それと、サブタイトルをわかりやすくするために変えさせて頂きました。これからは○○の△△講座というような感じでサブタイトルを付けようと思います!
それでは、日菜ちゃんのアロマオイル講座、実践編です!
*** 麻弥SIDE ***
みなさん、おはようございます!本日は月曜日、七宮さんアタック初日でございます!物事は入りが肝心って言いますからね!この大和麻弥、張り切ってますよ!?アタックは日菜さんと昨日決めたのは放課後の喫茶店!帰る前に夕日が差し込む席でアタックって決めたんス!日菜さんが知り合いに頼んで喫茶店を抑えてくれるらしいですし。日菜さん曰く、その時間帯は男子が"キュン"としやすい時間帯らしいですし!
「大和さん、次のところを読んでください。」
「ふぇっ!?」
「大和さん…。今は授業中ですよ…?ちゃんと聞いててくださいね?」
今は大人しく授業を聞きましょうか…。というか聞かなきゃダメっすよ?頑張れ、ジブン!!
授業は進み、ようやく帰りのHRっス。これで、ようやくアピールタイムっス!ジブンは荷物を手早くまとめると日菜さんとアイコンタクトを取り、階段を駆け下りました。彩さん情報ですけど、七宮さんは帰るのがめちゃくちゃ早くて気がついたら帰ちゃってることが多いらしいですから…。とりあえず、ダッシュするしかないっス!!
「ほらほら!麻弥ちゃん、早く!!」
「ハァ…、ハァ…、日菜さん、早すぎですよー!!」
体力がないのは放って置いて欲しいっス…。基本的に機械いじりしかやってこなかったんですから…。
息切れをしながら走ること7分、ようやく花咲川の校門が見えてきました。というか、日菜さん早すぎて…、
「もう、麻弥ちゃん!遅いよー!あたしのペースできたらもっと早くついたよー?」
「ハァ、ハァ…、日菜、さん…。それは、勘弁…、してください…。ジブン、これでも…、全力でした…、よ?」
「麻弥ちゃんは体力ないなぁ〜。」
この人はバケモノですかね…?運動神経抜群、成績優秀、ギターもカッコイイ…、やばいっス…。ジブンは息を整えるためにそこら辺を歩き回ります。それと、飲み物も欲しいっスね…、喉がカラカラですよぉ…。
「日菜さん、ジブン、飲み物買ってきます…。」
「はいはーい!じゃあ、あたしはここで詩音くんが来ないか見張ってるよ!もし来たら連絡するね!」
相変わらず、日菜さんには驚かされますね…、あんなに走っておいてもう息が整ってますもん…。ジブンは汗はダラダラ、息はゼェゼェ、髪はボサボサ状態ですから…。苦笑いしながら40mほど先にある自動販売機まで息を整えながら歩きました。
(何買いましょうかね…?今はとりあえずスカッとする飲み物が欲しいんスけど…。METCHにしましょうか…。)
そう思ってジブンはお金を入れて、二段目にあったMETCHを購入しました。すると、後から急に声が…。
「METCHが無くなった…。」
「え…?」
言葉に導かれるようにMETCHのボタンには"売切れ"の文字が…。つ、ま、り…、ジブンが買ったMETCHが最後の1本…。
「す、すいません!!良かったら、コレあげるっス!!」
「あ〜、いいよ…。最近の運勢が悪いのは知ってるから…。それより、大和さんがそれ買ったんだから、それ飲んじゃいなよ。ぬるくなるよ〜?」
「七宮さん!!!?」
後ろにいたのは七宮さん、この人、日菜さんが見張ってて来たら連絡をくれるって…。日菜さんは何してんスか!?携帯になんの連絡も届いてませんし!それに七宮さん…、ホント、タイミング悪いですよぉ…、だって、走ってきたばっかで汗も止まってないですし…、髪の毛だって…。
「汗、すごいね…。7限目体育だったり?」
「え、ま、まぁ…、そ、そうなんですよ!」
「ふーん、これ、使う〜?この前、花咲川に来てたってことは花咲川に知り合いもいるだろうからその人を通じて返してもらえばいいから。あぁ、使ってないから大丈夫だよ?」
そう言って、七宮さんが差し出してきたのは白いスポーツタオル。で、でも…、これって、すごく七宮さんに迷惑なことしてますよね…?それに七宮さんに『はた迷惑な子』って思われたくないですし…。
「もう〜、遠慮しなくていいのに。ホイっ。」
気がつくとジブンの頭の上にはさっきまで七宮さんの手元にあったタオルが。
「え…、い、いいんですか…?」
「いいよ?暑いから汗かくのは仕方ないでしょ〜?僕も汗っかきだからタオルは離せないんだよ〜。」
「あ、ありがとうございます!!」
照れを隠すようにジブンは頭から顔へタオルを運びタオルに顔を埋めました。なんか、すんごい照れますね…、なんか七宮さんに包まれてる気がして…///わぁ!!ジブンは何考えてんスか!?しっかり!!ジブン!!って、そんな場合じゃ…。あれ?この香り…、ジブンが作った、
「石鹸の…。」
「石鹸?あぁ、僕の家の洗剤もしかして嫌だった?」
「そんなことないっスよ!!むしろ落ち着くからいい香りというか、なんというか…。とにかく、ジブンはこの香り、好きっす!!」
「よかったぁ〜、僕もその香り好きなんだ〜!」
あっ!!これはチャンスというやつです!!この機を逃すともうチャンスは巡ってこないっス!今更っスけどここにはアロマオイルを使って七宮さんにアピールするために来たんです!日菜さんにも助けてもらってる分、絶対成功させないと…!
「あの!!七宮さん!!」
「ど、どうしたの…?」
「よかったら、これ!!!」
「なぁに、これ?」
「ジブンが友達と作ったアロマオイルっス!初めてだったんで上手く出来てるかはわかんないんスけど…、さっきの洗剤の香りと一緒な感じで作りました!!七宮さんにあげます!!」
は、恥ずかしいーーー///顔が爆発しそうですもん!!パスパレの初ライブの時よりはずかしいっス!!
「アロマオイルかぁ〜、使ったことないけど…、ありがと〜!ありがたく使わせてもらうね〜!しかもいい匂い〜!」
ジブンの手から離れるアロマオイル、そしてそれは七宮さんの手の中へ。七宮さんはビンのフタを少し開けて香りを嗅いでくれました!ヤバいです…、ヤバいです…!!すごく嬉しくて…!!ジブンが作ったものが好きな人に受け取ってもらえて褒められるってこんなに嬉しいんですね!!
「それじゃ、僕は帰るよ〜、そろそろお昼寝の時間〜、アロマオイルありがとね!近いうちに使ってみるよ!」
「あっ!!ちょっとだけ待ってください!!」
咄嗟に出てしまった自分の右手は七宮さんの制服の裾を掴んでしまいました…。やってしまったっス…///完全にこれは…。顔をあげれないーーー!!で、でも!!ジブンはせっかくもうひとつアロマオイルを作ったんですから!ここで渡さなかったら…!!
「な、何かあった…?」
「あの、そのぉ…、楽器屋の匂いって良くないッスか!?」
いっちゃったぁぁぁぁぁああああああ!!これで後戻りはもうできないっスよぉ〜!!というか、楽器屋の匂いが嫌いって言われた時点で終わりなんですけど…、
「うん!!大和さんも分かるの!?あの独特な匂い、僕も好きだよ〜!!」
「あ、あの!!よかったらこれもあげます!!今度は楽器屋バージョンです!!」
「そんなのが作れるの!?もらう、もらう!!絶対もらう!!」
フヘヘヘ!!七宮さん!!やっぱりいい人です〜!!身近にこんな気の合う人がいたなんて!しかも、今の七宮さんの食いつき具合、日菜さんの言ってた『興味のあることは目の色を変える』って感じでしたよね!?も、もう、最高です!!
「それじゃあ、ジブン、友達と来てるんでこれで失礼します!!タオルはまた後日返しに来ます!」
「はい!ありがとね!大和さん!」
今日はいい感じでした!!この調子でこのままいけば、七宮さんさんと…、フヘヘヘ…///おっと、こんな公道であんな顔してたらまた千聖さんに怒られます!と、とりあえず日菜さんのとこ戻りましょうか!
*** 日菜SIDE ***
麻弥ちゃんが帰ってこない…!!!それどころか詩音くんもこない…。そして…、すごい今更なんだけど…、詩音くんの顔知らないや!!でも、ドンマイドンマイ!!何とかなってる気がする!
「あ!日菜さん!!」
「麻弥ちゃんだ〜!!詩音くんに会えたー?」
「会えましたけど…。日菜さん、連絡くれるんじゃないんですか?」
「そのぉ…、詩音くんの顔、わかんなかった!!」
「へ…?」
「いやぁ〜、"るんっ"ってくる人が詩音くんかなぁ〜って思ってたんだけど…、全然来なくて…、えへへっ!ドンマイ、ドンマイ!!」
「笑い事じゃないっスよぉ〜!でも、今回はこれで良かったっス!」
「あ、"るんっ"って感じになったんだ!麻弥ちゃんからそんなオーラが出てるから分かってたけどね〜!」
そっか!そっか!!ならよかった!!でも、これで終わるわけないよね〜、それじゃ次の人にあとはおまかせしようかな〜!あたしはポケットから携帯を取り出すとLIMEを開いて、
『じゃあ、彩ちゃん!!次は頼んだよ〜!!』
「日菜ちゃん…、楽器屋の匂いって分かる…?」
「あたしに聞かないでよ、彩ちゃん!!あたしもわけわかんなかったんだから〜…。」
「そ、そうだよね…。」
「そーいや、彩ちゃんは何を教えて上げるの?」
「私はね…、ズバリ、携帯のフル活用の仕方だよ!」
作者の紅葉も分かりません笑笑笑(*^^*)
これからあとがきはこんなことやってみようかな…?
感想、評価まってます!
評価をしてくれたkurisabaさん(☆9)、ガチャ男さん(☆8)、ありがとうございます!