問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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仮面戦隊ゴライダー!
なんやそれ!って以前に味方側のメンバーが割と凄いという
でも、剣崎死んでないよね?

銀河伝説はメビウスとレイの出会いでした
カプセル怪獣強くなったね!

キュウレンジャーはオレンジが割とガッツリ敵対してて驚いた
最後に仲間になる枠かな?
次回はピンクが遂に変身!

恐怖を乗り越えてXX!
キースラッシャーはようやく必殺技をしよう
お化けが苦手な闇医者には笑う
スナイプレベル50は火力半端なかったですね
社長はまたサンドバックに

それでは、本編です


輝く戦斧と迷宮の最期と繋がる光

_____”サン=サウザンド”号の客車。

全員が逃げ込んだ後、車両は全てスカハサの”影の城”に覆われた。

車両内にて焔達は十六夜に状況を説明している。

そこでアステリオス≒ミノタウロスと推察し、”ミノタウロス”___食人の怪物の正体がクレタ島の王子アステリオスの王墓だったと結論付ける。

そこから生贄は鎮魂の儀式であり、アステリオス自身も生贄だった可能性が見えてくる。

そこで焔と鈴華はアステリオスを連れて帰ると言い出す。

当然十六夜が反対する。

 

「責任?そんなもん、全責任を背負う(´´´´´´´)に決まってんだろ(´´´´´´´´)

 

「つまらない意地じゃない。人としての意地です(´´´´´´´´´)

 

二人はそう宣言する。

それを見て十六夜も呆れながらも納得はする。

椅子に腰を掛けて話を進めようとした時だった。

 

「あぁ、此処にいたのか」

 

指輪を光らせた晴人が客室に入ってきた。

予想外の人物の登場に一同キョトンとする。

それもそのはず晴人は敵と交戦したまま姿を消していたのだから。

 

「よう、十六夜。久しぶりだな」

 

「久しぶりって言っても一年くらいだろ?」

 

「まぁそうだな」

 

「で、お前は何で此処にいるんだ?」

 

「俺の担当してた仕事が一段落したから黒ウサギちゃんに付き合ってた。そこでネオショッカーが現れたんでね」

 

「相手をしてたわけか。ついでに、こいつらの手助けか?」

 

「そういうわけだ」

 

話ながら視線を焔たちに向ける。

彩鳥だけ露骨に視線を反らす。

自身の正体を察している人物が増えたのだから当然だろう。

 

「悪いな。途中で離れちまったけど大丈夫だったか?」

 

「はい。でも、晴人さんはどうやって車内に?」

 

「確か俺達が最後に入ったはずなんだけど」

 

「そこは魔法の力で、って言いたいところだけど女王に呼び出されてな」

 

「え?女王が自らですか?」

 

意外そうな顔をしながら彩鳥が会話に混ざる。

女王が自ら介入してくるとは思わなかったのだろう。

 

「あぁこれ以上の干渉は協定の枠外だってな」

 

「協定ですか?」

 

「そういや、そんなこと決めてたな」

 

協定とは太陽主権戦争に対する乱入者に対する扱いである。

”大ショッカー連盟”を初めとしてルール度外視で主権戦争に乱入してくる者達を女王や白夜叉たちは懸念していた。

奴らはゲーム開催中にあくまで部外者として乱入してくる。

しかも巧妙に主催者が干渉しにくいタイミングで、だ。

ゲームを台無しにされるわけにはいかないが、主催者が直接干渉すれば全体に影響が出る。

何より下手に動いて魔王連盟などに口実を与えるのは良くない。

これが神霊などによる干渉ならやりようはあるのだが、敵はそうでは無いから厄介なのだ。

そこで特例処置として晴人のような者たちに介入をさせるのだ。

事前に全体に対してはルールを無視して介入してくるようでは投入されること伝えてある。

もちろん無条件にではない。

主権戦争運営側と一定以上の権限を持つ者が許可した上で介入が許される。

今回はそれがラプ子と女王ということだ。

敵は撃破されるか、撤退した為これ以上の介入は過剰というわけである。

 

「そういうわけでこれ以上は手を貸せない。悪いな」

 

「いや、此処まで来れたら大丈夫です」

 

そして、話は戻る。

十六夜は改めて口を開く。

 

「条件は一つ。こいつが暴れた時の保障だ。焔。お前ならこの迷宮をどう踏破する?晴人の協力抜きでお前の力で、あの怪物たちと戦えるのか?」

 

「………………それは、」

 

言い淀む焔。

彼の所有する恩恵が戦闘用でないことは明らかだ。

沈める方法は見当が付いてる。

アステリオスを王墓に返すことだ。

これを採らないのならば、手段は一つ。

 

「____ミノタウロスを、迷宮の怪物を倒す」

 

「出来るのか?お前に?」

 

「出来る、と思う。いや出来ないと俺が太陽の主権戦争に招かれる辻褄が合わない。だからきっと、俺にはあの戦斧が使えるはずだ」

 

全員の視線が一つに集まる。

其処には十二星座中最大の破壊能力を秘めた戦斧_____刃から雷光を放つ”疑似神格・星牛雷霆(プロト・ケラヴノス)”があった。

十六夜は顎に手を当てて思考を奔らせ、勝算を練る。

 

「……………ふぅん?確かにお前の恩恵なら扱えるかもな」

 

「扱えるさ。粒子体の研究と孤児院の帳簿に比べれば、むしろ簡単なぐらいだ」

 

十六夜の問いに即答で応える。

ならばこれ以上、十六夜が問うべきことは無い。

椅子に勢いよく座り足を組んだ十六夜は、三人に対して獰猛に笑いながら告げた。

 

「其処まで言うなら見ててやる。ま、精々チビッ子ども」

 

チビッ子じゃねぇ、と即座に反論する焔と鈴華。

彩鳥は義兄弟たちのやり取りを羨ましそうに見ていたが、コホンと咳をして注目を集める。

 

「話は纏まったようですね」

 

 

三人は顔を見合わせて頷き合い、最後の戦いに挑むのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

静寂が迷宮の中を支配していた。

アステリオスは迷宮の王墓と一体化して全てを把握していた。

…………流行り病に罹ったこと。

…………父王に生贄にされたこと。

…………後に、少年少女の殉死者の魂が弔われたこと。

全てを知り、少年は何も望むことは無いと思っていた。

___ただ、許されるなら。

亀裂の向こうから吹く潮風を今一度、人肌で感じてみたかった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

攻防の末に白亜の怪牛の眼前に一人の少年が現れた。

正に目と鼻の先、手を伸ばせばすぐに届く距離。

 

(……………)

 

怪牛は抵抗の無駄を悟り、反撃の代わりに視線に力を込めた。

西郷焔が手にしていたのは”疑似神格・星牛雷霆(プロト・ケラヴノス)”。

太陽を司る黄道の十二星座の武器の中で最強の破壊力を秘めた一振り。

無作為に振るうだけでも山岳を切り崩し、海を二つに別つ力を持つ戦斧。

雷霆の原型であるこの武器は神雷を無限に溜め込むことができる。

短時間とはいえ刀身が赤く輝くほどの力を溜めたのであれば、この程度の迷宮は即座に破壊できるだろう。

______覚悟しろ、と焔の視線が訴える。

怪牛も全てを受け入れ、最後に空を見上げた。

地中海の潮騒は遠く、手を伸ばしても届きそうにない。

 

 

だがそうあるべきなのだろう。

塵は塵に、灰は灰に。

死者は大地に還るのが運命。

瞳を閉じた怪牛は千に束ねられた神雷を受け入れる。

振るわれた斬撃は唯の一度だったが、それは最早斬るという概念ではない。

触れるより先に対象は熱に焼かれて溶け、溶岩になった直後から蒸発を始める。

元素すら残さないその一撃は正真正銘、神々の雷霆によるもの。

迷宮の怪物ミノタウロスは_____星の輝きにも似た雷光によって焼き払われた。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

光となって消えたネオショッカー大首領を地上から眺める者がいた。

 

「データ取集は成功。サンプルも入手。用は済みましたね」

 

ネオショッカー大首領の血液を入れたケースを厳重に仕舞いながら白服の男は「X」の文字が書かれたアタッシュケースを持って姿を消すのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

ネオショッカー大首領が倒されると同時に残っていたアリコマンドも全て消えた。

変身を解いた翔太郎、伊達、仁藤、貴虎、凰蓮、流星の前にゼロが降り立つ。

 

「俺はウルトラマンゼロ。別世界から来たって言えば分かるか?」

 

「あぁ、あんたが悪い奴じゃないってくらいはな」

 

「戦闘中の口振りからして此処は目的地じゃない様だがまだ何か用があるのか?」

 

「一応関わったから連中がどういう奴かぐらいは聞いておこうと思ってな」

 

そこからゼロに対してネオショッカーの事を話す。

とは言っても、翔太郎たちも分かっていることは少ないのであまり話せることは無かった。

だが、ゼロは納得した様に頷く。

 

「つまり、アスカが俺を呼んだ理由はこれか。ヤプールも関わってるようだしほっとくわけにはいかねぇな」

 

「何か知ってるのか?」

 

「いや、こっちの話だ。何はともあれ教えてくれて助かったぜ。また会うかどうか分からねぇがいずれ同じ場所に行くことになるかもな」

 

そう言うとゼロはウルティメイトイージスを装備して開いた次元の穴に消えるのだった。

それを見届けると貴虎と凰蓮も荷物を纏める。

 

「私たちは次の仕事があるのでな。何か用があれば此方に連絡してくれ」

 

「じゃあ、風都に来たら俺を頼ってくれ」

 

言いながら翔太郎と貴虎は名刺を交換する。

荷物を終えた二人は去っていた。

去り際に凰蓮は沢芽市に来たらうちの店もよろしくね、と言い残していくのだった。

 

「お前たちはどうするんだ?」

 

「俺たちは雇い主が戻ってくるまで待つかな」

 

流星の問いに顔を見合わせながら答える。

依頼された仕事は十六夜たちの護衛なので帰るに帰れないのだ。

 

「そういうお前はどうするんだ?」

 

「俺は一旦仲間に連絡してそれ次第だな」

 

一先ず残ったメンバーは待機するのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

ゼロは次元を移動しながら考えていた。

 

「箱庭を拠点にする組織か。それが本当だとするなら厄介だな」

 

加えてヤプールも関わっているという。

ヤプールの狙いは確実に復讐だ。

その対象は光の国のウルトラマンだけでは無い。

何処まで被害が広がるか分かった物では無い。

何より宇宙警備隊として放置できるはずが無い。

 

「親父にも知らせておく必要がありそうだな」

 

対処法を考えながら行き先を調整する。

光の国を思い浮かべながら別の知り合いの顔も脳裏に浮かぶ。

自分と共闘したことがある面々を。

知っていると知らないでは対応の幅が変わる。

 

「一応あいつらにも伝えておくとするか」

 

呟きながら行き先を追加する。

まずは光の国を目指して次元を移動するのだった。




決着でした!
あっさり目というか変えれるところが少ないというか……………

ゼロはウルトラ側に事態を伝える立場に
大ショッカー連盟はそっち系統の参加者が少ないので不干渉で逆に気付かれてないのです

協定については後々大々的に
たぶん次巻分辺りで


それでは、質問があれば聞いてください
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次回エピローグなり!
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