前回の三つの出来事!!
一つ!!襲来した魔王、そして白夜叉は黒い風に囚われるのだった。
二つ!!激化する戦いの中、霧崎は以前グールから助けた女性と再開するが彼女は魔王の一味だった。
三つ!!黒ウサギが“審判権限”を発動させ、ゲームを中断させるのだった。
◆◆◆◆◆
ゲームが中断され、交渉へと移る。
交渉には“ノーネーム”からは十六夜、ジン、黒ウサギが参加する。
映司はレティシアの手当てを手伝いつつ、負傷者の手当てもしていた。
霧崎も手伝おうとしたが、そこで精霊が話し掛けてきた。
すっかり忘れていたが、精霊はずっと霧崎についてきてたようだ。
霧崎は交渉が終わるまで待つように言い聞かせた。
しばらくして、交渉が終了し、ゲームのルールが改めて提示された。
{ギフトゲーム名“The PIDE PIPER of HAMELIN”
・プレイヤー一覧
・現時点で三九九九九九九外門・四〇〇〇〇〇〇外門・境界壁の舞台区画に存在する参加者・主催者の全コミュニティ(“箱庭の貴族”を含む)。
・プレイヤー側・ホスト指定ゲームマスター
・太陽の運行者・星霊 白夜叉(現在非参戦の為、中断時の接触禁止)。
・プレイヤー側・禁止事項
・自決及び同士討ちによる討ち死に。
・休止期間中にゲームテリトリー(舞台区画)からの脱出を禁ず。
・休止期間の自由行動範囲は、大祭本陣営より500m四方に限る。
・ホストマスター側 勝利条件
・全プレイヤーの屈服・及び殺害。
・八日後の時間制限を迎えると無条件勝利。
・プレイヤー側 勝利条件
一、ゲームマスターを打倒。
二、偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ。
・休止期間
・一週間を、相互不可侵の時間として設ける。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
“グリムグリモワール・ハーメルン”印}
◆◆◆◆◆
「こっち、こっち」
霧崎は幼い声に言われるままに進んでいた。
どうやら精霊は霧崎を何処かに連れて行きたいらしく、霧崎としても謎解きは十六夜や映司、ジン任せなので精霊に従って道を進む。
松明を片手に精霊が指を指す方へと向かっている。
現在、歩いているのは洞穴の様な所である。
しばらく歩くと巨大な門の前に立っていた。
「かぶと」
精霊は霧崎の肩から飛び降り、手ごろな岩壁の突起に立つ。
幼い表情には寂しそうな、切ないような、でも嬉しそうな、そんな瞳の精霊は_______
「わたしから、あなたにお願いがある。偽りの童話____“ラッテンフェンガー”に終止符を」
声は四方八方から聞こえた。
目の前の精霊からではなく、洞穴の虚空から、岩肌から。
この場にいるのは彼女だけではないようだ。
霧崎は彼女が何者かを思い出しつつ納得する。
「お前らが“群体精霊”か………」
「はい。私達はハーメルンで犠牲になった一三〇人の御霊。天災により命を落とした者達」
人の身から精霊へ。
転生という新たな生を経て、霊格と功績を手にした精霊群。
それが彼ら“群体精霊”の正体である。
「貴方には全てを語りましょう。一二八四年六月二十六日にあった真実を。そして偽りのハーメルンの正体を」
「そして貴方の悩みを晴らす方法を授けましょう」
「………………どうやらお見通しみたいだな」
霧崎は現在、ラッテンの事について悩んでいたのだった。
それを晴らす方法を授けてくれるというのなら、話を聞こうと思う霧崎であった。
◆◆◆◆◆
魔王側本陣営。
「あいつもまた現れるかしら?」
その時は殺し合いか、と思いながらラッテンは呟くのだった。
◆◆◆◆◆
そして運営本陣営。
霧崎が“群体精霊”と話す中、謎解きはほぼ終わっていた。
◆◆◆◆◆
____そして二十時間後。
火龍誕生祭・運営本陣営に、活動出来る全てのコミュニティが集結する。
“黒死斑の魔王”との、ラストゲームが始まろうとしていた。
その中でマンドラは集まった人員に行動方針を読み上げていた。
黒ウサギと十六夜も作戦会議をしつつ、士気を高めていた。
◆◆◆◆◆
ゲーム再開の合図は、激しい地鳴りと共に起きた。
境界壁から削り出された宮殿は光に呑み込まれ、激しいプリズムと共に参加者のテリトリーを包み込む。
見上げれば、天を衝くほど巨大な境界壁は跡形も無く消えていた。
代わりに、見た事も無い別の街並みが宮殿の外に広がっていたのだ。
参加者達は動揺するがマンドラが一喝する。
ジンが指揮を取り、捜索隊は一斉に動き始める。
◆◆◆◆◆
十六夜とヴェーザーは早速、交戦状態になる。
今度は十六夜が不意討ちをくらっていた。
神格を得たヴェーザーは地殻変動に比する力だが、十六夜は拳一つで立ち向かうのだった。
◆◆◆◆◆
「あら、早速貴方が来る?」
「俺としてもお前とは一応の決着は着けておきたいからな」
何十匹もの火トカゲを従えるラッテンの前に霧崎が現れる。
これは本人の希望であった。
たまたま助けたのが、たまたま魔王の配下だった。
それだけの話ではあるが、それも何かの縁。
その縁は霧崎は自分自身で決着を着けようと思っているのだ。
「さて、恩人とは言え敵同士。それでも何かの縁を感じるし、戦う前に改めて聞いて起きたいんだけど、大人しく降伏する気はない?」
「悪いけどそれはない。“約束”もあるが………何より仲間を裏切るわけにはいかないしな」
「そう、…………残念だわ」
本当に残念そうに、悲しそうに言うラッテン。
ラッテンの本心としても結構霧崎の事を気にいってたりするのだ。
「まぁ大丈夫よ。殺しはしないから」
「余計なお世話だ」
霧崎も何処か残念そうに言うのだった。
それを最後に霧崎に向かって火トカゲ達が襲い掛かる。
操られている火トカゲは一斉に火球を吐き出す。
幾つかの爆発が霧崎の周囲で起こるのだった。
◆◆◆◆◆
トリプル!!スキャニングチャージ!!
そんな音声と共に数体のシュトロムが斬られ、真っ二つになり、爆散する。
タトバコンボに変身している映司がメダジャリバーで斬り裂いたのだ。
「ここらへんはこれで全部かな?」
映司の役目は捜索隊の邪魔をするシュトロムの排除だった。
周囲にもうシュトロムが存在しない事を確認するとギフトカードからライドベンダーを取り出し、跨がる。
そしてしばらく走っていると、前方に銀色のオーロラが三つ現れる。
「何だ!?」
急ブレーキを入れる映司。
その間に各々のオーロラから何かが現れる。
「キシャアアアアァァァァァ!!」
左のオーロラからズードーパントが、
「ふん……」
右のオーロラからファントムのバハムートが現れる。
そして中央のオーロラからは、
「祭りの場所は…………ここかぁ?」
禍々しいオーラを纏いながら仮面ライダー王蛇が現れる。
映司は三体を敵と認識し、ライドベンダーから降りて構える。
三体は一斉に映司へと襲い掛かるのだった。
◆◆◆◆◆
カウント・ザ・メダルズ
赤、タカ、クジャク、コンドル
緑、クワガタ、カマキリ、バッタ
黄、ライオン、トラ、チーター
白、サイ、ゴリラ、ゾウ
青、シャチ、ウナギ、タコ
橙、コブラ、カメ、ワニ
特、スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ
前半が超ダイジェスト気味なのは、ほぼ原作通りだからと思ってください。
再開されるゲーム、そして始まる戦いというかんじです。
対戦表
十六夜vsヴェーザー
霧崎vsラッテン及びその他
映司vs王蛇&バハムート&ズードーパント
“この”王蛇は一体のみ契約状態で、ジェノサイダーは出せないです。
映司は蛇が苦手ですが何とか我慢しているかんじです。
それでは質問があれば聞いてください。
感想待っています。