問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

112 / 206
違うテンションと竜のグロンギと狡猾な獅子

 

霧崎とラッテンは街の中央にあった時計塔の地下へと進んでいた。

死の脅威を辿る内にいつの間にかこんなとこに来ていたのだ。

 

「怪しい臭いが全開ね~」

 

「出来れば近付きたくないんだけどな……………」

 

嫌な予感しか無い霧崎は露骨に顔を引き攣らせている。

ラッテンはその後ろをニコニコしながらついていく。

逃げ出すわけにもいかないので最早進むしか無いのだがそれでも二人のテンションには差が出る。

性格的に仕方なくはあるのだが。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

ビガラサ バンザ!!(貴様は何だ!!)

 

バダギザ "ラ・ドレク・レ” (私は”ラ・ドレク・レ”) ゴセギジョグ ゴギゲス ギシザバギ ザソグ?(それ以上教える義理は無いだろう?)

 

ドレクはジャーザに対してひたすら挑発するように言う。

ジャーザは筋肉を隆起させ、銛を大剣へと変化させる。

剛力態に体を変化させたのだ。

ドレクも腰の二本の剣を手に取る。

剣を交差させてジャーザの剣を受け止め、蹴りを入れて距離を取る。

ゴの中でも上位の実力を持つジャーザを相手にしてもドレクは余裕そうに構える。

それどころか、楽しむかの様に口を歪ませるのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

アタックライド!!スラッシュ!!

「ハァ!!」

 

「おっと」

 

刀身が残像の様に増えたライドブッカーソードモードでの斬撃をライオは軽々と受け止める。

その仕草には余裕が感じられた。

だが、士はあえてそのまま力を込める。

 

「む…………」

 

「ダァ!!」

 

そのまま斬撃は振り下ろされる。

ライオの腕から鮮血が舞う。

刀身の側面を拭う様にしながら士は更に斬撃を加えていく。

ライオは思わず距離を取る。

 

「どうした?」

 

「どうやら予想以上のようですね」

 

ライオは幾つか火球を生み出して士に牽制するように放つ。

士はライドブッカーをガンモードにし、ディケイドライバーにカードを投げ入れる。

 

アタックライド!!ブラスト!!

 

銃口が残像の様に増え、弾丸が乱射され、火球を撃ち落していく。

その隙にライオは”欠片”を取り出して体内に押し込んでいく。

 

「本来ならばこういう使い方はしたくないんですがね!!」

 

取り込んだ直後に体が脈動するかの様に震える。

他のグロンギ同様に体は禍々しく刺々しく変化する。

 

「アゥオオオオオンンンンンン!!」

 

変化の直後に咆哮を上げて火球を放つ。

先程とはサイズが桁違いのを複数だ。

それを目にしても士は慌てはしない。

 

フォームライド!!ファイズアクセル!!

スタートアップ!!

 

ファイズ アクセルフォームに直接カメンライドする。

1000倍に加速された動きでライオの背後を取る。

 

 

リフォメーション

カメンライド!!キバ!!

フォームライド!!キバドッガ!!

アタックライド!!ドッガハンマー!!

 

ライオが振り返る間に次々とカードをディケイドライバーに投げ入れる。

キバ ドッガフォームにカメンライドし、ドッガハンマーを手にしてライオに殴り掛かる。

だが、ドッガハンマーでの攻撃は容易く受け止められる。

力を込めようとピクリとも動かない。

その隙に殴り返されて吹き飛ぶ。

 

「怪力も私には通じませんよ」

 

「なら、これだ」

 

地面を転がりながらもカードをディケイドライバーに押し込む。

 

カメンライド!!ヒビキ!!

 

響鬼にカメンライドし、音撃棒を取り出す。

牽制する様に火炎弾を放つ。

ライオは軽く手を払う様にそれを振り払う。

しかし、それは目暗ましに過ぎない。

士は姿勢を低くしてライオの懐に転がり込む。

 

アタックライド!!オンゲキコ カエンヅツミ!!

ファイナルアタックライド!!ヒ、ヒ、ヒ、ヒビキ!!

 

ライオの腹に音撃鼓を押し付ける。

音撃鼓が広がり、ライオを拘束する。

そこに音撃を叩き込もうとするが、

 

「この程度で私が縛れるとでも?」

 

「な!?グゥハァ!?」

 

ライオは力技で拘束を引き千切る。

そして、正面の士に重い一撃をくらわせ、吹き飛ばす。

吹き飛ばされた士は建物に激突し、崩れ落ちた瓦礫と土煙に包まれる。

 

「どうしました?もう終わりですか?」

 

「そんなわけが無いだろう」

クウガ、アギト、リュウキ、ファイズ、ブレイド、ヒビキ、カブト、デンオウ、キバ、ファイナルカメンライド!!ディ、ディ、ディケイド!!

 

土煙を払うかの様な光が放たれる。

その胸には九人のライダーのカード、その頭部にはディケイドのカード。

士はディケイド コンプリートフォームにファイナルカメンライドして土煙を切り払う様に出てくる。

同時にケータッチを操作する。

 

クウガ!!

カメンライド!!アルティメット!!

 

胸のカードが捲れていき九枚全てクウガの物になる。

更に側面に移動させられたディケイドライバーにカードを投げ入れる。

 

アタックライド!!アルティメットペガサスボウガン!!

 

「ぐぅ!?」

 

黒いライジングペガサスボウガンを召喚し、ライオが対応する前に撃ち込んでいく。

ライオもほぼ不意打ちに近い状況であり、油断していた事もあって避けきれずに直撃を許してしまう。

撃ち込まれた部位から封印エネルギーが流れ込もうとするが”欠片”を取り込んだ事もあってまだ耐えられていた。

 

「まだまだ」

アタックライド!!アルティメットタイタンソード!!

 

士は二本の黒いライジングタイタンソードを召喚する。

そのまま二刀流でライオに斬り掛かっていく。

ライオは対応しようにもボウガンを撃ち込まれたばかりで体の反応が鈍かった。

結局受け止めようにも遅く、腕を深々と斬られる。

そして、五、六度斬った後に両腕を突き刺した上で壁に貼り付ける。

 

「一体何を……………」

 

アタックライド!!アルティメットドラゴンロッド!!

「ハァ!!」

 

「ヌグァ!?」

 

黒いライジングドラゴンロッドを召喚して駄目押しするかの様にライオの胸板に突き刺す。

そして、士はライオから距離を取るかの様に少し後ろへ下がった。

その上で隣にクウガ アルティメットフォームを召喚する。

カードをディケイドライバーへと投げ入れる。

 

ファイナルアタックライド!!ク、ク、ク、クウガ!!

「ダァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

士とクウガは完全に動きをシンクロさせた状態で拳に炎を纏わせる。

全く同じ動き、全く同じタイミングで士とクウガは拳をライオへと叩き込む。

拳を受けた直後にライオは炎に包まれる。

同時にライオを貼り付けにしていた壁も耐え切れずに崩れ落ちた。

 

「うっ……………グガ…………クァァァァ!!」

 

ここまで立て続けに攻撃を受け続けたライオの体は遂に限界を迎える。

封印エネルギーが腰の魔石に届き掛ける。

ゆえにライオは奥の手を使う。

鬣を展開する事で封印エネルギーを外へ放出するのだ。

これによって魔石に封印エネルギーが到達するのを防げる。

だが、注ぎ込まれた量が量なだけに何時も取りに放出が出来ず、体の傷が広がっていく。

何とか放出し切るとライオの姿は血塗れの人間体へと戻っていた。

奥の手は自身の変身エネルギーも放出するがゆえに姿が人間体に戻るというデメリットもあるのだ。

 

「まさか…………ここまで追い込まれるとは」

 

さすがに受けた傷が深くて即座に怪人態へ戻るのは無理だった。

土煙に紛れることによって一旦引くことにする。

だが、逃がす程士は甘くは無い。

 

「逃がすかよ」

 

ライオの姿を見付けるなり、殴り飛ばして地面に転がすのだった。

しかも変身したままであった。

士はライオの首を掴み持ち上げ、壁に叩き付ける。

 

「この姿を相手に躊躇無しですか…………」

 

「悪いが俺は”あの男”やユウスケ程、お人好しじゃない」

 

自嘲するように士は言う。

士は必要あれば女性の顔面でも殴る。

怪人の人間体を攻撃するくらいは躊躇は無い。

 

「さて、ちょうどいいから色々と聞かせて貰おうか。今度こそ本当の事をな」

 

士はそのままライオを相手に尋問を始めるのだった。





ライオ戦終了でした!!
ライオは小説版クウガに出た奴です
プロトクウガに封印された組です

それでは、質問があれば聞いてください
感想待ってます!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。