「ゴセザ キョグギン サギザザ ゴ・バダー・バ ザ!!」
「何だ………あの人?」
「言葉的にグロンギだろ」
何やらよくわからない言語を言う男に対して映司とアンクは怪訝な顔をする。
そんな事を構いもせずに男はバイクに跨ったままポーズを取り、姿をバッタ型の怪人へと変える。
更に何か懐から取り出すのを見て、二人は警戒する構えを取る。
「超変身!!」
だが、男は、バダーは取り出した”欠片”を叫びながら己の胸に突き刺す。
直後にバダーの姿が刺々しく変貌する。
そして、バイクに棘の様な装飾品を突き刺す。
すると、バイクは禍々しい姿に変わる。
バダーの愛機、ググママ・バギブソンに変化したのだ。
「さぁ、勝負だ。仮面ライダー」
リントの言葉を流暢に扱い喋り掛けてくる。
それが”欠片”の影響かどうかは定かでは無い。
だが、映司達にはそんなことは関係無い。
「いいよ、受けて立つ」
映司は答え、対抗するようにライドベンダーに跨る。
二台のバイクからのエンジン音が響く。
誰が合図するわけでも無かった。
それでも二台のバイクは同時に動き出し、激突を始める。
◆◆◆◆◆
ディフェンド、プリーズ!!
そんな音声と共に晴人の前に土の壁が現れる。
だが、バベルはその壁を容易く砕いていく。
晴人は転がりながら距離を取る。
「脆い壁だ」
「そうかい」
キャモナシューティングシェイクハンズ!!ランド!!シューティングストライク!!ドッドッ、ドドド、ドンッドンッ、ドッドッドン!!
晴人はソードガンでシューティングストライクを発動させ、土属性の魔弾をバベルに向けて放っていく。
バベルも最初の数発は防いでいたが徐々に対応仕切れなくなり、数発直撃する。
それでも倒れずに立っている。
傷もすぐに治っていてる。
「なら、こいつだ」
ランド!!ドラゴン!!ダン、デン、ドン、ズ、ドゴーン!!ダン、デン、ドゴーン!!
リングを変え、ウィザードライバーに読み込ませる。
魔方陣を取りぬけて姿をランドドラゴンへと変える。
コピー、プリーズ!!
コピーの魔法でソードガンを二本に増やし、二刀流で斬り掛かる。
バベルも手数的に防ぎきれず、後退していく。
少し距離を取ると、姿を微妙に変化させる。
筋肉が隆起し、肩から牛の角の様な物が生えてくる。
そして、装飾品を槌の様な物に変換する。
「ゴツくなったねぇ………」
一気に距離を詰めて槌を振り下ろしてくる。
晴人は紙一重に体を捻って躱す。
返す刀で斬り付けるつもりではあったがそうは出来なかった。
バベルの振り下ろした槌は地面を砕き、その衝撃波で晴人を吹き飛ばした。
「どんなパワーだよ!!」
チョーイイネ!!グラビティ!!サイコー!!
グラビティの魔法を発動させてバベルの頭上から重力を掛ける。
普通なら立ってもいられない様な重力なのだが、バベルは耐えた上に前に進もうと足を出してくる。
だが、足止めさえ出来れば十分だった。
チョーイイネ!!スペシャル!!サイコー!!
「ハァ!!」
スペシャルのリングを読み込ませると、晴人の体から黄色のドラゴンが飛び出し、腕に絡み付き、巨大なクローを出現させる。
クローから刃状のエネルギーをバベルに向けて放つ。
バベルは槌でそれを防ごうとするがグラビティの重力もあってかなりぎりぎりであった。
そこまでも織り込み済みではある。
晴人はリングを変えて読み込ませる。
ルパッチマジックタッチゴー!!
ルパッチマジックタッチゴー!!
「フィナーレだ!!」チョーイイネ!!キックストライク!!サイコー!!
晴人の足に黄色の魔力が纏われる。
そのまま側転から跳んでバベルに蹴りを放つ。
「まだまだ………」
バベルはそれすら意地で耐えようとする。
だが、そこで終わる晴人ではない。
ドリル、プリーズ!!
「ダァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ドリルの魔法によって蹴りに激しい回転が加わる。
それで拮抗は崩れる。
槌が砕け、バベルの胸板にストライクウィザードがめり込む。
転がるようにバベルは吹き飛ばされ、壁に激突する。
だが、そこで終わらなかった。
バベルは血塗れになりながらも立ち上がってきたのだ。
そして、血の溢れる胸板に”欠片”を押し込んだ。
「レビ ロボ リゲデ ブセス!!」
バベルの肌は黒くなり、筋肉は更に隆起する。
傷は塞がり、角が鋭さを増す。
更に頑強で重量のある槌が生み出される。
バベルはそれを容易く持ち上げ晴人へと向かっていくのだった。
◆◆◆◆◆
「何処向かってるの、霧崎?」
「死の脅威が異常な程充満しているとこだ」
ラッテンと合流した霧崎は一度高所に登り、街全体を見回した。
そこで気付いたのだ。
死の脅威が一か所に流れていっているのを。
まるで吸い寄せられるかの光景だった。
ゆえに霧崎はそこに何かあると踏んで向かっているのだった。
◆◆◆◆◆
強化されたバベルの一撃は凄まじかった。
それは地を揺らし、地割れを起こした。
避けていなければ晴人も魔法の鎧ごと潰されていただろう。
「凄いな。でも、お前にばっか構ってられる程暇じゃ無いんでね」
インフィニティープリィィィィィィズ!!ヒースイフードーボーザバビュードゴーン!!
晴人はインフィニティーのリングをベルトに読み込ませる。
透明なドラゴンがその身から飛び出し、晴人の周囲を周る。
同時に透明な魔方陣が地面に現れ、晴人を包んでいく。
晴人の姿はインフィニティースタイルへと変貌していた。
キラキラと輝くその姿を一切気にせずバベルは槌を振り下ろす。
インフィニティー!!
再度ウィザードライバーにインフィニティーリングをかざす。
それによって時は加速し、その影響でインフィニティースタイルはその身を高速移動させる。
アックスカリバーをその手に高速移動しながらバベルをすれ違い様に何度も斬り裂いていく。
高速移動についていけなくともバベルの身は強靭である。
それゆえに何度斬り裂かれようと傷は浅く、すぐに再生していった。
ターンオン!!
アックスカリバーを反転さえ、アックスモードにする。
その状態で斬り掛かるが今度は対処されやすくなる。
アックスカリバーと槌が何度も衝突し、火花を散らす。
だが、弾き飛ばされるのは晴人の方だった。
バベルは実質その場から動かずに全ての攻撃を受け止めていた。
「埒が明かないな!!」
ハイタッチ!!シャイニングストライク!!キラキラッ!!キラキラッ!!キラキラッ!!
アックスカリバーのハンドオーサーにインフィニティーリングをかざす。
アックスカリバーに魔力を纏わせ、頭上で回す。
一回転するごとにアックスアリバーは大きくなる。
最大まで巨大化させ、飛び上がり、バベルに向けて振り下ろす。
バベルも対抗するかの様に槌を大きく回し遠心力を付けた上で振り上げる。
激突は一瞬だった。
轟音が鳴り響き、周囲に衝撃波が広がり、ただでさえボロボロな街並みが更に吹き飛んでいく。
激突の結果、アックスカリバーの軌道はズラされた。
しかし、同時にバベルの左腕を大きく抉り、ほとんど動かない状態にさせた。
ここが狙い時であり、晴人も畳み掛ける。
ハイタッチ!!ハイタッチ!!ハイタッチ!!ハイタッチ!!ハイタッチ!!プラズマシャイニングストライク!!
元のサイズに戻ったアックスカリバーのハンドオーサーにインフィニティーリングを数度重ねる様にかざす。
魔力を纏ったアックスカリバーを投げ放つ。
アックスカリバーは遠隔操作され、バベルに何度でも向かっていく。
その度にバベルはアックスカリバーを弾き返していく。
これでは決め手にはならない。
そんな事は晴人も分かっている。
「今度こそフィナーレだ!!」
チョーイイネ!!キックストライク!!サイコー!!
アックスカリバーを遠隔操作しながらもリングを変え、ベルトに読み込ませる。
飛び上がり、バベルに向けて蹴りを放つ。
その足には幾つもの魔方陣が纏われている。
バベルも全力を掛けて対抗する。
「ヌゥン!!」
「ダァァァァァァァァァァァァァァ!!」
晴人の蹴りとバベルの槌が激突する。
だが、それだけでは無かった。
アックスカリバーはまだ動いていた。
バベルの背にアックスカリバーが突き刺さりそのまま両断しようとする。
同時にバベルの槌にも限界が来る。
インフィニティーの必殺技を受け続けた槌は全体にヒビが入り、砕けていった。
そこが最後だった。
前後からの同時攻撃の負荷に耐えれずに崩壊が始まる。
アックスカリバーがバベルの上半身と下半身を切り離し、上半身は蹴り抜かれる。
「ふぃ~」
晴人が一息吐くと同時にバベルの体は爆散し、”欠片”が吹き飛ぶ。
晴人は”欠片”に気付かずにバイクに跨る。
インフィニティー!!
バイクに乗ったまま高速移動を発動させ、街の中心を目指すのだった。
vsバベル決着でした!!
ごり押しにごり押しを重ねた感じでした
強化バベルは一撃でも受けたらガチで即死クラスの怪力という感じです
それでは質問があれば聞いてください
感想待ってます!!