女子力を身につけるのって難しい!《一応 完結》   作: 紅葉 

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パスパレ2章来ましたねー!!!
みなさんはイベント走ってますかーー??
ジブンは色々ありまして今回は走れそうにないんですよ……、

それから、W杯!!めちゃくちゃ暑いですね!!コロンビア戦はまさかの勝利!からのセネガルは勝てたんでは…!?と思うふしもありましたけど引き分けにはもちこめましたし!!


ということで興奮冷めやらぬうちに投稿


千聖のデートの女性は魅力的講座[実践編]

 

 

 

*** 麻弥SIDE ***

 

 

 空は本日も快晴なり!真上にある太陽も雲がないのでいつにも増してカンカンに照らしてくれています!!いやぁ、気持ちいいくらい晴れてますね!!え?テンション高い?そりゃ、そうもなりますよ〜、なんて言ったって、本日は、七宮さんとのデ、デートなんですから!!千聖さんに言われた通り、朝ごはんと昼ごはんもきちんと既に食べて、メイク、髪型、服装全てオールクリア、完璧ッス!!

 集合時間は13:30。場所は駅前。午前中は七宮さんが用事があるとかなんとかで来れなかったそうで、本日は午後からって約束になったんですよ。

 ……とはいえ、早く来すぎましたね……。いや、だって、今、12:10ですよ?お昼休みに入ったサラリーマンがラーメン屋にどんどん入っていく時間です。明らかに早すぎました。こういう時ってどうすればいいんでしょうか?やはり、オシャレな人はカフェとか、そういう所で時間を潰すのでしょうけど……。

 

 

「あれ?大和さん!!??集合時間って、1:30じゃなかったっけ!?」

 

 

  あれぇぇえええ!?七宮さん!!??

 七宮さんはなんでこんなところにいるんですか!?午前中は用事があるって言ってて……、しかも、1:00じゃ、間に合いそうにないって言ってたのに!!

 

 

「い、いや、1:30であってるんですけど……、その、早く来すぎちゃったというか、その……!!というか、七宮さんは1時じゃ間に合わないって言ってたじゃないですか!?1:00より前の12:11ですよ!?」

 

「いや、だって、ここには大和さんに会いに来たわけじゃないんだから〜」

 

 

 え……?それって、どういう……。

 

 

「僕は午前中は2つ隣の駅の前にある病院に行っての。それで、今はそれの帰り。だから、1時じゃキツいかなぁ〜、と思ってね〜」

 

 

 あ、あぁ、そ、そういうことですか!そ、そうですよね!別にほかの女の子と会ってたとかそういう訳じゃないんですよね!なら、良かったです!!

 …………って、ジブン、何でこんなこと思ってるんですか!?これじゃ、嫉妬心丸出しじゃないですか!!醜いこと、この上ないですぅ……。

 

 

「それじゃ、僕は1回家に帰るよ〜。その後、できるだけ速く戻ってくる。だから、ちょっと待っててね〜」

 

「は、はい。ごゆっくり〜……」

 

 

 流石は鈍いことで有名らしい七宮さんです。ジブンの変化に一切気づかないとは……。ここまで来ると才能なんじゃないですか?恐らくですけど、今、ジブンの顔、真っ赤でしたよ?ま、まぁ、今回は気づかれない方が良かったのでありがたいんですけど……。

 七宮さんは駆け足で交差点を渡り、七宮家に向かいました。私の姿を見て気にしてくださったんでしょうか?そう思うとどこか申し訳ないことをしましたね……。で、でも、せっかくですし、ここで待たせて貰いましょうか。

 

 

******

 

 

「お待たせ〜」

 

「全然、大丈夫ですよ〜!!」

 

 

 待つこと40分。七宮さんが自転車ですごい勢いで飛ばしてきて、駐輪場に突っ込んで行きました。髪の毛が先程、あった時からボサボサになっていますし、額には汗も見られますから相当飛ばしてもらったんでしょうか……?ジブンのために飛ばしてきてくれたと考えるとなんかすごく嬉しいッス!!

 

 

「だいぶ速く出発になっちゃうけど……、電車の時間とか大丈夫?」

 

「あっ、はい。特に問題はないですよ」

 

 

 ジブンは携帯を出すと、もう一度、電車の時間と乗り換えを調べました。というのも、電車の時間は事前にLIMEを使って連絡しあっていましたので。千聖さんから『電車の時間などを毎回調べていて、失敗でもしたらお互いイラつくから、必ず事前に調べておきなさい!』と口を酸っぱくして言っていましたので……。そのへんはぬかりなし!って感じでした。

 

 

「もうすぐ、電車が出るみたいです。なので、それに乗りましょう!」

 

「は〜い」

 

 

 七宮さんが快く返事をしてくれるとジブン達は駅の構内へ向かいました。いよいよ待ちに待ったデートのスタートです!!

 

 Suikaを使い、改札を通り抜けると駅のホームへ向かい、ちょうど来ていた電車に乗ります。運良く席が空いていたので二人で座りました。…………そう、隣にです……。めちゃくちゃ心臓がバクバクしてますよ!?そりゃ、好きな人がこんな至近距離で近くにいたら!!

 

 

「なんて所に行くんだっけ〜?」

 

「ふぇっ!?あ、えっと……、と、轟渓谷というところです!!」

 

「どこで降りるの〜?」

 

「せ、西急線の大位町線に乗って……、えっと、轟駅ですね!!そ、その前に大井町で乗り換えるんです!」

 

「そっかぁ〜、…………そんなに緊張しなくても」

 

 

 ヤバいです、本当におかしいです!!緊張しすぎていつものペースが!!平常心、平常心です!!こんなところでつまずく訳には行きませんからね!!もっと、もっっっっと、きちんとコミュニケーションを取っていかないと!!

 

 

「…………」

 

「…………」

 

 

 と、勢いよく言ったのは言いものの……、あれから7分、会話がありません。だって!!仕方ないじゃないですかぁ!!?こんなに近くにいるんですよ!?足をちょっとでも動かしたら触れちゃうんですよ!?手を20cm、近づけたら憧れの恋人繋ぎも……!!

 あぁーーー!!正直、もう、満足過ぎますよぉ!!

 

 

『次は大位町、大位町です。西急線、臨海線、ご利用ののお客様はお乗り換えください』

 

 

「あ、大和さん、着いたよ〜?」

 

「そ、そうですね。着いちゃいましたよね!!」

 

「着いちゃいましたよね……??ま、いっか」

 

 

 もうちょっと近くにいたかったです……。ってまた何を考えているんですかぁ!?

 そ、それより!!早く乗り換えないと!ここ、意外と時間ないんですよ!!

 

 それから、ジブン達は西急線に乗り換えると轟渓谷に向かいました。ちなみに言うと、西急線は混んでいて、二人一緒には座れなくて通路を挟んで向かい合って座りました。…………別に期待はしてなかったですよ!!??

 

 

 

******

 

 

「ここかぁ〜」

 

「す、すごいところですね!!」

 

 

 轟渓谷に着くなり、現れる雄大で圧巻の自然の力強さ。まさに、パワースポットって感じです!!

 と、感動していたんですが……、

 

 

グゥゥゥゥ……

 

 

「え……?」

 

「…………ごめん、大和さん。お昼ご飯、食べたい……」

 

 

 赤面する七宮さん。そ、そう言えば七宮さんはジブンのために急いで来てもらってましたし、本来食べる予定のお昼ご飯も食べてないでしょうね。すっかり忘れてました!それから、不謹慎でしょうけど……、七宮さんの赤面って何か、そそるものが……、フヘヘヘヘ!っと、またヨダレが、、、危ない、危ない。千聖さんにまた怒られます!!

 

 

「そ、そうですねっ!!あっ、あそこにお茶屋があるのでそこで休憩します?」

 

「そうしてくれるとすごく助かる……」

 

 

 二人で向かう、小さなお茶屋さん。昔ながらの茅葺き屋根に赤い布が敷いてある椅子、すごく古風なお店の看板には『花鳥風月』と刻まれていました。

 

 

「七宮さんは何にしますか?」

 

「と、とりあえず、暑いし、量も食べたいから……、この特大の宇治金時かき氷で……」

 

「わかりました!ジブンは……、黒あんみつにします」

 

 

 すいませ〜んと中に向かって言うと店員さんが来てくれて、メニューを取ってくれました。店員さんが戻っていくと、まだ、恥ずかしさが消えず赤くなっている七宮さんを確認。

 

 

「あ、あのぉ……、そんなに気にしなくてもいいんですよ?」

 

「お気遣いありがとう……」

 

 

 こ、これは……、中々の重症ですね……。だって顔が上がってきませんもん。こ、こういう時はどうすればいいんですかね?

 いつも、こういう、雰囲気が重い時、パスパレでは彩さんが面白いことを言って、みんなの気が軽くなるんですけど……。ってあれ?これはジブンが面白いことを言えばいいのでは!?

 し、しかし、面白いことって……、あ、そうだ!

 

 

「七宮さん、七宮さん」

 

「……ん?」

 

「バンドの事なんですけどね、この間、ある番組の収録があったんですよ。その時の収録前にですね、マネージャーさんが体調不良で早退してしまったんですけど、その時にジブンがこういったんですよ。

 『早退したけど、そうたいしたことないです!』

 って…………」

 

「へ、へぇ〜〜……」

 

 

 完全にやってしまいましたぁぁぁああ!!なぁぁぁぁああにが、『早退したけどそうたいしたことない』ですか!!なんにも面白くないじゃないですか!!

 

 

「あ、あの……、大和さん……?」

 

「…………放って置いてほしいです」

 

「は、はい」

 

 

 二人の間にしばらく流れる沈黙の時間。尚更、気まづくなったんですけど……。こう考えるといつも、彩さんはすごいことやってたんですね。

 

 

「お待たせしました〜。宇治金時かき氷と黒あんみつになりま〜……す……。お、お客様……?大丈夫ですか?」

 

 

 店員にも心配される始末でした。

 

 

 

******

 

 

 

「そろそろ行きますか?」

 

「うん!も〜、全部食べたしね〜」

 

 

 店員さんが持ってきてくれた、食べ物により、先程までの緊張がどこへやら。食べ物の力って偉大ですね〜。食べてるうちに体温も頭の温度も下げてくれるんですから!おかげでこうして、普段通り喋れるようになれましたし!!

 え?そんな、すぐに取り戻せるわけがないですって?こう言ってはなんですけど……、七宮さんってそういうのをすぐ忘れちゃうんですよ……。今回はそれに助けられましたけど!!

 

 それから、渓谷をゆっくり二人で歩きました。川のせせらぎや鳥のさえずりを感じながら……って言えたらカッコよかったんでしょうけど、残念ながらそんなことを体力もないインドア派の2人に出来るはずもなく……、

 

 

「ハァ……、ハァ……、死ぬ……」

 

「大丈夫ですよ……、ハァ……、ここは三途の川ではありませんし……」

 

 

 このザマなんです。なんで、こんな肉体的にくるものを選んでしまったんでしょうか……?昨日のジブンに説教してやりたいです……。しかも、こういう時に限って、ヒールを履いてくるという……。

 そう思った刹那でした。

 

 

「………痛っ!!!」

 

「???大和さん、どうかした?」

 

「い、いや、何でもないです!なんでも!!」

 

 

 足首下の方のの後ろ側、アキレス腱の当たりに痛みが走りました。先程からヒリヒリとはしていたんですが……。七宮さんが前を向いた瞬間に見てみると赤いシミが肌色のストッキングに付いています。アハ、アハハ……、靴擦れですか……。こ、こんな時に……、

 

 

「やぁぁぁぁっぱり、なんかあった〜」

 

「七宮さん!!??」

 

 

 しかも、七宮さんにバレてしまいましたし……。いつの間にやら近くに七宮さんが来ててジブンの足首を見ていました。せっかくのデートだって言うのに!!で、でも歩けないほどじゃないですし!!

 

 

「ホントに大丈夫ですから!!気にせず行きましょう!!」

 

「そんな作り笑顔で言われてもね〜……。それに、アイドルやってる子がケガ酷くするようなことしちゃダメだよ〜?」

 

「で、でも!!!」

 

「無理はだ〜め。白鷺さんにも無理しちゃダメとか言われてないの〜?」

 

 

 そう言いながら、ジブンの頭をポンポンも叩く七宮さん。なんか、もう、こう……、こうして慰められると余計に……!!

 

 

「そんなに悲しい顔、しないでよ〜?デートならまたお付き合いするし〜。今日はもう違うところでご飯食べたりしよ?ほら、いこ?」

 

 

 七宮さんは前方にしゃがんでゆったりとした口調で言って、ジブンに背中を向けました。え……、まさか……、これって……?

 

 

「のらないの?」

 

「い、いいんですか……?」

 

「良くなかったらこんなことしないと思うんだけど……?それにそんな足じゃ歩けないでしょ〜?早く乗っかってよ。こうやって、おんぶ待機してるの、中々に恥ずかしいんだよ〜?」

 

 

 つまり……、七宮さんの背中に密着できるという……!!って、そんな邪な考えはダメですよぉーー!?せっかく、七宮さんが優しくしてくれているのに!!

 いいですか?平常心です、平常心。これは、ケガをしたからであってですね、やましいことは何も無いんですから!

 

 

「で、では……」

 

「どうぞ」

 

 

 ゆっくりと七宮さんの背中に乗っかりました。少しだけ汗ばんで暖かいその背中はとてもおおきく感じました。キュッと七宮さんの服を掴みながら、真っ赤な顔を見られないように顔を埋めます。

 そのままおぶられること3分。七宮さんがジブンが落ち着いてきたのを感じたのか話しかけてきてくれました。

 

 

「七宮さん、起きてる〜?」

 

「起きてますよ?どうかしましたか?」

 

「いやぁ、めちゃくちゃ静かだったからさ〜?今日はどうだった?」

 

「そ、それはもう、すっごく、楽しかったですよ!?なのに、すいません……。ジブンが新しいヒールを履いてきたばっかりに……」

 

「あ、やっぱり?今度は履きなれた靴で、後は……、大和さんらしい服で来てよ!」

 

「え……?」

 

「それ、買ってから初めて着たんじゃない?」

 

 

 えぇぇぇぇえええええええ!!!???な、なんで、分かられてるんですか!?ジブン、そんなこと1回も口に出してませんよ!?今度は違う意味でまた顔が赤くなります。しかも、より赤く……。

 

 

「ほら、ワンピースの後ろのチャックのところからさ、タグが見えてるから……」

 

「なんで教えてくれなかったんですか!?」

 

 

 慌てて後に手を回すとファスナーのところに確かにワンピースの布地とは明らかに硬さの違う長方形の何かが手に触れました。

 や、やってしまいましたぁぁぁああ!!!普段、新しい服とか全然買わないので、こういう感覚が全くというほど身についてないんですよー!!!え、ということはなんですか?ジブン、今まで後にこのタグをピラピラさせながら歩いてたってことですか!?めちゃくちゃ恥ずかしいじゃないですか!!!?もう恥ずかしいことの連続で顔が煮え切ってますよ!?ゆでダコですよ!?

 ジブンはポコポコと七宮さんの背中を叩いて恥ずかしさを紛らわせます。おんぶしてもらっているのでかおは見えませんけど苦笑いしていそうです。

 

 

「こ、今度からは気をつけた方がいいよ……?今回は大丈夫だと思うからさ……?ね?」

 

「…………はい」

 

「そ、それよりさ!!つ、次はいつ遊ぼっか!?」

 

「…………しゅう、……よう

 

「も、もう1回お願いします」

 

「来週の日曜もお願いします!!ジブンだけ恥ずかしいことばっかでズルいですから!!!覚悟しておいて下さいね!!??」

 

「喜んで予定を空けておきます……」

 

 

 




「……とりあえず、はい、ハサミ」
「あ、ありがとうございます、紅葉さん」
「次からちゃんと切ろうね…」
「気をつけます、ホントに、気をつけますから!!」


お知らせ
前々回ほどに予告したリサ姉主人公のお話が少しずつでは出来上がってきております!お楽しみに!!

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