女子力を身につけるのって難しい!《一応 完結》   作: 紅葉 

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麻弥ちゃん、お誕生日おめでとうございます!!
公式さんの四コマ、本当に麻弥ちゃんらしいですよね〜!
そして、例のごとく夜の11:03に投稿ということです!

それはそうと、今回久しぶりにこっちの作品を書いたんですけど、今書いてるのがシリアスが多い分、書き方を忘れてしまった部分が多々ありまして、大変でした〜……。読み直しも何度かしたんですけど、こんなにフワフワしていたとは……www

まぁ、そんなこんなで、改めまして、麻弥ちゃんお誕生日おめでとうございます!


★特別編★ 麻弥ちゃん Birthday Story 2018

*** 麻弥SIDE ***

 

 

 

「うぅ……、さむっ!!」

 

 

 11月に入り、流石の小学生も長袖になり始めたこの季節。今日はその11月の三日目。ジブン、大和麻弥はある所へ呼び出されていました。呼び出し主はPastel*Palettesのほかのメンバー。彩さんがソワソワしていましたし、何となく予想はつきますけど…!

 

 というのも、今日、11月3日はジブンの誕生日なんです!恐らくですけど、というかほぼ確定でお祝いしてくれるってことなんですよね。実際、これまで、千聖さんは早すぎて出来ませんでしたが、イヴさんの時はみんなでやりましたし。

 

 

「えっと、確か、18:30に橙から集合でしたよね……」

 

 

 パスパレのグループLINEに送られてきた場所へ間に合うように少し早めに家を出たジブンは、いつもかぶっている帽子を少し深めに被り、ポケットに手を突っ込みながら外をあるきます。

 

 歩くこと25分、予定通り目的地に到着。さすがにこの時期、あれだけの長い時間、外にで歩いていると、もう手足が寒くて動かないですね……。ジブン的には早く店内に入りたいという願望はあったんですけど、流石にみんな来てからでないとまずいので、風邪があたりにくいところにてみんなを待ちました。

 

 

「あ、麻弥ちゃんだー!!ヤッホーーー!」

 

「ごめ〜ん!お待たせー!!」

 

「彩ちゃんが、財布なんて忘れなければ……」

 

「ち、千聖ちゃん!?今それ言わなくても……!!」

 

「アヤさん、"ドンマイ"デス!!」

 

 

 みんなが少し駆け足で来てくれました。みんなの中心で走る彩さんの手にはなにやら、ラッピングされたものがビニール袋の中から顔を出しています。あ、みんなでプレゼントを買ってきてくれたんですね!

 

 

「それじゃあ……、Happy Birthday!!麻弥ちゃん!!」

 

「あ、ありがとうございます!!」

 

 

 そう言って、手元にあったビニール袋からプレゼントをわたしてくれる彩さん。こういうのって、やっぱり分かっていても緊張するものですよね……。後ろから千聖さんが、携帯を構えて、写真を撮ってくれています。後々、グループに貼られるんでしょうけど、ジブンの顔真っ赤なんでしょうね……!!

 

 そっからプレゼントを中心にもって、彩さんの自撮りで、3.4枚写真を撮りました。その後、彩さんがチェックをして、満足したのか、親指を立てて、グッって感じにしました。

 

 

「うん!プレゼントも渡したし、写真も撮ったし、みんなで中に入ろー!」

 

「彩ちゃん、私と日菜ちゃんは少しまだ用があるから3人で先に入っていてくれる?すぐにいくわ。予約は確か、"城崎"って名前で取ってあるわ。さっき連絡あったし、もう数分で来ると思うんだけど……

 

「うん!もうちょっとで着くってー!!」

 

「あ、わかったー!じゃあ、千聖ちゃんと日菜ちゃんも早くてきてねー!それじゃ、いこっ!麻弥ちゃん!」

 

 

 千聖さんと日菜さん……。用事があるなら仕方ないですね……。まぁ、でも、すぐに来てくれるそうですし。ジブン達は店内に入り、店員さんの案内にしたがって、奥の座敷の席へと移動しました。ただ、少し気になったのが、彩さんが『予約していた城崎です』って言った時、店員さんが『はい、城崎様、6名様ですね』と言ったんですよね……。ま、千聖さんのミスですかね?

 

 と、気になった点はあったとはいえ、言うほどでもないので、ジブンはまぁいっかとそのままにして、席に着きました。移動した後、流石に3人だけで色々決めるのはまずいということで、それぞれの学校の話や、新曲の進捗具合、そんなことを話していました。

 

 

「待たせちゃったわね」

 

「お待たせー!!」

 

 

 話をしていると、扉が開き、用事があると言っていた2人が戻ってきました。そんな2人の姿を見て、少しホッとしたジブンがいて、それを思うと、ジブンは本当にパスパレが好きなんだな、と思えてきました。

 

 

「あ、お疲れ様で……、す…………」

 

 

 え……!?ちょ、ちょっと、待ってください……。千聖さんと日菜さんの後ろに居るのって……、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ど、ど〜も〜……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はーい!ということでー!!麻弥ちゃんの彼氏くん、連れてきちゃいましたーー!!」

 

「ちょっと、日菜ちゃん……。そんな、大声で言わないの。」

 

「いてっ!って、千聖ちゃんが最初に連れてこようって言い出したんでしょ!?」

 

 

 2人の影から恐る恐る顔を出していたのは、詩音さんでした……!千聖さんにチョップされる日菜さんもすごく新鮮なんですけど、今はそれどころじゃなくて……!!

 

 

「し、詩音さん!?何してるんですか!?今日は用事があるからって……」

 

「そ〜だよ〜?白鷺さんと氷川さんに、開けといてとだけ言われていたから〜」

 

「だからって……、こんな所に来ちゃうなんて……。その、嫌なわけじゃないんですよ!?むしろ、嬉しいというか……。そもそも!!どうして、日菜さんと千聖さんの連絡先知ってるんですか!?ジブン、教えて無いッスよ!?」

 

 

 そーです!!詩音さんはジブンだけのもの!とかそんなことを言うつもりはないんですけど、やっぱり、ジブンの知らないところで女の子とくっつかれるのは、なんかモヤモヤするというか、スッキリしないんですよ!!

 

 

「あ、それはね!あたしがリサちーに頼んだからだよー?」

 

「日菜さん?リサさんに頼んだところで、詩音さんの知り合いって訳じゃ……」

 

「うん!リサちー自体は詩音くんの連絡先は知らないよ?けど、リサちーの仲良い子が、えっと、確か、遥都くん、だったかな……?その子が詩音くんと滅茶苦茶仲良い方だもん!だから、リサちーから、その友達に頼んでもらって貰っちゃったんだー!」

 

「「な、なるほど……」」

 

 

 詩音さんもよく分かってなかったみたいで、手をポンっと鳴らして納得していました……。ま、まぁ、そういうことなら……。今回は理由が理由ですしね。

 

 

「千聖さんもそのつてで貰ったんですか?」

 

「そうね。私自身は彼と以前、一度面識あったこともあるわね。もう、ずっと前の話だけど……」

 

「そうなんですか?」

 

「うん。昔ね〜。テレビでスーパーキッズを集めようみたいな番組があってね〜、そこで、会ってたみたい」

 

「そ、そうだったんですね」

 

 

 確かに、詩音さんのピアノの腕があればそれに出てもおかしくないですね……。これは白金さんに聞いたことなんですけど、小学生の頃のピアノコンクールでは、賞を総ナメにしていたらしいですから……。一度、香港でも引いた機会があるとか……、アメリカからテレビ局のオファーがあって、アメリカでも取り上げられていたとか……。

 

 

「そういう訳で、今回せっかくだし、私達が呼んでみたらの。そしたら、来てくれたのよ」

 

「ほんと、ありがとねー?」

 

「いえいえ、氷川さんと白鷺さんこそ、呼んでくれてありがとうございました」

 

 

 そう言いながらぺこりと頭を下げる詩音さん。そのあと、白鷺さんに案内されて、ジブンの隣に座ってくれました。

 

 

「改めまして、お誕生日おめでと〜」

 

「ありがとうございます!」

 

 

 ジブンでも恥ずかしいくらい、パスパレメンバーに言われた時より心の高鳴りが大きいのが分かってしまい、顔が熱いです……。それを正面に座っている、イヴさん、千聖さん、日菜さんの3人に見られ、いやぁ〜な笑顔をされてます。

 

 

「と、とりあえずなんか頼みましょうよ!!ね!?」

 

「あー!麻弥ちゃん、逃げたー!」

 

「ふふっ!」

 

「マヤさん、"溺れるものは藁をも掴む"デス!!」

 

「いいから頼みますよ!!!」

 

 

 

 

 

*** ***

 

 

 

 

 

「ふぅ〜、もう、おなかいっぱいです……」

 

「僕も〜」

 

 

 あれから、パスパレメンバーによる、日頃の恨みかなんなのか、恥ずかしい話を色々と詩音さんにバラされ……、その後、お返しとか訳分からないことを詩音さんが言い出して、これまた暴露話を大量にされて……、ある意味忘れられない誕生日になりましたね……。

 

 そう思い、苦笑いをしました。そんな時、隣から詩音さんが肩をツンツンとつついてきました。

 

 

「それじゃ〜……、もうそろそろ終わりだし……、はい、これ!」

 

「え、なんですか?これ」

 

「なにって……。誕生日プレゼントだよ〜?いらない?」

 

「あ、ありがとうございますっ!!」

 

 

 何気なく、かつ、表情をあんまりかえないで、渡してくるものですから、全然分からないですよ!?しかも、パスパレメンバーから渡されたもので終わりだと思っていたので……!!

 

 

「開けてもいいですか?」

 

「もちろ〜ん」

 

 

 詩音さんの了承を得て、黄緑色の包を開けました。レザーのチェーンでヘッドには、リングがついており、その中心に綺麗なエメラルドグリーンをした、丸い石がはめ込まれたネックレス。

 

 

「こ、これって……」

 

「うん、ネックレス。白鷺さんや氷川さんにも協力してもらったんだけどね〜。ブレスレットやノンホールイヤリングとかとも迷ったけど、これにしてみた〜。真ん中の石はクリソコラって言うんだって〜。石言葉と色で選んだんだ〜」

 

「石言葉っていうのは?」

 

「調和に休息、それから、安心感。パスパレにおける麻弥ちゃんにピッタリだと思ったから〜。それに、最後の安心感っていうのは、僕も……

 

 

 昔から詩音くんは言ってくれました。『僕はパスパレでみんなのことを支えながらも、個性的なメンバーの旋律を合わせる麻弥ちゃんが好き。そんなメンバーのために一生懸命頑張る麻弥ちゃんが好き。僕はそれを見てみたい』と……。ジブンはそんな石言葉を聞いた時、『Pastel*Palettesで頑張れ。僕はそれを全力で応援するから』そう言われた気がしました。

 

 

「詩音さん、詩音さん」

 

「ん?」

 

「あの……、その……、この、ネックレス、かけてくれませんか……?」

 

「へ…………!?」

 

 

 詩音さんの服の袖をクイクイっとしながら、俯きながら、ジブンはそう言ってしまいました……。詩音さんは当然、すごく驚いた顔をされて……。で、でも、ここまで来たら引くことはできません!!ジブンは頭を少し下げて、お辞儀をするようなポーズを取りました。

 

 

「ほ、ほんとにやるの!?」

 

「ここまで来たら今更引っ込めれないのでお願いします!!」

 

「じゃ、じゃあ〜……」

 

 

 ジブンの頭の上で詩音さんの手があって、頭の上部からチェーンが髪の毛に触れました。その瞬間にまた、グッと顔に熱がこもります。それから、首のあたりまでその感覚が移りました。

 

 

「……で、できたよ?」

 

「あ、ありがとうございます……」

 

 

 お互い、真っ赤のまま俯き、いつものテンションはどこへやら、ボソボソと伝えてしまいます。心臓の鼓動がトクトクといつもより強く聞こえ、ジブンは、ネックレスのヘッドを自分の胸へあて、鼓動の強さを確かめました。その時、顔を熱さとは別の熱、いや、温かさが胸から体中に染み渡るような感覚、そんなものがジブンの指先まではしりました。

 

 

「あ……」

 

 

 それは大好きな人の温もり。大好きな人が自分に向けてくれた想い。大好きな人の応援。そして、何より、大切に思っていてくれるからこその温もり。

 

 

「…………本当にありがとうございました!今度はジブンがなにかプレゼントしないとダメですね…!!ふへへっ!!とびっきりのモノを……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、その頃。二人の世界から切り離された世界では……

 

 

「イヴちゃん、そこの唐辛子とってくれるかしら……?」

 

「えっと、ワタシも使いたいデス……」

 

「ふ、二人とも大胆すぎるよ〜……」

 

「るんってきすぎて、キモチワルイよー!!」




「大和さん、お誕生日おめでとう」
「ありがとうございます。紅葉さん!」
「しおん君からも貰えたみたいで良かったねー!」
「はいっ!割と気に入って最近付けてます!それに合うような服とかも考えるようになっちゃって、お陰様で、千聖さんに『オシャレに目覚めてくれたのね!』って褒められちゃいました!」
「おー!良かったねー!!そういや、しおんくんの誕生日って何あげるか決めたの?」
「う〜ん。迷ってはいますけど、何がいいですかね?というか、そもそも何日なんですか……?」
「3/13だよ?……知らなかったの?」


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