二巻分終了!!
「何故ここが分かった!?」
「お婆ちゃんが言っていた、手の込んだ料理ほどまずい。どんなに真実を隠そうとしても、隠しきれるものじゃない」
天を人指し指で天を指しながら天道は言う。
つまりどんなに隠れても無駄ということだろう。
「ふん、まぁいい。此処で使う予定では無かったが、このダークディケイドで始末してくれる!!」
中年の男が叫ぶと銀色のオーロラから黒いディケイドが現れる。
黒いディケイドは無言で、無感情に天道にライドブッカーをソードモードにして突き付ける。
アタックライド、クロックアップ
クロックアップ
天道とダークディケイドは同時にクロックアップする。
二人には周囲がスローモーションに見える。
そんな中で激しくぶつかり合う。
数十度目の衝突で、ダークディケイドのが吹き飛ばされる。
クロックオーバー
クロックオーバー
同時にクロックアップも解除される。
そしてダークディケイドが押されている様子に中年の男は驚愕する。
「な、何故だ!?別世界とはいえカブトの力も取り込んでいる筈だ!!」
「それは俺ではない。例え俺だとしても、俺の進化は光より速い。全宇宙の何者も俺の進化にはついて来れない。過去の俺を解析したところで意味などない」
アタックライド、インビシビル
そんな音声と共にダークディケイドは姿を消す。
姿が見えなければ対応出来ないと判断したのだろう。
「無駄だ」ハイパーキャストオフ
ハイパーゼクターをいつの間にか手に持っていた天道はハイパーフォームへと変化する。
そしてパーフェクトゼクターを呼び出し、手に持つと地面に叩き付ける。
地面は砕け大量の土煙が上がる。
それによりダークディケイドの動きが浮き彫りになる。
アタックライド、クロックアップ
ハイパークロックアップ
どうやら慌ててクロックアップをしたようだが、天道がハイパークロックアップをした時点でそれも意味を無くす。
ハイパークロックアップの中ではクロックアップですらスローモーションである。
そしてパーフェクトゼクターに各種ゼクターを取り付ける。
カブトパワー
ザビーパワー
ドレイクパワー
サソードパワー
オールゼクターコンバイン
そしてパーフェクトゼクターをダークディケイドのいるであろう場所に向け、引き金を引く。
マキシマムハイパーサイクロン
パーフェクトゼクターから放たれたエネルギー弾はダークディケイドを跡形も無く消し飛ばすのだった。
そして同時にハイパークロックアップが解除される。
「何!?」
「次はお前だ」
(おのれ、天道総司!!“試作品”とは言えダークディケイドを倒すとは!!)
中年の男は苦虫を噛み殺すような表情をしながら、マスカレイド、屑ヤミー、ダスタード、グールを大量に召喚し、銀色のオーロラへと消えるのだった。
「逃げたか」
その全てを消し飛ばした天道は一人で呟く。
「クイーン・ハロウィンは俺に白夜叉への借りを作らせたかったのだろうが……俺は俺でやるべき事がある」
それだけ言うと、天道はクイーンに渡された道具を使用し、何処かに消えるのだった。
おそらくは妹の待っている所であろう。
◆◆◆◆◆
ゲーム開始より十時間後。
ゲームは勝利で終わった。
各コミュニティはゲームの後始末を始めるのだった。
◆◆◆◆◆
霧崎は大空洞の中にいた。
「これで良かったんだな?」
「はい。これで帰れます」
「一二八四年のあの日に」
「第二の故郷へ」
霧崎彼らの正体は聞かされていた。
だからこそ、確認するように言う。
「街造り、上手く行くといいな」
「ありがとう」
「そんな貴方にこそ託せれます」
「一三一人目の同士と____紅い鋼の巨兵・ディーンを!!」
へ?と言う言葉は、激しい風に掻き消される。
現れたのはとんがり帽子の精霊と、紅い鋼の巨兵だった。
[____我々が後の世に授かる、開拓の霊格をその子に授けました。
私達が箱庭に残せる、最後に生きた証。貴方に託します______]
そんな声のついでに耳元で、
[この霊格は彼女の霊格を支える足しにもなるでしょう。彼女と上手く行くといいですね]
と呟かれた気がした。
「余計なお世話だ」
それだけ呟くと、霧崎は肩にとんがり帽子の精霊を乗せながら、紅い鋼の巨兵を見る。
はっきり言って霧崎には使い道も、使いようもない代物であった。
その時、精霊が目を覚ました。
「………かぶと?」
「よう、メルン。起きたか」
「めるん?」
「そう。お前は、今から俺達の同士だ」
霧崎の言葉に首を傾げるメルン。
周囲を見回し、考えた後、
「____はい!!」
満面の笑みで、元気よく返事をするのだった。
◆◆◆◆◆
映司は、ジャックに聞きそびれていた事を聞いて、後日詳しく話すと約束を取り付けていた。
◆◆◆◆◆
とある病室。
そこには腹に包帯を巻き、病人服を着た白髪の女が病人用のベッドに寝転んでいた。
その病室のドアが開き、霧崎が入ってきた。
「よーラッテン。調子はどうだ?」
「傷も霊格もかなり安定してきたわね。二人分の霊格、それも片方は似たような性質となれば私一人くらいなら安定かせれるようね。全く狙っていた存在に命を救われるとか人生どうなるか分かったもんじゃないわね」
悪戯っぽく笑うラッテン。
彼らが交わした“契約”は霊格を同調させるものだ。
そして幾つかの細かい条件も設定してある。
【一】、“目的”に対しまともな方法なら協力する。
【二】、【一】に関しては“ノーネーム”復興を優先してよい。
【三】、互いに上下関係無く対等である。
【四】、上記を破った場合、破った者の命を絶つ権利が片方に与えられる。
以上が契約内容である。
あの場で簡単に設定した物なので単純ではある。
「それにしても魔王の配下と対等の契約するなんて物好きがいるとはね~♪」
「その物好きの契約に応じた時点でお前も結構な物好きだよ」
「まあね♪」
それを言うとラッテンは一旦言葉を切る。
そして霧崎の方を見つめる。
「………“契約”したからには“責任”はちゃんと取りなさいよ」
少々頬を染めながらラッテンが言うと、霧崎も頬を赤め困惑する。
「え、ちょ、それって………」
「うっさい!!私は寝る!!」
そう言ってラッテンは布団にくるまり、だんまりを決め込むのだった。
色々聞きたいとこだったが、霧崎は諦めてベッドの隣の椅子に座るのだった。
◆◆◆◆◆
十六夜はマンドラと話を終え、部屋から出ようとすると、部屋の外に気配を感じ叫ぶ。
「其処に隠れてる奴、出てこい!!」
(わぁ、気付かれたか)アタックライド、インビシビル
十六夜が扉を開ける頃には扉の外には誰もいなかった。
◆◆◆◆◆
「むり!!」
ブンブンブンブン!!と激しく首を振るメルン。
土地の修復を頼んだのだが、どうやら厳しいようだ。
そこへ、十六夜が土壌の肥やしを提案すると、
「できる!!………かも!!」
どうやら試す価値くらいはあるようだ。
「さ~て、そうと決まれば行くわよ、ディーン!!」
霧崎の背後にいたメイド服のラッテンがディーンを従え、ついでに子供達も連れて飛び出していった。
ラッテンがメイド服なのは、ラッテンは魔王の元配下である為、表向きは隷属ということにしておかないと色々と面倒なのである。
ディーンに関しては霧崎では使いようが無いので、ラッテンに譲ったのだ。
「カブト君!!十六夜君!!廃材持ってきたよ!!」
ラッテン達と入れ換わるように映司が廃材を抱えてやってきた。
十六夜が提案を出した時にはいなかったはずだが、何故廃材を?と首を傾げる。
「いや、土地の修復なら肥料が必要かと思ってね」
どうやら先に行動していたらしい。
。
◆◆◆◆◆
南の某所。
「おい、そっちの木材はこっちだ!!収穫祭が近いんだ!!キビキビ働け!!」
「おい、ガロロ!!人使いが荒いぞ!!」
「居候が文句を言うな。働かざる者食うべからずだ」
「そもそも、俺はお前の護衛という話だったろ!!」
「今は護衛はいいからこれを手伝えという事だ」
「全く……仕方がないな」
男は渋々と言ったように了承する。
◆◆◆◆◆
青年は森の中でバイクの隣に立っていた。
「此処は何処?」
あたりを見回すが広がるのは森、森、森。
道という道は見当たらない。
「何処ぉぉぉ!?」
青年は呆然と立ち尽くすのだった。
◆◆◆◆◆
カウント・ザ・メダルズ
赤、タカ、クジャク、コンドル
緑、クワガタ、カマキリ、バッタ
黄、ライオン、トラ、チーター
白、サイ、ゴリラ、ゾウ
青、シャチ、ウナギ、タコ
橙、コブラ、カメ、ワニ
特、スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ
二巻分終わりです。
ダークディケイド(試作品)はカメンライドせずにアタックライド出来るかわりに結構スペックが犠牲になっています。
最後の方の名前を出していない彼らは後々登場です。
誰が誰かは、大体分かるかと。
前回も言いましたが18日くらいまで更新が出来ません。
ですので次回から始めるのは、三巻分か番外編「乙」かアンケートを取りたいと思います。
メッセージか活動報告の方に、
三巻か、
番外編「乙」か、
回答をお願いします。
それでは質問などあれば聞いてください。
感想待っています。