変化が少ないと纏めるのも苦労するという
それはそれとして豪快な奴らが帰ってきましたね
シルバーは事務所に土下座までして出演する豪快具合ですよ
次の日曜はスーパー戦隊通算2000回記念ですよ!
それでは、本編です
『 -第二次太陽主権戦争 招待状 -
拝啓、西郷焔様。
貴方は箱庭の世界で行われる”第二次太陽戦争”への参加資格を得られました。
本線参加資格を得る為には先ずは”黄道の十二宮”、”赤道の十二宮”に属する星獣を一匹以上使役してください。
目標討伐星獣”金牛宮”
勝利条件:①”金牛宮”の化身の討伐。
勝利条件:②雷光を掻き消し、星をあるべき姿に戻せ。
※ルール概要・開催期間
此方は予選ゲームとなりますので、開催期間は七年間とさせていただきます。
七年が過ぎ去ると自動的にゲーム敗退となります。
誰が討伐しても西郷焔様が討伐したことになりますので、遠慮なく協力者を募ってください。
※注意事項※
この参加枠は西郷焔様に第二次太陽主権戦争に参加していただく為に設けられた特別参加枠です。
もしも参加を棄権・放棄・無視、或いは予選敗退された場合は西郷焔様が保有している特別参加枠、及び固有の
尚、開催期間中は箱庭から出られませんのでご注意ください。
延長については考慮しますが、なるべく期間内に全ての攻略条件をクリアするようにお願いします。
敬具
第二次太陽主権戦争 進行役”ラプラスの小悪魔”』
◆◆◆◆◆
「ふ…………………………ふざけるなッ!!」
突如響く怒号にガーデンレストランの客席がざわめく。
焔達をつけていた者たちを排除した晴人もその声を聞く。
何の騒ぎか確かめる為にも晴人は客席を進んでいく。
「ん?黒ウサギちゃんに……………」
晴人が辿り着いた時には焔たちは落ち着き、結論を出しているところだった。
晴人はいまいち状況を把握していないので声を掛ける。
「よぉ」
「あ、晴人さん!!来ていたのですね」
「これ、どういう状況?」
「それはですね………………」
「あ、あの時の魔法使いさん!!」
黒ウサギが説明しようとしたところに鈴華が割り込む。
あの時は意識がぼんやりしてはいたがどうやら晴人の顔は覚えていたようだ。
近付いてきて晴人に頭を下げる。
「あの時は助けてくれてありがとうございます!!」
「いや、別にそんな頭を下げられる程でも無いよ。助けるのは当然だろ?」
「ところで、貴方は黒ウサギさんの知り合いということでいいのですか?」
「えぇ、黒ウサギたちの同士です」
「操真晴人だ。よろしくな」
そんな風に受け答えしながら黒ウサギから経緯の説明を受ける。
どうやら食事しながら箱庭について説明してる途中で招待状を確認することになり、その内容が内容だった為に動揺したらしい。
今は女王に会うという目的を定めて落ち着いたところなのだ。
「ところで、どんな魔法使えるんですか?」
「そうだな…………………こういうのとかかな」コネクト、プリーズ
腰に指輪をかざして魔法を発動させる。
手頃な大きさの魔法陣を展開するとそこに手を突っ込んで離れたところに置いておいたドーナツを取り出す。
その光景に鈴華は素直に目を輝かせる。
焔も露骨には態度に出さないが興味津々ではあった。
彩鳥のみ見慣れてるような様子だ。
その姿に晴人はやはり何処かで見覚えがあるような感覚になるが口には出さない。
「と、ゆっくりもしていられないな」
「どうしたんだ?」
「生活費を稼がないといけないんですよ」
「…………………先輩。鈴華。急ぐのはいいですが御二人は参加費の代替となるものを持っているのですか?」
彩鳥の冷静なコメントを受けて、二人は黙り込む。
黒ウサギは軽く笑って手を挙げた。
「ご安心ください。御二人は十六夜さんのご家族。いうなれば我らの恩人のご家族です。参加費用は黒ウサギのポケットマネーから都合させていただきますとも!!」
「そうだな。俺も少しは出すよ」
「おお、黒ウサに晴人さんったら太っ腹!!」
「悪い、稼いだら必ず返すから。まずは簡単そうなゲームで手慣らししたいけど、何がいいかな?」
「それならさっきいい店があったぜ
「ちょっと待ったああああああああ!!」
ディフェンド、プリーズ
その時、大河から巨大な水柱が上がった。
周囲の観客は何かのショーと勘違いしたらしく微笑ましい笑顔を浮かべて拍手を送っている。
だが近くに居た当人たちにとって事は甚大だ。
全身が河の水で濡れ、テーブルの上の料理も押し流されてしまった。
ただし、晴人のみ前方に魔法陣を出してずぶ濡れになることを防いでいた。
「あっ……………」
まだ半分も食べてない料理の数々が河に流されていく。
それを切なそうに見つめる鈴華。
だが大河から飛び出してきた人物は気にした様子もなく、焔たちの前に舞い降りた。
「話は聞かせてもらった!!貴様らの初ギフトゲーム、この白雪姫が取り仕切らせてもらおう!!」
「うん、白雪ちゃんらしいな」
「し、白雪様!!どうしてこんな無意味ではた迷惑でド派手な登場を!?」
「良く知らないけど、格好つけたかったんだろ」
「そうですね先輩。それ以外考えられません」
「そ、そんな自己満足な理由であんな美味しそうなご飯を犠牲に………………!!」
「や、やかましい!!神格保持者の一人として、ファーストインパクトを重視したまでのこと!!上下関係は最初が肝心だというであろう!?」
ウガー!!と牙を剥いて憤る着物姿の女性、白雪姫。
どうもどうやら十六夜から受けたアレコレの憂さ晴らしを焔達にするようだ。
ついでに十六夜の家族とはいえ無償で貸し借りするのは教育に悪いとも言う。
そんなこんなで焔たちは白雪姫のゲームを受けることとなり、黒ウサギが審判を担当することになる。
話が纏まると白雪姫は大河に飛び込み、大蛇の姿で現れる。
『………………うむ。では乗るがよい。舞台区画まで連れて行こう』
「はーい!!」
「途中で水底に潜るとか無しだぞ」
『操真晴人。貴様はどうする?』
「俺も付いていくかな」
素直に返事する鈴華と、懐疑的になりながらもどこか楽しそうな焔。
特に用事もない晴人も同行する。
そんな賑やかな面々とは対照的に落ち着き払っている少女______久藤彩鳥を、黒ウサギは横目で見る。
「それでは我々も行きましょう。……………ところで、彩鳥さん」
「何ですか、黒ウサギさん」
「もしやと思ったのですが………………以前、黒ウサギと何処かで会っていませんか?」
「-----……・・・・・。いいえ、初対面です」
静謐で無感情な応答。
黒ウサギは一瞬だけ寂しそうに笑った。
「いえ、ならばよいのです。________ささ、白雪様のゲームに向かいましょう!!」
クルリ、とスカートを靡かせて立ち上がる黒ウサギ。
三人も勢いよく立ち上がり、”アンダーウッド”の散策を開始するのだった。
◆◆◆◆◆
_____”アンダーウッド舞台区画”
焔達三人が遊覧を楽しんでる横で赤色の鳥、黄色のタコ、青色の馬のような小さい何かが晴人の周囲に現れる。
晴人はそれを確認するとそれぞれを軽く撫でる。
「お疲れさん」
役目を終えたそれぞれは魔法陣の奥へと姿を消す。
その様子が気になった黒ウサギが声を掛けてくる。
「何かあったのですか?」
「いや、ちょっと周囲を見て来て貰ってただけさ」
「そういう時は大体何かあるときのような気がするのですが」
「黒ウサギちゃんが気にすることでは無いよ」
そんな会話の横で焔が興味を持った視線を向けてくる。
それに気付いた晴人も焔の方を向く。
「今のはカンドロイドみたいな物なのか?」
「カンドロイドってのがよく分からないけど、アレは俺の使い魔みたいな物さ」
「使い魔、ね。やっぱ魔法使いがいるってことはそういうのもいるんだな」
言いながら今度は鈴華の声に釣られて水上馬車の方に視線の向ける焔。
この世界に来てからは未知ばかりであり、色々と興味を惹かれるのだろう。
そういった様子を見ると晴人も微笑ましくなるのだった。
そうこうしている間に目的地に辿り着く。
面々を降ろして自身も人の姿となる。
そこでゲームの説明を始める。
水上馬車を使った白雪姫との障害物レースをするらしい。
ルールが示された羊皮紙を焔達へと渡す。
『 ギフトゲーム -”ヒッポカンプの水上騎手”-
・参加資格:主催者側が招いた者たち。
・勝利条件:主催者”白雪姫”より速く大樹を一周する。
・ルール概要
一、参加者側は地図を見て好きなルートを選択して良し。
ニ、主催者側はあルート選択は自由だが、水上に頭を上げる際は立ち止まること。
三、参加者側は転覆した場合、即座に立て直せばその場から再スタート可。
四、ゲーム中は等間隔で相手を妨害することが出来る。
・参加者側の勝利報酬:ギフトカードを一枚贈与。及び衣食住の保障。
・主催者側の勝利報酬:逆廻十六夜に今日までの無礼を全て謝罪するよう説得する。
宣誓:上記のルールを尊重し誇りと御旗の下、ゲームを開催することを誓います。
”ノーネーム”白雪姫 印』
三人はその文面をサッと読んで黒ウサギに問う。
「これは?ゲームルールか?」
「YES!!箱庭のゲームルールを示す”
ふむ、と焔は一考する。
確かめるべきことを確かめていき、裏が無いか探る。
聞くことを終えると何やら十六夜が多大な迷惑を掛けたのが分かり、申し訳なくなるのだった。
「さて、そろそろ始めようか。水上馬車は好きなのを使え。あとは力を貸してくれる”海馬”が居ればよいのだが………………」
そう言って周囲を見回す白雪姫。
丁度その時、”海馬”の群れの中から一頭が凄まじい勢いで走ってきた。
真っ直ぐに此方に向かってきたその”海馬”は、鈴華と彩鳥の間に突進するように頭を突き出した。
「わっ!!」
「っ、お前は…………………!!」
鈴華は驚いたように後ろに下がり、彩鳥は軽く受け止めながらその”海馬”を見る。
その馬は”海馬”の中でも取り分けに美しかった。
「す……………凄く綺麗………………!!」
「ああ。馬は門外漢だけど、こんな美人はちょっといないんじゃないですかね?」
「うむ。こやつは”海馬”の群れの王、ヒュトスと言ってな。三年ほど前まで
「女王騎士………………っていうと、例の”クイーン・ハロウィン”の?」
「YES!!とても強くて、何度も黒ウサギたちを助けてくれた、勇敢な騎士様でした。そして此方の”海馬”は、三年前の”ヒッポカンプの騎手”で十六夜さんたちと優勝を競い合った一頭なのですよ!!」
ヒヒン、と嘶きを上げて応じるヒュトス。
彩鳥は首の下を優しく掻きつつ、嬉しそうに小声で呟いた。
「……………久しぶりですね、ヒュトス。元気そうで何よりです」
ヒヒン、と心なしか嬉しそうに応じる”海馬”のヒュトス。
その様子を見た晴人は違和感を確信へと変化させつつあった。
白雪姫は大仰に頷いた後、”契約書類”と街の地図を手渡す。
「準備は調ったな。それでは、明日の昼頃にレース開始ということで如何だ?」
「それだけあれば準備には十分っすよ。_______あ、そうだ。一つ聞いておきたいんですけど」
焔は周囲をぐるりと見回し、幾つかの水上馬車を見る。
そしてヒュトスの体型を確認し、ニヤリと笑う。
「この水上馬車……………別に、俺が設計しても構わないよな?」
「ほう。自身ありか?」
「ああ。むしろこういうのが得意でね。勿論、間に合わなかったらその時は別の手を考える」
「YES!!それでしたら図面を焔さんが考えて、組み立ては樹霊に依頼しましょう!!そうすればあっという間に完成するに違いないのですよ!!」
よし、と楽しそうに頷く焔。
鈴華と彩鳥は存外楽しそうにしている焔を見て、お互いに笑みを噛み殺すのだった。
説明回と言っても大体原作と変わらないので豪快にカットでした
焔達の流れ自体はそこまで変化ないので!
あくまでこの時点ではですけど!
晴人が警戒してるのは後々で
それでは質問があれば聞いてください
活動報告にて設定纏め公開中
設定面での質問があればそちらでも聞いてください
感想待ってます!