問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

110 / 206
見物人と歪んだゲゲルと順調な計画

 

「グロンギのゲームというからお宝があると思ったけど………これは外れかな?」

 

海東は街の川辺を歩きながら呟く。

何時も通りに宝を盗みに来たのだが何も無さそうなので暇してるのだった。

背後の川は静かに流れている。

 

「士と会うのはまだいいし、結末を見届け様にもまだまだ何かありそうなんだよ………ね!!」

 

言いながらディエンドライバーを取り出し、背後の川を撃つ。

放たれたエネルギー弾は鞭のようなもので弾かれる。

それと同時に川の中から女の怪人が現れる。

 

「君は確か………ゴ・べミウ・ギだっけ?」

 

ギヅバサ ビズギデギダ!?(何時から気付いていた!?」)

 

ザジレバサザジョ(初めからだよ)………変身」

カメンライド ディエンド!!

 

海東は即座にカードをディエンドライバーに挿入し、真上に撃つ。

幾つもの残像が海東に重なり、蒼いプレートが頭部に刺さる。

海東はディエンドに姿を変える。

 

「君の相手は彼らでいいだろう」

カメンライド!!イクサ!!サガ!!

 

ディエンドライバーに二枚のカードを入れて引き金を引く。

幾つかの残像が重なり、仮面ライダーイクサと仮面ライダーサガとなる。

各々武器を構えてベミウへと向かっていくのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

一方、晴人は街の中心に向かっていた。

オーガが関わっているという事は他のファントムもしくは魔法使いが関わっている可能性もある。

ゆえに魔法関連の”何か”があるなら関わりがありそうな中心へと向かっているのだった。

そんな時、目の前に何かが降ってくる。

 

「何だ!?」

 

晴人は驚きつつもバイクにブレーキを掛けて急停止する。

土煙が晴れて見えたのは男だった。

 

「ボボ”ゴ・バベル・ダ”ビ ボソガセスボッソ ジョソボデ」

 

男は何かを言いながら姿を怪人態に変える。

バッファロー型の姿を見て、晴人は表情を変える。

 

ドライバーオン!!

「何言ってるかは分からないが敵か」

 

ベルトを出現させ、操作し、指輪を変える。

 

シャバドゥビタッチヘンシーン!!

シャバドゥビタッチヘンシーン!!

「変身!!」

ランド、プリーズ!!

ドッドッ、ドドド、ドンッドンッ、ドッドッドン!!

 

晴人がベルトにリングをかざし、下に手を向ける。

すると、黄色の魔方陣が下に現れ、上に向かっていく。

魔方陣が取りぬけると、晴人は仮面ライダーウィザード ランドスタイルに姿を変えていた。

 

コネクト、プリーズ

「さぁ、ショータイムだ!!」

 

魔方陣からソードガンを取り出し、構え、敵へと向かっていく。

バベルもメリケンサックの付いた拳で迎え撃つ構えを取るのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

その時、士は一人の男と対峙していた。

士は男に向けてライドブッカーガンモードの銃口を向けている。

男はそれを特に気にしないかの様に笑っている。

 

「いやはや、危ないですね。そんなに私が信用ならないのですか?」

 

「当たり前だ。”ゲゲル”について知ってる奴がグロンギ以外にいるか?」

 

「いると思いますよ。たとえば、私達を利用する為に介入してきた”大ショッカー”とか」

 

「大体分かった。この”ゲゲル”、何処かおかしいと思ったが………まさか”大ショッカー”が直接関与しているとはな」

 

「知っているのは少数でしょうけどね」

 

「で、その少数であるお前は何の為に俺に近付いた?」

 

「勿論、今”ゲゲル”を取り仕切っている存在を倒して貰う為にですよ。今の”ゲゲル”は気に入らないですからね」

 

「なるほど…………そういう口実か」

 

「はい……ッ!?」

 

男が士の言葉に怪訝な顔を見せた瞬間には引き金が引かれていた。

ライドブッカーからエネルギー弾が放たれ、男を襲う。

常人ならそれで死ぬ。

だが、男は常人ではない。

男はライオン型の怪人態に姿を変え、エネルギー弾を全て弾いていくのだった。

 

「いきなり撃つとは酷いじゃないですか」

 

「俺達を利用するつもりだった奴に言われたくは無いな、ゴ・ライオ・ダ」

 

「はて、何のことやら?」

 

「恍けても無駄だ。お前はどうせ俺達に黒幕を倒させた後に黒幕の用意した物を奪うつもりだろう?」

 

「どうやら貴方は必要以上に疑い深いようだ!!」

 

言いながら爪で斬りかかる。

士は軽く避けると、ディケイドライバーを腰に巻く。

カードを構え、ディケイドライバーに投げ入れる。

 

「変身!!」

カメンライド ディケイド!!

 

士の体に幾つもの残像が重なり、頭部にプレートが刺さる。

士の姿は仮面ライダーディケイドになっている。

変身すると同時にライドブッカーをソードモードに変え、ライオの攻撃を弾く。

 

「まぁいい。欠片をそれなりに集めれば、私はさらなる力を得るだろう。その力さえあれば…………」

 

「皮算用はやめといた方がいいぞ。お前は此処で倒されるんだからな!!」

 

そうしてディケイドとライオの対決が始まる。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

ウェイクアップ!!

「王の判決を言い渡す…………死だ!!」

 

そんな声と共にサガのジャコーダービュートがベミウの体を貫く。

上空に紋章が現れ、サガはそれに飛び込む。

飛び込んだサガは紋章の別の位置から出てくる。

それにより、ベミウは宙吊りにされる。

 

「その命…………神に返しなさい!!」

イ・ク・サ・カ・リ・バ・ー・ラ・イ・ズ・アッ・プ!!

 

イクサはイクサカリバーにカリバーフェッスルを差し込み、技を発動させる。

イクサカリバーが光を纏うそのままイクサは宙吊りのベミウを斬り裂く。

同時にサガがジャコーダーを通して魔皇力を注入する。

イクサジャッジメントとスネーキングデスブレイクを同時に受けたベミウは全身から火花を散らす。

 

「お疲れ様」

ファイナルアタックライド!!ディ、ディ、ディ、エンド!!

 

そこに駄目押しのディメンションシュートが放たれる。

三つの必殺技を続けて受けたベミウは跡形もなく消し飛ぶのだった。

同時にサガとイクサも消えるのだった。

 

「これはお宝では無いね」

 

闘いの最中でベミウから盗んでいた何かの”欠片”を見ながら呟く。

そこで殺意の混ざった視線を感じ、”欠片”を適当に放り投げる。

 

「僕としてはそれには興味が無いから好きに持って行きなよ。今は積極的に戦いたい気分じゃないしね」

 

そう言いながら海東は”欠片”に背を向けて歩き出すのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「残りは半分か。邪魔者のおかげで純度は下がっているがスムーズに事を進めれてはいるな」

 

”器”の前で男は呟く。

今回の”ゲゲル”の管理人である、ラ・ドレク・レは何かを含んだ笑みを浮かべながら進行状況を確かめる。

そんな男の背後から足音が聞こえてくる。

 

ジャグギ ギダギサ ゴボラゼザ(安い芝居はそこまでだ)

 

”ジャーザ”バ バビバジョグゼロ?(”ジャーザ”か、何か用でも?)

 

近付いてきていたのは眼鏡の女だった。

ゴ・ジャーザ・ギ、”ゴ”の中でもかなり上位の実力を持つ者だ。

ドレクは愉しそうに口元を歪めて振り返る。

 

「安い芝居とは何の事かな?」

 

「貴様の立ち位置そのものだ。そこは本来”バルバ”の立ち位置のはずよ」

 

ドレクが挑発するようにリントの言葉で聞き返すとジャーザもリントの言葉で返す。

ドレクは大きく口を歪めた上で告げる。

 

「それは簡単な事だよ。私が”バルバ”を殺して主催者権限を奪ったのだからなぁ!!」

 

それは真実でもあり、嘘でもあった。

だが、挑発としては十分だった。

ジャーザはシュモクザメ型の怪人態へと姿を変え、銛を構えてドレクへと、向かっていく。

ドレクは悪意に満ちた笑みを浮かべながら龍型の怪人態へと姿を変える。

”彼ら”の計画は今この時も順調に進行しているのだった。

 

 





グロンギ語が訳してあるとこと無いとこの違いは理解できるキャラの有無です

ラ・ドレク・レの正体は所々にヒントがあったりします
既存キャラではあります


それでは質問があれば聞いてください
感想待ってます!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。