問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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100話目です!!
とはいえ、特に何があるというわけでも無いですが
春映画にゼロノス組と橘さんの本人が確定しました
良太郎はともかく剣崎も本人だとは思います


バナナの騎士とネガの鬼と野望の軍団

 

「いきなさぁ~い!!」

 

ルナ・ドーパントが腕を振るうとバイクに乗ったマスカレイド・ドーパントが大量に生み出される。

しかし、ネガ電王、バロン、幽汽は無造作に斬り捨てながら進んでくる。

が、クラウンイマジン、ファントムイマジン、シャドウイマジンは数もあって手間取っている。

その間にヒート・ドーパント、ルナ・ドーパントが距離を詰める。

 

「私達がお相手してあげる!!」

 

ルナは伸びる腕を鞭の様に振るっていく。

ファントムとシャドウが弾き飛ばされる中でクラウンは飛び越えて腕の鎌で斬り掛かろうとする。

 

「ハァ!!」

 

だが、それもヒートによって蹴り飛ばされる。

続けて炎を纏わせた蹴りを叩き込むがさすがに防がれる。

 

「ゲームスタート」

 

「うぉ!?」

 

マスカレイドを斬り飛ばしていた幽汽にトリガー・ドーパントの銃撃が襲い掛かる。

避け切れずに肩から煙を放ちながらのけぞる。

 

「デリャァァァァァァ!!」

 

そこへメタル・ドーパントが鉄棒を振り降ろす。

剣でギリギリ防ぐが受け止める事は出来ず、弾き飛ばされる。

そのまま連撃が来るが今度は受け止めて的確に防ぐ。

 

「チッ!!ウゼェな!!」

 

「ダァァァァァァ!!」

 

受け止めてはいるが一発一発が強力であり、受け止めている剣が折れそうである。

中々攻めに転じれずにイラついていると、トリガーの銃撃が来る。

 

「ぐぁ!?」

 

隙を見せたつもりでは無かった。

だが、メタルの攻撃を受け止めて動け無い所を正確に狙われるのだった。

 

「お前の仲間は中々に強いようだな」

 

「そりゃそうだ。俺達がイマジンごときに負けるはずが無いからな」

 

大道は挑発する様に言う。

彼の目の前にはネガ電王とバロンがいる。

エターナルエッジでネガデンガッシャー ソードモードとバナスピアーによる攻撃を正確に受け流していく。

二対一なのだから鍔迫り合いは隙になる。

なるべく受け止めずに流しているのだ。

 

「お前らとは場数が違うんだよ、俺達は」

 

「それはどうかな!!」

 

叫びながらバロン……戒斗は大道に斬り込んでいく。

バナスピアーによる激しい突きを武器の側面を叩く様に流していく。

 

「俺はずっと戦ってきた!!二度と屈しない様に!!弱者の考えを潰す為に!!」

 

「そうか……なら、一回地獄を見てみるといいさ。強者も弱者も関係無い………全てが行き着く先をな!!」

 

大道は幾つかのガイアメモリをマキシマムスロットに差し込む。

 

サイクロン!!マキシマムドライブ!!

ファング!!マキシマムドライブ!!

スカル!!マキシマムドライブ!!

 

エターナルエッジに風と刃の力が纏われる。

それをスカルで強化された力で振るう。

 

「ハァ!!」

 

「その程度!!」カモン!!バナナオーレ!!

 

戒斗はカッティングブレードを二回倒す。

音声と共にバナスピアーを頭上にに上げる。

バナスピアーに巨大なバナナ型のエネルギー体が纏われる。

それを大道に向かって振り降ろす。

エターナルエッジとバナナ型のエネルギー体が衝突し、爆炎が周囲を包む。

その爆炎を斬り裂く様にして大道が前に出てくる。

そこに横合いからネガ電王が割り込む。

 

「俺を忘れて貰っちゃ困るな」

 

「戦いで敵から目を離すとでも思ったか?」

 

ネガ電王が振り降ろしたネガデンガッシャー ロッドモードをエターナルエッジで下から斬り上げる様に弾き上げる。

ネガ電王が体勢を建て直そうとした所で引こうとしていたロッドを掴む。

その上でガイアメモリを差し込む。

 

ユニコーン!!マキシマムドライブ!!

「ダァァ!!」

 

「グァァ!?」

 

エネルギーを纏った拳をネガ電王に思いっきり叩き込む。

転がっていくのを追撃する前に戒斗が割り込む。

 

マンゴーアームズ!!ファイトオブハンマー!!

 

「甘いな」ゾーン!!マキシマムドライブ!!

 

振り下ろしてきたマンゴーパニッシャーを瞬間移動で回避する。

戒斗の背後に移動するとその背中を蹴り飛ばす。

ネガ電王の方へと転がってくのを見ながらエターナルメモリをエターナルエッジに差し込む。

 

エターナル!!マキシマムドライブ!!

「終わりだ」

 

「いいや、そうとも限らねぇぜ」フルチャージ!!

 

「ナメるなぁ!!」マンゴーオーレ!!

 

ネガ電王はネガデンガッシャーをガンモードにした上でパスをベルトにかざす。

戒斗はカッティングブレードを二回倒す。

ネガデンガッシャーの銃口の先端へとエネルギーが収束していく。

戒斗が頭上でマンゴーパニッシャーを回すとマンゴーパニッシャーの棍棒部にエネルギー体が収束していく。

それらが同時に放たれ、大道が放った斬撃波と衝突する。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「調子に乗るんじゃねぇぞ!!」フルチャージ!!

 

幽汽がパスをベルトにかざし、剣にエネルギーを収束させる。

トリガーの銃撃を弾きながらエネルギーを纏わせた剣でそのままメタルへと斬り掛かる。

 

「ハァァァァァァ!!」

 

「ドリャァァァァァァ!!」

 

鉄棒が振り下ろされるだろうと思い、鉄棒ごと斬る様に剣を振るう。

が、メタルは振り下ろさずに鉄棒で幽汽を突いた。

虚を突かれるが剣は鈍らない。

 

「ぐぅ!?」

 

「どわぁ!?」

 

先にメタルの鉄棒が幽汽の胸を突いた。

それによって斬撃の軌道がズレる。

しかし、ズレたと言っても浅くなった程度でメタルも吹き飛ぶのだった。

 

「あら~中々やるじゃない!!嫌いじゃないわ!!」

 

「ウゼェんだよ、オカマが!!」

 

「レディって言いなさい!!」

 

シャドウとファントムはヌルヌル動き、腕を鞭の様に振るうルナに終始翻弄されている。

ついでにバイクに乗ったマスカレイドが襲い掛かるので対応に苦労している。

 

「ちょこまかと…………」

 

ヒートは素早く奇妙に動くクラウンにイラついていた。

クラウンは喋らずにぬらりくらりとヒートに鎌で斬り掛かる。

ヒートはそれを避けながら炎を纏った蹴りを加えるが中々当たらない。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

結果としてはほぼ相殺だった。

しかし、二対一で当然ではあるが大道の方が多少は押された様で余波に耐える様にしていた。

 

レモンエナジー!!

 

そこに爆煙を裂く様にして黄色の弓矢が襲い掛かる。

大道はほとんど反射的に矢をエターナルエッジで斬り裂いた。

だが、矢は切っ先に触れた途端に拡散する。

レモン型のエネルギー体となって大道を包み、拘束する。

爆煙の向こうではレモンエナジーアームズへとアームズチェンジしたバロンがレモンエナジーロックシードをセットしたソニックアローを構えていた。

 

「オラァ!!」フルチャージ!!

 

「な………ゴハァ!?」

 

拘束された大道をネガ電王がネガデンガッシャーをソードモードにして斬り飛ばす。

さすがに拘束された状態ではどうにも出来ず斬り飛ばされて吹き飛ぶ。

その時、懐から何か落ちた。

それを拾い上げてネガ電王は笑う様にする。

 

「目的の物は手に入れさせて貰ったぜ」

 

「こりゃしまったな」

 

ロックシードを奪われたが、大道はわざとらしく呟く。

そして、何か合図する様に指を鳴らすのだった。

 

「どうする続けるか?」

 

「いや、俺達は引かせて貰うぜ。目的を果たせば後は無駄な戦いをする必要も無いからな」

 

ネガ電王がそういうと同時にネガデンライナーがネガ電王達を回収して何処かに走り去るのだった。

大道はそれを見ながら変身を解くのだった。

その後ろに合図と共に戦闘を切り上げたNEVERの面々が集まっていた。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

戦いを終えた大道達は“別の”拠点にいた。

あれだけ派手に戦闘をしたあの拠点は破棄した。

傭兵としてはあまり拠点を知られるわけにはいかないのだ。

では、何故大道達が遠く離れているはずの別拠点にいるかと言うと、それは予め準備を進めていた物のおかげであった。

 

「それにしても予め拠点を繋げて置いてよかったわね」

 

「あれにばかり頼るわけにはいかないからな」

 

そもそも一つしか無いロックシードが奪われたら動きを制限されるくらいでは駄目だった。

なので、奪われた時を想定して拠点同士空間を繋げた“門”を用意していたのだ。

 

「動きが制限はされるがしばらくはこれで問題は無いだろう」

 

「けど、あれを狙う方はダメそうね」

 

「また次の機会を狙えばいい。まだ時間はたっぷりあるんだからな」

 

“あれら”の計画が動くまでは時間がある。

それまでに自分達の目的を果たせば問題無い。

死人である彼らは滅びるその時まで戦いを続ける。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

ネガデンライナー車内。

ネガタロスと戒斗は復活の儀式の準備を進めていた。

幽霊列車の力で魂を回収するのはいいが、肉体を用意するのにはそれなりに準備がいるのだ。

依代であるロックシードを眺めながら戒斗は問う。

 

「貴様は何を基準に勧誘している?“それ”より強い奴を俺は知っているぞ?」

 

「強いだけじゃダメなんだよ。その力に自惚れて正義に倒されるのがお決まりだからな。必要なのは上を目指す悪って奴だ。こいつは天下を取ろうっていうある意味お前と同じ様な経歴もあるしな」

 

「興味が無いな」

 

戒斗の素っ気ない返しを聞き流しながらネガタロスは、大ショッカーに回収されてないってのも条件ではあるけどな、と付け加える。

その間に戒斗はクラックを開いてヘルヘイムの植物を多少入れる。

そして、ネガタロスの携帯が振るえる。

ネガタロスが携帯を取り出してその画面に映る表示を見る。

 

「魂の回収は終わった様だ。あとは体だな」ブラッドオレンジ!!

 

言いながらブラッドオレンジロックシードを解錠する。

同時に頭上に円形の空間の裂け目が生じ、中からブラッドオレンジ型の鎧が降りてくる。

それに合わせる様にヘルヘイムの植物が人型に固まっていく。

 

「目覚めな」

 

呟き、ロックシードを放り投げる。

ロックシードは人型にズブリと取り込まれる。

 

ブラッドオレンジアームズ!!邪ノ道オンステージ!!

 

ギター音と共に音声が鳴り響く。

頭上の物体が人型の物体に降りて行き、鎧として展開する。

完全に展開する前にその身はライドウェアに包まれた。

新たな体を手に入れた赤い鎧は静かに立ち上がる。

 

「これで俺の軍団がまた一つ強化された。さぁ、次の人材を確保に行くとしようか」

 

ネガタロスは野望の為に突き進む。

神の模造体を加え、その悪の軍団は更に大きくなる。

正義を打ち破るべく、力を蓄え、線路を進む。





武神復活でした!!
NEVER側はブラッドオレンジを奪われても移動手段を確保していたのであまり問題はありませんでした。
ネガタロス達と戦いあまり被害が出ても面倒なので多少手を抜いてた面も。

春の新刊で第一部完、夏の新刊で第二部始動らしいです。
第一部と第二部の間にはオリ編計画中です。
サブタイは
『影と不死者と白い切り札』
『円陣と金の魔法とグサゲゲル』
各々別の内容です。
その内、どちらを先にやるかアンケートやります。

それでは、質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。

次は少年兵の短編が終わった辺りで
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