とある過負荷の上条さん   作:あきしょう

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第一章  過負荷(マイナス)との出会い
プロローグ


 やあ、読者のみんな、俺だよ。

 みんなの主人公(ヒーロー)、上条さんだ。

 

 え? 自分の知っている上条さんはそんなしゃべり方しない? 違和感がはんぱないって?

 確かに俺は君たちの知っている上条当麻とはちょっと違うと思う。

 でも、確かに俺は上条当麻で、オリ主でも憑依でもない正真正銘本物さ!   

 タグにも表記されていなかっただろう?

 

 ・・・まあ、少し混ざっているのは否定しないけど。なんたってクロスオーバーなんだから仕方ないよね!

 

 俺の詳しい話は続きの本編に任せるとして、ここでは少しこの物語について説明しておこう。

 

 物語のメインの舞台はみんなご存知学園都市。

 箱庭学園なんてネーミングセンスゼロな学校じゃないよ。

 まあ、学生に対する扱いのひどさはどっちも50歩100歩だと思うけど!

 

 おっと話が脱線してしまったぜ! 反省反省。

 

 学園都市って言うのは人口の8割を学生が占める学生の町にして、ありとあらゆる教育機関、研究組織が集まっている完全独立都市なんだ。広さはおよそ東京の1/3ほどで、都市の周りは高さ5メートル以上、厚さ3メートル以上の分厚く高い壁によって囲まれて、出入りは完璧に管理されているだって。うわー! きっも!

 

 これだけでこの都市がとんでもない場所だってことは伝わったと思うんだけど、この都市一番のキチがいっぷりはここじゃないんだ。

 

 なんとなんと、この都市は、超能力者の開発なんて行っているんだ!!

 

 ろくな判断能力をもたない子供をそそのかし、血管に直接変な薬うって、耳の穴から脳直で電極ぶっさして、超能力を使えるように改造するんだ。なんて非道! 生徒をモルモット扱いなんてゆるせないよ!

 

 

 

 さて、これでこの都市の素晴らしさを一部でも理解してもらえたと思う。

 

 そしてこの物語は、そんな学園都市の被害者の一人であるこの俺がとある少女と出会うところから始まる。

 

 そう、たしかあの日は……

 

 7月19日。

 

 そう、7月19日だった。

 

 あの日はいつも以上にろくでもないことばかり起きていた。でもそれはきっと7月19日が悪いんだ。

 

 例えば、

 

 

 明日から夏休みだーっ!とテンションがハイになって、書店で表紙を一目見ただけで地雷とわかる漫画を手にとってしまったのも、

 

 

 おなかが減っているわけでもないのに、ファミレスに入り、一丁豪華に無駄食いするかと苦瓜と蝸牛の地獄ラザニアをたのんでしまったのも、

 

 

 そこで名門女子中学校のお嬢様に因縁つけられて襲われたことも、

 

 

 やむを得ず相手が再起不能になるまで反撃したことも、

 

 

 騒ぎをききつけてやってきた警備員(アンチスキル)と鬼ごっこするはめになったことも、

 

 

 結局捕まって一晩中お説教を受けたことも、

 

 

 解放された後、眠い目をこすりながら長時間自宅まで歩いたことも、

 

 

 先週のジャンプが実は合併号だったことも、

 

 

 そして帰ってきたらうちのベランダに白い服を着た女の子がひっかかっていたことも、

 

 

 どれもみんな7月19日のせいだったにちがいない。

 

 だから、これからどんな悲惨なことが俺の周囲で起ころうとも!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『俺は悪くない』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ていっておくね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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