今回も今回で敵オンリー!
しかも一陣営だけという!
「チッ…………予想以上に数が多いな。というより、
爆煙から抜け出しながらDが呟く。
その真上に楽譜型のエネルギー体が出現する。
Dはギリギリ紙一重のところで気付き回避する。
「元同胞を処分することになるとは哀しいですねぇ」
何度も何度も念入りに潰すかのように楽譜が放たれる。
全力で走って回避していくがそれも限界がある。
それを見越したように二方向から銃撃が放たれる。
片方は本当に銃撃のようであり、もう片方は音符のような弾丸であった。
「ふう、頭が痛ぇぜ」
「ラッパップ~!!」
フルートバスターを投げ、自身の周囲を回る様な軌道を描かせて銃撃は弾いていく。
更に懐に白い影が飛び込んで来る。
ウォー槍刀で斬り合うが、視界の端に紅い影がちらつく。
戻って来たフルートバスターを左手で掴み目の前の相手に重い一撃を叩き込んで距離を取る。
そして、高速で動く紅い影の一撃を何とか受け止める。
だが、衝撃は完全には殺し切れず多少後退する。
「ふん!!」
「チッ、ガァァァ!?」
後退したところに狙い澄ましたように緑色の光弾が放たれる。
さすがに防ぎ切れず、直撃し吹き飛ばされる。
地を転がりながらも光弾が飛んできた方にしっかりと視線を向ける。
「やっぱり、テメェか。カオス!!」
「予想は出来ていたようだな」
「デーボモンスターも満足に作れるような環境じゃねぇってのは分かってるからな」
「だが、ゆえに貴様は逃げられまい」
百面神官カオスと向き合い叫ぶD。
カオスは
何故この場にいるのか、そもそも何故生きているのかは分からないが自分を消しにくるならカオスだろうとDは考えていたようだ。
「
「
「ボルドスだと?あいつも俺が前に復活したのと同時期に殺されたはずだ」
「ボルドス殿はデーボス様と並ぶ宇宙の戦神だ。ただ滅びるわけが無いだろう。ボルドス殿は肉体を失えど魂が怨念などを吸収し、力を取り戻すのだ」
「なるほどな」
「だが、一度敗れたことによりボルドス殿も力の大半を失われていた。ゆえに創造主様の闇を利用し、似た性質を持つ我らの魂を現世に呼び戻し復活させてくださったのだ」
「それでテメェらはボルドスとデーボスの両方を復活させる為に活動しているわけか」
「その為に大ショッカーの技術をデーボス細胞のノウハウを提供する代わりに利用しているのだ」
「で、その邪魔をしそうな俺を潰しに来たわけか」
「その通り、貴様の事だ。復活に介入する事で更なる力でも得ようとするだろう?」
「さぁ、それはどうかな?」
はぐらかす答える。
気付けば何時の間にかカオスの周囲に何体かの怪人が立っていた。
「そいつらが新しい戦騎か」
「そうだ。
カオスが言うなり戦騎たちはDに視線を向ける。
まずは全身が紅く蝋燭のような肉体を持つ戦騎が前に出た。
「俺は怨みの戦騎エンドルフだ。よろしくな、旧型」
次にまた赤い楽器の集合体のような姿の戦騎が前に出る。
「俺は真・喜びの戦騎キルボレロだ。旧型の分際で俺達に楯突くのが生意気なんだよ」
黒いマントを纏う戦騎はその場から動かずに名乗る。
「私は真・哀しみの戦騎アイスロンドです。出会ってすぐにお別れとは哀しいですねぇ」
白い食器のような肉体を持つ戦騎はカオスの隣に立ち名乗る。
「私は後悔の戦騎アースレバン。あぁ、もうすぐ死ぬ者に名乗る必要は無かったか」
名乗った事自体を後悔するように言う。
最後にカオスは隣に立つ漆黒の鳥の怪人を指差す。
「そして、我が弟、魔剣神官マッドトリンだ」
「兄者に逆らうとは愚かだな」
散々煽られながらもDは立ち上がる。
そして、逆にカオス達を嘲笑うように声を漏らす。
「旧型だの、愚かだの散々言ってくれるじゃねぇか。だがなぁ、俺が何時までも旧型のままだと思っているのか?」
言いながらデーボス獣電池を取り出す。
更に改造ダイノブレスの口を開かせる。
「デーボスイン」
デーボス獣電池に自身の邪悪な力を取り込ませる。
力を込めたデーボス獣電池を改造ダイノブレスへと押し込む。
だが、それらをゆっくりと待っているカオス達では無い。
「貴様がどうなろうと知った事では無い。何故ならここで死ぬのだからな!!」
カオスと戦騎たちが一斉に光弾などを放っていく。
それでも、Dは動じない。
改造ダイノブレスの口を閉じさせると腕を前に突き出す。
ガブリンチョ!!デーボス!!カルノリュータス!!
「デーボスチェンジ!!」
改造ダイノブレスから蒼白いカルノタウルスの頭部のようなエネルギー体が跳び出す。
エネルギー体はDの周囲を周り、カオス達の光弾を弾いていく。
その間にDの肉体は特殊スーツに包まれていく。
一回りしたエネルギー体はDの頭部に噛み付く様に向かっていく。
それを受け止めると同時にDの頭部もスーツに包まれる。
「変身した程度でこの人数相手に勝てると思っているのか?」
「変身した
言いながらDはフルートバスターをカオス達に向けて投げ付ける。
それと同時に腰からバクレイザーを抜き取る。
即座にバクレイザーをガンモードにすると牽制するように乱射する。
アイスロンドが楽譜型エネルギー体で防壁を張り、銃撃は防ぐ。
だが、フルートバスターは弾けずに破られる。
マッドトリンが割り込み、斬り上げによってフルートバスターを弾き飛ばす。
エンドルフとキルボレロは此方に向けて駆けてくるDに向けて乱射する。
「フッ」
Dは大きく飛び上がってそれを回避する。
爆炎を背後に跳びながらバクレイザーを一旦腰に戻す。
そして、改造ダイノブレスからデーボス獣電池を抜き、
漆黒を纏う邪悪な力がフルートバスターに凝縮される。
「魔楽章・デーボスフィニッシュ!!」
爆竜カルノリュータスの頭部に酷似した邪悪なエネルギー体を纏ってフルートバスターがカオス達に向けて投げ付けられる。
アイスロンドが爆音符を、キルボレロとエンドルフが銃撃を、アースレバンが光弾を放つがその悉くを弾き飛ばして向かっていく。
その中でカオスは一切動じずに右手を前に出す。
「あまり私を舐めるなァ!!」
濃い緑のエネルギーが防壁のように展開され、フルートバスターと激突する。
激しい音と共に爆炎とも思える火花を放つが防壁は破られず、フルートバスターは再び弾かれる。
Dは特に驚いた様子も無く着地するがそこにアースレバンとマッドトリンが斬り掛かって来る。
二体の剣をウォー槍刀で受け止めながらDは後退していく。
他の戦騎たちがDを囲む前にバクレイザーをガンモードにして引き金を引く。
至近距離過ぎてさすがにアースレバンもマッドトリンも防ぎ切れずに吹き飛ばされる。
Dはバクレイザーをソードモードに変えるとウォー槍刀とバクレイザーの両方に自身の力を注ぎ込む。
漆黒がバクレイザーとウォー槍刀に纏われる。
バクレイザーとウォー槍刀を一度重ね合わせるようにしてから、再び両手を広げ構える。
「最終楽章!!デーボスフィニッシュ・
バクレイザー、ウォー槍刀の両方から無数の牙を生やしたエネルギー体が放たれる。
戦騎達の攻撃を一切寄せ付けずに日本のエネルギーの奔流はカオスへと一直線に突き進む。
それでもカオスは動じずに手を動かすだけである。
今度も両手を使ったという違いがあるだけで結果は同じだった。
漆黒の奔流は弾き飛ばされ、カオスは無傷である。
「まさかと思うがこんな物で私を倒せると思っているのか?」
「いや、思っちゃいねぇよ。
Dは見た。
完全に防いだように見えて防壁にヒビが入っていた事を。
ゆえにあと一押しさえあればカオス
だが、今は状況が状況だ。
タイマンならばチャンスはあるが今は絶望的に等しい。
だから、場を乱して隙を作るのに専念していたのだ。
「来い!!」
Dの声に応えるように地を割って爆竜カルノリュータスが姿を現した。
爆竜カルノリュータスはその頭部にDを乗せると雄叫びを上げる。
「なんだと!?」
「ちょうどいいタイミングに襲ってきてくれて感謝するぜ!!おかげで試運転の手間が省けた!!」
爆竜カルノリュータスは復元水の泉の中で復活を待っていた爆竜の一体である。
もう一体より先に復活していたのでDは試運転を兼ねてこの地で暴れさせようとしていたのだ。
だが、カオス達が来たことによりわざわざ暴れさせなくても制御出来ることを確かめられたというわけである。
「次に会う時には俺は更なる進化をしているだろう!!それを楽しみに待っているんだな!!」
叫び、言うだけ言うとDは爆竜カルノリュータスを走らせてこの場を離脱するのだった。
追い付く手段を持たないカオス達は苦虫を噛み潰すようにしながらも姿を消すのだった。
獰猛の戦騎D vs 新生デーボス軍の面々でした!
デーボス軍が箱庭にいるのは大ショッカーに拾われたからです
カオスの理想的なデーボス軍となっています
それでは、質問があれば聞いてください
感想待ってます!
次回はノーネームサイドのはずです!