ゴーカイジャーは豪快にやってきて豪快に去っていきましたね!
五年の歳月が立っているのに再び集まったメンバーに感謝を!
ゴーストは……………何というか展開的には、要素的にはいいと思いますよ?
それでは、本編です
逆廻十六夜と御門釈天は、孤児院近くのフランス料理店”ドン=ブルーノ”に足を運び、情報共有を行うのだった。
途中で釈天の部下であるプリトゥも合流する。
◆◆◆◆◆
「では、作戦開始だ」
◆◆◆◆◆
______”アンダーウッドの舞台区画”精霊列車の出入り口前。
「……………?なんか天気が崩れてきたな」
昨日までの快晴が一転、天候は劇的に崩れ始めていた。
大樹の上は暗雲が立ち込め、僅かだが稲光も放っているように見える。
だが街中の賑わいはその対極で、ゲームの開催を今か今かと待ちわびているように見えた。
いつの間にか観客席まで設けられている。
そんな中で焔、鈴華、彩鳥は作戦を立てていく。
全員持ち場に就くと白雪姫が水面からのそりと巨大な鎌首を上げて彼らを見下ろした。
『ふむ、準備は出来ているようだな。______では再確認するぞ。まず”精霊列車”が出発したらゲームスタートだ。この巨大な水樹”アンダーウッド”を左回りに一周し、この位置まで先に戻って来た方が
勝者となる。水上都市の裏側はまだ未開発の土地だが、細かい水路は通っている。好きな道を選んでゴールを目指すがよい』
「はーい」
「わかりました」
「ところで質問だけど。このレース、体当たりとかして相手を直接妨害するのは無しだよな?」
『安心せい、そんな無粋な方法は取らん。そのような勝ち方をしたところで観客に非難されるだけであろう?ゲームはルールを守って戦うから神聖なのだ。________但し、自身の
「オッケー。それを聞いて安心した」
互いに位置に就く。
水上都市というだけあって少し移動するだけでも舟橋を経由する必要がある街だ。
本来ならもっと多くの船が街を横断しているのだが、今は地主とやらのおかげでそれも極めて少ない。
どうやらギフトゲームの興行収入の方が実入りがいいらしい。
後で観戦料をせしめねばなるまいな、などと考える焔と鈴華。
”精霊列車”が発車する振動で水面が揺れる。
彩鳥は鞭を入れる準備をしつつ、耳を澄ます。
貨物を下した”精霊列車”が大樹の中から出て来て汽笛を鳴らすと同時に、黒ウサギはゲーム用の銅鑼をの前に立ち、片手をあげて開催の宣言をした。
「それでは”ヒッポカンプの水上騎手”______スタートなのです!!」
ドオオォン!!と、大きな音を立てる銅鑼。
同時に響く開催の汽笛。
彩鳥は白雪姫より僅かに早く鞭を入れ、スタートダッシュを決めた。
◆◆◆◆◆
銅鑼の音が響く中で動き出す者たちがいた。
水辺から突如として泡が噴き出し、人のような形を作っていく。
それはサンショウウオの様な特徴を持った怪人となる。
サンショウジンという水辺なら何処へでも瞬間移動できる能力を持った怪人だ。
その視線は水上馬車へと向けられている。
◆◆◆◆◆
大樹の枝にアオカビやキノコが集まっていく。
それらは段々と人型へと固まっていく。
アオカビが集合し、アオカビジンになる。
キノコが集合し、キノコジンとなる。
両者の視線は眼下を走る馬車に向けられている。
◆◆◆◆◆
地中を何かが移動する。
河の端へと辿り着くとその姿を現す。
赤い甲羅を纏い、蟹の様な人型が姿を現す。
カニンガージンは水上を走る馬車へと狙いを定める。
◆◆◆◆◆
それら全てが眺められる場所にてゼネラルモンスターは笑みを浮かべる。
「全員配置についたようだな。三ヶ所同時攻撃は上手くいきそうだな」
「それはどうかな?」
「何者だ!!」
ゼネラルモンスターが叫ぶと同時に赤いマントをはためかせながら襲撃者は斬り掛かる。
ゼネラルモンスターはスティックで剣を受け止めると、左手の鋼鉄のアームを振るう。
だが、紙一重のところで襲撃者は身を引いて回避する。
襲撃者は見知った顔だった。
というより、現時点で最も警戒している対象だった。
「ウィザードか!!何故我らの計画を知っている!!」
「お前たちが動いてるのは知っていたんでね。偵察を済ましていて正解だったぜ」
そう言うウィザードの腕にガルーダが止まる。
偵察としてプラモンスターを放っていたのだ。
それゆえに晴人は即座にウィザードに変身してゼネラルモンスターを襲撃できたのだ。
「しかし、貴様が此処にいては部下の行動を邪魔できまい!!」
「そうとも限らないぜ?」
言いながら晴人は腕に装着された物を見せつける。
◆◆◆◆◆
ウォータードラゴン!!
サンショウジンが水上馬車に迫ろうとしている時だった。
水面に魔法陣が現れ、その中から青い鎧とマントを纏ったウォータードラゴンのウィザードが姿を現す。
「ハァ!!」
「げげっ!?」
ウォータードラゴンは両手にソードガンを構え、ガンモードにして引き金を引く。
放たれた銀弾は一発残らずサンショウジンに命中してその身を吹き飛ばした。
◆◆◆◆◆
キノコジンとアオカビジンはほぼ同時に毒胞子を放とうとしていた。
それらは放たれたが最後、大勢の命を奪う代物だった。
ハリケーンドラゴン!!
放たれる直前に緑の魔法陣が現れる。
そこから既にドラゴンの翼を生やしたハリケーンドラゴンが姿を現す。
同時に暴風が巻き起こり、キノコジンとアオカビジンの胞子を一つ残らず押し返す。
「お前らの好きにはさせるかよ」
◆◆◆◆◆
「死ねぃ!!」
カニンガージンは水上馬車に向けて溶解泡を放とうとする。
ディフェンド、プリーズ
ランドドラゴン!!
直前に岩壁がカニンガージンの目の前に現れる。
更に岩壁に黄色の魔法陣が映し出され、そこからランドドラゴンが飛び掛かる。
ウィザーソードガンをソードモードにしてカニンガージンへと斬り掛かる。
カニンガージンは左手の鋏でどうにか切り結ぶ。
「危なかったな」
◆◆◆◆◆
ドラゴタイマーの力によって晴人は分身していたのだった。
そして、他の怪人を他の形態が相手にしているからこそフレイムドラゴンのウィザードが此処にいる。
「おのれ、厄介な奴め!!」
「あいつらの邪魔をさせるわけにはいかないんでね。それに希望を守るのが魔法使いの役目だ。アレはきっと希望へ繋がる。だから何が何でも守らせてもらうぞ!!」
ソードガンとスティックが何度も何度も接触して火花を散らす。
斬り付けながらも晴人は指輪を手にする。
それをソードガンへとかざす。
コピー、プリーズ
魔法陣がソードガンに重なり、もう一本のソードガンを生み出す。
剣閃の速さが二刀になったことで増していく。
ゼネラルモンスターは忌々しそうにしながらも何とか受け止めていく。
◆◆◆◆◆
その頃、焔たち一行は鈴華の能力を利用して白雪姫の頭上にペンキをぶちまけていた。
◆◆◆◆◆
サンショウジンは鞭を手に取り、ウォータードラゴンへと挑み掛かっていく。
ウォータードラゴンは体を回しながら紙一重で回避していく。
「逃げるな!!」
「逃げてはいないさ」
首を狙って飛んできた鞭を一閃。
あっさりと軌道を見抜いて斬り裂く。
けれど、目の前にはサンショウジンはいなかった。
「消えた?」
「こっちだ!!」
背後から声が聞こえると同時に鞭が背中に叩き付けられる。
水辺なら何処へでも瞬間移動出来る能力を使って背後へと移動したのだ。
サンショウジンは次々と転移することで居場所を掴まれることを防ぎながら鞭を放つ。
転移を意識してどうにか掠らせる程度に済ませているが積み重ねれば厄介である。
ウォータードラゴンは指輪を付け替えるとウィザードライバーにかざす。
リキッド、プリーズ
「なんだと!?」
魔法によって体を液状化させる。
鞭は液状化した体を空しく通り抜ける。
サンショウジンが動揺した隙に飛び上がると再び指輪を変えてかざす。
チョーイイネ!!ブリザード!!サイコー!!
真下に向けて強大な冷気を放つ。
サンショウジンは放たれた冷気によって体の芯まで凍結する。
水辺ごと凍らされたので逃げる間も無く凍結したのだ。
チョーイイネ!!スペシャル!!サイコー!!
更にドラゴンの尾を生やすと落ちる勢いのままに叩き付ける。
凍結したサンショウジンに防ぐ方法などあるわけもなく水面ごと粉々に砕け散るのだった。
「ふい~」
◆◆◆◆◆
ハリケーンドラゴンは二体の怪人の周囲を旋回して竜巻を巻き起こす。
それによって二体が撒き散らす毒の胞子が漏れ出すことを防ぐ。
「喰らえ、アオカビ爆弾!!」
「悪いがお断りだ」チョーイイネ!!サンダー!!サイコー!!
ウィザードライバーにリングをかざす。
雷を放ってアオカビジンが投げ付けたアオカビ爆弾を焼却する。
近付けばヤバイことは分かっているので出来るだけ遠距離で対処する。
が、放った雷が予想以上の結果をもたらす。
空気中に撒き散らされていたアオカビの胞子にまで引火したのだ。
まるで全て一気に燃え尽きたかのように。
「なるほど。火に弱いってわけだ」
キャモナシューティングシェイクハンズ!!ハリケーン!!シューティングストライク!!ビュービュービュー!!
「ぐば、燃える!!わしが燃える!!」
雷を銃撃に纏わせて撃ち抜く。
そうすることで体内から燃やし尽くしていく。
完全に火達磨となってアオカビジンは灰となる。
「アオカビジン!!仇は俺が!!」
「それは無理だな。お前もこれでフィナーレだからな」チョーイイネ!!キックストライク!!サイコー!!
キノコジンは声がした真上を向く。
真上は竜巻の目つまりは空洞。
そこに魔法陣が広がっていた。
それを貫くように蹴りが放たれる。
雷すら纏った蹴りは竜巻内の胞子を全て燃やし尽くしながらキノコジンへと一直線に降ってくる。
避ける間も無かった。
ハリケーンドラゴンのストライクウィザードはキノコジンを貫いた上で燃やし尽くすのだった。
「これで毒が広がることもないだろ」
◆◆◆◆◆
カニンガージンはソードガンを鋏で受け止めながら頭部から溶解液を吐き出す。
ランドドラゴンは後方に下がりながらウィザードライバーにリングをかざす。
ディフェンド、プリーズ
岩壁が溶解液を防ぐ。
カニンガージンはは鋭利な鋏で岩壁を斬り裂く。
それとほぼ同時に岩壁に銀弾が撃ち込まれる。
両者の攻撃によって岩壁が砕け、粉となって宙に舞う。
それがカニンガージンの視界を塞ぐ。
「がっ!?」
後頭部に鋭い痛みが走る。
ランドドラゴンの肘打ちが後頭部に決まったのだ。
そこから畳み掛ける様にウィザードライバーにリングをかざす。
チョーイイネ!!スペシャル!!サイコー!!
「一気に決めさせてもらうぞ」
ドラゴクローを両腕に装備し、構える。
カニンガージンは不利を悟ると逃げる為に地中へと潜っていく。
蟹のような見た目をしているが、地中を高速移動できる能力を持っているのだ。
だが、みすみす逃がすわけもない。
「逃がすかよ」ドリル、プリーズ
ランドドラゴンは身体を高速回転させて地面を掘り進む。
そのまま黄色の魔力を身に纏って突進していく。
地中の中では追い付かれれば逃げ場は無い。
蟹の甲羅はドラゴンの爪で易々と貫かれてカニンガージンは爆散するのだった。
◆◆◆◆◆
「どうやら怪人は全員倒したようだぜ」
「クソ…………」
「俺もそろそろ決めさせてもらうぞ」
キャモナスラッシュシェイクハンズ!!フレイム!!スラッシュストライク!!ボーボーボー!!
キャモナスラッシュシェイクハンズ!!フレイム!!スラッシュストライク!!ボーボーボー!!
晴人はゼネラルモンスターに蹴りを入れて距離を取る。
二刀のソードガン両方にリングをかざして炎の魔力を纏わせる。
そのままゼネラルモンスターへと斬り掛かる。
「フィナーレだ!!」
業火を纏ったソードガンによる斬撃がゼネラルモンスターに迫る。
一撃はスティックで防ごうとするが、逆にスティックが焼き斬られる。
二撃目は左手のアームが吹き飛ばされる。
トドメの三撃目が振り下ろされる直前だった。
______巨大な稲妻が”アンダーウッド”を襲った。
轟と激しい雷鳴が鳴り響く。
気が付けば元より悪かった天気が嵐になっていた。
そう、ハリケーンドラゴンが竜巻を起こしても目立たない程にだ。
晴人の動きもそれに気を取られて一瞬止まる。
その隙をゼネラルモンスターは見逃さなかった。
即座に銀色のオーロラを出現させる。
「覚えていろ、貴様は必ず消してやる!!」
「あ、待て!!」
晴人が追い掛けようとした時は時すでに遅し。
ゼネラルモンスターはオーロラに姿を消すのだった。
◆◆◆◆◆
稲妻を帯びた大戦斧をミノタウロスが投げ付け、焔達が乗った水上馬車を木っ端微塵に打ち砕いたのはその直後だった。
水路は二つに割れて氾濫し、水底に窪みを造って渦を巻く。
三人が乗っていた馬車は、”アンダーウッド”の水面に沈んでいった。
ゲームの裏での晴人vsネオショッカーでした
再生怪人は弱いというか
そもそも序盤怪人なのでドラゴン相手だと多少オーバーキル気味に
一方でゼネラルモンスター自体は生身でも一応切り結べるくらいにはなってます
それでは、質問があれば聞いてください
活動報告にて設定纏め公開中です
設定関連での質問はそちらでもどうぞ
感想待ってます
ジャグラーはやっぱり死なないのでした