前回までの三つの出来事!!
一つ!!十六夜達の活躍によって、”ゲゲル”を行っていたグロンギは全て倒された!!
二つ!!霧崎達は一連の事件の黒幕と呼べる存在に辿り着いた!!
三つ!!しかし、一歩遅く敵の目的は達成され、ン・ガミオ・ゼダが蘇ってしまうのだった!!
◆◆◆◆◆
「何故俺は蘇った…………俺は既に存在してはいけないというのに!!それに何だ”これ”は!?」
蘇った直後にン・ガミオ・ゼダは困惑したかのように叫ぶ。
そして、苦しむように唸り始める。
ガミオの両肩が怪しく輝き、闇がガミオを包んでいく。
「ただ怪物を復活させたってわけじゃ無さそうだな」
「当然だろう?それでは意味が無いのだから、我々の目的としてな」
ガミオの復活を傍目に晴人とソーサラーの闘いは続いていた。
互いにエレメントチェンジを繰り返して魔法をぶつけあう。
「変身!!」カメンライド!!ディケイド!!
「変身!!」タカ!!トラ!!バッタ!!タトバッ、タトバ、タットッバ!!
映司と士が同時に変身する。
ガミオから明らかにヤバい気配を感じた二人はライドブッカーソードモードとメダジャリバーを構える。
士はカードをベルトに投げ入れ、映司はメダジャリバーにセルメダルを込めてオースキャナーでスキャンする。
士の前にはカード状のエネルギー体が複数現れ、メダジャリバーにはメダルのエネルギーが纏われる。
「復活早々悪いがさっさと倒させて貰うぞ!!」
「行きましょう、士さん!!」
ファイナルアタックライド!!ディ、ディ、ディケイド!!
トリプル!!スキャニングチャージ!!
「ハァァァァァァァァァ!!」
「セイヤァァァァァァァ!!」
士はカード状のエネルギー体を突き破る様に走って、ガミオへと向かっていく。
映司もバッタの脚力を生かす様にして向かっていく。
士は右から、映司は左から同時に斬り掛かる。
次元すら斬り裂き、破壊し尽くす様な斬撃がガミオを包む闇へと襲い掛かる。
「「なぁ!?」」
だが、それは止められた。
闇を突き破って出てきたガミオの腕がライドブッカーとメダジャリバーを掴み取ったのだ。
ボタボタとガミオの掌から血が垂れるがそれだけである。
相当なエネルギーを抱え、並の怪人なら死んでる攻撃をただ握るだけで止めたのだ。
ガミオはそのまま手を開くと目にも止まらぬ速さで拳を放つ。
いきなりの事に対応できず、士と映司はなす術も無く吹き飛ばされる。
「あの二人があんなにあっさりやられるとは相当ね」
「言ってる場合じゃねぇだろ……」
『えぇ、これは確かにヤバいですね』
ガミオの姿は闇の中だがそれでもヤバいのだけは今の一幕だけでも分かった。
霧崎には存在そのものが死の脅威に見えて、アルマは感じる気配だけで危険度を把握していた。
そんなこんなで三人が動けずにいるとガミオを包む闇が晴れる。
「外見にそんなに変化は無い様ね」
ラッテンが冷や汗を流しながら呟く。
ガミオの姿はラッテンが言う通り、大きくは変化していない。
目立つ変化といえば体色くらいである。
紅かったその身は白と黒が乱雑に混じった様な物に変わり、所々に金の装飾がある。
瞳も白と黒のオッドアイとなっている。
また、腕や足には刃の様な突起が現れている。
「_________________________ッ!!」
闇が晴れた直後に獣の様な咆哮が轟く。
その咆哮は大気を振るわせ、周囲の物体にヒビを入れる。
同時にガミオの両肩が禍々しく光を放つのだった。
◆◆◆◆◆
「やはり、暴走したか。まぁ仕方ねぇよなぁ………なんたって世界を滅ぼす程の力が三つも詰め込まれてるんだ。グロンギの頂点に立つ存在とはいえ制御は無理だよなぁ」
いつの間にか姿を消していたオーガが少々離れていた場所でガミオの様子を眺めていた。
彼の言う通り、ガミオの身には三つの力が取り込まれていた。
究極の闇そのものであるガミオ自身の魔石、
究極の闇をもたらす者と呼ばれた最強のグロンギ”ン・ダグバ・ゼバ”の魔石、
”ン・ダグバ・ゼバ”と同等で同質な力を持つクウガ アルティメットフォームの力を宿した霊石アマダム
それら三つが負の力を極限まで高められた状態でガミオの体内に取り込まれている。
アマダムに関してはプロトクウガの物ではあるが、力としては変わりは無い。
ダグバの魔石もグロンギに所持させ、取り込ませ、争わせる事で内包する力を高めさせていた。
それに加えてソーサラーの魔法によって負の魔力をグロンギの怨念と共に注ぎ込まれている。
その力はもはやガミオの許容量を遥かに超えて暴走していた。
ゆえに蘇生させたソーサラー達でも制御出来ない。
それでもソーサラーとオーガは予定通りとでも言うかの様にことを進めるのだった。
◆◆◆◆◆
「チッ、強くなりすぎだろ」
「それでもやるしか無いですよ。倒さないと被害が広まるだけですし」
瓦礫の中から映司と士が立ち上がる。
二人とも変身は解けていない。
諦めてもいなかった。
そこへ右腕状態のアンクが寄ってくる。
「相変わらずだな、お前は。まぁ、お前に何を言っても無駄な事は分かってる。だから、これを使っとけ」
「ありがとう、アンク」
アンクは映司に紫のメダルを投げ渡すと自身も人型になる。
士もケータッチを構える。
「ここからが本番だッ!!」
クウガ、アギト、リュウキ、ファイズ、ブレイド、ヒビキ、カブト、デンオウ、キバ、ファイナルカメンライド!!ディ、ディ、ディケイド!!
「えぇ、俺達仮面ライダーが諦めるわけにはいきませんしね!!」
プテラ!!トリケラ!!ティラノ!!プットティラーノザウルース!!
ディケイドの胸と両肩にクウガからキバまでの仮面ライダーのカードが装着され、頭部にディケイドのカードが出現する。
コンプリートフォームへと姿を変えたのだ。
映司はベルトにアンクから渡されたメダルを入れ、オースキャナーでスキャンする。
頭、胸、足の前に紫のメダル状の物体が出現する。
それらが胸の所で重なり、オーズのオーラングルサークルと重なる。
そして、姿を恐竜の力を宿したコンボ、プトティラコンボへと変える。
「ウオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!」
姿を変えた直後に叫びを上げる。
同時にプテラの翼が展開し、周囲に冷気が放たれる。
目を光らせ、地面に腕を突き刺し、メダガブリューを取り出す。
その隣でアンクも怪人態に姿を変える。
「行くぞ!!」
ガミオに士、映司、アンクが向かっていく。
それに合わせて霧崎達も動き始める。
「それじゃあ、私達もやるとしますか」
「俺がラッテンを守るからアルマは映司さん達のサポートを頼む」
『了解!!』
召喚したディーンの肩に乗るラッテンがハーメルケインで演奏を始める。
それを守る様に霧崎が前に出る。
アルマは雷光を身に纏わせてガミオへと突進していく。
もはや意識すらあるか怪しいガミオはそれらを見て、獣の様な構えを取る。
「______________________________ッ!!」
迎え撃つかの様に咆哮を轟かせる。
極限まで濃度を高められた闇との激突が始まる。
◆◆◆◆◆
「悪いが俺も加勢したいんでさっさと終わらせてもらうぞ!!」
ドラゴタイム!!セットアップ!!スタート!!
ウォータードラゴン!!
ハリケーンドラゴン!!
ランドドラゴン!!
晴人はドラゴタイマーを腕に装着すると連続でレバーを押す。
すると、背後に青、緑、黄の魔法陣が出現してその中からウォータードラゴン、ハリケーンドラゴン、ランドドラゴンが出現する。
その状態でドラゴタイマーをウィザードライバーにかざす。
ファイナルタイム!!
オールドラゴン!!プリーズ!!
ウォータードラゴンが青色の龍に姿を変えてフレイムドラゴンの背後に回り、ドラゴテイルになる。
ハリケーンドラゴンが緑色の龍に姿を変えてフレイムドラゴンの背を通り、ドラゴウィングとなる。
ランドドラゴンが黄色の龍に姿を変えてフレイムドラゴンの手を包み、ドラゴヘルクローとなる。
最後にフレイムドラゴンの胸にドラゴンスカルが現れる。
四つの力が一つになり、オールドラゴンへと姿を変えたのだ。
「フィナーレだ!!」
「いいや、まだまだフィナーレは遠いよ!!」
ドラゴライズ、ナウ!!
ソーサラーがベルトにリングをかざすとその背後に巨大な魔法陣が出現する。
そこから巨大な竜が姿を現す。
その身は異形だった。
長大な蛇の様なその身は半分のところで金と銀に体色が分かれていた。
その身に尾は無く、両端が竜の頭部となっていた。
「ウロボロスだと!?」
それはかつて晴人がとある人物のアンダーワールドで倒してたファントムだった。
ゆえにその存在を知っていた。
「ドラゴン系ファントムを従えるのは貴様だけでは無いという事だよ!!さぁ、まだまだ私を楽しませて貰おうか!!」
倒されたファントムの再生は大ショッカーの手による物だ。
それに加えてソーサラー自身もドラゴン系ファントムだ。
ゆえに魔法を使い、ウロボロスを従えるのは容易い事だった。
ソーサラーはウロボロスの金色の方の頭部に乗って、晴人へと襲い掛かる。
黄金の塔の天井は突き破られ、二人の魔法使いの戦いは空中に場所を移す。
復活の「N」ことン・ガミオ・ゼダ覚醒でした!!
アルティメットガミオ(仮)の戦闘は次回から!!
単純に戦闘力三倍というわけでも無いです
ついでに暴走してるのでまともな判断とかもありません
ダグバでは無くガミオだったのは大ショッカーが入手できた死体がそちらだけだったからです
ソーサラーvsウィザードは空中戦に!!
ウロボロスは夏映画に出てきたファントムです
それでは、質問があれば聞いてください
感想待ってます!!