ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~   作:吉良/飛鳥

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今年も来たみたいだね大学選抜戦Byみほ       上等、返り討ちにしてやらぁ!Byペパロニ      高校戦車道を舐めるんじゃないわByアリサ


Panzer218『戦車道の夏の風物詩決定です』

Side:みほ

 

 

高校生活最後の大会も、無事に優勝する事が出来たんだけど、全国大会を二連覇したって言う事で、大洗の町は大盛り上がりだね?大洗の戦車隊の凱旋パレードに多くの人が集まってるだけじゃなく、NHK水戸のアナウンサーとか、ゆるキャラのアライッペとかも来てるからね。

いや、アライッペだけじゃなくて茨城県中のゆるキャラが集まってないかな?みとちゃんにひぬ丸君、ほこマル、かみすココ君、あんちゃんとこうちゃん……うん、間違いなく全集合だね。

其れだけじゃなく、大洗の御当地レスラーのオーアライダー、茨城県の御当地ヒーローのイバライガーが、初代、R、ブラック、イバライガール、キッズライダー、なりきりヒーローのイモライガーのオールスターで勢揃い……敵対する悪の組織『ジャアク』の幹部のダマクラカスンと下っ端戦闘員の青い人まで居るのは突っ込んじゃいけないよね。

大型のモニターには、茨城県の公式Vtuberの『茨ひより』が映し出されてる……頭の上のピンクのあんこうに何だか親近感。

 

 

 

「ガッデム。」

 

 

 

そして、当然の様にいる黒のカリスマ。……黒いマウスとか、もう私は突っ込まない!多分だけど、お母さんが譲ったんだろうしね。

因みパレードの衣装は三回戦で使った『大洗女子学園戦車隊パンツァージャケットブラックバージョン』――優花里さんによると、あの黒バージョンは戦車道ファンの間で秘かに人気が高いんだとか。

尤も、ネットで検索してみたら『黒いパンツァージャケットの軍神は正にラスボス。』、『エリカ嬢の冷たい視線と黒いジャケットにゾクゾクした。』、『赤星の黒に秘められた凶暴性を感じた。』、『黒ジャケの澤梓は戦車道の闇を喰らった感じがした。』、『つーか、黒い大洗女子学園とかマジ誰も勝てないだろ』ってな感じだったんだけどね。

 

でも、確かに此れは此れで良い感じだから、こっちも積極的に使っていっても良いかも知れないね。

 

 

 

「其れでは、早速大洗女子学園戦車隊隊長の西住みほさんにインタビューをしたいと思います。改めまして、優勝おめでとうございます。」

 

「ありがとうございます。」

 

水族館方面に向かう道路の交差点にある大鳥居前で戦車を降りたところで、NHK水戸のアナウンサーからのインタビュー。此処でインタビューをするって事は事前に聞いてたから問題なく答える事が出来たよ……生放送であっても、テレビは事前の打ち合わせが大事なんだって知ったよ。

そして、インタビューが終わった後はシーサイドステーションに移動して、広場でトークイベントを行い、其の後は雑誌の取材と、中々に濃い一日だった。

 

因みに其の日の夜は、海岸沿いにある『かき屋』で、旬の岩ガキを思い切り堪能した!生は勿論、七輪で焼いたカキも絶品だったから、ついつい沢山食べちゃったけど、流石に華さんの生と焼き合わせて七十個には及ばないよ。

 

 

 

「その気になれば百個でも行けますけれど、食べ過ぎは良くないので腹八分目にしておきました♪」

 

「うん、華さんの腹八分目は大分オカシイね。」

 

此れだけ食べても全く太らない華さんって一体如何なってるんだろう?……いや、西住流フィジカルトレーニングを熟せる華さんなら、摂取カロリーを完全に消費する事も出来るか。

なお、このかき屋でのカキパーティには卒業生である会長さんもとい、杏さんををはじめとした旧生徒会のメンバーも参加して、大いに盛り上がった。

桃ちゃん先輩が、大学で装填士として頭角を表して大学選抜の候補になってるって言うのには少し、驚いたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~ Panzer218

『戦車道の夏の風物詩決定です』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、全国大会が終わったら私達三年生には何が待ってるのかと言えば、其れは進路の選択!!

就職か進学か、分かれるとは思うんだけど、戦車隊の三年生は大学の戦車道強豪校や、社会人チームからのスカウトが可成りの数来てるんだよね?

かく言う私も、四つの大学と、五つの社会人チームからスカウトが来てるからね……皆は如何かな?

 

 

 

「私の所には、島田愛里寿の大学から、島田愛里寿直々のスカウトが来ている……西住さんは私を巧く使ってくれたが、島田愛里寿は西住さんとは別の形で私を巧く使ってくれそうだから、行っても良いと思っている。」

 

「だから、私も麻子と同じとこに行く心算。

 地味だけど、通信士としての評価は結構貰ってたみたいだし、何よりも私が居なかったら麻子が生きていけるとは思わないから!!」

 

「む~~……私だって、自分の事は自分で出来るぞ沙織?」

 

「そう言う事は、先ずは自力で起きられるようになってから言いなさいっての!其れから自炊も!!」

 

「煩いな、お前は私のオカンか?」

 

「麻子の為なら、私は麻子のお母さんになる事も厭わない!!」

 

 

 

アハハ……麻子さんと沙織さんは安定の関係だね?――軽口を言い合いながらも、お互いに歯に衣をかぶせない本音を言い合える関係って言うのはとても貴重だよね。

取り敢えず、麻子さんと沙織さんは同じ大学に進む、と。華さんと優花里さんは?

 

 

 

「私は、サンダース大学の螢さんから、熱烈なラブコールを頂いているので、其方に行ってみようかと思っているんです……サンダース大学なら、ナオミさんとも一緒になれるかも知れませんし。」

 

「私は、大学も西住殿について行くであります!!」

 

 

 

華さんはサンダース大学だけど、優花里さんは其れで良いの?

私が選んだ進路は、実はトンでもないモノかも知れないのに、其れでも付いて来るって言うのかな?……こんな事を言ったらアレだけど、私と一緒に地獄まで来る覚悟を決めてたりしないよね?

 

 

 

「何をおっしゃいますか西住殿!

 不肖、秋山優花里、西住殿が行く所は、たとえ火の中水の中、草野中森の中、あの子のスカートの中!何処までだって憑いて行くであります!!」

 

「きゃー!ってね。」

 

其れはまた何ともアレだけど、ついて行くの字がオカシイよ?私に憑依する事になるからねその字だと。

だけど、其処まで私に付いてこようとするとか……若しかして、優花里さんって私の事好きなの?LikeじゃなくてLoveの方向で……戦車道女子って、百合道に目覚めてる人が多いから驚く事じゃないけどね?

私に至っては、百合ハーレム構築してるから……エリカさんに小梅さん、そしてエミちゃんにペパロニさん美女を侍らせてるからね?――英雄色を好むってのは間違いではなかったんだようん。

 

 

 

「そうだと言ったら、西住殿は如何なさるんでしょうか?」

 

「問答無用でWelcomeだね。」

 

私は来る者拒まずだから、私に好意を持ってる人だったら大歓迎だよ……勿論優花里さん、貴女もね。――優花里さんにはエリカさん、小梅さん、エミちゃん、ペパロニさんにはない魅力が優花里さんにはあるからね。

其れに、優花里さんは容姿も極上レベルだと思うし。

 

 

 

「へ?あの、西住殿?」

 

 

 

人差し指で顎をクイっと持ち上げてあげたら盛大にパニくったね……其れじゃあ、トドメを刺させて貰おうかな?

 

「其処まで私の事を思ってくれているのならば難しい事は言わない……優花里、君も私のモノになれ。」

 

 

 

――チュ……

 

 

 

「へ?はい?……あの、その、西住殿~~~!!!」

 

 

 

トドメの一撃として、キスしてあげたら、優花里さんは処理能力の限界を超えたみたいで、見事なまでにフリーズしちゃったね?頭から煙が出てるってのは、脳回線がショートしたかな?

 

 

 

「ゆかりんはみぽりんにマジ惚れだったから、みぽりんにそんな事されたらショートもするって!」

 

 

 

え~~~?エリカさんと小梅さんとエミちゃんとペパロニさんは平気だったんだけどなぁ……或は此れも、戦車道に関わっていた日数が影響してるのかも知れないね?

優花里さんの装填士としての能力はとても高いけど、エリカさん達に比べたら戦車道の競技者として戦車に乗った日数は全然低いからね……私の一撃でショートしたのも、其れが関係してるのかも知れないよ。

 

 

 

「西住殿に……うへへ、我が人生に一片の悔いなしであります……!!」

 

「そう、其れは何よりだね。」

 

何にしても優花里さんも攻略しちゃったよ……梓ちゃんにはあゆみちゃんが居るから攻略出来ないけど、其れが無かったら梓ちゃんも攻略してた気がしてならないよ――お母さんも現役時代は千代小母様と中々にアレだったらしいから、女性に対しての天然ジゴロになるのもまた、西住の遺伝子なのかも知れないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

で、新たに優花里さんが加わったのは良いとして、夏休みに入ったあくる日の事、私は戦車道連盟の本部に呼び出されていた――ううん、この場に集まったのは、黒森峰の理子さん、サンダースの隊長のアリサさん、聖グロの隊長のペコちゃん、アンツィオの隊長のペパロニさん、プラウダの隊長のクラーラさん、マジノの隊長のエクレールさん、知波単の隊長の西さんと、名だたる学校の隊長が……私達を集めて、一体何の用なんだろう?

 

 

 

「さてね?でも、アタシ達を集めたって事は何か大きな事が起こるんじゃないかと思ってるわ。」

 

「アリサ殿、その理由は?」

 

「女の勘よ。」

 

「……お前、また通信傍受用の気球でも上げてんのか?」

 

「んな訳ないでしょうが~~~!!!

 去年の大会後の『反省会』で、キッチリみっちり絞られて流石に懲りたわよもう!!中学時代のみほも怖かったけど、あの時のケイ先輩も怖かったんだから……普段のフレンドリーで陽気なのがウソだと思えるくらいに!!」

 

「そう言われると、反省会で何があったのかメッチャ気になるのは人の性って奴なのか……」

 

「理子様、其れは仕方ないと思います。」

 

「絶対怖いって言うのは分かっていても聞きたくなるモノですわよね、こう言うのって。」

 

「Я не могу это отрицать……(否定出来ませんね……)」

 

「クラーラ殿、日本語でお願いいたします!!」

 

 

 

あはは、何だかんだで各校隊長は割と仲が良いんだよね?アリサさんの『女の勘』は、安定のネタだけど、其れ以上にソロソロ『タカシ』が誰なのか知りたいなぁ?

結局『タカシ』って如何言う人なの?

 

 

 

「タカシの事はもう良いのよ!アタシは新しい出会いを見つけるのよ!!」

 

「……もういっその事、戦車女子らしく百合カポーに走ってしまっては?大丈夫、アリサさん容姿は悪くないし、その勝気な性格も戦車女子にはバッチ来いだから!」

 いだから!」

 

「何でそうなるのよ!!」

 

「私がそうだから!

 そして、つい最近軍神ハーレムに五人目が追加されて着々と増えて行ってます!取り敢えず直近の目標は愛里寿ちゃんも加える事!!」

 

「軍神ハーレムってなんじゃーい!節操なしかアンタ!!」

 

「節操なしとは失礼な、私が好意を持ってる人よりも、私に好意を持ってくれてる人を優先してるから節操なしじゃないよ?

 何よりも、私の嫁たちは皆仲いいから問題ない!!」

 

「因みにアタシが四人目だ!」

 

「西住流マジハンパねぇ!!」

 

 

 

いやまぁ、西住流の歴史を紐解いてもこんな事してるのは私だけじゃないかな?

お母さんは現役時代は島田の小母様とアレだったけど、今はお父さんと一緒になってるし、お姉ちゃんは安斎さん一筋だからね……此れは、戦車で国会に乗り込んで『同性婚』と『多重婚』を認めさせるしかないよね♪

 

 

 

「止めれ、アンタが言うと冗談に聞こえないわ。」

 

「うん、だって割と本気だから。」

 

「なお悪いわ!!」

 

 

 

う~ん、今日もアリサさんの突っ込みが冴えるなぁ?……と言うか、この面子だと突っ込み役になれるのがアリサさんとペコちゃんしか居ないか♪エクレールさんとクラーラさんは突っ込み体質じゃないしね。

 

 

 

「いやぁ、待たせて済まないね。」

 

「お待たせしましたね、皆さん。」

 

「少し、遅くなった。ゴメン。」

 

 

 

っと、此処で戦車道連盟の児玉理事長と、島田の小母様と愛里寿ちゃんが参上。

理事長だけじゃなくて、島田の小母様と愛里寿ちゃんは予想外だったなぁ?……と言うか、島田の小母様と愛里寿ちゃんも来たって事は、大学戦車道も関係する話なのかな?

 

 

 

「突然集まって貰って悪かったね。」

 

「いえ……其れよりも、私達を集めて一体どんな要件なのでしょうか?」

 

「其れは、私から説明するわ。

 本日皆さんに集まって貰ったのは、実は今年も大学選抜チームと高校戦車道のオールスターチームの試合を行おうかと思っているからなの。」

 

「「「「「「「「え?」」」」」」」」

 

 

で、島田の小母様が言った事に、私達は全員同じ反応をせざるを得なかった。

大学選抜チームとの試合って、去年の大洗女子学園の廃校を撤廃させる為に行われたアレですか?

 

 

 

「えぇ、その通り。勿論今回は廃校問題は関係ないし、ルールも殲滅戦じゃなくてフラッグ戦だけれどね。

 実を言うと、去年の大洗連合vs大学選抜チームの試合は可成りの盛り上がりを見せて、戦車道ファンの間から『大学戦車道と高校戦車道の試合を今年も見たい』って言う意見が多数上ってるのよ。

 去年の試合を撮影した動画は、本日現在で再生数が二百万回突破している位でね……其れだけ人気があるのなら、戦車道をもっとより多く知って貰う為にも、『大学選抜vs高校選抜』の試合を、戦車道に於ける夏の『オールスターゲーム』にしてしまおうって事なのよ。」

 

 

 

去年の試合が盛り上がったから、いっその事戦車道に於ける夏の風物詩にしてしまえと、つまりそう言う事ですね?……私は良いと思いますよ?

此の試合は、普段は絶対に戦う事のない高校戦車道と大学戦車道の貴重な交流の場にもなりますし、お互いに良い刺激になると思いますから……特に、去年の試合は大学選抜側からしたら予想外の事が連発されたと思いますし。

 

 

 

「本当に予想外だった。

 天城と逸見がカール撃破を手伝ったのは兎も角、遊園地での観覧車攻撃、ポルシェティーガーのスリップストリーム、みほさんとまほさんによる二段構えの連携攻撃、全てが予想外だった。」

 

「でも、楽しかったでしょ愛里寿ちゃん?」

 

「うん、楽しかった。

 楽しかったから、今年もまた高校戦車道との試合がしたい……もう一度、みほさんと戦いたい。」

 

「そう言う事ならいーんじゃねぇの?

 アタシは馬鹿だから細かい事は分からねぇが、アタシ等高校戦車道のメンツが、大学選抜とドンパチやる事で戦車道全体が盛り上がるってんなら、迷う事はねぇガンガン行こうぜ?」

 

「そうね、アタシも異論はないわ。

 今年は去年みたいに簡単にはやられないわよ!!」

 

「Это личное дело, но в прошлом году я постараюсь.(個人的な事になりますが、去年の雪辱を果たさせていただきます。)」

 せていただきます。)」

 

「大学選抜戦大いに結構!いやぁ、楽しみでありますなぁ!!」

 

「試合自体は良いんですけれど、試合前にダージリン様に久々に格言を聞かされそうな気がするのがちょっと気が重いです。」

 

「ペコさん……ファイトですわ。」

 

「大学選抜戦……上等じゃないの?高校戦車道の底力を見せてやるわ!」

 

 

 

でもって、この提案には私以外の隊長陣もやる気マックス!

大学選抜と戦う機会なんて滅多にあるものじゃないし、今年の大学選抜には黒森峰、聖グロ、サンダース、アンツィオ、プラウダの前隊長が選ばれるから、その後任を担ってる隊長からしたらやる気も出るってモンだよね――前隊長に現隊長である自分をぶつける事が出来る訳だからね。

と、言う訳ですので、私達はマッタク持って異論はありません。寧ろウェルカムです!!

 

 

 

「そうか、其れは良かった。

 大学選抜vs高校オールスターの試合は戦車道連盟としても目玉試合になるから是非とも実現させたかったからね……文科省の馳大臣と辻局長も全面的に協力してくれてるんだよ。」

 

「そうなんですか?」

 

お母さんか聞いた話だけど、去年の大学選抜戦後に大洗を廃校に追い込んだ白神に豪快なジャイアントスウィングをブチかました馳大臣も一枚噛んでるなら尚の事、此の試合は実現させないとだよ。

白神をぶちのめしてくれたお礼もあるし、馳大臣は大洗女子学園公式応援団長の黒のカリスマと現役時代のレスラー仲間だからね。

何よりも、戦車道の発展に繋がるかも知れない試合だから、そもそも断る理由が何処にも無いよ……私も、久しぶりの愛里寿ちゃんと戦車道が出来るのが楽しみだからね。

 

 

 

――轟!!

 

『我こそ、第六天魔王、織田上総之介信長なり!』

 

 

 

そう、思わず軍神招来して、戦国の覇者とも言える織田信長を憑依させるくらいにね……歴史にもしもはないけど、織田信長が本能寺の変で死なずに天下を統一してたら、日本は今とは全く異なる国になってただろうなぁと思う今日この頃。

其れは兎も角、やるからには手加減なしだよ愛里寿ちゃん?

 

 

 

「勿論、やるからには全力で行かせて貰うよみほさん。」

 

「うん、そう来なくちゃね♪」

 

愛里寿ちゃんと握手を交わして、大学選抜vs高校オールスターの試合は無事に決まったよ……尤も、此処に集まった隊長陣で、各校がドレだけの戦車を出すのか、大隊長は誰で、中隊長は如何すのかってのを決めなくちゃならないんだけどね。

でも、其れを考えるのもまた楽しい事だから決して苦じゃないよ――流石に今日は無理だから、後日日程を決めて改めてって言う形にはなるけどね。

 

予想外ではあったけど、今年も大学選抜との試合が出来るとはある意味で最高だよ――全国大会の決勝戦を、私の高校戦車道の集大成にする心算だったんだけど、其れ以上の舞台が用意された訳だからね。

だったんだけど、其れ以上の舞台が用意された訳だからね。

此の試合を持って、西住みほの高校戦車道の集大成とし、私の高校生活での戦車道の引退試合とする……だから、私が高校の三年間で得た物を全て此の試合で出し尽くすよ。

西住流も、西住みほ流も、何もかも全部!――私の、私達の高校戦車道の集大成を受け止めて貰うから、その心算で居てね。

 

 

 

で、この会合が終わった後は愛里寿ちゃんとデートした。

大洗に戻ってから、リニューアルしたボコミュージアムを堪能した後に大洗アクアワールドを楽しみ、かねふくの明太パークで工場見学をして出来たての明太子を味見して、明太子を丸々三本使用したジャンボおにぎりを味わい、シーサイドステーションのクレープ屋で名物の干し芋クレープに舌鼓を打ち、ギャラリーに展示されてる『超プラモデル1/1ガンダムメカ』に驚いたよ。

 

そして、デートもそろそろ終わりなんだけど……

 

 

 

「みほさん……私、みほさんの事が好き!私と付き合って下さい!」

 

 

 

此処で愛里寿ちゃんから告白されましたとさ……まさかの展開だったけど、私としては断る理由がないから全然OKだよ?私も愛里寿ちゃんの事は好きだしね。

と言うか、唯一のボコメイトは大事にしないとだからね。

愛里寿ちゃん、ボコは!!

 

 

 

「負け続けても最強!」

 

「ボコは!」

 

「最高のボコられグマ!」

 

「ボコは!」

 

「愛すべき存在!」

 

「そう、その通り!

 そんなボコを心の底から愛する我等は……」

 

「ボコラーズ!其れ即ち、ボコの真の魅力を知る者達也!!」

 

 

 

OK、最高だよ。

取り敢えず直近の目標は達成できたけど、其れは其れとして大学選抜との試合は楽しみで仕方ないよ――過去最強とも言われてる今年の大学選抜との試合だから、此方も最強のメンバーで行かないとだよ。

そして、最強のメンバーとなればペパロニさん、ナオミさん、ローズヒップさんは必須だね――この大学選抜戦は、去年と同様にアイスブルーのパンターには、伝説の青パンターチームが乗り込まないとだと思うから。

 

一年ぶりの結成になるけど、其れでもあのチームに衰えはないから、私も思い切り出来るよ――今のあんこうチームも最高だけど、私にとっての最強メンバーは、中学時代のメンバーだからね。

一年ぶりに大暴れしようか?青パンターも、全国大会では少し物足りなかったみたいだからね。

 

 

 

因みに愛里寿ちゃんの事をLINEでエリカさん達に伝えたら、アッサリとOKしてくれた……『アンタが何れ愛里寿を連れ込むのは予想してた』ってのは少しアレだけどね。

って言うか、予想してたって……ボコメイトゆえに予想されちゃったのかもだよ……コアな趣味を共有できる唯一の仲間だからね。――何にせよ、大学選抜との試合に向けて、メンバーを選んで行かないとだよ。

 

 

……取り敢えず、梓ちゃんは確定だね。梓ちゃんが居なかったら、大洗女子学園の戦車隊は機能してなかったかもだからね――ホントに凄いよ梓ちゃんは。

貴女以上の副隊長は存在しないかも知れないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued… 

 

 

 

 

 

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