kalmia’s short stories   作:ゐろり

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はじめまして、知ってもらっている方はこんばんは。
にゃむちーです。
グループとしてはじめてやってみてですが、かなり楽しいですね。それと回ってくるまで時間あるから焦らなくていい(本音)
さてさて、今回は凛ちゃんで1週回るわけですが1番短いです。すぐに終わってしまうかと思います。
でも、僕なりにいい区切りでいい凛ちゃんを書けたかなと思っています。凛ちゃんのトラウマ、スクールアイドルをやるにあたっての心情。
ここら辺を意識してみました。
それではどうぞ


Beyond the past

みんなは私にないものを持ってる。

 

かよちんは、私にない大人しく寡黙で知的な女の子らしさを。

 

真姫ちゃんは、真面目でなんでもそつなくこなす器用さ、そしてクールな女の子らしさを。

 

穂乃果ちゃんは、元気いっぱいでまわりを照らす太陽のような女の子らしさを。

 

ことりちゃんは、可愛い服、アクセサリーなどの流行ファッションに敏感で今時の女の子らしさを。

 

海未ちゃんは、大和撫子の誠実さ、芯のある女の子らしさを。

 

にこちゃんは、家庭的で家族思いの人情あふれる女の子らしさを。

 

希ちゃんは、母性的で包容力があり頼りになる女の子らしさを。

 

絵里ちゃんは、責任感の強い性格で率先して物事に取り組む積極性のある女の子らしさを。

 

……みんなみんな私にはないものだ。

 

私は…みんなのその女の子らしさが羨ましい、妬ましい、ひたすらにその女の子らしさが欲しい。

…こんな凛がアイドルやってるなんて…。

いや、アイドルだから『こそ』こんなこと考えちゃうんだ。

凛に『女の子』は似合わない。

 

小学生の頃の凛は今と変わらない女子で、ズボンばかり着てみんなとよく走り回って遊んでた。今で言うスポーティーな女子だった。それがダメだった。それが凛をボーイッシュな女子にした。小さい頃の運動会で褒められたこの運動神経、バック転なんかできてもなんにも嬉しくない。

凛はこの身体が恨めしい。

ある日お母さんと一緒にショッピングモールに行ってスカートを買ってもらった。初めてだった。すごく可愛いと思った。でも、可愛いのはそのスカートだけだった。翌日、スカートを着て登校していたらクラスの男子が凛がスカートを着て来ただけでからかってくるくらい。唯一庇って可愛いと言ってくれた男子がいたけど、あまり効果はなかった。凛を傷つけるには十分な出来事だった。

凛は、スカートすら可愛く着させてくれないこの身体が恨めしい。

 

でも、でもね。

 

こんな凛でもね。

 

スクールアイドルやれたんだよ。

 

精一杯の女の子やれたんだよ。

 

スカートも履いたんだよ。

 

でも本当は怖かったんだよ。

 

またあの日みたいに凛には似合わないって。

 

でもね、あなたが、あなたが。

 

可愛いよって言ってくれたから。

 

頑張って履いたよ。

 

また足を通せたよ。

 

「じゃあ行ってくるね」

 

「おう、行ってこい」

 

「あのね」

 

「うん?」

 

「…キミが、凛のこと可愛いって言ってくれたから。10年前も、今も」

 

「俺の本心だよ」

 

「…今日の凛は、凛は『女の子』できてる…?」

 

声が震えた。キミに泣きそうでぐちゃぐちゃな顔見られたくなかった。

 

「何言ってんだ

 

どっからどう見ても可愛い『女の子』だよ」

 

「~~~ッ!!!!ありがとうっっ!!」

 

欲しい言葉をもらえた、キミの本心から。

最後の凛だけじゃ踏み出せなかった一歩を後押ししてくれた。

 

「凛の最後の晴れ舞台、瞬きもしちゃダメだからねっ」

 

「おう、もちろん。それじゃ行ってこい!」

 

「うん!!!」

 

精一杯の笑顔を見せて私はFinal Stageに向かって走った。




いかがでしたか?
自分で書いておいてなんですが、涙腺に来ました。ええ、来ましたとも。
それと前回のあとがきのお姫様発言ですが、撤回を要求します。
オフ会に全身白で来ただけなんです。旅行できてほかの服がなかったんです。
次は2周目でみょんきち氏ですね。
ぜひいい作品を書いてKalmiaを勝訴行動に導いて欲しいものです。
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