病んでる紅葉です。
え?どうでもいい?それより早く書けと?
では、始まりますよ〜!!
*** 麻弥SIDE ***
〜♪!!!
「ん…、なんですかぁ〜…?」
現在の時刻は午前4:30…。あれ?なんでジブンはこんな時間に起きているので…、あぁ、携帯のアラームが鳴っちゃってるんすね…。
薄暗い枕元を音を頼りに、手探りで携帯を探し、そのまま適当に画面を押してアラーム音を消しました。ふぅ、それじゃ、もう一眠り…。
〜♪!!!
再びなる携帯…。しかも、心なしかさっきよりうるさく聞こえます…。寝る前にスヌーズ機能でもかけたんですかね…?
ジブンは溜息をつきながら、もう一度アラームを切ろうとしました。
「あれ…?スヌーズ機能ってこんな間隔短かいものっすかね…?」
そう、明らかにおかしいんです。回らない頭を必死に回して状況を整理してみましょう。一回目が鳴ってからまだ2分も経ってないにも関わらず、二回目がなるなんて…。明らかにおかしいですよね?
二回も大音量でアラームが流され目が覚めてしまったので、先程、手探りで取った携帯を再び手に取ると、画面を確認しました。最初は明るすぎて目を細めて見てたんですけど、徐々に慣れ、目をうっすらと開けていくとそこには2件の通知が…。
『若宮イヴ 不在着信 4:29』
『若宮イヴ 不在着信 4:31』
イ、イヴさん!?こんな朝早くにどうしたんですか!?昨日は日をまたいで機械いじりをしてたので、正直めちゃくちゃ眠いんですけど…。
そう思った刹那、再び携帯が鳴り出しました。もちろん画面には『若宮イヴ』の文字が…。
「イヴさん…?どうしたんですか…?」
『あっ!おはようございます、マヤさん!!』
「おはようございます…」
ジブンにはキツすぎる明るく健康な声が、寝起きの耳にドンドン飛び込んできます…。というか、イヴさんはこんな時間に起きて何をしてるんですか…?
『元気が全然ないですよ!?もうすぐ太陽も昇ります!!マヤさんも寝てないで朝のトックンやりましょう!!』
「え…?えぇぇぇっ!?ジ、ジブンも、ってことですか!?」
『モチロンです!!ブシとして日々のタンレンは欠かせません!!5:00にマヤさんの家の近くの公園で集合しましょう!!では、絶対来てくださいね!!』
そう言うとイヴさんは電話を切ってしまいました…。ちょっと…、イヴさん…?この完全夜型のジブンに朝練とか朝特とかそういうのは…。それに、まず起きれるわけがないっす!!
イヴさんに断りの電話を必死で入れようとするも…、聞こえてくるのは『おかけになった電話は、現在、電波の届かないところか電源が切られています…。』という音声だけです!あの人も日菜さんと少し似ていて、思い込んだら曲げない節がありますから、今は全力で走ってこちらに向かってそうですし…。
この時間に年下の女の子1人で放って置くわけにも行きませんし…、とりあえず、行くだけ行ってみましょうか…。着替えて最低限のものだけ持つと家を出て公園に向かいました。
歩くこと5分、イヴさんが言っていたであろう公園に到着しました。この公園には、象徴とも言える大きな紅葉の木があるんですけど…、今の時期ぐらいから少しずつ葉が緑色から紅色へと衣替えをして、とても綺麗なんですよね。現に、風で揺られている木の枝の葉がちらほらと紅色へと変化しているのが見受けられます。
そんな葉の変化が見られるくらいなんです。やはり、朝は冷えますね…。カーディガンを着てても風が肌寒く感じます。
「あ!マヤさん!!こっちです!!」
「イヴさん、おはようございます」
その紅葉の木の下でジャージを着て準備体操らしきものをしていたイヴさんが声をかけてきました。……ほ、本気でこんな時間から運動するんですかね…?
「マヤさん、大丈夫ですか?顔色がいつもより悪い気がしますけど…。」
「ま、まぁ…。」
ホントのこと言っていいですか?めちゃくちゃ眠いです。だって、昨日は寝たのが3:00ですから、1時間半しか寝てないことになる訳でして…。
もし、このまま事務所にでも行ったら千聖さんに何されるか分からないような顔してると思いますよ?多分、くまもくっきりと…。
「それで、イヴさん。"トックン"って言ってましたけど何をやるんですか?それに何のためにやるんです?」
「もうすぐ、体育祭があるじゃないですか!?それの準備デス!!最近は運動神経がいい人がモテるとアヤさんが言ってました!ですので、マヤさんにも運動をしてもらって、その体育祭で活躍してシオンさんのハートを…、ギュッ!!と、してもらいたいんデス!!」
そ、そう言えばもうすぐそんな時期でしたね…。
うちは生徒数もそこまで多くはないのでイヴさんや彩さんが通っている花咲川と合同でやってるんですけど…。そこでアピってしまおうという考えらしいです。
去年は1番目立たない障害物リレーに出たんですけど…。今年も無難に障害物に出れたらなぁ〜、なんて…。
「マヤさんには花形の4×100mリレーに出てもらいます!!」
「……えぇぇぇっ!?ム、ムリですよ!?そういうのは薫さんとかに任せておけば大丈夫ですから!!」
各学校の各クラスが本気で走れるメンバーを揃えて行われる、毎年恒例の体育祭の花形、4×100mリレー、体育祭の午前の部の最後に行われ、2つの学校の全校生徒がしっかりと見る花形の競技です…。
出てくるのは各部のエース、スピードスターばかりのバケモノ揃いの競技です。男女比を考えて3人は女子、1人が男子が走ることになっているんですけど…。もし、ジブンがそんなもこに出るとしたら…、
「大丈夫デス!!ワタシとしっかりとトックンすればマヤさんも"速きこと風の如し"ですよ!!」
「そ、そんな簡単に足って速くなるものでしたっけ…?」
「とにかく、トックンをしましょう!!」
ダメです…。イヴさんのスイッチが痛い方に振り切っちゃってます…。こうなるとジブンじゃ止められないんですよぉ…。千聖さん、助けてください!!
「それじゃあ、まずは走り込みデス!!」
「は、走り込み!?」
「とりあえず5km行きましょう!!声出していきますよ!!ケンドーのシショウも言ってました!『声を出した方が力が出る』と!!」
そう言いながら走り出すイヴさん…。1、2、3、4!!1、2…、と数える声が静かな公園にこだましてます。こ、これはついて行く流れですよね…?
「マヤさん、早くしましょ〜!!」
「わ、わかりましたっ!!」
*** イヴSIDE ***
「イ、イヴさん…、ジブン、死んじゃいます…。もう目の前に綺麗なお花畑と綺麗な川が見えます…」
「え、えぇっと…、ここには花壇なんてどこにもありませんよ?」
ランニングを終えて最初にいたベンチにワタシ達はお水を飲みに戻っていマス!
マヤさんはうつ伏せで突っ伏してますけど…。やっぱり、朝のトックンは気持ちがいいデス!!チサトさんやアヤさんにも何度もお声をかけているんですけど何故か断られてしまってて…。一体、ナゼなんでしょう…?
「イヴさん…、お水を取ってもらえませんか…?足がもう動かないです…」
………あ!!ようやくわかりました!!ワタシの名推理が恐ろしいデス!!気持ち良すぎたんデスよ!!この気持ちよさに感動して足が震えてもう動かないデス!マヤさんにここまで分かって貰えるなんて!!
「マヤさん!マヤさん!!」
「は、はい…?あ、お水、ありがとうございます」
「やっぱり、朝のトックンは気持ちがいいデスよね!?明日もやるので来てくださいね!!」
「い、いやぁ…、そのぉ…、なんていうか…」
明日からはマヤさんも一緒デス!!楽しい朝のトックンになりそうデス!!
「日菜ちゃんは今年も4×100mを走るの?」
「うん!リサちーと一緒に走るの!!千聖ちゃんは?」
「わ、私は…、借り物競争がいいわね…。」
「千聖ちゃんが男の子に頼むとみんな貸しちゃうもんね〜…。去年の見ててあまりにあっさり見つけてくるから全然"るんっ"ってしなかったよぉ?」
「そ、そうかしら…?」
次回は体育祭本番!成長した麻弥ちゃんが大暴れ!?
前回のテラケンさんの作品はどうでしたか?実は僕もテラケンさんを主人公にして書いています。テラケンさんの『日常なんて誰かに振り回されるものじゃないの?』の最新話に載せられているので興味がある方は是非!!
感想、評価待ってま〜す!