今週のvs嵐はアギト、ディケイド、鎧武、ゴーカイレッド、タイムレッド、ダイナと特撮一色でしたね
「お前らはアンデットか?」
「そうだ」
「わざわざ助けて何か用でもあるのか?」
「そういう事になるね。大丈夫、安心してくれ。私達に敵対するつもりは無い」
士は和服の男が差し出してきた手を取って立ち上がる。
そして、服を整えて軽い調子で言う。
「なら、話を聞かせてもらおうか」
◆◆◆◆◆
「「■■■■■■■■■■■■__ッ!!」」
怪物は朧の登場をさして気にする事無く叫びを上げて向かってくる。
やる事は変わらない。
目の前の存在をただ殺す。
怪物の目的はただそれだけだ。
「これじゃただの獣だね」
振り下ろしてきた拳を軽く躱しながら朧は呟く。
朧には怪物の筋肉の動きが見えていた。
波長を感じ取り、筋肉の動きを観察する事でその動きを見極める。
当然自身の身体能力はライズで強化している。
けれども、怪物の反応速度はその上を行く。
腰から第三、第四の腕を生やす。
その想定外の動きには朧もさすがに対応は出来なかった。
「カハッ、さすがにこれは予想外だ。何でもありかい君は?」
こうしている間も突き刺した腕が微細な振動で朧の肉体を破壊していく。
だが、それでも朧は笑っていた。
口から血を吹き出しながらもなお笑う。
この程度では望月朧は止まらない。
「分析完了……細胞隔壁破壊…………発動、
「■■■■■■■■■■■■__ッ!?」
腕を突き刺していた怪物が突如苦しみ始める。
反射的に腕を引き抜こうとするが遅かった。
手遅れだった。
腕は既に取り込まれていた。
「随分複雑な構成だったようだけど、この天才である望月 朧に掛かれば解析なんて容易い。君には僕の踏み台になってもらう。この僕が更なる高みに上り詰める為にね」
細胞の隔壁が破壊され、次々と望月朧に融合されていく。
もはや怪物に抵抗は出来ず、されるがままだった。
突き刺していた腕に肉が凝縮され、朧の中へと移動していく。
朧は確かに自身の中に力が満ちていくのを感じていた。
イルミナの様な代償も無く、それ以上の力を手にするのを感じていた。
「あぁ、だからこそ世界は楽しんだ!!」
改造兵士レベル3調整型の一体を完全に吸収して立ち上がる。
心底楽しそうな笑みを浮かべる。
そこにもう一体の怪物が飛び掛かる。
「■■■■■■■■■■■■_____________ッ!!」
「君には新たな力の実験台になってもらおう」
振り降ろされた超振動する爪を片腕で軽く受け止める。
その腕には怪物と同等の超振動する刃が現れていた。
朧が軽く手を振るうと怪物の腕が千切れ飛んだ。
今の朧には自身の身体能力と改造兵士レベル3調整型の身体能力が合わさり、更にライズで強化されている。
自身で言う様に朧は天才だ。
だからこそ、力の使い方の理解も速い。
その状態で取り込んだものと同等の存在を相手にすればどうなるかは明白だった。
それがこの結果だ。
怪物は即座に腕を再生し、生やす。
それを見て朧はニヤリと笑う。
「君達は再生能力も強力なみたいだね」
言いながら構えをガラリと変えた。
まるで自身の再生能力を試すかの様に怪物の攻撃をわざと受けて再生を繰り返す。
ダメージを受ければ当然痛みはある。
けれど、朧は平然と受け止めて笑っている。
傍から見たら狂気を感じるしか無いだろう。
朧の感性は一般人とはかけ離れている。
自身の人生を楽しむ為なら地位も名声も捨てるのに躊躇は無い。
天才ゆえにどの分野でも成功する。
だからこそ、退屈していて娯楽に飢えていた。
それだから、PSYREN世界を楽しみ、元の世界を軽く捨てて箱庭の世界にも行く。
興味はコロコロ移ろう。
でも、人への興味は変わらない。
夜科アゲハに向けるのも変わらない興味だ。
それでも、元の世界は捨てれた。
後悔はある。
だが、収穫はあった。
アゲハと同じような興味を向けれる相手はそれなりに見付けていた。
それら全ては自身の人生を彩る為だ。
だから、今の状況も彩る為の手段だった。
怪物はタイフーンを高速回転させて動きを更に加速する。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■_________________ッ!!」
それも今の望月朧には軽く見えた。
突き出してきた腕を軽く避け、下から蹴り上げる。
当然、足にも超振動する刃は存在する。
結果、怪物の腕はあっさりと切断される。
朧はそれを空中で手に取ると体内に取り込んだ。
微量だが更に力を増したのを感じた。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■_________________ッ!!」
「獣には力の差は理解出来ないかな?」
第三、第四の腕を腰から生やして吠えながら襲い掛かって来る。
朧はそれにも涼しい顔で対応していく。
二本の腕で四本による攻撃を完全にさばき切っていく。
そして、十九度打ち合った時に両手を回す様にして、全ての手首を斬り飛ばした。
悲鳴をあげる怪物を無視して蹴り飛ばす。
再生が始まっていても関係無い。
朧の目的は勝利などでは無いのだから。
蹴り飛ばされた怪物は肋骨が飛び出し、内臓が潰れ、さすがに即座に再生できる状態では無かった。
朧はそれでも再生し終わるのを待った。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■__________________________________ッ!!」
再生が終わるなり、怪物は特大の咆哮と共に跳ぶように襲い掛かって来る。
先程までとは動きが段違いだった。
それも朧の想定内ではあった。
先程から力を試してる内に外部から加わる力の一部を吸収しているのを感じていた。
そして、目の前の怪物の様子で確信した。
この怪物は周囲のエネルギーすら吸収して強くなるのだと。
「全く面白い体をしているねぇ!!」
歓喜するように朧は叫ぶ。
飛んできた怪物は片手で受け止めて地面に叩き付ける。
それだけで地面に大きなヒビが広がる。
そのまま掴んでいた腕を引き千切る。
それを吸収すると同時に立ち上った怪物を殴り付ける。
怪物は吹き飛ばず、衝撃のみが肉体を貫く。
殴った場所は左胸。
怪物の口から血が溢れる。
朧の拳は正確に怪物の心臓を潰していた。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■_________________________ッ!!」
けれど、心臓が潰れた程度では怪物は止まらない。
朧に向けて四本の腕で拳を放つ。
朧は上半身を後方に倒し、それらを回避する。
同時に両手を地に着く。
そこから足を振り上げて超振動の刃で怪物の肉体を裂く。
少し後退したところに着地し、怪物の惨状を見てからその傷口に腕を突っ込む。
「さて、君も一つになろうか。
もはや怪物に抵抗するだけの力は無い。
それほどまでに追い詰められていた。
細胞の隔壁は破壊され、朧の肉体へ融合が進む。
そこに拒否権は無く、されるがままに取り込まれる。
二度目の融合はあっさりと終わるのだった。
「ふぅ……やはり、力があるというのはいいね」
髪をかき上げ、笑みを浮かべながら言う。
そこで割り込んだもう一人を思い出してそちらに視線を向ける。
「あれ?」
とりあえず治療をしておこうと朧は思っていたが、海東の姿は何処にも無かった。
朧は首を傾げながらそれならそれでいいやと立ち去るのだった。
◆◆◆◆◆
「出てきたらどうや?とっくに気付いてるで」
アンデットを倒し回っていた蛟劉は奇妙な気配を感じて自身の背後に話しかける。
相手が物陰から出るのを感じ、蛟劉は振り向く。
だが、そこにいたのは己だった。
「なんや………これは」
まるで鏡でも眺める様に蛟劉は自分自身と向き合う事になるのだった。
物陰から出てきた蛟劉は不気味な笑みを浮かべ、拳を振ろうとして
「甘いで」
蛟劉に一瞬で間合いに入られてその胸を貫かれていた。
蛟劉の姿がブレて怪物に変化する。
どうやら変化する能力を持っていた様だ。
「外見はともかく中身を簡単に真似れると思ったのが間違いやったな」
蛟劉はそのまま腕を上げた。
胸を貫かれたまま腕を上げられ、怪物は上半身を真っ二つにされる。
蛟劉が背を向けるとほぼ同時に怪物は爆散するのだった。
「統制者も現れんし、普通に死んだし、アンデットや無かったみたいやね」
言いながら歩き出す。
今はアンデットが先であって正体不明の怪物なんて後回しという感じであった。
そこで蛟劉は怪物に刻まれていた文字を思い出す。
「”トライアル”……か。それが名前やったりするのかね?」
呟きながらもそれは思考の隅へと追いやられる。
それが人造アンデットとは気付かずに蛟劉は思考の隅に置いといてしまうのだった。
だが、人造アンデットなど思い付くはずも無いので仕方ない話ではあった。
朧無双でした!
無双というより相性の差で圧倒した感じですが
生命融和は能力的に禁人種以外にも有効と言う事で
蛟劉が倒したのはハイパーバトルビデオ剣のトライアルです
さすがに階層支配者の力はコピー出来ず瞬殺でした
それでは、質問があれば聞いてください
感想待ってます!!