ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~   作:吉良/飛鳥

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ガルパンで殺伐は駄目です!Byみほ        そうね、殺伐NGの世界よねByエリカ      平和な世界が一番ですねBy小梅


Panzer174『裁判!断罪!!罪と罰!!!です』

Side:みほ

 

 

さてと、新聞部が発行した学園新聞と各校隊長へのタレコミでトンデモない事態になっちゃった訳なんだけど……如何かしたかなエリカさん?何か探してるみたいだけど?

 

 

 

「いや、河嶋先輩が貴女に無礼を働いたって言うのなら、中学時代の青パンターチームが黙ってないと思ったんだけど、誰一人として居ないのが気になったのよ。」

 

「言われてみれば確かに……会長さん、ナオミさん達は来てないんですか?」

 

「あ~~……ナオミちゃんとペパロニちゃんとローズヒップちゃんは来てたようん――それこそ、速攻でか~しまの事を麻酔なしの整形手術しそうな勢いだったわ。

 あの迫力は、黒のカリスマすら凌駕してた……よくか~しまが失神しなかったもんだよ。」

 

「其れは其れで良いのだが、彼女達の怒りは相当だったのでな……ちょいとあるモノを持って来てくれるように頼んだんだ。」

 

 

 

あ~~……やっぱりブチ切れてたんだ。

特にペパロニさんは相当にプッツンしてるかもしれないなぁ……中学一年の時、私の事を『片腕』ってバカにしてた子に、問答無用でドロップキックかましたくらいだからね?

って言うか、何を持ってくるように頼んですかカエサルさん?

 

 

 

「其れは見てのお楽しみだ西住隊長……っと、如何やら戻って来たみたいだな?……首尾は如何だ?」

 

「任せなさいカエサル……持って来たわよ電気椅子!」

 

「ギロチンも装備完了ですわ!!」

 

「オラァ、持って来たぜ山崎竜二!!」

 

 

 

って、頼んだのは処刑道具!?

電気椅子やギロチンは兎も角、山崎はヤバいでしょ山崎は……って言うか、一体何処から持って来たんだろう、極悪魅惑のキレヤクザ?……桃ちゃん先輩を断罪する前に、先ずは此れの出所を、かも知れないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~ Panzer174

『裁判!断罪!!罪と罰!!!です』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、ペパロニさんに問うたところ、如何やら山崎はアンツィオ名物のノリと勢いで持って来たらしいね……まぁ、山崎竜二は作者の持ちキャラでもあるからゲスト出場は仕方ないのかも知れないけどさ。

因みにペパロニさん、あの山崎は何年性能?

 

 

 

「え~っと、確か97だな。」

 

「砂かけ蛇キャン砂かけの極悪ハメ!?……アレは凶悪過ぎだよ!って言うか、危険すぎるから返してきて!!」

 

「何だよ、ルガールなら良かったか?」

 

「自爆オチ野郎はもっとダメ!学園艦吹っ飛ばしかねないから!!」

 

「あ~~……そりゃ駄目だ。つー訳で、折角来て貰ったのに悪ぃけど帰ってくれだとよ。あとこれ、報酬の馬刺し引換券な。」

 

「此のアマチュアがぁぁ!100年はえぇんだよぉ!!」

 

 

 

――バビュゥン!!

 

 

 

行っちゃたよ山崎竜二……まさか出てくるとは驚きだったけど、ちょっと生で蛇ドリルが見たかった。14版のレベル3でも良いけどね……冷凍マグロは絶対にネタだよね。

 

まぁ、其れは其れとして、桃ちゃん先輩だね――桃ちゃん先輩、あの時『お前が転校しろ』って言ってくれましたけど、アレって一体如何言う考えがあっての事だったんでしょうか?

マッタク考えが無かったとか言いませんよね?

 

 

 

「それはその……島田愛里寿が我が校に来てくれれば、我が校の戦車道は更に盤石なモノになる――だが、お前が居たら島田愛里寿は大洗には来てくれない。

 そう思ったらつい口が……」

 

「はぁ?つい口がですってぇ?

 貴女ねぇ、そんな事が通用すると思ってんの?アンタのやった事って、大洗の為に尽力したみほの事を否定するのと同じ事なのよ!其れを自覚してるのかしら!!」

 

「それ以前に、西住隊長が愛里寿さんに勝ってるって事を完全に忘れてませんか其れ?」

 

「大学選抜の時は、みほさんと愛里寿ちゃんは相討ちだったので、河嶋先輩の中ではみほさんが勝ったと言う事になって無いのかも知れません。

 其れこそ、勝ったのは大洗であってみほさんではない位に思ってるのかも。」

 

「在り得るわね小梅。

 思い返してみればコイツはサンダース戦の後のインタビューを勝手に受けて『西住の作戦は所詮戦術レベル、真の功労者は我が生徒会。』とか言っちゃうような奴だからね?」

 

「……ほう?其れは本当かな河嶋桃?」

 

「河嶋先輩、そんな事言い腐ってやがったんですか?」

 

「ひぃぃぃぃぃ!?」

 

 

 

……はい、エリカさんの暴露で生徒会室の温度が2度下がった。そしてお姉ちゃんと梓ちゃんが殺意の波動に目覚めた。其れを見た会長さんは干し芋かじって、ミカさんはカンテレを奏でてる……あ、この二人に関しては平常運行か。

まぁまぁ、サンダース戦の後のアレは過去の事だからね?私は気にしてないし。

 

 

 

「アレ?でもあの時ってみほに免じてコイツを許したのよね?」

 

「そう言えばそうですねぇ?……で、次に同じような事やったら容赦しないとも言いましたっけ――と言う事は矢張り、もう問答無用で河嶋先輩を処刑して良いんじゃないですかみほさん!!」

 

「し、処刑ーーー!?何する心算だお前等!!」

 

「連続ジャーマンから餅つきパワーボムに繋いで、トドメにアルゼンチンバックブリーカーからのバーニングハンマー!!」

 

「此処は矢張り、裏拳×2→ボディブロー→肘打ち→回し蹴りのコンボからの、武神八双拳が良いと思います!」

 

「不肖秋山優花里、此処は戦車乗りらしくティーガーⅡで学園艦中を引きまわした後に、戦車用のペイント弾をぶちこむのがベターであるのではないかと愚考します。」

 

「グデーリアンよ、確かに其れも良いが……此処は矢張り西住隊長と澤副隊長による師弟合体NIKU→LAPだろう!!」

 

「「「それだ!!」」」

 

「或は、西住姉妹合体ダブルパワーバスターも可!」

 

「「「其れもアリだ!!」」」

 

 

 

でも、あの時はエリカさんと小梅さんが私に免じて許したって事と、二度目は無いって事が明らかになって、その影響で色んな処刑方法が出てくる事出てくる事。

其れからエルヴィンさん、流石に片腕でのキン肉バスターは無理だからダブルパワーバスターは兎も角、NIKU→LAPは諦めてくれると助かるよ。

 

 

 

「む……隊長は片腕である事を感じさせない程の身体能力があるから出来ると思ったのだが、流石の隊長でも出来ない事は有ったか……!」

 

「あはは……まぁ、私でも出来ない事は有るよ?」

 

「成程……超人的な身体能力を持っていても、隊長はまだ人間であったと言う事か……だが隊長、隊長が自ら裁きを下さずとも、隊長のお供達が河嶋先輩を許す気はサラサラないみたいだぞ?」

 

 

 

へ?其れって……

 

 

 

『ガルゥゥ……』※訳『オイコラ、クソモノクル、ご主人様に何上等かましてんや?いてこますぞゴルァァァ!』

 

『キュ……』※訳『良い根性してるわね貴女……焼き桃になってみる?』

 

「ひぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 

あ、アンドリューとロンメル……何時の間に。

って言うか、超ドアップで牙を剥いた虎の顔を見せられたら普通に失神なんだけど、意識を保ってられる辺り、桃ちゃん先輩はビビりのくせに実は意外と強心臓なのかな?……まぁ、其れは如何でも良いけど。

だけどまぁ、取り敢えずアンドリューとロンメルも落ち着いてね?桃ちゃん先輩には、まだ聞かなきゃならない事があるから。

 

 

 

『ガウ……』

 

『キュウ……』

 

「よしよし、良い子だね。」

 

「……隻腕の美少女が猛獣と戯れていると言うのはとても絵になると思わないかダージリン?」

 

「全力で同意しますわまほさん。」

 

「取り敢えず、スマホで撮ったから人数分焼き増ししとくわ。」

 

「よくやったケイ!!」

 

「焼き増し、其れは必要な事かな?」

 

「必要に決まってるでしょ!あ、でも要らないなら良いわよ?カチューシャが貰ってあげるから!!」

 

「……誰もいらないとは言ってない。」

 

「西住隊長と、そのお供達の写真……神棚に飾って祀らせて頂きます!!」

 

「此の1枚は、相当な芸術作品であるのは間違い無さそうですわ……此の焼き増しには、5000円を払っても高くはありませんわ。」

 

 

 

……何だか突っ込み要素が満載な事を言われたような気がしたけど、一々突っ込んでたらキリがないから、此処はボケ殺しの最強奥義である完全スルーを発動して完全に無視するよ。

 

 

 

「「「「「「「「無視された、私達のボケ計257文字!」」」」」」」」

 

 

 

付き合う義理と義務はあるかも知れないけど、今回に限っては全スルーで!異論は認めないから!!

さて、桃ちゃん先輩、『西住お前が転校しろ』と言うのがその場での勢いで出てしまったと言う事は認めましょう――桃ちゃん先輩はその時の気分で後先考えずの発言をして自爆するのは此れが初めてじゃないですし。

出も問題は其の後――もしも私が桃ちゃん先輩の言った事を真に受けて本当に転校しちゃったらどうする心算だったんですか?

 

 

 

「え……?」

 

「何を驚いた顔をしてるんですか?普通に有り得る事ですよね其れは。

 まぁ、私は其れを選びませんでしたけど、其れが選ばれたかも知れない未来があるんです……そうなった場合は如何したんでしょうか?」

 

「みほが転校したら、最低でも私と小梅と澤はみほに付いて行くでしょうね――澤が行くなら武藤も来るだろうけど。

 そんな事になったら大洗の戦車隊は総崩れになって再建不可能になるでしょうね……それこそ、戦車道が再び廃止になれば其れを理由に学園艦を解体しようとする奴が現れるかも知れないから、みほの損失は大洗の致命傷と同義よね。」

 

「!!!!」

 

「みほさんが本気で転校するなんて言う事は考えていなかったと言う訳ですか……マッタク持って笑えませんね?

 みほさんは究極レベルのお人好しな部分があるので、転校と言う選択肢はなかったみたいですが……もしもみほさんのメンタルが豆腐レベルだったら、転校していてもおかしくありませんし。」

 

「其れは其の……!!」

 

 

 

答える事は出来ませんよね?だって、感情に身を任せてその場出た言葉なんだから――だから、私が本当に転校するとは思ってなかったって高を括ってたんでしょう?

まぁ、実際には私は大洗を大好きになったので、転校なんて事は考えてないですけどね。

だけど、私が本当に転校しちゃったら大洗が被る損失は決して安い物じゃなかったと思うんです……其れでも、貴女はまだ『つい口を突いて出た』で済ます心算ですか?

と言うか、私が転校しなくとも此処までの大事になってしまった事の責任を如何取る心算なんですか?

 

 

 

「あの、その……」

 

「桃ちゃん先輩の言った事が火種となって、此処までの大火事になってしまったんです……大火事の原因を造った罪は、とても重いんです。

 放火の意思がなくとも、タバコのポイ捨てが原因で火災が発生した場合、捨てた本人が厳しく罰せられる事は現実にある訳ですからね?」

 

「みほの言う通りだな。

 君はこの事態を責任を持って終わらせなければならないし、何よりも己の不適切発言を撤回するなりなんなりする必要がある――特に『片腕云々』と言うのは『お前が転校しろ』以上の問題発言だからな。」

 

「待て待て~~!其れは本当に言ってないぞ!少なくとも私は言ってない!其れに関しては天地神明に誓って無いと言いきれる!

 と言うか、障害者蔑視発言をするような奴が居る生徒会が、学園艦のバリアフリー化の予算を確保する筈がないだろう!信じてくれ~~~!」

 

「と言ってますけれど、本当ですのみほさん?」

 

 

 

ん~~……此れに関しては少なくとも私本人は直接言われてませんよダージリンさん。もし言ってたのなら『西住お前が転校しろ!片腕の身体障害者よりも、島田愛里寿が隊長の方が良い!』って一息で言われてた筈ですから。

 

 

 

「みほさんの見てない所で陰口をたたいた可能性は無いのかな?」

 

「その可能性も、桃ちゃん先輩の性格を考えるとほぼ無いと思います。ねぇ、会長さん?」

 

「だね~~?

 か~~しまは沸点低くて感情に任せて地雷踏んだりKY発言をしたりするけど、一人になるか生徒会のメンバーだけになった途端に冷静になって『またやってもうた~~!』って感じになってるからね?

 西住ちゃんと別れた後で陰口を叩いた可能性は100%ないな。てか、沸騰しっぱなしが持続出来たら其れもうか~しまじゃねーし。」

 

「会長、擁護してくれているのか貶されているのか分かりません!!」

 

「いや~~、アタシはただ事実を述べているだけだから。擁護もしてねーし、貶してもいねーよ♪」

 

 

 

事実を正確に述べるのは大事だと思います。

なので、少なくとも『片腕云々』に関しては桃ちゃん先輩は言ってはいません……だけど、お姉ちゃん達は桃ちゃん先輩がこう言ったって聞いたんだよね?大洗女子学園の新聞部から。

 

 

 

「うむ、確かにそう聞いた。」

 

「聞いた瞬間に彼女の常識を疑いましたわ。」

 

「如何考えても有り得ない発言よ此れは?障害者差別は人種差別と同じ位許される事じゃないと思ってるわ!本場のアメリカだったら即刻社会問題に発展よ!!」

 

「白人至上主義者の居る国がそんな事を言っても説得力は皆無だと思うけどね?」

 

「ミカ、お前はいい加減空気を読むと言う事を覚えろ!其れともそれは何か、分かった上で態とやっているのか!?だとしたら質が悪いぞオイ!」

 

「私の言う事に突っ込みを入れる事に意味があるとは思わない。」

 

「「「いや、ある!!」」」

 

 

 

ミカさん……(汗)

でもまぁ、そう言う連絡が行ったんだよね?でも、ご覧の通り桃ちゃん先輩は障害者蔑視発言はマッタクしてないんだよ――こんな状況で、バレないように嘘を吐くなんて高等技術、桃ちゃん先輩が持ってる筈ないから。

と言うか、嘘を吐こうとしても支離滅裂な謎理論のオンパレードになって自爆するだけだし。

 

 

 

「そう言われると……確かに。」

 

「でもそうなると、この記事の一部は新聞部の捏造って言う事になるんじゃないですかみほさん?」

 

「河嶋先輩の一言が火種だったのは間違いないですけど、其れを燃え広がらせたのは新聞部って事ですか西住隊長?」

 

「その可能性もあるって事だよ梓ちゃん……なので、小山先輩!」

 

「任せて西住さん、新聞部の子達拉致って(連れて)来たわ♪」

 

 

 

小山先輩仕事早!そしてちょっと『連れて来た』が不穏な雰囲気!拉致は駄目です!絶対ダメです!

 

 

 

――その通り!さっさと拉致被害者全員返せや北朝鮮!イテコマスぞごるあぁ!!( ゚Д゚)

 

 

 

「……今の何?」

 

「エリカさん……無視しましょうか?無視しても問題ないだろうし。」

 

「そうね、無視するのが上策ね。」

 

 

 

なので、話を先に進めようか?

さて、新聞部の皆さんは何で小山先輩に連行されたのか分かりますね?――桃ちゃん先輩の失言を記事にするだけなら未だ許容するとして、言っても居ない事を『言った』と捏造して記事にして、更には其れがさも真実であるかのように短期転校を行った学校の戦車隊の隊長に伝えると言うのは如何かと思うんだけどなぁ?

 

 

 

「あの、其れは……こんな大事になるとは思わなかったんです。

 ちょっと捏造して煽って、面白いネタが出来れば良いな位の気だったんです……其れと、全国大会の時に河嶋さんに西住さんと澤さんへのインタビューを邪魔された事が有ったので、其れのちょっとした仕返しの心算で……」

 

「だとしても、捏造は駄目です。

 特に今回の捏造に当たる部分は、私と桃ちゃん先輩への名誉棄損にだってなりかねないんです――と言うか、桃ちゃん先輩に関しては完全に名誉棄損成立ですよ?

 言ってもいない事を言ったと書かれて不利益を被った訳ですから。」

 

「そうだよね……ごめんなさい!意趣返しとは言えやり過ぎました!!

 各校の隊長さん達も、迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした!!今日の夕方までに、捏造記事のお詫びの号外を発行します!!

 大変申し訳ありませんでした!!」

 

「「「「「申し訳ありませんでした!!」」」」」

 

 

 

捏造について軽く追及したら、思ったよりも素直に認めたね?――まぁ、こんな大事になるとは思ってなかったって言ってたから、起こってしまった事態に焦ってたのかも。

でも、これに懲りたら二度と記事の捏造はしないで下さいね?新聞の本質は、事実を人々に届ける事なんです。其れを努々忘れないで下さい。

 

 

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

「其れじゃあ、新聞部の皆さんは此れで良いです……と、新聞部の暴走だったみたいだよお姉ちゃん?」

 

「その暴走で、此れだけの事態を引き起こした彼女達の行動力にお姉ちゃんちょっと脱帽。その行動力は、黒森峰も見習うべきかもしれんな。」

 

「お姉ちゃん……貴女は何を言ってるのかな?」

 

「限りなく日本語だと思うのだが?」

 

「いや、そう言う事じゃないから。」

 

お姉ちゃんは真面目にボケるから時々対処に困るよ。

 

 

 

さて桃ちゃん先輩、新聞部の捏造記事はトンデモない事ですが、彼女達は自分の非を認めて謝罪しました。そして、障害者蔑視発言は捏造でしたけど『西住お前が転校しろ!』と言ったのは紛れもない事実です。

其れに関して、貴女は何を如何する心算なんですか?

 

 

 

「――!……すまなかった。

 カッとなったとは言え、流石に言い過ぎた西住……お前が居なかったら、大洗女子学園は廃校になっていただろう……大洗を守ってくれたお前に対して、言うべき事ではなかった。

 私の安い頭で良ければ幾らでも下げる!だから、大洗女子学園を見捨てる事だけはしないでくれ!この通りだ!!」

 

 

 

で、桃ちゃん先輩が選んだのは謝罪の言葉と、見事なまでのD・GE・ZA……其れこそ額を床に擦り付けすぎて擦り剝けるんじゃないかってレベルの、見てる方が感心する位の見事な土下座だね。

うん、ちゃんと謝って貰えれば私は良いんだけど……でも、其れじゃあきっと皆は納得しないと思うんですよ――だから、最低限の罰は受けて貰いますよ桃ちゃん先輩?

 

 

 

「ば、罰って何をする心算だ西住!?」

 

「あ、命をとるとかじゃないので安心して下さい。

 ……あ、蝶野教官ですか?西住みほです。あのですね……はい、はい。あ、近くに居るから直ぐ来れるんですか?――其れは物凄い偶然ですね?手間が省けましたが。

 其れじゃあ、お願いしますね。」

 

「みほ、蝶野教官に何を頼んだの?」

 

「ちょっと桃ちゃん先輩へのお仕置きに必要なモノを持って来て下さいって頼んだだけだよ。」

 

如何やら偶然にもその必要なモノは教官と一緒のヘリに乗ってたみたいで、更に偶然にも学園艦の近くを飛んでるらしいから、5分もあればこっちに到着するって。

 

 

 

 

 

 

 

 

――で、5分後。

やってきた桃ちゃん先輩のお仕置きマシーンは、此れだぁぁ!!!

 

 

 

「グアッデェェェェェェム!!!」

 

「「「「「「「「「「黒のカリスマキタコレーーー!!」」」」」」」」」」(鍵カッコ省略)

 

「河嶋ぁ!テメェみぽりんによくも暴言吐いてくれたなぁオイ!

 テメェはホントに碌な事しやしねぇ!砲手をやらせりゃノーコン!ピンチなれば狼狽えるだけで打開策を考えようともしねぇ!なのにみぽりんに暴言吐くとはどういう了見だオラァ!歯ぁ、食いしばれ!!」

 

 

 

――バッチーン!!

 

 

 

「ひでぶ!!」

 

「ガッデメファッキン!アイム、チョーノ!!」

 

 

 

はい、見事な『蝶野ビンタ』頂きました!……桃ちゃん先輩、生きてます?

 

 

 

「あ、あひる……」

 

「あ、大丈夫そうだね。」

 

「か~しまは無駄に頑丈だから、此れ位じゃ死なねーから心配いらねーって……か~しまの生命力は、黒光りするG並みだからな――その生命力と引き換えにしたかのようにメンタル豆腐だけど。」

 

 

 

ですね。

でもまぁ、此れで手打ちにしませんか?私への謝罪はしたし、蝶野ビンタ喰らって白目剥いて失神しちゃったので、桃ちゃん先輩への制裁も充分出来たと思うから。

 

 

 

「みほが其れで良いと言うのならば私は何も言わん――が、彼女が次にみほを傷つけるような事を言ったその時は容赦はしない。

 そう伝えておいてくれ。」

 

「うん、分かったよお姉ちゃん。」

 

「みほさんが此れで良いと言うのならば私は何も言いませんわ。」

 

「みほが手打ちにすると言った以上、私達が彼是言うのは無粋な事でしかないモノね……過ぎた怒りは、只の感情の暴走とも言うし、此の辺で終わりにするのがベターかもね。

 皆も其れで良いでしょ?」

 

 

 

そしてこのケイさんの発言に皆が異口同音に賛同して、今回の騒動は幕を閉じた――後でお姉ちゃんから聞いた話だけど、今回の事をお母さんに伝えるかどうかは可成り迷ったみたい。

最終的に伝えない事にしたみたいなんだけど、其れは正解だよ――お母さんに伝えたら、ティーガーⅠで大洗に突撃して来て桃ちゃん先輩を滅しただろうからね。

 

で、此の一件以来、桃ちゃん先輩の高圧的な態度は形を潜めて、生徒会のメンバーである事を盾に取った発言をする事は無くなって、それどころか後輩に必要なアドバイスをする良い先輩になったんだとか。

同時に今回の一件で大洗女子学園の結束は更に強くなったかな?――雨降って地固まるじゃないけど、終わりよければ全て良しだね。

 

 

 

「時に西住、一体如何やったら狙った的から最低でも30cmずれた場所に弾が飛んで行くのを修正できるのだ?」

 

「それは……前回に引き続き、知らね!!」

 

って言うか、桃ちゃん先輩に砲手の才能は全く無いので諦めて装填士に専念してください!!そっちの方がヘッツァーが活躍出来るので、マジでお願いします!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued… 

 

 

 

 

 

 

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