ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~   作:吉良/飛鳥

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無限軌道杯の前に生徒会役員会議!Byみほ        この時期に!?普通にあり得ないわByエリカ


Panzer176『無限軌道杯前の選挙です!』

Side:みほ

 

 

無限軌道杯への出場を決めて、学園艦の何処かに眠っているらしいマークⅣ戦車を探し出そうとしていた所だったんだけど……如何やら、中々そうは行かないみたいですね会長さん?

まぁ、時期的に仕方ないとは思いますけれど。

 

 

 

「いやぁ、ゴメンね西住ちゃん。

 本当ならマークⅣの探索をしてほしい所なんだけど、アタシ等生徒会もそろそろ代替わりの時期に来てっから、次の生徒会役員を決めとかないといけねーんだわ。」

 

「はい、其れは分かってます。

 でも、其れなら普通に生徒会役員に立候補した人達で選挙をすればいいだけですよね?――其れなのに、なんで私が呼ばれたんでしょう?」

 

「まぁ、普通なら立候補者が出て、演説ブチかまして選挙って所なんだけど……ぶっちゃけ今年の大洗に限定すれば、誰が立候補した所で、立候補してない西住ちゃんが得票率90%で生徒会長になる事が略確定なんだよね~~。」

 

 

 

会長さん其れ色々とオカシイです。

私が生徒会長に立候補したのなら兎も角、立候補もしてないのに得票率90%オーバーで生徒会長に就任するとか普通にあり得ませんから。って言うか、そんな選挙はそもそも無効です。

 

 

 

「だよね?

 って言うか、アタシとしても西住ちゃんを生徒会長にはしたくないんだよ~~?

 確かに西住ちゃんはカリスマ性もあるから生徒会長にはピッタリなのかも知れないけど、生徒会長と戦車隊の隊長の二足の草鞋は流石の西住ちゃんでもキッツいっしょ?……だから、次期生徒会役員は会長権限でアタシが決めようかと思ってんだよね。」

 

 

 

……何ですか其の凄まじい権限は?現会長が次期役員を任命するだなんて、全国的にも珍しい――って言うか大洗以外にはないかもだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~ Panzer176

『無限軌道杯前の選挙です!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかの生徒会長権限に驚きましたけれど、そう言うって事は会長さんは次の生徒会役員にある程度の目星は付けてるって事ですよね?

そうじゃなかったら、こんな大胆な提案が出来る筈がありませんから――態々私を呼んで何をしようとしているのかは分かりませんが、取り敢えず会長さんのお眼鏡に叶った人達を教えて頂けますか?

 

 

 

「其れは勿論。かーしま、西住ちゃんにあのファイル渡してあげて。」

 

「はい。此れがそのファイルだ西住。

 会長が選出した生徒のパーソナルデータが詳細に記されているからよく読んでおいて欲しい……尤も、お前ならば1時間もあれば全部暗記してしまうのかもしれないがな。」

 

 

 

で、桃ちゃん先輩から渡されたのは其れなりの厚みのあるファイル……あの、このファイルに記された生徒数ってドレ位でしょうか?桃ちゃん先輩は1時間もあれば大丈夫だと言っていましたが、人数によっては其れよりかかるかも知れませんよ?

 

 

 

「そうだな……会長のお眼鏡に適う生徒を厳選したから大体50人と言った所か?」

 

「50人ですか……50人を1時間でか。」

 

「流石のお前でもきついか西住?」

 

「桃ちゃん先輩……何を勘違いしてるんですか?」

 

「ひょ!?」

 

 

 

自慢じゃありませんが、私は転校初日に自分のクラスの生徒の名前と生年月日を完全に記憶したんですよ?それどころか、黒森峰時代には百人以上居た戦車隊のメンバーの名前と生年月日を全部記憶していたんです。

其れも一軍のメンバーだけじゃなくて二軍のメンバーまでって言う本当の意味での全員ですよ?

そんな私にかかったら、50人程度の名前をはじめとした諸々のデータを記憶するなんて、青眼の究極竜でキノコマンを滅殺するよりも簡単な事ですよ?

1時間も必要ありません……50人なら30分もあれば余裕ですね。

其れに、多分ですけど会長さんが厳選した50人の中には戦車隊のメンバーも何人かいると思いますから、其れなら効率は更に上がりますし。

 

 

 

「おぉ、30分と来たか!流石は西住ちゃんだね~~♪」

 

「凄いですね、西住さん。」

 

「此れだけの量を30分で記憶するとは……西住、お前一体何者だ!?」

 

「隻腕の軍神で戦車を極めんとする者ですが何か?」

 

「矢張りそう来るか!!自信満々に言われると突っ込む事すら出来ない上に、お前は其れを言うに値する実績を残しているから何も言えんぞ!」

 

「えへ、褒めないで下さい♪」

 

あの一件以来、桃ちゃん先輩はノリが良くて弄り甲斐のある先輩って感じになってるかな?まぁ、今の方が前よりもずっと人受けが良いのは間違いないけどね。

まぁ、其れは兎も角、このファイルに目を通すのは良いとして、結局私って何の為に呼ばれたんでしょうか会長さん?

 

 

 

「いやぁ、アタシの独断で50人程次期生徒会のメンバーを選出した訳なんだけど、其処から三人選ぶとなると結構大変だから、最終的に決めるのはアタシでも、西住ちゃんには此処から更に人数を絞り込んで欲しいんだよね~~?……ダメ?」

 

「そんな重要な作業を私に任せても良いんですか?」

 

「いんや、西住ちゃんだからこそ任せられるんだよ~~。

 戦車隊の隊長として、人を見る目はアタシよりもあるんじゃないかと思ってるから、アタシの選んだ50余人の中から更に厳選して欲しいんだ。

 西住ちゃんのお墨付きがあれば、誰が就任しても何処からも文句は出ないだろうしね。」

 

「はぁ、そう言うモノなんですか……分かりました、重要な仕事ですが引き受けさせて貰います。」

 

只、このファイルは持って帰っても良いですか?

幾ら30分あれば覚えられるとは言っても、来年の大洗の舵取りを担う事になる生徒会のメンバー候補をこの場で選出する事は流石に難しいと思いますので。と言うか、放課後の残り時間的に無理です。

 

 

 

「いいよ~~。もとよりじっくり検討して貰う心算だったからね~~?まぁ、逸見ちゃんや赤星ちゃんと意見を擦り合わせて、誰が次の生徒会の役員に相応しいか選んでよ。

 西住ちゃんの意見は最大限に参考にさせて貰うからさ。」

 

「其れってつまり、ある意味で私に丸投げって事ですよね?」

 

「其れについては黙秘権行使の方向で~~。……だけどさ、此れだけは言っておくよ西住ちゃん――アタシは君が大洗を任せるに値すると思った人達をないがしろにする心算はない。

 だから、西住ちゃんの直感で選んで欲しいんだ――次の大洗を託せる人達をね。」

 

「……分かりました。」

 

取り敢えず、寮に戻ったらエリカさんと小梅さんと一緒に新生徒会の役員候補を選出しないとだね……簡単な事じゃないのは確実だけど、来年度の大洗の為にはやらなければならない事だから、やるしかないよ。

其れに、私一人だったら可成り大変で、会長さんに地獄の断頭台をブチかましてたかもしれないけど、エリカさんと小梅さんの協力があるなら、そこまで大変な仕事ではないと思うからね。

 

 

 

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そして帰宅後、お風呂と晩御飯を終えて、エリカさんと小梅さんと一緒に来年度の生徒会役員候補を選定中!――因みに今夜の晩御飯は、秋が深まって寒くなって来たって言う事で、エリカさん特製のすき焼き鍋だった。

其れも只のすき焼きじゃなくて、割り下に豆板醤と麻辣スパイスを混ぜ込んだ『四川風牛すき鍋』!パンチの利いた辛さが食欲をソソル逸品だった上に〆のうどんが最高だったからね♪

 

で、誰か良い候補って居た?

 

 

 

「寧ろ良い候補しか居ないわよ……会長さんの人を見る目は大したモンだと思うけど、此処まで良い候補だらけだと逆に誰を選べば言いのか分からないって所ね?

 優秀な人材ばかりだと、枠数が決まってる役職を選ぶ時に苦労するって言うのは本当だったみたいだわ。」

 

「優秀な人材を50余人も厳選してくれたのは有難いですが、其処から生徒会役員3名を選出するとかある意味高難易度ミッションですよ。

 此れ、ちょっと深読みしちゃうような人だったら『此れは新手の嫌がらせか!?パワハラか!静かなパワハラなのか!?』って思っちゃうかも知れませんって。」

 

「エリカさんの言う事も、小梅さんの言う事も良く分かるなぁ……流石は会長さんが選んだ候補だけあって、戦車道チームのメンバー以外も生徒会役員を任せられそうな人達ばかりだもんね。」

 

しかも、必修選択科目から最低三人を選出してるんだから大したモノだと思う……だけど、忍道の人達のデータの顔写真は素顔のモノは無かったのかな?

服装は大洗の制服なのに、頭は忍者特有の頭巾?メンポ?で覆われてるとか不審者どころの騒ぎじゃないから。普通に通報されてるから。

って言うかその中の一人の頭装備には『忍殺』って入ってるけど其れは絶対ダメでしょ!?同じ選択科目の子達をスレイヤーして爆発四散のサヨナラさせる心算じゃないよね!?

……まぁ、忍道の成績は優秀で、アンドリューやロンメルと一緒に学園艦に入り込んだ不審者を排除してるって事だからこの格好はあくまでもネタなんだろうけどね――あと、彼女が排除した不審者がどうなったかは、きっと考えちゃいけない事なんだよねうん。

 

 

さてと、でもこのままじゃ埒が明かないから、そうだね……役職ごとに振り分けてみようか?

そうすれば誰がどの役職に向いてるのか分かるし、同時に会長さんが生徒会役員に向くかもと思った人の中から、実はどの役職にも向かない人を篩に掛ける事が出来るからね。

 

 

 

「良いですねみほさん、其れで行きましょう!」

 

「で、どうやってそれをやる心算?」

 

「書類を3つに分けて、私が生徒会長を、エリカさんが副会長を、小梅さんが広報を担当しよう。

 自分が担当となった書類の中から自分が担当してる役職に適性がありそうな人の書類はキープして、それ以外の書類は自分の右隣の人に回して行く事にしよう。

 こうすれば私達三人の誰もが選出しなかった人は除外出来るから人数は可成り絞り込めると思う。」

 

「Gute idee Miho!(いいアイディアねみほ!)

 確かにその方法なら人数を可成り絞り込む事が出来るわ……でも、其れでも夫々の役職を一人だけ選ぶのは可成り難しいんじゃないかって思うんだけど?」

 

「一人だけ選ぶ必要はないよエリカさん。

 私達は最大公約数を選べばいいんだよ、最後に選ぶのは会長さんだから――会長さんの事だから、自分が選ぶと言いつつ、私達が選んだ人達での選挙とかやりそうだけどね。」

 

「あはは……其れは確かに否定できませんねあの会長さんだと。」

 

 

 

文科省の局長と大臣を味方につけて、更には戦車道連盟の会長とお母さんと島田の小母様まで味方につけて大洗を救おうとするような女傑だからねぇ……若しかしなくても10年後には大洗町の町長、20年後には茨城県の県知事になってるんじゃないのかな会長さんは?

でも、兎に角この方法で頑張ろうか?ぱんつぁー・ふぉ~~~~!!

 

 

 

「「Jawohl.(了解。)」」

 

 

 

※以下、選別作業に於ける夫々の独り言

 

 

 

「会長、会長、惜しい会長未満、会長、会長、才能はあるけど見た目が問題外ゴリラ、会長、会長、人間外生物。あ、華さんは鉄板だよねやっぱ。」

 

「副会長候補、コイツも副会長候補ね?コイツは……副会長で収まる奴じゃないでしょ?って言うか副会長にしたら下克上起こしかねないし。

 副会長候補、副会長候補……女子プロ同好会の極悪ヒールは人気があってもダメでしょ此れ。……優花里は取り敢えずキープよね。」

 

「広報となると、人当たりの良い人の方が向いてますよね……となると、此の10人は先ず除外ですね――能力はありますけど見た目が広報として完全アウトですから。しかも其の内の一人は本当に女子高生ですか此れ?

 となると残り6人ですが……そうなると、この人とこの人と……あ、沙織さんは広報にはぴったりかもしれませんね。」

 

 

 

「エリカさんから回って来た人達……会長に向くのはこの人だけかな?」

 

「小梅から回って来た連中で副会長に向きそうなのは……二人ね。」

 

「みほさんから回ってきた書類で広報に向きそうなのは居ませんね?はい、エリカさん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

――同様のやり取りが完全に一周するまで続くから……そうだね『残響ノ鎮魂歌』でも聞きながら待ってて。(残響ノ鎮魂歌が分からなかったらグーグル先生を頼ってね♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

で、作業開始から2時間……やぁぁぁぁっと作業終了!!時計を見れば午後11時!!随分頑張ってたんだね……でも、これで仕事は終わったからもう一度お風呂に入ってから寝ようか?流石にちょっと疲れたしね。

 

 

 

「そうね……そうしましょう。

 って言うか、面倒だから全員一緒に入っちゃいましょ……私等の部屋の浴室なら三人で入っても余裕でしょ?こう言う時は睡眠時間を確保する為に他の時間を削る方が良いからね。」

 

「流石はエリカさん、伊達にドイツのクォーターじゃありませんね?ドイツ人は徹底して無駄を省く人種だと聞いていましたが、その血は確りとエリカ

 さんに受け継がれてたと言う訳ですか。」

 

「そうみたいね!!この銀髪は伊達じゃないのよ!!」

 

 

 

あはは~~……ドイツ人の血筋が色濃く現れたエリカさんの銀髪は綺麗で大好きなんだよね。――其れに、顔立ちも整ってるからエリカさんには雑誌からモデルの依頼が来てもおかしくないと思うな。

それ以前にエリカさんなら、男性から引く手数多かも知れないけどね。

 

 

 

「何を言ってんのみほ?悪いけど私はその辺のチャラ男には興味ないわ……私が興味があるのは、只一人――貴女だけよみほ。」

 

「ふえぇぇ!?わ、私!?何で、どうしてそうなるの!?」

 

「貴女ねぇ……今だから言うけど、中学一年の時の明光大と黒森峰の合同合宿の時の打ち上げで、ペパロニの奴が略確信犯で紛れ込ませてたノンアルじゃない本物のビール間違って飲みほして酔っぱらって私のファーストキスを奪ってくれたのよ!?

 幾ら貴女が戦車道馬鹿でも、乙女のファーストキスの重要さが分からなくはないわよね?」

 

 

 

ふええぇ!?其れマジですか!?

 

 

 

「残念ですが大マジです。

 ガッチリとエリカさんの頭をホールドしての10秒間のキスは、見てる方が照れてしまう位に濃厚でした……百合スキーさんなら間違いなく昇天確定の光景でしたよアレは。」

 

 

 

……マジですか?――すみません、学園艦の先端からダイブしてきます。

 

 

 

「待て待て待て~~い!何でそうなるのよ!?」

 

「記憶がなくなるくらいに酔った状態でエリカさんの純潔を奪った愚物には此れ位の制裁をかました方が良いのではないかと思いまして……大丈夫だよエリカさん、下は海だから死ぬ事は無いと思うから。」

 

「だからって学園艦からひもなしバンジーを敢行するじゃないわよ!

 貴女なら死ぬ事だけは無いでしょうけど、学園から身を投げた生徒が居たなんて言うのは大洗にとって最悪のマイナス要素だから止めなさい。」

 

 

 

む……確かに其の通りだね。

だけど、酔ってたとは言え、エリカさんのファーストキスを奪った罪は重いから、私はその罪を償わないとだよね?……なら、私に出来る事は!!

 

「エリカさん……私と付き合って下さい!!」

 

エリカさんとお付き合いする事だね!!

冗談でも酔狂でもなく、私は真剣にエリカさんと付き合おうと思ったよ――何よりも、エリカさんは私の戦車道に真っ向から向かってきてくれた唯一無二の戦車乗りだからね。

エリカさん、私じゃ駄目かな?

 

 

 

「ダメだって言うと思ってるの?……私としては待ってたのよみほ、貴女が何時言ってくれるのかってね――だから、私の答えはイエスよみほ。

 貴女がダメな訳ないでしょう?私は貴女が良いのよ――ぶっちゃけて言うなら、中学1年の時に戦ったその時に、貴女に惚れたわ。

 あの時はまほさんに憧れていたけど、貴女との出会いは、それ以上の衝撃を私に齎してくれたからね。」

 

「其れは私もですみほさん。みほさんが居たからこそ、私もエリカさんも戦車道を続ける事が出来たんです。」

 

 

 

そうなんだ……でも、そう言って貰えるのは嬉しいかな?――私の存在がエリカさんと小梅さんを戦車道に留める事が出来たって言うのなら、悪い事ではなかったのかもね。

まぁ、この場でエリカさんと両想いだったって事を知る事になったのは予想外だったけど――だけど、私もエリカさんもお互いの事を好き合ってるんだから問題はないよね。

そもそも戦車女子に於ける百合カポーは普通だし。梓ちゃんとあゆみちゃんもラブラブだからね。

 

 

 

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でもって三日後……結果的に言うなら、新生徒会のメンバーは、会長に華さん、副会長に優花里さん、広報に沙織さんが選出されて新生徒会のメンバーが決定。

会長さん、なんで此の三人だったのでしょうか?

 

 

 

「五十鈴ちゃんは清楚な大和撫子だけど、芯は強くて絶対に自分の信念を譲らない所があるから、西住ちゃんが選出してくれた候補の中で会長を任せられるのは五十鈴ちゃんだけだって直感したって言う所かな?

 秋山ちゃんと武部ちゃんも同じ理由かな?彼女達こそが新たな生徒会のメンバーに相応しい――だからこそ、私達は時代に安心してバトンを渡す事が出来るのさ。

 新生生徒会は、アタシ等以上の働きをしてくれるって信じてるんだよアタシは。」

 

「会長さん……」

 

次代の事を考えて、自ら身を退くその姿勢はとても評価出来て、そして尊いものだと思います――人は誰しも権力を手にすると、其れを手放す事が出来なくなってしまいますけど、其れを躊躇なく手放して次代に渡した会長さんの度量には敬意を称するレベルですよ。

 

 

 

「嬉しい事言ってくれんね西住ちゃん?その選出眼は大したモノだよ!

 君に大洗の次代の選出を任せたのは間違いじゃなかったみたいだね……お蔭で、アタシ等の時以上に生徒会は強化されるみたいだからね。」

 

「華さんが会長で、優花里さんが副会長、沙織さんが広報――この布陣に敵はないです!!来年度大洗は、安泰間違いないと思います!って言うか其れで間違いないよ。」

 

 

 

だよね……なら、後は最終決戦に向けてやれる事をやる――其れだけだからね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:お銀

 

 

あれ以来、陸の隊長さんは来てないな……彼女ともう一度酒(ノンアルコール)を汲みかわしたいモノだ――だが、近い内に隊長さん達が訪ねて来そうな気がするんだよねぇ……あくまでも勘だけれど。

もしもそうなったその時は、ノンアルコールのラムで飲み明かそうじゃないか。君となら、最高の杯を交す事が出来そうだからね。

 

尤も、この時は、私達が戦車に乗る事になるなんて言う事はマッタク持って考えても居なかったのだけれど――此れもまた隊長さんのカリスマ性が引き起こした事なのかと思うと妙に納得してしまった私が居たよ。

 

 

西住みほ――大洗の救世主か……ククク、彼女に限ってはどん底へのアクセスはフリーパスにしておこう……そうれなば、西住みほが店に来る確率が高くなるし、彼女が来店してくれれば、其れだけで大盛り上がりだからね――何時来るかは未定だけど、それ程遠くない時期に来るんじゃないかと予想しているよ。

 

なんにせよ、また一緒に語らおうじゃないか、西住みほ。どん底に来る日を楽しみに待ってるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued… 

 

 

 

 

 

 

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