、単身アメリカテキサスに飛んで、ラリアートの元祖であるスタン・ハンセンに教えを請うた小島聡さんは真のプロだと思うね。

なので、小島繋がりで頑張ってください理子さん。

 

 

 

『行っちゃうぞバカヤロー!って、アタシは直下だから微塵も繋がりがねぇ!!』

 

「ですよね。」

 

ちょっとコントを展開したけど、此れまでの流れは大凡私の思い通りに来てるね――ひまわりが稜線を取って、アサガオが大学選抜チームの横っ腹に着けたからね。

定石通りに行くのなら、此処で待つのが上策なんだろうけど、私に定石は通じないよ!

お姉ちゃん、其処から大学選抜の車輌って確認できる?

 

 

 

『あぁ、可能だ。

 少しばかり豆粒だが……500m以内に、最低でもパーシングが7輌は居るな。』

 

「パーシングが7輌か……」

 

普通に戦ったら、ティーガーⅠでも苦戦する重戦車が7輌ってのはきついけど、決して勝てない相手ではないから、稜線を取った事でのアドバンテージを使えば負ける事は無いだろうね。

だけど、今回の試合はそうじゃない――文科省のお偉いさんが大学選抜チームに押し付けた兵器は、戦車道を根底から穢すモノだったから、其れは絶対に壊さないとだ。

その為にはまず、この丘でのトリックが成功するかにかかってると言っても過言じゃない。

 

「お姉ちゃん、敵戦車が攻撃してきたら、発煙筒でも閃光弾でも良いから、兎に角相手の視界を奪った上で、スモークを炊いてその場から離脱してね?」

 

『言われるまでもなくその心算だよみほ。』

 

「流石は姉妹、以心伝心だねお姉ちゃん?」

 

『只の以心伝心ではない……私は、お前の事を愛している――故に、此れだけの高速な意思疎通が可能になっているのだ。愛は素晴らしい。』

 

「お姉ちゃん、貴女が何を言ってるのか分からないよ。」

 

可成りヤバい発言をしてたのは間違い無いと思うんだけどね。

其れよりもお姉ちゃん、やって来たみたいだよ、狩るべき相手が。

 

 

 

『如何やらその様だな……マッタク持って、この私に牙を剥くとは良い度胸だ。

 ならば、その度胸に敬意を表して、私の――西住まほの戦車道をその身で味わって貰うとしようじゃないか……西住の最強の虎の名を持ってしてな!!

 大隊長、命令を頼む。』

 

「殺さない範囲で殺っちゃってください。」

 

『若干命令が物騒な気がしたが……』

 

「気のせいです。」

 

何にしても、此れで此方のフォーメーションは固まったから、後は愛里寿ちゃんがどう出て来るかだけど、愛里寿ちゃんがどんな戦術で来ても、私は其れを押し返して見せるよ。

何よりも此の試合は絶対に負けられない――なら、勝つ以外の選択肢は無いからね。

 

 

 

――轟!!!

 

 

 

「うわぁ、何!?パンターのエンジンが!!」

 

「こりゃあ、みほの闘気を受けた事と、久しぶりにアタシ等が乗り込んだ事で、パンターも本気になったみてぇだな?」

 

「其れなら、久々に最強の蒼豹で大暴れするか。」

 

「オ~ッホッホッホッホ!初っ端からリミッター外しちゃいます事よ!!」

 

 

 

嘗ての仲間が再び終結した事を、パンターも喜んでるみたいだね此れは……なら、久々に明光大チームが揃ったお祝いといて、あの頃以上の大暴れをしようかな?

此のメンバーなら、可也無茶な要求をしても応えてくれるだろうからね。

 

「皆、久しぶりだけどガンガン行くからね?」

 

「おうよ!そう来なくっちゃ張り合いがねぇって!!」

 

「突撃、急旋回、ドリフトなんでもござれですわ!沙織さんも、みほさんの指示を皆さんに的確に伝えちゃってくださいませ!」

 

「任せてよ!アマチュア無線2級は伊達じゃないからね!!」

 

「うん!頼りにしてるよ!!」

 

相手は島田流始まって以来の『天才』と言われている愛里寿ちゃんだけど、相手にとって不足は無い――世間が言う、私の天才と愛里寿ちゃんの天才のどちらが上か、其れを決めるのも悪くないかもね。

 

でも、其れは魅力的な企画ではあるけど、負けたら大洗は廃校になっちゃうから、絶対に勝たないといけない――だから、私は形振り構わずに行かせて貰うよ。

型に嵌まらない無形の戦車道こそが、私の持ち味だからね。

果たして、私に着いて来られるかな?……島田流率いる大学選抜チームの実力を、見せて貰うよ!!

 

先ずは、此の試合における邪魔者である、文科省が大学選抜に押し付けたレギュレーション違反としか言えないって言う謎の違法兵器に舞台から御退場いただこうかな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued… 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キャラクター補足


・島田愛里寿

島田流戦車道の次期後継者で、弱冠13歳でありながら飛び級で大学に進学し、大学選抜チームの隊長を務める天才少女。
内気で人見知りの為、普段は口数も少ないが、戦車に乗ると一変し、状況を的確に把握しながら次々と 最適の指示を出し、詰め将棋を解くかの如く相手チームを詰みに追い込む。
『後学の為に』と、母である千代からみほの試合のVTRを見せられており、型に嵌まらないみほの戦車道に衝撃を受け、何時かは戦ってみたいと思っていた。島田流始まって以来の才能の持ち主と言われているが、その才能故に姉であるミカが、自分の事を次期後継者に推した上で家を出た事には申し訳ないと思っている。(尤も、ミカ自身は愛里寿を理由にはしたが、本当は単純に島田流を継ぎたくなかっただけなので、愛里寿が申し訳ないと思う事は微塵も無いのだが……)
みほ同様、ボコられグマのボコが大好きで、ボコグッズのコレクションの数はみほより少ないが、レアグッズの数では勝っている。
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