ゼッパンドン強し
中身がジャグラーなせいで動きが人間味溢れていましたね
次週は遂にオリジン登場です!
それでは本編です
銀色のオーロラよりボトリボトリと怪人が降り注ぐ。
ガメレオジンが、クモンジンが、コウモルジンが、サソラジンが、ドクバチジンが、カマギリジンが、ムカデンジンが、コブランジンが、アリジゴクジンが、ハエジゴクジンが、ゴキブリジンが”サン=サウザンド”号へと降り立つ。
続く様にアリコマンドも次々と送り込まれる。
その中心に立つのはゼネラルモンスター。
今回の襲撃の指揮者である。
「ターゲットは車内だ。暴れろ。好きに暴れるがいい。どの勢力よりも先にターゲットを確保できればそれでいいのだ!!」
屋根を伝い怪人たちは侵攻を始める。
怪人たちは嵐を気にもせずに進んでいく。
◆◆◆◆◆
____”サン=サウザンド”号・最後尾車両。
”天の牡牛”とネガタロス達に襲われている現状だが、更なる脅威への対処に右往左往する羽目になっていた。
”六本傷”のコミュニティ戦闘部門を担当しているシャロロ=ガンタックは監視精霊である”ラプラスの小悪魔”・通称ラプ子Ⅸから緊急の知らせを聞いていた。
シャロロは特別製の車掌帽と愛用の
「何時もの馬鹿と”天の牡牛”以外の襲撃者………………?何処の物好きっすか、ラプ子Ⅸ。もしかして”大ショッカー”の連中?」
「そちらも現在進行形で来てますね。扉が開いてる気配を感じます」
「マジですか。でもまぁ、そちらはどうにかなるとして…………他にもいるの?」
「えぇ。まだ距離がある為にわかりかねますが、虎の幻獣と騎乗者が一人です。凄まじい速さで接近してきます」
シャロロは途端に表情を険しくした。
「ほほう。未知の敵っすか。しかし天下の”六本傷”が作り上げた最高傑作”サン=サウザンド”号の試運転を襲うとは不逞な輩!!”六本傷”の主戦力はすぐに迎撃準備!!あと誰かポロロ君に”大ショッカー”も来たって伝えておいて」
「げいげきじゅんびー!!」
「たま詰め開始ー!!」
「しょうこうきのよういー!!」
ウッキャー♪と楽しそうにドタバタ走り回る群体精霊と、緊張した面持ちで準備を進める”六本傷”の戦士たち。
シャロロも胸当てとグローブを着け直すと、こっそりラプ子Ⅸに問う。
「……………で、どれぐらい強そう?私たちでもなんとかなる?」
「”大ショッカー”の方は幹部級が来てますがおそらく大丈夫です。ただ此方は普通にぶつかりあっては難しいかもしれません。唯でさえこの大嵐に、時の列車もどきの襲撃もありますから。パッと見たところ高位の幻獣……………或いは、神獣クラスかと」
「うひゃあ、マジか!!なら騎乗者は魔王の可能性も考えとかないと不味いっすねー!!」
シャロロは冷や汗を搔きながら槍を強く握り緊張を強める。
唯でさえ”天の牡牛”という強力な星獣が襲ってきている状況だ。
それに加えて並行して時の列車もどきの襲撃があり、”大ショッカー”も幹部級を連れてきている。
そこに魔王まで加わるとなると笑えない程に最悪な状況である。
警備の問題で最後尾まで足を運んでいた鈴華、彩鳥、黒ウサギもシャロロと合流する。
話し合った結果、シャロロ達は内部に乗り込んできたところを奇襲、彩鳥と鈴華は彩鳥の策を実行することとなるのだった。
◆◆◆◆◆
三両の列車が並走する上で剣戟の音が鳴り響く。
タンクトップシャドーが変身したトッキュウ7号はトッキュウブラスターを両手に持ってマーブロに斬り掛かる。
キリマース!
「オラァ!!」
「ハハッ、やるねぇ。でも、変身したところで僕に勝てると思っているのかい?」
ニ刀を杖で受け止め、大爪で弾き飛ばす、
更に杖を振るって光弾を撒き散らす。
7号は後方に跳びながらトッキュウブラスターを銃に変形させる。
ウチマース!!
マーブロも爪で銃弾を防ぎながら光弾を放ち続ける。
だが、防御に意識を裂いた分、弾幕は薄くなる。
そこを狙って7号は至近距離へと詰め寄る。
マーブロも察知して杖を振り下ろすが、トッキュウブラスターによって弾き飛ばされる。
7号は拳を握り込んで、マーブロの懐に全力で叩き込む。
「腕は落ちてないようだな」
「お前こそな」
シュバルツの剣とユウドウブレイカーが何度も何度も打ち付け合われる。
互いに引くことなく斬り込み続け、互いの攻撃を一手一手破っていく。
何処まで行っても平行線な斬り合いではあった。
だから、それをあえて明は崩す。
一歩下がり、距離を取ろうとする。
シュバルツはその隙を狙うように強く踏み込む。
それに目掛けてユウドウブレイカーを投げ付ける。
シュバルツは即座に叩き落すが、至近距離で投げ付けられ、そちらに意識を向けたのだ。
そこを突くように明は身を沈めると地に手を付いてシュバルツに向けて蹴りを放つ。
「ぬぅ」
怯んだところを近場に転がるユウドウブレイカーを手に取って斬り付けようとする。
その時、足場にしていた車両が激しく揺れる。
一旦、離れたクライナーが側面を叩き付けてきたのだ。
それによって明は体勢を崩す。
その隙にシュバルツは距離を取る。
「まだ運は私を見放していないらしい」
「そうみたいだな」
あくまで仕切り直し。
二人は再び斬り合いを始めるのだった。
◆◆◆◆◆
「どういう状況だ、これは?」
「聞いてくれるな。此方も把握し切れていない」
”サン=サウザンド”号に対する襲撃者の一組であるアステリオスは困惑しながら白額虎に問う。
白額虎も白額虎で状況を掴みかねていた。
何せ入り乱れる勢力が幾つか分からないのだから。
”サン=サウザンド”号の周囲には幾つもの列車が走っており、攻撃を仕掛けている。
その列車たちもまた別の列車と戦闘を繰り広げている。
その全てが”天の牡牛”に攻撃されており、列車側も”天の牡牛”に対して攻撃を仕掛けている。
特に”サン=サウザンド”号と並走する列車の屋根の上に立っている者が”天の牡牛”をメインで相手にしている。
列車同士のぶつかり合いの他にも列車の屋根の上で複数の勢力が入り乱れて戦っていることが伺える。
更に銀のオーロラから現れてる者達もいる。
傍から見て状況を完全に掴めという方が無理だろう。
アステリオスもそれは分かってはいた。
ゆえに様子を見る為にも待機の姿勢でいるのだった。
◆◆◆◆◆
セイヴァーアローから矢の様なエネルギー体が放たれる。
真紅に染まった矢は斬り合いを続ける晴人と幽汽の周囲に着弾する。
武神鎧武のは幽汽が近くにいることなど微塵も気にしないで次々と矢を放つ。
「テメェ!!俺を巻き込んでるんじゃねぇよ!!」
「貴様など知ったことか。勝手に対応するのだな!!」
「このまま仲間割れ………………とはいかないよな」
幽汽は文句を言いながらも武神鎧武に剣を向けたりはしない。
後で何かしらの落とし前は付けるにしても今の敵は目の前の晴人だと認識しているからだ。
武神鎧武の放つ矢を弾きながら再び晴人へと斬り掛かる。
晴人は武神鎧武の矢を無造作に手で払いながら幽汽を迎え撃つ。
武神鎧武は矢が無意味だと把握すると無双セイバー ナギナタモードを右手に持って斬り掛かる。
「新たな力を持って貴様を倒してやろう」
「俺とお前にそんな因縁無いはずなんだけどな」
苦言しながら晴人は武神鎧武の斬撃をアックスカリバーで受け止める。
無双セイバーとアックスカリバーで鍔迫り合いになると武神鎧武は手首を捻り、大橙丸側を使ってアックスカリバーを弾き飛ばす。
懐が空いた隙にセイヴァーアローの刃を振るう。
だが、その刃もインフィニティーの鎧に傷を付けることは無かった。
更に横合いから斬り掛かってきた幽汽の刃も左手で受け止める。
「そのくらいじゃ俺の希望に傷は付けられねぇよ!!」
回転斬りの要領で二人纏めて斬り飛ばす。
武神鎧武は転がりながらもセイヴァーアローの弦を弾いて矢を放つ。
その間に晴人はインフィニティーリングをウィザードライバーにかざしていた。
インフィニティー!!
全身に魔力を纏わせ、時間軸に干渉して高速移動をする。
セイヴァーアローから放たれた矢は晴人を捉えることなく消えていく。
距離を詰められ、セイヴァーアローで防御する前に斬り上げによって弾き飛ばされる。
そこに肘打ちを叩き込んで怯ませる。
そこからリングをウィザードライバーにかざす。
バインド、プリーズ
武神鎧武と幽汽の周囲に複数の魔法陣が出現し、そこから透明の輝く鎖が飛び出して両者を拘束する。
さすがにインフィニティー程では無いが、そこそこの強度を持つ鎖だ。
武神鎧武も幽汽もそう簡単には抜け出せない。
「こんな物で俺を縛れると思っているのか?」
「思ってはいないさ。少し時間を稼げればそれでいい」ターンオン!!
言いながら晴人はアックスカリバーをアックスモードに変える。
アックスカリバーにインフィニティーリングをかざして必殺技を発動させようとした時だった。
「何!?」
背後から黒い影が飛び掛かってくるのだった。
反射的に振り返って斬り裂く。
斬り裂かれたのはアリコマンドだった。
周囲を見渡すといつの間にか晴人たちはアリコマンド達に囲まれていた。
四方八方にアリコマンドが潜んでいた。
幽汽と武神鎧武に意識を向けていたせいで気配を消して近付いてきていたのに気付かなかったのだ。
「チッ。どうやら野暮な奴らが来たようだな」
ネガ電王もアリコマンドを斬り裂きながら呟く。
頃合いを見て新たな力を試すつもりだったが興が削がれていた。
彼らの周囲にはアリコマンド達だけではなく怪人たちも集まりつつあるのだった。
ネオショッカー襲来でした!
戦いは更なる乱戦となるのでした
インフィニティーに関してはラスボス級か最強フォーム級辺りの攻撃を基準としてます
オールドラゴンの攻撃すらあっさり弾くレベルですので
それでは、質問があれば聞いてください
活動報告にて設定纏め公開中です
感想待ってます!