問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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遅くなりました!
テストも終わりましたし更新再出来ると思います!


人造アンデットと奇妙な共闘と崩落の始まり

 

「ハァ!」

 

レティシアは怪物に向けて龍影を放つ。

怪物は紙一重で回避を繰り返す。

そして、腕に装着されたアームガンから弾丸を放つ。

レティシアは槍と龍影で弾丸を弾きつつ距離を詰める。

怪物は距離を取ろうとするがレティシアのが速かった。

怪物の目の前にレティシアが着地する。

即座に龍影が放たれる。

怪物は死を一歩下がらせ、上半身を背後に倒してギリギリのところで回避する。

龍影の隙間に腕を向け、弾丸を放つ。

だが、そこにはレティシアはいなかった。

レティシアがいたのは怪物の背後だった。

至近距離で大きく龍影を放つ事で視界を封じたのだ。

その隙に背後に回り込んでいたのだ。

体勢的に回避は不可。

レティシアの槍が放たれる。

 

「何ッ!?」

 

確かに槍は怪物を貫いた。

槍は貫通し、その刀身を怪物の体液で染めている。

それでも怪物は止まらない。

片腕で槍を掴み、全身の筋肉で槍を押さえ付ける。

レティシアは即座に槍を手放そうとするが遅い。

渾身の力で打ち込んだ分戻りも遅いのだ。

敵の腕に装備された棒が振るわれてレティシアの体に触れる。

直後に電撃が放たれる。

これは攻撃の為では無かった。

痺れさせて麻痺させて動きを封じる為の電撃だ。

いくら吸血鬼といえど数秒は動きを封じられる。

そして、戦いではその数秒が勝敗を分ける。

レティシアの顔面にアームガンが向けられる。

 

「クソ…………」

 

レティシアは顔を歪ませて吐き捨てる。

直後に、

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

金属音が鳴り響く。

紫色の骸骨頭の怪物の振るう槍とライドブッカーがぶつかり合う。

その横ではタイガーアンデットと黄色の怪物が互いに刃を振るい、ぶつけ合う。

 

アタックライド!!スラッシュ!!

 

ライドブッカーの刃が残像の様に増される。

士は目の前の怪物に重い一撃を入れて槍を跳ね上げさせる。

槍と剣、戻りが速いのは後者だ。

そうして、がら空きになった胴へと刃を叩き込む。

斬り裂かれる音と共に怪物から体液が漏れる。

直後に地面から溶ける様な音が響く。

士は一目見て何が原因か見抜く。

 

「毒か」

 

そちらに目を向ける士に対して目玉頭の怪物が双頭の蛇が巻き付いた左腕を士に向ける。

双頭の蛇の目が怪しく光る。

士は何かを察してカードをディケイドライバーに投げ入れる。

 

アタックライド!!リフレクラウド!!

「返すぞ」

 

士の周囲に緑色のオーラが出現する。

双頭の蛇から放たれた光は緑色のオーラに吸収される。

直後に光はそっくりそのまま怪物へと返される。

光が直撃した双頭の蛇ごと怪物の左腕が石化する。

背後で立ち上がってきた骸骨頭が横薙ぎに槍を振るう。

士は身を下げて軽く回避する。

その流れの中でライドブッカーをガンモードに変える。

銃口を骸骨頭と目玉頭に向けながらカードをディケイドライバーに投げ入れる。

 

アタックライド!!ブラスト!!

 

ライドブッカーの周囲に複数の銃口が出現する。

引き金を引くと共に無数の銃口から弾丸が放たれる。

至近距離で放たれた骸骨頭はもちろん目玉頭も回避できずに吹き飛ばされる。

特に目玉頭は石化していた左腕を砕かれる。

二体が転がってる隙に士はケータッチを取り出す。

一方、タイガーアンデットは少々苦戦していた。

 

「チッ………」

 

素早さではタイガーアンデットが上ではあるがパワーは黄色の怪物のが上であった。

更に頑丈さも怪物のが上であった。

タイガーアンデットが数回斬り込んでも特にダメージを受けてる様子も無く動き回る。

黄色の怪物の刃とタイガーアンデットの爪が衝突する。

が、体勢が悪かったのかタイガーアンデットが押され少々吹き飛ばされる。

そこに怪物は追撃を仕掛けようとする。

だが、怪物は一つの存在を忘れていた。

 

「私を忘れてないか?」

 

嶋は一瞬のみ姿をタランチュラアンデットに変え、糸を放った。

糸は大きく網の様に広がり、黄色の怪物を拘束した。

怪物は右腕の刃で糸を斬り裂こうとするが、タイガーアンデットの動きのが速かった。

タイガーアンデットは右の鉤爪で連撃を加えた後に蹴りを入れて吹き飛ばす。

そちらにはちょうど骸骨頭と目玉頭も転がっていた。

 

「あとは任せろ」

 

そう言いながら士はケータッチを操作して画面に映る紋章をタッチしていく。

 

クウガ、アギト、リュウキ、ファイズ、ブレイド、ヒビキ、カブト、デンオウ、キバ

 

それから最後にディケイドの紋章にタッチし、ディケイドライバー中央部を右腰に移動させ中央にケータッチをセットする。

 

ファイナルカメンライド!!ディ、ディ、ディケイド!!

 

ディケイドの胸の中央に九人のライダーのライダーカードが出現する。

そして、頭部にディケイドのライダーカードが現れる。

士はディケイド コンプリートフォームへと姿を変えたのだ。

 

「纏めて消し飛ばしてやる」

 

ケータッチを取り出してカブトの紋章を押して元の位置に戻す。

 

カブト!!カメンライド!!ハイパー!!

 

音声と共に士の隣に仮面ライダーカブト ハイパーフォームが出現する。

士はカードを取り出して右腰のディケイドライバーに投げ入れる。

士の動きに合わせてカブトも動く。

 

ファイナルアタックライド!!カ、カ、カ、カブト!!

 

士はライドブッカーガンモードを構えて三体の怪物に向ける。

同時にカブトもザビーゼクター、ドレイクゼクター、サソードゼクターが付けられたパーフェクトゼクターを構える。

そうして二重のマキシマムハイパーサイクロンが三体の怪物へと襲い掛かる。

竜巻状の全ての物体を原子の塵に変えるエネルギーの本流は三体の怪物を軽々飲み込んでいく。

断末魔も上げる間すら無く毒も何も関係無しに消し飛んでいくが黄色の怪物のみ端の方にいたがゆえに左上半身を消し飛ばされただけで済んでいた。

体液と破片を撒き散らしながらもなんとか動いて逃亡しようとした直後だった。

何故か士とカブトが目の前にいた。

 

アタックライド!!ハイパークロックアップ!!

「逃がすと思ったか?」

 

遅れてきた電子音声と共に士が言う。

やけくその様に怪物は右腕の刃を振るう。

だが、遅かった。

その時にはカードはディケイドライバーに投げ入れられていた。

 

ファイナルアタックライド!!カ、カ、カ、カブト!!

「ダァァァァァァァァ!!」

 

士とカブト、二人分の回し蹴りが怪物の刃を砕き、その身にめり込む。

元より限界寸前だった肉体が限界を振り切る。

全身にヒビが広がっていき、士が背中を向けた時には爆散しているのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

タカ!!トラ!!バッタ!!タトバッ、タトバ、タットッバ!!

 

レティシアの顔面に向けて弾丸が放たれる直前にそんな音声が洞窟に響いた。

レティシアがそちらに目を向けるよりも速く緑色の足による蹴りが怪物にめり込む。

数回バウンドしながら怪物は吹き飛ぶ。

 

「大丈夫、レティシアちゃん?」

 

「あぁ、すまないな映司」

 

助けたのはタトバコンボに変身した映司だった。

映司の問いにレティシアはほんの少し本人すら気付かない程度に頬を紅くしながら答えた。

後からアンクと上半身裸の男が歩いてくる。

 

「映司!!さっさと倒せ!!」

 

「分かってるよ!!」

 

映司はメダジャリバーを片手に持ちながら地面に腕を突っ込む。

アンクの手にある紫のメダルが光を放つ。

地面からメダガブリューを取り出した映司は二刀流で怪物に斬り掛かる。

レティシアに腹を刺されたがゆえに怪物の動きは鈍く一方的斬り飛ばされる。

特にメダガブリューによって斬られる度に大きく肉片を撒き散らしていく。

一気に両方を力強く叩き付けて怪物を怯ませる。

その隙にメダジャリバーには三枚、メダガブリューには四枚セルメダルを入れる。

メダガブリューの口を閉じ、メダジャリバーの側面をオースキャナーでスキャンし、メダガブリューの口を開く。

 

トリプル!!スキャニングチャージ!!

タトバ!!

「セイヤァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

メダルの力がメダジャリバーに纏われ、メダガブリューに紫のオーラが纏われる。

そのままメダジャリバーで左上から右下に袈裟斬りにし、メダガブリューを右から左に横薙ぎに振るう。

そして、左下から右上にメダジャリバーで斬り上げ、メダジャリバーとメダガブリューを中央に揃えて同時に振り下ろす。

全身を切り刻まれ、火花を散らしながら怪物は背後に倒れ、盛大に爆散した。

 

「ア………ガガガガガ………ハイ………ョ……………」

 

アルマに半身を吹き飛ばされたコードの怪物はそれでも身を引き摺ってラッテン達へと向かってくる。

だが、もう勝負は決まったも同然であった。

黒ウサギが持ち前の敏捷さで怪物の足元にしゃがみ込み、両足を槍で斬る。

崩れ落ちたところでディーンが殴り上げる。

それもただの拳では無い。

ディーンの肩の上にはラッテンがいた。

ディーンにハーメルケインを突き刺していた。

その状態で演奏し、内部で反響させていたのだ。

その全ての衝撃がコードの怪物に叩き込まれた形となる。

内部から振動によって破壊された怪物は全身から体液を撒き散らす。

それでも、全身のコードをラッテンに向けて放つ。

だが、それも霧崎によって阻まれる。

 

「やらせるかよ」

 

「私に手を出そうなんて百年早いのよ。というわけで、アルマ!!貫きなさい!!」

 

殴り上げられ宙に浮かされた怪物の頭上からアルマが突撃する。

先程まで強化はしていない。

けれども、今は内部から破壊されて怪物の方が脆かった。

体の中心に大穴を開ける様に怪物は貫かれた。

断末魔を上げるよりも速く内側から膨らんでいき爆散するのだった。

そうして、洞窟内での戦闘は終わった。

映司達はヒューマンアンデットと共に霧崎や黒ウサギ達と話しをする為にカンドロイドで探し、駆けつけてきたのであった。

戦闘も終わり、合流しようとした時だった。

洞窟が激しく揺れ始めたのだ。

壁面にヒビが入り、ポロポロと破片が落ち始める。

一体何が起きているのか、洞窟内の映司や霧崎達には把握出来る物では無かった。

 





トライアル軍団は終了!
こっから大きく動きます!
そこらへんは次回をお楽しみに!

映司の攻撃は割とオーバーキルだけど人造アンデット殺すにはあれくらい的な感じです
タトバだったのは連戦の疲れが多少あるからです

それでは、質問があれば聞いてください
感想待ってます!!
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