士vs鳴滝開幕です!
「またカニレーザーにでも変身する気か?」
「あの姿では無い。貴様を倒すのに相応しい姿は別にある」
言いながら鳴滝は一枚のカードを取り出す。
鳴滝がカードに力を込めるとカードは禍々しいオーラに包まれる。
カードはそのまま形状を変えていく。
形状を変えたカードは錠前のような形状になる。
それは士にも見覚えがあった。
「ロックシードだと?しかも、それは……………」
「この力を持って貴様の息の根を止めてやろう」フィフティーン!!
骨のような外観の錠前を開くと音声が鳴り響く。
同時に鳴滝の腰に靄の様な物が纏わりつき、戦極ドライバーに姿を変える。
更に鳴滝の頭上に円形の次元の穴が発生する。
そこから巨大な髑髏ような物が姿を見せる。
鳴滝が錠前から手を離すと、錠前は吸い付けられるように戦極ドライバーに嵌まる。
ロックオン!!
「変身!!」
ギターの様な待機音が響く中でカッティングブレードを倒す。
戦極ドライバーにセットされたフィフティーンロックシード開かれる。
同時に鳴滝をアンダースーツが包む。
降下してきた髑髏が鳴滝の頭に嵌まり、全身に背骨のような物から伸びる骨が包んでいく。
そして、骨は鎧の様な姿に変わる。
全身に骨を纏ったようなその姿はまさしく仮面ライダーだった。
仮面ライダーフィフティーン、それがその姿の名だった。
フィフティーンに変身した鳴滝は地面に手をかざす。
すると、地面から禍々しいオーラが集まり、骨の様な大剣、黄泉丸となる。
「覚悟するがいい、ディケイドォォォォォォォォォォォ!!」
「いつにも無くやる気だな!!」
カメンライド!!ディケイド!!
士がディケイドドライバーを装着するのも待たずに、横薙ぎに一閃黄泉丸が振るわれる。
ベルトを操作しながら士は右腕で防御するかの様に構える。
ベルトにカードが押し込まれると同時に黄泉丸に斬り裂かれる寸前だった士の右腕に鎧が纏われる。
そのまま黄泉丸を受け止めながらベルトを閉めると士に幾つもの残像が重なり、姿をディケイドに変えていく。
真上から飛来したプレートが頭部に刺さり、完全に姿は仮面ライダーディケイドとなる。
「はぁ!!」
「ぐぅ……………」
黄泉丸に更に力を加えられる前に士は左の拳で鳴滝を殴り飛ばす。
そこからライドブッカーを手に取り、ガンモードにして追い打ちを掛ける様に撃つ。
鳴滝は転がるようにして銃撃を回避していく。
回避しながらライダーカードのような物を取り出す。
だが、それは士の物とはデザインが違った。
士の物とは違い、黒く禍々しい紋様がカードのデザインに加えられていた。
その紋様はまるで怨念のような印象だった。
ライダーカードは鳴滝の手の中で錠前へと姿を変える。
「フィフティーンの力を忘れたわけではあるまい」
「あぁ、覚えているさ」
「ならば、再びその力に屈するがいい!!」リュウキ!!
鳴滝はフィフティーンロックシードを外すとカードから変化したロックシードを開錠し、戦極ドライバーにセットする。
鳴滝の頭上に円形の次元の穴が発生し、仮面ライダー龍騎の頭部のような物体が姿を現す。
士はその間にカードをベルトに刺し込む。
アタックライド!!ブラスト!!
「無駄だ!!」
ロックオン!!龍騎アームズ!!戦わなければ生き残れない!!
ブラストのカードで銃口を増加し、無数の銃撃を放つが龍騎の頭部が銃撃を悉く弾く。
そのまま、鳴滝の頭部に被さり、鎧状に展開する。
フィフティーン龍騎アームズに姿を変えたのだ。
鳴滝はドラグセイバーを左手に持ち、黄泉丸との二刀流で士に斬り掛かる。
士は銃撃で牽制しながらカードを取り出す。
「なら、龍には龍だ!!」
フォームライド!!アギト!!ストーム!!
士はアギト ストームフォームへと姿を変える。
ストームハルバードを構えて二刀による攻撃を弾いていく。
得物の長さを生かして、二刀をどうにか凌ぎ続けるが手数の差によって段々押され始める。
すると、鳴滝が唐突にバックステップで距離を取ってくる。
士が怪訝な顔をするとドラグセイバーを士に向けて投擲した。
士は驚きつつもヒラリと回避する。
「ハァ!!」
回避している間に鳴滝は黄泉丸を左手に持ち変えて、右手にはドラグクローを装備していた。
そして、ドラグレッダーの頭部を模したドラグクローの口から火炎弾が放たれる。
「うおぉ!?」
二、三発はストームハルバードで弾くと以降の弾は回避していく。
鳴滝は一旦射出を止めて距離を詰め、ドラグクローで殴り掛かって来る。
ドラグクローによる打撃は回避しながら士は黄泉丸による斬撃を防ぎ続ける。
だが、避けて受けるにも限界が出て来る。
躱し切れないタイミングでのドラグクローの打撃をストームハルバードで受け止めてしまう。
鳴滝はそれを狙ってたとばかりに逃がさないようにドラグクローでストームハルバードを噛む。
士が慌ててストームハルバードを手放すが遅かった。
噛んだままドラグクローから火炎が放たれて、士は吹き飛ばされる。
士が地を転がるのも眺めながら鳴滝はカッティングブレードを二度倒す。
アドベント!!
「苦しむがいい、ディケイド!!」
音声と共にドラグレッダーが何処からともなく現れる。
現れるなり、士に向けてドラグレッダーが炎弾を放っていく。
士は走りながら必死に避ける。
「チッ、面倒な奴が来たな」
士がドラグレッダーに襲われるのを眺めながら鳴滝は龍騎ロックシードを戦極ドライバーから外す。
更に龍騎ロックシードに力を込めると龍騎ロックシードの色が変わっていく。
金色へと変わった龍騎ロックシードを改めて開錠する。
リュウキ!!
「変身!!」
ロックオン!!龍騎アームズ!!サバイブ!!烈火の力!!」
ロックシードが変質した事によって鎧も変質する。
形状が変化し、色合いも金色と真紅へと変わった。
それに合わせる様にドラグレッダーも姿を変える。
体積が肥大し、ドラグランザーと姿を変えた。
それを見て、士は息を吐き、姿をアギト グランドフォームへと変える。
「消し飛ぶがいい!!」ファイナルベント!!
「そっちがな」ファイナルアタックライド!!ア、ア、ア、アギト!!
鳴滝がカッティングブレードを倒すのと同時に士もカードをディケイドライバーに入れ閉じる。
ドラグランザーはバイクへと姿を変え、鳴滝が乗り込む。
士は足を広げて構えを取る。
その足元にはアギトの紋章が浮かび上がる。
「ふはっはははははははははははははは!!」
「ダァァァァ!!」
ドラグランザーが火炎弾を何発も吐き出しながら突撃してくる。
士はそれに正面から対抗するようにライダーキックを放つ。
右足に纏われたアギトの力が火炎弾を消し飛ばしていく。
そのままドラグランザーとライダーキックが衝突する。
凄まじい衝撃波が周囲に放たれる。
だが、士の方が分が悪かったらしく弾き飛ばされる。
ドラグランザーは多少怯んだが弾き飛ばされた士に向けて突進を再開する。
「このまま引き潰してくれるわッ!!」
「いいや、まだだぜ」ファイナルアタックライド!!ディ、ディ、ディ、ディケイド!!
弾き飛ばされた士はアギトからディケイドの姿に戻るが地面を転がりながらもライドブッカーを手に取る。
ガンモードにし、カードをディケイドライバーに押し込む。
銃口とドラグランザーの間にカード状のエネルギー体が出現する。
士は即座に引き金を引く。
ライドブッカーから放たれた光弾はカードを通る度に巨大化していく。
そして、
今度こそドラグランザーの方が弾き飛ばされる。
つまり、鳴滝もろとも吹き飛ぶ。
二、三度地面を跳ねた後にドラグランザーは爆散し、激しい爆音と共に爆炎を上げる。
だが、その爆炎を引き裂く様に鳴滝が飛び出してくる。
フォーゼアームズ!!青春!!スイッチオン!!
「おのれ、ディケイド!!」
フォーゼアームズを身に纏い、ヒーハックガンを手にした鳴滝がダメージなど無いかのように銃撃を放ってくる。
背後の爆炎を吸収する事でヒーハックガンの威力は徐々に高まって来ている。
士はフォームライドのカードをディケイドライバーに投げ入れ、ドライバーを閉じる。
「変身」フォームライド!!キバ!!バッシャー!!
キバ バッシャーフォームに姿を変えてバッシャーマグナムとライドブッカーの二丁を構えて応戦する。
バッシャーフォームの力で弾丸に水を纏わせる事でヒーハックガンの力を相殺する。
状況が硬直する前に両者共に動く。
鳴滝はファイヤースイッチをヒーハックガンにセットし、士はカードをディケイドライバーに投げ入れる。
「ハァ!!」ファイヤー!!リミットブレイク!!
「ダァ!!」ファイナルアタックライド!!キ、キ、キ、キバ!!
極大の炎弾と極大の水弾が両者のちょうど中心で激突し、大量の水蒸気が発生し、霧のように視界を塞ぐ。
士はそのままバッシャーマグナムを構え、周囲を警戒する。
V3アームズ!!力!!技!!ダブルタイフーン!!
「V3プロペラチョップ!!」
「何ッ!?」
水蒸気の霧を突き破り、鳴滝が姿を現す。
それだけでは無かった。
激しく回転する両腕によって水蒸気の霧が吹き飛ばされたのだ。
至近距離過ぎて躱す事すら出来ずに士は両手によるチョップで吹き飛ばされる。
「フリーザーショット!!V3サンダー!!」
「グアァァァァァァァァァァァァァ!!」
体勢を立て直す暇すら与えずに両手から冷気を放ち、周囲の水蒸気ごと士を凍結させて地面に縫い付け、電撃を放つ。
身動きが取れない士は叫び耐えるしか無かった。
鳴滝はフィフティーンの姿の上に濃緑の鎧を纏っているのだった。
それはV3アームズ、本来の仮面ライダーフィフティーンは使っていなかった昭和ライダーの力だった。
「平成ライダーの力しか使えないなど一言も言って無いんでね。
氷に包まれ、身動きの取れない士を見下し嘲笑う様に鳴滝は言う。
その言葉には怨念では収まり切らない感情が籠っているのだった。
昭和ライダーアームズすら利用する鳴滝でした!!
鳴滝がフィフティーンに変身しました
ライダーカード(?)をロックシードに変えて各ライダーの力を使っています
ライダーロックシードはオリジナルを際限出来る代わりに性能自体は劣化しています
それに加えて戦極ドライバーを利用したライダーという事で弊害も発生してはいます
それでは、質問があれば聞いてください
感想待ってます!
次回、明かされる鳴滝の真実!