問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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ギャラクトロン現るでしたね!
まさか朝から腹貫きやるとは思わなかったよ!
来週はサンダーブレスター再び!

エグゼイドはいいですね!
来週も期待ですね!

一番の驚きはMOVIE大戦にパックマン参戦ですが

それでは、本編です


闇の軍団と道を違えた者と超巨大精霊列車

______同刻、大樹より北の廃墟。

痛みに悶え苦しむミノタウロスの許にジン=ラッセルとペストが現れていた。

ジンによってミノタウロスはアステリオスという名前(ギフト)を取り戻した。

同時にその姿は怪牛から少年へと変化した。

しばらくジンとミノタウロスが話していると大地が揺れ始める。

途端、大樹の根元から______瀑布と見紛うほどの、巨大な水飛沫が立ち上がる。

大樹の地下から巨大な鉄の塊が飛び出し、大河の上を走り出したのだ。

同時に”天の牡牛”もそれを追い掛けて移動を始める。

アステリオスは西郷焔に会うという目的があった。

ジンとペストの仲間であるらしい白額虎に協力して貰い追跡することになる。

そこでジンはアステリオスの勘違いを正すように呟く。

 

「ああそれと、あれは城じゃないよ。そして軍事用でもない。武装なんてバリスタぐらいしかないんじゃなかったっけな」

 

「……………何?ではなんだ?」

 

訝しげに問い掛けるアステリオス。

あれほど巨大で堅牢な造形をしていながら、戦いに用いないことに違和感を覚えたのだろう。

あの城塞ならば箱庭を襲う最悪の敵_____かの天災たちとさえ戦えるはずだ。

しかしジンはハッキリとその意見を否定する。

アレは断じて、争いの為に造られたものではないと、彼は知っている。

ジンは苦笑いと共に、鉄塊の移動要塞の正体を口にした。

 

「あれは、超巨大精霊列車”サン=サウザンド”号。今回の太陽主権戦争の中枢と運営を担う予定地であり……………僕が一方的に友人と思ってる奴が作った、最高傑作さ」

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

その精霊列車の出現に合わせるように次元が歪む。

そして不吉なアナウンスが流れ始める。

 

『間もなくシャドーラインの烈車が参ります。命の惜しい方は、黒い線の内側まで下がってお待ちくださーーい!』

 

黒い闇より列車の軍団が出現する。

ネガデンライナー(改)feat.幽霊列車を中心に幾つものクライナーが飛び出す。

 

「アレこそ俺たちの基地に相応しい代物だ!!どうやら主力共も留守してるらしいからな。今の内に奪い取ってやるぜ」

 

ネガタロスが狙いを付ける。

その背後でゴーストイマジンと武神鎧武が立ち上がる。

今は利害が一致しているので武神鎧武も協力的なのだ。

だが、駆紋戒斗は立ち上がらずに座ったままである。

ネガタロスはそちらを向いて問い掛ける。

 

「お前は行かねぇのか?」

 

「くだらん。こんな些事に俺は興味が無い」

 

「そうか。なら、いいさ。そこで俺たちの戦いを眺めていな」

 

戒斗は別にネガタロスの協力者というわけでも無い。

見極める為に同行しているに過ぎない。

ゆえに興が乗らなければ協力もしない。

 

『作戦はどうするのだ』

 

シュバルツ専用クライナーに乗り込んでいるシュバルツ将軍が通信してくる。

ネガタロスは特に悩むことなく答えを返す。

 

「囲んで乗り込んで制圧する。単純な作戦で十分だろ」

 

『了解した』

 

そうして闇の列車たちは精霊列車を囲んでいく。

悪の軍団による攻撃が始まる。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

______超巨大精霊列車”サン=サウザンド”号・第一車掌室。

豪快な試運転はその派手な見掛けに違わぬ衝撃を車内に与えていた。

何せ家屋を飲み込むほどに巨大な水飛沫を上げての出発だ。

忙しなく走り回る獣人の車掌たちは衝撃と相次ぐトラブルで右往左往している。

その中でも一際騒がしい、長靴を履いた三毛猫がいた。

車掌の一人らしいが_____怪猫の類なのだろうか。

短い尻尾の先が二叉に裂け、二本足で歩き回っている。

精霊駆動機関の炉心の中にいる小さな群体精霊たちに関西弁の檄を飛ばしつつ、三毛猫車掌は二本足で飛び跳ねながら声を上げる。

 

「あかんあかん、速度の出し過ぎやでチビすけ共!!こんなに速度出しとったら霊脈(レイライン)に入られへんやろ!!速度落とせ落とせ!!」

 

「おとさなーい!!」

「おとせなーい!!」

「おとしたらつかまるー!!」

 

ウッキャー♪_____と、轟々と燃え盛る炉心から顔を出してはしゃぎ始める、赤いマントの炎の群体精霊たち。

何処か茶化した様子なのは、彼女たち炎の群体精霊の陽気な性格から来るものだろう。

同じく石炭の山から顔を覗かせた地精______二叉のとんがり帽子を被った精霊が、窓の外を指さして叫ぶ。

 

「牛!!空から牛と敵きてる!!メルルたち、逃げる!!速度落とせない!!」

 

「ええい、詳しく説明されんでもわかっとるわい!!でもありがとな二番目!!」

 

ビシッ!!と爪を立てる三毛猫車掌。

状況は把握できたが、改善方法は見つかっていない。

 

「せやけど参ったな。この速度のままじゃ、霊脈の超加速ができんやないか。延々と大河と地表付近を奔ることに……………」

 

「いいや、それでいい!!ガンガン飛ばせ三毛猫!!」

 

右往左往している機関室に、ポロロの声が響いた。

先頭車両の中でも一番煤だらけになるこの機関室に頭首である彼が来るのは珍しい。

三毛猫は慌てて敬礼の姿勢を取る。

 

「せやけど二代目!!このままやと牛畜生に襲われる上に”奴ら”が襲撃してきます!!”サン=サウザンド”号が破壊されたり、奪われるようなことになったらどないするんです!?」

 

焦りながらも端的に状況を伝える三毛猫車掌。

ポロロは即答気味にまず答える。

 

「”奴ら”については問題ない!!その為の要請はもうしてあるし、魔法使いにも頼んである!!」

 

ポロロの言葉に合わせる様に明るいアナウンスが流れ始める。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

『烈車がまいりまーす!!白線の内側に下がってお待ちください!!』ビルドレッシャー!!

 

アナウンスと共にオレンジ色の烈車が飛び出してくる。

虹色の線路を走り、クライナーを弾き飛ばしていく。

 

「ザラムの奴が来たか。しかし、レインボーラインが此処まで勢力を広げているとはな」

 

現れたレインボーラインの烈車を眺めながらシュバルツ将軍が呟く。

通信機に手を伸ばすと他のクライナーを操作している闇博士マーブロに連絡する。

 

「挟み撃ちにして片付けるぞ」

 

『了解だよ~』

 

複数のクライナーがビルドレッシャーを囲んでいく。

同時に砲撃をしようとした時だった。

その更に周囲から新たな烈車たちが現れる。

 

ファイヤーレッシャー!!ポリスレッシャー!!

 

最初に現れたビルドレッシャーは囮だったのだ。

自身に敵を引き付けた上でサポートレッシャーが姿を現す算段だったのだ。

ファイヤーレッシャーとポリスレッシャーの砲撃によってクライナーは次々と撃ち落とされる。

ビルドレッシャーはそのままシュバルツ専用クライナーに側面を擦り合わせる。

火花を散らしながら”サン=サウザンド”号から距離を取らせて行く。

その間にネガデンライナーは”サン=サウザンド”号と並走するまでに近付いていた。

車体をぶつけようとした時だった。

 

ディフェンド、プリーズ

 

魔法陣によってネガデンライナーが弾き飛ばされる。

”サン=サウザンド”号の屋根の上には晴人がいた。

晴人は誘うように手招きする。

 

「自ら招き入れはするが、車内にはいれねぇってかいいだろう。その誘い乗ってやろうじゃねぇか!!」

 

逆に乗り込まれるのを防ぐ為にネガタロス、ゴーストイマジン、武神鎧武だけで”サン=サウザンド”号の屋根に飛び乗る。

そこには当然晴人が待ち構えている。

 

「まさか誘い入れるとは思わなかったぜ」

 

「あいにく此方は武装が無いんでね。白兵戦の方がやりやすいんだ」

 

「警戒させて少人数で来たところを叩くってわけか」

 

「まさか大将が一番に来るとは思わなかったけどな」

 

「これが一番確実だからな」

 

言ってネガタロスとゴーストイマジンが越にベルトを巻き付ける。

ライダーパスを手に持つとベルトにかざす。

 

「「変身!!」」

ネガフォーム!!スカルフォーム!!

 

ネガタロスはネガ電王に、ゴーストイマジンは幽汽 スカルフォームに姿を変える。

武神鎧武は常に武装している状態の為に変身はしない。

晴人もリングを指に付けてウィザードライバーを起動させる。

 

シャバドゥビタッチヘンシーン!!シャバドゥビタッチヘンシーン!!

「悪いがあんたら全員を相手にするとなると余裕が無いんでね。変身!!」

インフィニティー!!プリィィィィィィィィィズ!!ヒースイフードボーザバビュードゴーン!!

 

ウィザードライバーにインフィニティーリングをかざすと晴人の身体から透明なドラゴンが飛び出し、周囲を回り始める。

足元に現れた魔法陣が上がっていき、晴人の姿を変えていく。

体中輝く宝石に包まれたような装甲に包まれる。

仮面ライダーウィザード インフィニティースタイルに姿を変えたのだ。

その手にアックスカリバーを持ち、構えを取る。

 

「さぁ、ショータイムだ!!」

 

「果たしてお前のショータイムになるかな?俺の強さは別格だぜ?」

 

「貴様は……………あの時の戦士か!!今度こそ屠ってくれる!!」

 

「戦いごたえのありそうな奴じゃねぇか!!」

 

各々の武器を構え、一対三の戦いが幕を開ける。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「車掌、後は頼んだぞ」

 

「今は鉄道警察隊長です!!」

 

「どっちでもいいだろう」

 

ビルドレッシャーの操縦を任せて、虹野明は戦場へと向かう。

今ぶつかっている相手は直接相手にする必要があると確信しているのだ。

その背に元車掌が声を掛ける。

 

「明君、これを持って行ってください!!」

 

「……………分かった」

 

渡された物をしっかりと受け取り明は屋根の上に上がる。

並走して体当たりを繰り返すクライナーの屋根の上にはシュバルツ将軍が待ち構えていた。

 

「久しいな、ザラム」

 

「まさかお前が生き返ってるとは思わなかったぞ、シュバルツ」

 

かつて夢を共にし、袂を分かち敵対していた者が再会する。

片方は虹を見て、その心に光を灯し、生きる場所を得た男。

片方は恩を返す為に戦い、最期に光を得て皇帝の先を行き散った男。

その二人が再び会い見えたのだった。

 

 

 





ネガタロス達参戦でした
狙いは”サン=サウザンド”号の強奪です
後々の事を考えると今が一番狙い時なのです

レインボーラインは一部ラストの時点で協力関係になっていました
大ショッカー連盟対策に用意されていたのでした
別の事に活用されているわけですが
小学生組は当然いません

それでは、質問があれば聞いてください
設定纏めを活動報告にて公開中です
設定関連の質問はそちらでもOKです
感想待ってます!


ウィザード以降の主役ライダーが冬に集合するっぽいけど坂本監督なら上手く料理してくれるでしょう!
問題は影も形も無いサブライダーですが
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